「悔しい」は英語にない?!「悔しい」気持ちを正しく英語で伝える7フレーズ

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失敗したとき、「悔しい!」と思った経験は誰にでもありますよね。外国語でも使う機会が多そう、と思いきや、英語には「悔しい」という単語がありません。悔しいは実は日本語に独特な表現で、いろいろな言語でも直訳できないことが多いのです。悔しいときに「悔しい!」とすら言えなかったら、悔しさもひとしお。今回は、英語で悔しさを表すフレーズをご紹介します。             

英語で悔しいは何という?

結論から言うと、「悔しい」には「I can’t accept that(受け入れられない)」や「blaming oneself(自身を責めている)」のような言い方があります。いろいろな訳し方があるのは、英語には「悔しい」という単語がないからです。

そもそも悔しいってどういう感情?

「悔しい」のはどんな時でしょうか? ただ怒っているというだけではないですよね。何か嫌なことがあり、自分の力不足で目的を果たせず、自分を責めている……というような複雑なニュアンスが込められています。

英語にするときは、それぞれに対応した英語を使い分けるとよいでしょう。

英語で「悔しい」を表現するなら:「受け入れたくない」「自分を責めている」に分けて考える。

英語で悔しい気持ちを表現するなら「受け入れたくない」「自分を責めている」に分けて考えるのがポイントです。詳しく紹介する前に、どんな表現があるか見てみましょう。

「受け入れたくない」タイプ

I can’t accept.

受け入れられない

I can’t bear.

やりきれない

I was gutted.

悲しい

it’s unbelievable.

信じられない

「自分を責めている」タイプ

blaming oneself

自分を責めている

can’t forgive myself

自分を許せない

いろいろな表現が、それぞれ「悔しい」のニュアンスの一部分を持っていると言えるでしょう。では、具体的なフレーズを見てみましょう。

英語で「悔しい」=受け入れられない

「悔しい」と思う時には、何か受け入れられないことが起こっているのは間違いありません。そこで、「受け入れられない」という英語フレーズを覚えておくと、悔しさを表現できます。

受け入れられない悔しい気持ちを英語で表すフレーズ

I can’t accept that I failed the exam, it’s unbelievable.

まさか試験に失敗してしまうなんて、こんな結果は受け入れられない。

acceptは「受け入れる」という動詞です。can’tをつけることで、「受け入れられない」という意味になります。unbelievable(信じられない)もついていますから、より受け入れられない気持ちが強調されていますね。

It went so well in practice. I can’t believe I couldn’t perform when it counted.

練習では出来ていたのに本番では上手くいかないなんて、ショックだ。

can’t believe(信じられない)も「悔しい」の一部を表せます。

I can’t bear my friend having such a hard time.

友達がこんなつらい目にあっていたなんてやりきれない。

bearはとてもたくさんの意味のある単語ですが、ここでは「耐える」という意味で使われています。「耐えられない」から「やりきれない」というニュアンスが出ていますね。動物の熊も同じbearですが、動詞の意味は全く違うことに注意しましょう。

つい嫉妬してしまう、悔しい気持ちを英語で表すフレーズ

受け入れられないようなことが起きると、相手が妬ましくなることもありますよね。悔しさの中には、嫉妬の気持ちも含まれています。実際の表現を見てみましょう。

I’m jealous of him because his salary is higher than mine.

彼の方が自分より給料が高いなんて妬ましい。

be jealousは「妬ましい」という意味の英語表現です。be jealous of 人で、その人が妬ましいというニュアンスになるのですね。例文の場合は、「給料の高い彼」に対して妬んでいるニュアンスが出ています。

I’m jealous of them because they had a privileged upbringing.

家庭環境に恵まれたあの人たちが羨ましい。

upbringingは「育ち」という意味の単語で、privileged upbringingは直訳すれば「特権的な育ち」という意味になります。育ちがいい人たちに対して羨ましく思っていることがわかります。

It’s unfair for him to be promoted before me, I joined the company before him.

後から入社したのに、私より早く出世した彼はずるいと思う。

unfairは日本語で使われている「アンフェア」と同じです。be unfair for himで、「彼がアンフェアだ」という意味ですね。forがあるので彼にとってアンフェアだ(彼が不公平なことをされている)だと受け取りがちですので、セットで覚えてしまいましょう。

まずはcan’t acceptとbe jealous ofを覚えて、余裕があれば他の表現にも目を通しましょう。

英語で「悔しい」=自分を責めている

悔しさの中には、つい自分を責めてしまうというニュアンスもあります。自分には全くどうしようもないことであれば、悔しいという感情も浮かびにくいはず。そんな感情を英語で表すには、「blaming oneself」系のフレーズが有効です。

どうしても自分を責めてしまう気持ちを言い表す英語フレーズ

「自分を責める」場合には、blame oneselfというフレーズが使えます。

I’m blaming myself.

私は自分を責めている。

He is blaming himself for being unable to help out his friend.

友達の力になれなかったことで、彼は自分を責めている。

be blaming for Vingで、「Vであるせいで自分を責めている」という意味です。be unable toで「できない」という意味、help outで「困った状況から助け出す」という意味になりますから、まとめると「友達を困った状況から助け出せず、自分を責めている」というニュアンスになりますね。

She is blaming herself for failing the final exam.

最終試験で落ちてしまったことで、彼女は自分を責めている。

fail(落ちる)ことについて自分を責めています。このように、be blaming forのフレーズは使いやすいです。

I can’t forgive myself for slacking off.

少しの努力を怠った自分が許せない。

forgiveは「許す」、can’t forgive myself で「自分を許せない」という意味です。自分を責めるという文脈でこちらもよく使われています。

結局、英語で「悔しい」はどういう?

「悔しい」は日本語に独特の感覚で、英語では直訳できません。大きく「受け入れられない」パターンと「自分を責める」パターンで分けた上で、can’t accept・blaming oneselfという二大フレーズを覚えましょう。

また、悔しいときには何らかの妬みがある場合もあります。be jealous for 人という決まったフレーズを覚えておくと、さらに豊かに気持ちを表せます。まずは3つのフレーズを覚えるのが近道です。

まとめ

英語にないことばを英語で言うのはむずかしいもの、特に感覚的な単語はむずかしいです。それでも、ポイントを押さえれば必ず使えるようになるもの。大事なのは訳し方のパターンを覚えることです。

受け入れられない・自分を責めるの2パターンで、悔しさもスマートに伝えましょう!

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