「a」と「the」の違いわかる?中学で習った冠詞の使い分けをおさらいしよう。

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中学1年で学ぶ、「a」「the」という冠詞。名詞の前に付くというのは知っているけど、使い分けがいまいちはっきりとしないという方は多いのではないでしょうか。日本語にはない概念なだけあって、理解しづらく、苦手意識をもったまま大人になったという方もいらっしゃると思います。今回は、「a」と「the」の違いをもう一度おさらいし、感覚的に理解できるようにご説明したいと思います。

「a」と「the」の基本の違いはここ!

さっそくですが、「aとthe」に関する問題です。ぜひ挑戦してみてください。

▼問題
下記の( )には、aとtheのどちらが入るか考えてみてください。

Once upon a time, there was ( ) girl.
( ) girl was called ‘Akazukin’.

むかしむかし、女の子がいました。
女の子は赤ずきんと呼ばれていました。

▼ヒント
上記を考える上でのヒントです。「a」は日本語で「とある」と訳すことができ、「the」は「その」と訳すことができますよ。

▼答え

Once upon a time, there was ( a ) girl.
(The) girl was called ‘Akazukin’.

むかしむかし、とある女の子がいました。
その女の子は赤ずきんと呼ばれていました。

▼解説:a と theの基本的な違い
名詞の前につく冠詞の「aとthe」は、日本語にはない概念であるため、どちらを使えばいいのかわかりにくいものですよね。そこでまずはaとtheのもつ、もっとも大きな性質の違いをご説明したいと思います。

先程のヒントでもお伝えしたように、もしこの冠詞を訳すとすれば、「a」は「とある」と訳すことができます。その名詞が初めて出てきた時に、「とある女の子がいました」と訳しても不自然ではないですよね。

ですので、これまで全く話題にのぼっていなかった名詞で、初めて話題に出てくるものには「a」をつけるのが基本です。

一方、会話の中ですでに出てきた名詞については「the」をつけて「その女の子は、赤ずきんと言いました」と訳すことができます。このようにすでに話題に出てきた名詞で、「その」と訳すことができる時には「the」をつけるのが基本です。

また、「a」は不定冠詞、「the」は定冠詞というような、難しい名前がつけられていますが、これも同じ考え方で捉えると簡単です。

「the」は、すでに会話に出てきた「決まった(定まっている)女の子」なので、定冠詞
「a」は、今初めて話題にのぼる、「まだ誰なのか決まっていない(定まっていない)女の子」なので、不定冠詞

と捉えることができます。意外とシンプルなんですよ!

「a」の特徴

「aとthe」の基本的な違いは先程ご説明しましたが、それ以外にも「aとthe」には各々、いくつかの特徴があります。まずは「a」の特徴からご説明したいと思います。

数えられる名詞にだけつく

まず、「a」が付く名詞は、「数えられる名詞」と決まっています。
・A car
・A woman
・A mouse
・A dog

など、1つ2つと数えられる名詞(可算名詞という)には、「a」をつけることができます。

しかし、
・Water
・Milk
・Air
・Information
・Cheese

など、1つ2つと数えられない、輪郭の見えない名詞(不可算名詞)には「a」をつけることができません。水や空気は1つ2つと数えるための輪郭がありませんよね。「あれ?でもチーズは数えられるのでは?」と思いがちですが、チーズや肉などの食材は、切り方で形や輪郭が変わってしまうので、これも数えられない名詞と判断されます。

単数形にしかつかない

「a」は数えられる名詞で、かつ、単数の名詞にしか付きません。そもそも「a」は「one」が略された形だとされており、「a=one=ひとつの」というのが本来の意味だということを覚えていただければ分かりやすいかと思います。下記の例のように、aをoneに変えても違和感がないですよね。

・A car = One car
・A women = One women
・A mouse = One mouse
・A dog = One dog

時々「an」に変身する

「An apple」という表現はよく耳にされるかもしれません。「A」は後ろにつく名詞によって、たまに「an」に変身してしまいます。

・An apple
・An egg
・An orange
・An uncle
・An idea

上記のように、後ろの名詞が母音「a,e,i,o,u」で始まる時は、「a」が「an」に変化するというルールがあります。

どうしてこういったことが起こるのでしょうか。これは、「a」自体が母音であり、「a(母音)」+「a,e,i,o,u(母音)」のように母音同士が重なると発音がしづらい為、子音の「n」を挟み込んで発音をしやすくするという現象が起こっているのです。

このように母音と母音の間に子音が挟み込まれるという現象は、実は日本語にもあるんです。例えば「春雨」などがその一つの例です。「はる(春)」と「あめ(雨)」で「はるあめ」となるところ、「る(ru)」と「あ(a)」は母音が重なる為、「子音のs」が挟み込まれて「はるさめ」と発音するわけです。日本語にもある現象なんだと思えば、少しは「an」も身近に感じていただけるのではないでしょうか。

「The」の特徴

「a」の特徴についてお話をした後は、対する「the」という冠詞の特徴をご説明したいと思います。「a」の特徴と混合しやすいので、この機会に違いをはっきりさせてみてくださいね。

世界でたった1つの「The」

「The earth」や「The United States of America」など、世界にたった一つのものには「The」をつけます。これは最初にご説明した「the」の根本的な性質から考えるとわかりやすいでしょう。「the」は「定冠詞」なので、すでにこれ、と決まったものにつく冠詞でした。

沢山あるうちの一つにつけるのであれば「a」で済むところですが、このような世界に一つしかないものは、「これ」と決まっているため、「the」をつけて表すわけです。「The」がつく名詞は他にも下記のようなものがありますよ。

・The sun
・The Atlantic Ocean
・The world

複数形や数えられない名詞にもつけることができる

「The」は「a」と違って、複数形の名詞や、数えられない名詞(不可算名詞)にもつけることができる冠詞です。「a」は「One」の略語でしたが、「the」は「that(その)」と略語と言われており、後ろの名詞の数を問わないのです。下記のような「a」がつけられない名詞にも問題なくつけることができますよ。

・The dogs
・The women
・The information
・The cheese

まとめ

中学の頃から苦手意識を持ちがちな冠詞の「a」と「the」。まとめてみると、意外とシンプルな基本定理に基づいています。「とある」の「a」、「その」の「the」、という風に覚えていただきながら、今度英文などを読む際には、一度冠詞にも注目してみてくださいね。以前よりきっと分かりやすく感じて頂けると思います。

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