時代とともに多様化する英語研修のメリット・デメリット

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社内の人材育成研修を担当する方の中には、英語研修の必然性を感じながらも、実際にはどういった形態の研修が最も効果的なのか、疑問に感じておられる場合もあると思います。また同様に、社内に色々な英語研修が用意されてはいるけれど、自分にはどの研修が合っているのかわからないという社員の方も多いでしょう。

今回は、そんな様々な英語研修の形態に関して、その特徴やメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

英語研修が多様化する理由

英語研修は近年様々な形で提供され、その方法は多様化しています。以前は語学学校の講師が職場に派遣され、集められた大人数の社員に一斉に講義をするという形が一般的でした。しかし現在はニーズに応じて場所や時間を選ばないオンライン英会話研修やeラーニング研修も当たり前となってきています。

これは、社員の働き方や人材の多様化が原因の一つだと言えるでしょう。同じ部署で働く社員でも、働く時間が異なったり、リモートワークをする社員が存在する場合もあります。また、グローバル化に伴って日本人ではない社員が英語研修を求めているという場合もあるでしょう。

こうした多種多様な人材や働き方が存在する中、英語研修は1種類ではなく、一人ひとりに合った多様な形を用意し、選択肢を与えることが必要な時代だといえるでしょう。

英語研修の様々な形態とメリット・デメリット

現在企業が導入している英語研修には、主に下記の5種類の形態があります。それぞれの形態に特徴があり、メリット・デメリットが存在します。実際に受講してみて初めてわかる盲点なども含めてご紹介してみたいと思います。

講師派遣型:グループレッスン

語学学校や研修企業から企業に講師を派遣してもらい、2人以上の社員にレッスンを行う形態です。全員が同じ場所に同じ時間に集まって、講義形式、もしくは対話形式でレッスンを行っていきます。通常、開催の頻度は週1回程度であることが多いでしょう。

メリット

  • 決まった曜日の決まった時間に集まる形態の場合、習慣になりやすい。
  • 他の社員もいるので、サボりにくい側面もある。
  • いつも一緒に働いている社員と一緒に受ける為、うまく作用すれば社員同士が切磋琢磨してくれ、レベルアップに相乗効果が期待できる。

デメリット

  • 大抵の場合、レベル分けがざっくりしているため、同じレッスンを受けているグループの中でもレベルに違いがあり、授業がスムーズに運ばないことがある。
  • 時間と曜日が固定されているので、出張や急なアポなどで休まざるを得ない場合は欠席するしかなく、柔軟性がない。
  • 社内の人と一緒にレッスンを受けるのが恥ずかしいと感じる層も少なからず存在する。
  • 仕事後にレッスンが行われることが多く、仕事の延長線上のようになり、気分転換になりにくい。
  • グループレッスンなので発話量に限界があり、週1回のレッスンではレベルアップに相当の時間を要する。
  • リモートワークをする社員が参加しにくい。

語学学校通学型:グループレッスン

語学学校のグループレッスンに通学する費用を企業が負担するという形の英語研修です。会社のメンバーでグループを作る場合もありますが、ここではまったく知らない他の語学学校の生徒とグループを組む場合をご説明します。

メリット

  • 会社を離れて研修を受けられるので、仕事とは切り離すことができ、気分転換になる。
  • 年齢や立場が全く異なる人と出会う機会となり、英語以外で見識が広まる機会となる。

デメリット

  • 会社と離れている分、監視の目が届きにくく、欠席が増えたり、脱落する可能性が高い。
  • グループレッスンの場合、曜日と時間が決まっていることが多く、融通が効きにくい。
  • グループレッスンの相手がどのような人かを管理することができず、相性が悪い場合、社員のモチベーションが下がる場合もある。
  • グループレッスンなので発話の量に限界がある。

語学学校通学型:マンツーマンレッスン

語学学校でマンツーマンレッスンを受講する費用を企業が負担するという形の英語研修です。多くの語学学校では、自分の好きな曜日、時間帯に自由に受講することが可能です。

メリット

  • 会社を離れて研修を受けられるので、仕事とは切り離すことができ、気分転換になる。
  • 生身の人間と1対1でコミュニケーションを取る練習ができるので、海外赴任前研修などには向いている。
  • グループレッスンに比べて発話の量が格段に増える。

デメリット

  • マンツーマンなので受講費用が高額になりやすく、英語力の確かな伸びを実感するためには、1人あたり100〜200万円程の投資が必要。
  • 仕事が忙しい場合、語学学校が空いている時間帯に間に合わず、レッスンが消化できない可能性がある。
  • 1人で受けるので、グループレッスンに比べてモチベーションの維持が難しい場合もある。

eラーニング自宅学習型

ネット上で会員のみアクセスできる英語教材を提供し、好きな時間に社員が学習できるという形態の英語研修です。コンテンツは様々でTOEICやプレゼンテーションなどの講義を視聴するものや、発音や発話、ライティングを実際に受講者が行ってAIが添削をするもの、また、ゲーム感覚で英単語を覚えるものなどもあります。

メリット

  • コンテンツが豊富で、自分に関係のあるもの、興味のあるものを優先的に学習できる。
  • 時間や場所を選ばないので、融通が効く。
  • TOEICスコアのアップなど、机上の学習には向いている。
  • リモートワークをする社員にも提供しやすい。

デメリット

  • コンテンツが多い分、受講に一貫性がなく、達成感を味わいにくい。
  • 生身の人間と会話をすることがほとんどないため、会話スキルの向上は図りにくい。
  • いつでも好きな時にできる分、意志が強くなければ継続しにくい。
  • 個人学習なのでモチベーションの維持が図りにくい。

オンライン英会話型:マンツーマンレッスン

オンラインで英会話のレッスンを行い、その受講費用を企業が負担するというスタイルの英語研修です。レッスンだけでなく、定期的な日本語でのオンラインカウンセリングを用意している場合もあり、コーチングも兼ね備えています。

メリット

  • 場所や時間を問わず、好きな時に受講できるので、欠席率が低く、継続しやすい。
  • 1レッスンあたりの単価が100円台とかなり低価格なので、多くの社員に投資ができる。
  • 語学学校に比べ、低価格であるために毎日レッスンを受講することが可能で、短期間でのレベルアップが可能。
  • マンツーマンレッスンなので発話時間が格段に多く、会話力の向上が速い。
  • リモートワークをする社員にも提供しやすい。
  • 様々な講師と話すことができ、多様な英語に対応できるようになる。

デメリット

  • グループレッスンとは違って1人での受講なので、継続のためのモチベーションの維持に工夫が必要。
  • 社員が自宅で受講する場合、自宅にオンライン環境が必要。

まとめ

英語研修は現在、複数の選択肢を用意している企業が多く、社員1人1人が自分に合ったものを選ぶことができるようになってきています。とはいえ企業側も予算があり、投資できる人数にも限りがあるものです。自社のニーズと予算にあった形で英語力を最大限にアップできる英語研修をぜひ模索してみてくださいね。

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