TOEFL対策の基礎!スコアアップを目指すなら知っておきたいコツ&参考書

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海外での勉強を考えたときに、まず一番初めに立ちはだかる壁としてTOEFLがあります。ほとんどの学校で、入学のためのTOEFLスコアが提示されているといっても過言ではありません。

TOEFLは英語の能力を試す試験ではあるものの、英検やTOEICとは少し違います。英語を使って、その他の学習ができるかを問うテストで、学校生活に必要不可欠な英語力を試されるのです。

今回は、TOEFLのスコアアップにつながる英語力を身につけるコツと、役に立つ参考書5冊を紹介します。

TOEFL iBT対策で重要な3つのポイント

TOEFLを受験することは決まっているが、何から始めたら良いのかわからない人もいるのではないでしょうか。

まずは、TOEFLを対策するときに、必ず必要となるポイントが3つあります。

・目標を明確に設定して学習プランを立てる
・TOEFLの形式・出題傾向を把握する
・語彙力を増強する

それぞれについて詳しくみていきましょう。

目標を明確に設定して学習プランを立てる

はじめに、行きたい学校がどの程度のTOEFLスコアを求めているかを調べましょう。自分の英語力と比べて、どれくらい勉強すれば良いのか目標を定められれば、あとは対策を練るのみです。

105点以上
・英語圏の一流大学院へ出願可能
・外務省職員の基準値
・英検1級以上
・見聞きしたほぼ全てのものを容易に理解できる
・得た情報をまとめ、根拠も論点も再構築して提示できる

100点前後
・英語圏トップクラスの大学へ出願可能
・英検1級程度
・難解な長文を理解でき、文脈も理解できる
・流暢に自己表現ができる
・複雑なトピックを、構成力の高い文章で書ける

90点前後
・一部のトップ大学以外の英語圏の4年制大学に出願可能
・英検準1級程度
・専門分野における議論ができ、複雑な文章が理解できる
・専門分野のトピックについて、明確な文章が書ける

80点前後
・英語圏の中堅4年制大学出願の一般的なライン
・国内一流大学国際系学部へ入学可能
・英検準1級程度
・やや複雑な文章の論点を理解できる
・ネイティブスピーカーと緊張しないでやりとりができる

70点前後
・英語圏の4年制大学出願の最低ライン
・国内一流大学の国際系以外の学部へ入学可能
・英検2級A程度
・より論点を抑えた文章が書けるようになる

60点前後
・英語圏の短期語学研修や、国内の中堅大学へ入学へ出願可能
・英検2級程度
・主要なポイントを理解でき、文章の構成力もそれなりにある

50点以下
・英語圏のコミュニティカレッジ出願の最低ライン
・関心のある話題については対応できるレベル

TOEFLの形式・出題傾向を把握する

TOEFLには全部で4つのセクションがあります。リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングにそれぞれ30点が割り当てられており、全部で120点満点です。それぞれのセクションが、どのような問題で構成されているのかみてみましょう。

リーディング 時間:54~72分
問題数:3~4パッセージ
設問数:各10問
リスニング 時間:41~57分
問題数:講義3~4題/会話2~3題
設問数:各6問
スピーキング 時間:17分
問題数:4問
設問数:各5問
ライティング 時間:50分
問題数:2問

出題される問題は、実際の大学や大学院で使用する英語を想定されており、アカデミックな内容。テスト時間は合計3時間あり、相当なボリュームです。

語彙力を増強する

TOEFL iBTのスコアアップ対策では、ボキャブラリーが最も重要といってもよいでしょう。知らない単語があると答えられない問題も多くあり、重点的に勉強する必要があります。留学に十分なスコアをとるためには、8000個以上の語彙力が必要といわれており、できるだけ多くの英単語を身につけておきたいところです。

語彙力を強化する作業は、「暗記が多くてキツい…」と感じる人もいるかもしれません。しかし、TOEFLに登場する単語は実際に大学などへ行くと必要な単語であることがほとんどです。TOEFL iBTに特化した単語帳などを入手して、丸ごと1冊覚えてしまいましょう。

勉強する過程で出会った新しい単語を、ノートや単語カードにまとめておくのも非常に有効です。TOEFL iBTは同じ単語が出てくる傾向があるので、1つずつ知らない単語をなくしていきましょう。

【セクション別】TOEFL iBTの特徴と対策のポイント

TOEFL iBTにある4つのセクションは、それぞれ明確な特徴があります。この特徴を掴んでおけば対策は練りやすく、傾向を掴めば大幅なスコアアップにつながります。

一見手を付けにくいTOEFL対策ですが、全体像を把握し、自分が苦手なセクションを知って努力を重ねれば重ねるほど、良い結果につながるでしょう。

ここでは、各セクションの特徴と対策時のポイントを解説します。

リーディング

リーディング試験が始まると、メモ用の紙3枚と鉛筆を渡されるので、3〜4の長文を読み、それぞれ10個の質問に解答します。

リーディング・セクションではダミーと呼ばれる、スコアに反映されない長文がときどき登場します。解いている側はダミー問題であるか否かを判断できないので、全て同じように正解を目指して取り組む必要があります。

対策のコツ

リーディング・セクションのコツは、ズバリ先に問題を読んでおくこと。先に文章を読もうとすると、難易度によっては読解に苦戦し、問題と関係ない文章に時間を大幅に費やしてしまう可能性があります。

まず問題文を読み、そのあとザッと長文を流し読み。そして、出題されていた箇所のみを細かく読み解くのがおすすめの解き方です。長文は多く経験すればするほどコツを掴めるようになっていくので、数をこなしていくことで本番でもスムーズに解けるようになります。

さらに、日頃から論文など著者が何か意見を述べている英文に触れておくのも、有効な対策といえます。特に英文は結論が最初に登場することがほとんど。文章の結論部分だけをかいつまんで読み、おおよその内容を理解するクセをつけると、かなりスピーディーにリーディング問題に挑めます。

ライティング

TOEFL iBTのライティングセクションは大きく2つに分かれていて、読んだり聞いたりした内容を要約するIntegrated taskと、自分の意見を書くIndependent taskがあります。

Integrated taskに関しては、与えられた文章を3分で読み切り、音声を聞いて内容を英語でまとめます。書くために与えられた時間は20分で、150~225語にまとめるのが理想。一方で、Independent taskは自分の考えを30分でまとめます。理想は300語以上の文章の作成です。

対策のコツ

TOEFL iBTのライティングセクションは、書くだけでなくリーディングとリスニングのスキルも問われるセクションです。さらに、自分の意見を文章にまとめる力も必要なので、語彙力もある程度必要といえます。

得点できる文章が書けているかどうか、不安になることもあるでしょう。ライティングの良し悪しは自分では判断しにくいため、ネイティブスピーカーや英語講師に評価してもらうのがおすすめです。
1人で取り組むときは、結論ファーストで、とにかく論理的な文章を意識してください。

注意したいのは、理想の文字数にとらわれて内容がおざなりになること。あくまでも内容を見るテストであることを忘れずに、限られた時間で文章をまとめる練習をしましょう。

リスニング

TOEFL iBTのリスニングセクションは、講義形式と会話形式の2つのタイプがあり、それぞれ5〜6問ずつ出題されます。こちらもダミー問題が含まれている可能性があることに注意が必要です。

リーディングと違い、リスニングは講義や会話の内容を確認し直すことができません。内容を忘れてしまったら当てずっぽうで答えるしかなくなってしまいます。メモを取りながら聞くこともできますが、書き取りに集中しすぎたり取り方を間違えたりすると大失敗を招くことも。そのため、メモ取りのスキルを磨くことも大切です。

対策のコツ

リスニングのスキルアップには、なんといってもたくさんの英語を聞くに限ります。TOEFL iBTと同じくらいのスピードの音声に慣れ親しんでおくことが重要です。

出題される講義や会話の内容に合わせてアカデミックな音声を日々触れておくと間違いありません。Podcastや動画コンテンツを使って、幅広いジャンル・トピックの英文で練習しましょう。「アカデミックな内容はハードルが高い…」という人は、まずは日常生活や自分の趣味の話題から始めてもよいでしょう。

本番では、メイントピック・登場人物の感情や意見・因果関係にある内容など、要点を絞って聞き取るのがポイントです。普段の練習でも、問われそうなポイントを意識しておきましょう。TOEFL iBT対策用のリスニング問題に取り組むことも非常に有効です。

スピーキング

TOEFL iBTのスピーキング・セクションは、大きく2つに分かれています。ライティングと同様、身近な話題について意見を述べるIndependent taskと、読んだり聞いたりした内容を要約するIntegrated taskです。

Independent taskは1問、Integrated taskは3問で、合計4問を17分間で解答します。スピーキング・セクションは配布されたマイク付きのヘッドホンを装着して、PCに自分の声を吹き込むスタイルです。Integrated taskでは、リスニングやリーディングのスキルも必要となるため、総合的な英語力が求められているといえるでしょう。

対策のコツ

スピーキング・セクションは声を録音するので、滑舌良く、はっきり話すことが重要になってきます。速く話す必要はありませんが、一語一語丁寧に英語らしい発音やリズムで話す練習をしましょう。

1点、気をつけなくてはならないのが「流暢さ」です。スピーキング・セクションでは、内容よりもスムーズに答えられることが重要視されています。沈黙したり、言葉に詰まったりするのはNG。解答時間が決まっていることもあり、言い間違いや言い直しをしないよう、対策においては英語でコミュニケーションをとる訓練は欠かせません。

オンライン英会話など講師相手に話す練習をするのが理想ですが、練習相手がいないときは、音声をオウム返しにするだけでも一定の効果が期待できます。英語らしいリズムやイントネーションで話す練習になるだけでなく、リスニングの訓練にもなります。

TOEFL対策におすすめの参考書・教材5選

TOEFL iBTの対策には、勉強のポイントが詰め込まれた参考書の活用が欠かせません。対策で活用できるおすすめの参考書・教材を5つご紹介します。

・【CD付】はじめてのTOEFLテスト完全対策 改訂版 (TOEFL(R)大戦略)
・改訂新版 最強のTOEFL iBT入門[音声DL付]
・ETS公認ガイド TOEFL iBT
・TOEFL ITP TESTリスニング完全攻略
・TOEFL® Practice Onlineテスト

TOEFL iBTは2019年8月に問題数が若干改定されているので、内容に大きな変更はありませんが、模擬形式で取り組む場合は最新の教材を使用しましょう。

【CD付】はじめてのTOEFLテスト完全対策 改訂版 (TOEFL(R)大戦略)

TOEFL iBTを初めて受験する人におすすめの1冊。受験情報から模擬試験、攻略法や学習アドバイスなど全てが網羅されています。

リーディングからライティングまで4つのセクション、全ての攻略法と模擬試験が収録され、英語の翻訳も解説も詳しく記載。テストを解くだけではなく、英語を理解するところまで導いてくれます。

模擬試験がWeb模試になっているのも魅力です。実際のTOEFL iBTと同じように、PCを前に模擬試験を受験する構成になっています。スピーキングとライティングに関しては採点機能がありませんが、リーディングとリスニングは自動正誤判定をし、正答率が算出されるのもありがたいですね。

著者 Paul Wadden/Robert Hilke/ 松谷偉弘
出版社 旺文社
出版日 2014/2/21
価格(税込み) ¥ 2,420
URL 書籍詳細はこちら

改訂新版 最強のTOEFL iBT入門[音声DL付]

TOEFLが、そもそもどのような試験なのか一から知りたい人におすすめの1冊です。試験問題の対策はもちろん、事前準備が欠かせないTOEFL iBTの申し込みの手続きから、テスト前日、当日の心構えまで、全て把握できる構成になっています。

大きな特徴は、各セクションを設問タイプに分け、それぞれ練習問題に沿って、設問のポイントが解説されている点です。ある程度パターンに分けられるTOEFLの試験問題を効率よく攻略する方法を伝授してくれます。

メモの取り方を実例で解説してくれているのも魅力です。TOEFLはメモを取ることが許されているので、メモの取り方1つでスコアに大きく影響します。効果的なメモ取り方法を学んで、スコアアップを目指しましょう。

著者 上原雅子
出版社 コスモピア
出版日 2020/2/22
価格(税込み) 2,420円
URL 書籍詳細はこちら

ETS公認ガイド TOEFL iBT

TOEFLの概要がある程度わかっている人におすすめの1冊です。TOEFL iBTを開発しているEducational Testing Service(ETS)が出版しているテキストなので、登場する問題例やボキャブラリーは確実に頭に入れておきましょう。

演習問題1セットと、実践模試3セットを収録しており、付属のDVD-ROMで解答可能になっているのが特徴。リスニングとリーディング問題では、解答だけでなく詳しい解説も付いているので「何をテストしている問題なのか」が明確で、本番でも応用が効くスキルを学べます。

得点の基準が明確に分かりにくいスピーキングとライティングセクションの解説は、本家ETSだからこそできること。受験者の解答例を元に、採点のポイントを説明しているので、テストの対策を立てやすくなるでしょう。

著者 Educational Testing Service
出版社 McGraw-Hill
出版日 2020/5/25
価格(税込み) 6,710円
URL 書籍詳細はこちら

TOEFL ITP TESTリスニング完全攻略

英語をもうワンランク上げたい人におすすめの1冊。問題数が豊富で、イディオムや会話表現も充実しており、リスニングスキルを重点的に磨くことができます。

リスニングスキルはスピーキング・セクションやライティング・セクションでも求められる、非常に重要な能力です。TOEFL iBTの4つのセクションの配点は全て30点と同じではありますが、複数セクションでリスニング力が大きく関わってくるとなれば、重点的に対策しておきたいところ。

難しい問題が取り扱われているのも特徴。圧倒的な情報量に挫折してしまう人もいるようですが、「この本を抑えておけば間違いない」といわれるほどの名著です。

著者 宮野智靖/ジョセフ・T・ルリアス/木村ゆみ
出版社 語研
出版日 2011/11/1
価格(税込み) ¥3,080
URL 書籍詳細はこちら

TOEFL® Practice Onlineテスト

TOEFL iBTの模擬試験を受ける準備が整った方におすすめのテストで、TOEFL iBTを開発しているETSが作っています。実際のTOEFL iBTテストの受験を体験できる唯一の公式模擬テストなので本番前に挑戦してみましょう。完全版・ハーフ・スピーキングテストを含んだものから選択できます。

テストセンターで行われる方式と同じテスト問題を確認し、解答する形式です。4つのセクションそれぞれに対するフィードバックを24時間以内に受け取ることができるのも魅力。インターネットがある環境であればどこでも受けられるので、時間を問わずチャレンジできるのもいいですね。

まとめ

TOEFL iBTはリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングと、英語のスキルを隅々まで試される、非常に緊張感のあるテストです。しかし、問題はある程度パターン化されており、勉強内容もシンプルに留められます。

しかし、受験費用が高額なため、気軽に何度も受験できるわけではないのが欠点です。テストに向けて、計画的にしっかりと勉強して、効率的なアウトプットを行いたいところ。特に1人で勉強するのが難しいリスニングやスピーキングは、レアジョブ英会話を利用して効果的なスキルアップを図りましょう。

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