英語で人を励ます方法

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困っている友達を英語で励ますにはどうしたらいいのでしょうか? 困っている人には、日本語でもどう声をかけていいか気を使うもの、外国語だとなおさらですよね。

今回は、英語を使って外国人を励ますときのコツ・使いやすいフレーズ・注意するポイントをご紹介します!

英語で励ますコツ:聴く・うなずく・アドバイス

英語で励ますのは、日本語で励ますのと大きく変わりません。

①相手のはなしを聴く

②共感する

③アドバイスをする

励ますときにするこのステップは、英語でも大きく変わりません。

英語で励ますにはまず傾聴しよう

困っている人が相談してきたら、まずはどうして困っているのか話を聴きますよね。英語でも同じです。

Would you mind telling me about it?
ちょっと話を聴かせてくれる?

I’m happy to lend an ear.
良かったら相談に乗るよ。

のようなフレーズを使って上手く話を聴きだします。

「確かにそうだよね」と共感しよう

困っている時に、いきなり「こうしたらいいじゃん」とアドバイスをされるとカチンと来ることもあると思います。まずは「困ってるんだ、わかるよ」と共感してあげたほうが、印象がよくなります。

That’s true. / Yeah, you’re right.
確かにそうだよね。

I agree.
私もそう思うよ。

のようなフレーズで、いったん共感を示しましょう。

アドバイスは押しつけ過ぎずに

アドバイスをするときも、あまり押しつけがましくなってしまうと逆効果です。あまり押しつけがましくならずにアドバイスするには、助動詞の使い方が大事です。

You might want to XX.
XXした方がいいかもしれないね。

XXは動詞:例えば You might want to talk to your boss.:上司に話した方がいいかもしれないね。

I think you should XX.
XXした方がいいと思うよ。

例えば、I think you should stop drinking.:お酒を止めた方がいいと思うよ。

のようなフレーズが使いやすいでしょう。

英語で励ますのに使えるフレーズ

英語で励ますときに使えるフレーズをもっとくわしくご紹介します。相手の話を聞きだすための工夫がこらされていますので、どこにどんなテクニックが使われているかにも注目してみて下さい!

英語で励ます3ステップ:傾聴に使えるフレーズ

傾聴に使えるフレーズは、丁寧なお願いが中心です。

Would you mind telling me about it?
ちょっと話を聴かせてくれる?

would you mind XX? で、XXしてくれる? という丁寧なお願いになります。話を切り出すときに使えますね。

I’m happy to lend an ear.
良かったら相談に乗るよ。

I’m happy to XXで、喜んでさせてもらいたいというニュアンスが出ます。相談はしづらいと思う人も多いので、「喜んで聴くよ!」と言ってあげると話しやすいでしょう。lend an earで「耳を貸す→話を聴く」となります。

Are you struggling with anything?
困ってることある?

struggle with ○○で、「○○に立ち向かう」のような意味です。何かむずかしいことと戦っているの? という意味ですね。

Give me a bit more detail.
もう少し詳しく教えて

detailは詳細と言う意味。詳細をくださいという意味ですね。

Can I ask you a bit more about that?
それもう少し聴いてもいい?

can I ask youは少し丁寧なお願いです。もう少しくわしく教えてくださいというニュアンスですね。

「話を聴かせて」とお願いしつつ、悩み事を引き出していきます。

英語で励ます3ステップ:共感に使えるフレーズ

共感フレーズは、「私もそう思う」と受け止めてあげるフレーズです。

That’s true.
確かにそうだよね。

あなたの言っていることは正しい! と肯定してあげるためにtrue(正しい)を使っています。相手そのものを肯定するならrightを使います。You’re trueとは言わないのでご注意を。

Yeah, you’re right.
うん、確かに。

あなたは正しい! と肯定してあげるフレーズです。yeahは英語では「yes」の代わりに使います。

I agree.
私もそう思うよ。

agree=同意する。あなたに同意します、と言う意味のフレーズです。

Yeah, I know, right?
わかるわかる。

わかってるよ! という時に使える少し砕けたフレーズです。

That’s awful.
それはひどいね。

awfulは「ひどい」という意味です。シンプルに「ひどいね」というならこのフレーズです。

共感系はシンプルなフレーズが多いですが、使いこなせればぐっと相手に寄り添えます。

英語で励ます3ステップ:英語らしいアドバイスの出し方

最後はアドバイスをします。押しつけがましくなくする工夫に注目してみて下さい。

You might want to XX.
Maybe it’d be better to XX.
XXした方がいいかもしれないね。

may/might want to は丁寧なアドバイスでよく出てきます。you shouldやyou have toを遠まわしに言った感覚ですね。You’d (you would) better toも丁寧なお願いで使います。

I think you should XX.
XXした方がいいと思うよ。

you should(するべきだ)のニュアンスを和らげるために、I thinkをクッションことばにしています。「○○しなさい」と直球で言わないための工夫ですね。

Why don’t you try doing XX?
XXしてみるのもありじゃない?

why don’t youで「してみたら?」という提案のニュアンスになります。「やれ!」と直球で言わずに、少し含みを持たせていますね。

Maybe you should try taking your mind off things.
Maybe you should have a change of pace.
少し気分転換した方がいいかも。

take your mind off thingsやchange of paceで、気分転換という意味になります。maybe(もしかしたら)を最初につけて、押しつけすぎないようにしているのも注目ポイントです。

How about talking with someone else too?
他の人とも相談してみるのはどう?

how about XXは「XXするのはどう?」という提案です。押しつけがましくなく次の行動を促すフレーズです。

アドバイスフレーズは、どれも「押しつけすぎない」工夫がされていますね。英語は直球で話せばOKと思われていることも多いですが、アドバイスを出すなら言い回しには工夫が必要。日本語と変わらないのです。

英語で励ますときの注意点

励ますときにやってはいけないNG行動があります。日本人の感覚だとついやってしまうことも…。ここだけはご注意を!

英語で励ますときYou had betterは使えない

XXしたらどう? というアドバイスを出す時、使ってしまいがちなのがYou had betterです。教科書では「XXした方がいい」と教わるかもしれませんが、実際には「XXしないなんてありえない」くらいの上から目線なニュアンスがあります。

You had better talk to your boss.
上司に話せばいいのになんでやらないの?

had betterを使うなら、shouldやhave toを使った方がよいです。また、より柔らかいニュアンスにするためにはmayを使います。

You should talk to your boss.
上司に話しなよ。

You may want to talk to your boss.
上司に話してみたら?

英語のニュアンスは助動詞で表わされるのですね。

英語で励ます場面ではあいづちを打ちすぎないようにしよう

日本人はあいづちが多いと言われています。相手がひとこと話すごとに「うんうん」とあいづちを打つのは、日本人の間では当たり前のこと。相手が落ち込んでいるなら、なおさらたくさんあいづちを打って「わかってるよ!」と伝えたいですよね。

でも、英語では多すぎるあいづちはNG行動の1つです。相手が話している時は、黙って聞いてあげるのが英語のマナーだからですね。あいづちは日本語の時の1/3に抑えましょう。

まとめ

外国人が国内にもたくさんいる今、外国人から相談を持ち掛けられる機会も多いはず。英語で話を聴く力は、多くの場所で求められるでしょう。

でも、傾聴→共感→アドバイス、この3ステップが英語で出来る人はまだまだ少ないと思います。

日本語ができないので、誰にも相談できず困っている外国の方をたくさん見てきました。彼らを助けるのはあなたかもしれません。

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