皆さんは2019年上半期ベストセラービジネス書部門で1位となった前田裕二さんの「メモの魔力」という本をご存知でしょうか。この書籍ではメモが持つ無限の可能性が深く語られていますが、オンライン英会話に関しても、このメモの魔力は健在です。メモは、オンライン英会話のスムーズな受講を可能にしたり、英語上達という夢を実現してくれたりと、様々な可能性を秘めています。今回はそんなメモの、オンライン英会話における活用法やお勧めのメモアプリなどをご紹介したいと思います。
メモの魔力とは
「メモの魔力」の著者、前田裕二さんは、とにかくどんな時にもメモをとっているということで有名です。街を歩いていてもメモ、ヒット作を見てメモ、思い浮かんだらメモ、なにか気づいたらメモ、とメモの量がハンパないそう。そんな前田裕二さんによると、メモは大きく分けて4つの偉大な力を持っています。まずはそんなメモが持つ可能性の骨子を軽くご紹介したいと思います。
メモの魔力1:メモで日常をアイデアに変える
メモをとることは、単なる情報の記録ではありません。まずメモをとることで、普段、無意識に通り過ぎるものに目を向け、それを言語化することで様々なアイデアが生まれます。また、メモを習慣化することで、情報キャッチの感度も更にあがり、新しいアイデアを生み出すための材料が入手しやすくなります。
メモの魔力2:メモで思考を深める
とったメモを見返しながら、「なぜ?」「どうやって?」などと抽象化して更にメモを書き込んでいくことで、気づきや法則などを見出すことができます。そうして発見した法則などを他に転用することで、新しいビジネスや改善などが可能になります。
メモの魔力3:メモで自分を知る
メモを使って深い自己分析ができます。「なぜ?」と何度も自分に問いかけ、自分のコアにたどり着くまで自己分析をやりきります。こうすることで「自分が本当にやりたいことはなにか」を見つけることができ、情報があふれた時代でも力強い意思決定力を持って、進むべき道を迷うことがありません。
メモの魔力4:メモで夢を叶える
自分が持つ夢や、やりたいことリストをメモに書くことで、常に意識するようになります。想いの強さをメモを通して言語化することで、夢が現実になります。
オンライン英会話に「メモの魔力」を応用しよう
さきほどご紹介した「メモの魔力」は、オンライン英会話でもその力を発揮してくれます。メモをとるだけで英会話が格段に上達したら嬉しいですよね。そんな「魔法のメモ術−オンライン英会話バージョン−」をご紹介したいと思います。
オンライン英会話のメモ術:気づいたことをとにかくメモする
レッスン中や予習復習の際に、気づいたことや反省したことなどをとにかくメモしてみます。例えばレッスン中に「へぇー」と思ったことをメモに軽く速記したり、先生に直された発音をメモしたり。こうして「書く」という行為をするだけで、書かない時より確実に記憶に残りやすくなります。更にそのメモを見返すことによって記憶が定着しますよね。
また、予習していて「わからないなあ」と思ったことや、復習の際に「そういえばレッスン中に言いたくても言えなかったことがあったなあ。メモしておこう」といったようにも使うことができます。そうしてメモしたことを次に講師と話した際に確認することができます。メモをしなかった時に比べて、格段にレッスンの質が上がりそうですよね。
オンライン英会話のメモ術:今度使ってみようと思うフレーズをメモする
オンライン英会話で出会ったフレーズで、今度使ってみようと思ったものをメモしておきます。そうやってメモをとって意識することで、次に使われる可能性は格段に増すことでしょう。また映画などを見ていて「かっこいいなあ」「使ってみたい」と思ったフレーズなどをメモしておいて、次回のレッスン内で使って見てもいいでしょう。
オンライン英会話のメモ術:自分の直したい癖をメモしておく
誰しも英語を話す際には直したい癖があるものです。例えば不要なところでいつも名詞を複数形にして「s」をつけてしまう、などの癖があれば、「sを意識する」とメモをして、レッスン中に見えるように横に置いておきましょう。その日はそのメモを意識しながら話すことでその癖がなおったりします。講師にも「今日はsを意識して話すので間違ったら聞いておいてください」と伝えておくと尚よいでしょう。
オンライン英会話のメモ術:「どうすればうまくなるか?」メモを使って考える
淡々とレッスンを受けるより、「どうすればTOEICで600点取れるようになるか」や「どうすれば海外営業部の配属になるか」など、自分の目標のためにできることについてメモを通して深く考えてみましょう。考える中で、「レッスンの半分はTOEICのリスニングの時間にあててもらう」や「海外営業部に必要なビジネス用語をレッスンでマスターする」など色々な具体的な案が出てくるでしょう。こうして「How(どうやって?)」や「What(何をすべき?)」「When(いつまでに?)」などを考えていくと、目標達成がより現実的になっていくはずです。
オンライン英会話のメモ術: 英語を通して最終的にどうなりたいのかをメモで考える
「どうしてオンライン英会話をやるのか?」「英語を通してどうなりたいのか?」など、最終的に描いている夢について、メモを通して深く考えてみましょう。「なんとなく英語ができると人生有利そうだから」というよりは、「自分は英語を使って海外に渡り、日本食を広めたい」「海外で最先端のIT企業に入社してノウハウを学び、最終的には自分で起業したい」など、具体的な夢を考え抜いてみましょう。そうして確固たる夢があれば、あとはそれに向かって突き進むのみなので進む道を迷うことがありません。
自分にあったメモのツールを見つけよう
前田裕二さんの「メモの魔力」によると、メモはノウハウではなく、メモをとるという姿勢が大事で、続けることでメモをとるということが習慣化していくということです。でも続けるのは根気がいるものですよね。そんな習慣化に一役買うのが、「好きな道具を揃えること」だそう。メモには手書きのものからスマホを使ったものなど、色々なツールがありますが、そんな中から一部をご紹介したいと思います。
やっぱり手書き!つい取り出したくなるノート集
デジタルの時代とはいえ、アイデアを出す時はやっぱり手書きで書きたいという方も多いと思います。そんな手書き派さんに、気分が上がるメモ用のノートをご紹介いたします。
コクヨ 大人キャンパス
学生時代からよく使ってきたキャンパスノートの大人版。A5で小さなバックにも入りやすい。どんなインクにも相性がよく、裏写りしにくいのが魅力。枚数も80枚とたっぷりあって書きごたえがあります。
モレスキン クラシックノートブック ハードカバー
2世紀ものあいだ芸術家や思想家に愛されてきた伝説的ノートブックで定番のロングセラー。丸い角のシンプルなノートで、表紙は分厚く頑丈なハードカバーなので耐久性に優れています。ページ数が多いのでたくさんのメモを残すことができますよ。
マルマン ニーモシネ
マルマンの国産高級ビジネスノート。メモを取り出す際に角が刺さらないよう、4つの角を落としてあるなど、各所に心地よく使う為の工夫が施されています。表紙は特別な樹脂が使われており、用紙を保護し、折れ曲がりを防止してくれるので、持ち歩きに最適。黒表紙に金文字のロゴを配置した、重厚で落ち着いた佇まいが魅力的で、カバンから何度でも取り出したくなるノートです。
いまどきのデジタル派さんに!便利なメモアプリをご紹介
思いついたらさっと取り出せて荷物にならないという点では、やっぱりスマホアプリは重宝するもの。メモのためだけに開発されたアプリなので使い勝手がいいものもたくさん存在します。そんなメモアプリをいくつかご紹介しましょう。
メモ
App Store
iPhoneを使用している人は、デフォルトでインストールされているメモアプリから始めてみては。シンプルな画面ながらできることは多彩です。Siriに音声で伝えるだけでメモを残すことができるので、忙しい時でもキーボードを打つ必要もありません。また、書類をスキャンして貼り付けておいたり、手書きの文字や絵を残すことも可能。更にはiCloudでつないでおけばPC上でも確認できるので、手元にスマホがなくてもさっと確認ができて便利です。下記のように使いたい英語フレーズをフォルダごとにまとめておけば、必要なときにすぐに見返すこともできますよ。
ColorNote カラーノート
Google Play
Androidで人気のメモアプリはこのカラーノート。付箋のようにメモを9色で色分けでき、保存したりソートをかけたり、ホーム画面に貼り付けたりできます。またチェックリストの作成もできるので、To Doリストを作る場合にも最適。カレンダー機能もあり、アラームがお知らせしてくれますよ。
Google Keep メモとリスト
Google純正のメモアプリですが、iPhoneにも対応しています。スマートウォッチにも対応しており、例えばランニング中など立ち止まってキーボードを打つことが億劫な時でも音声でメモを残すことができ、画期的です。シンプルながら、ラベルや色でメモを整理できるので見返す際にも便利。
オンライン英会話サービスに付随しているメモを活用!
オンライン英会話のレッスン中でもメモの記入は可能。レアジョブ英会話なら、サイト上でレッスンが受けられる「レッスンルーム」にある「レッスンメモ」機能がお勧め。
このレッスンルームの画面に、チャット機能やカメラ、教材表示などと合わせて、「レッスンメモ」という機能が存在し、講師との会話中に上手に活用することで、振り返りがらくに行えます。
レッスン中に気になったことや、気づいたことなどをレッスンメモに残しておけば、レッスン後の復習にも役立ちますし、別途他のノートを開いて手書きで記入する手間が省けますよ。
まとめ
メモをとるということは人生そのものだと前田裕二さんは語ります。それほど大きな力を秘めているメモなら、オンライン英会話でもぜひ取り入れてみたいものですよね。まずは気軽な気持ちで感じたことや気づいたことをとりあえずメモしてみることから始めましょう。メモをとることが習慣となれば、きっとオンライン英会話にも変化があるはずですよ。
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