【トヨタ、キャノン、アップル…】有名企業のかっこいい「英語スローガン」

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国内向け企業CMで最後に流れる英語の企業スローガン。

あなたの耳の中にも、無意識に残っている企業スローガンはありませんか?
効果的に3〜5つぐらいの英単語をリズムよく並べることで、聞く人、見る人の中に企業イメージを形成していきます。

そのような英語の企業スローガンの中には、自らの理念や価値観、ゴールなどの企業独自のメッセージが込められているだけでなく、英語的にも非常に興味深い「仕掛け」が隠されているのです。今回はそんなユニークな企業スローガンを紹介していきます。

短いフレーズに、深いメッセージ!企業スローガンの世界

● トヨタ“Drive your dreams”

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日本が世界に誇る企業トヨタの企業スローガンです。“Drive“と”dreams”が同じ“D”で始まっていて韻を含んでいるので、リズム良く私たちの耳に響きます。直訳すれば、「夢を運転する」ですが、「車をドライブして夢をかなえる」「夢の実現を加速させる」といった意味もかけられているようです。
若者の車離れが指摘される中、クルマによって様々な夢を実現させよう、とのトヨタのメッセージが込められたスローガンは、英語の韻、リズムを効果的に使った好例です。

● キャノン“make it possible with canon”

“make+O+C”で「OをC(状態)にする」という文型なので、”make it possible”で「それを可能にする」となります。この場合、目的語が“it”と抽象的な表現になっていますが、「it=あなたの望んでいること、不可能なこと」と考えると、「あなたの望みをキャノンで可能にしよう」「キャノンと共に不可能を可能にしよう」という意味に解釈できます。

また、すべて小文字を使っていることもユニークな点です。英語の小文字は日本語で言えば、ひらがなのようなイメージで大文字に比べて柔らかい表現になり、見ている人に親しみやすさを与えます。固有名詞である“Canon”も“canon”と小文字にし一般名詞化することで、キャノンがより私たちの身近にあるよう感じさせます。キャノンは世界のユーザーに向けて、フレンドリーなメッセージを伝えることに成功しているのです。

● Apple“Think different”

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「違うことを考えよう」。iPhoneやiPadなど、新しい情報機器を発売してきた先駆者、アップル社らしいスローガンです。従来の路線に甘んじることなく、新しい創造、開発をすることで業界や市場をも変えていく指向が。そのままメッセージに込められています。またたった2つの単語にすることで、シンプルなデザインが特徴的な「アップルらしさ」がより強く出ています。

このスローガンが誕生した当時、ライバルだったIBM社のスローガンが“Think”。アップルは、これをひとひねりして、アップル製品を薦める内容にもなっています。その後、アップルが次々と画期的な製品を世に送り出したのは周知のところです。

● 日立“Inspire the Next”

“inspire”には「膨らませる」「鼓舞する」の意味の他、「精神、意識を高揚させる」、「元気づける」の意味もあります。日立自身が今後伸びていく、成長していく、というメッセージと、「次世代に向けエネルギーを吹き込もう」との思いが込められています。さらに“inspire”には、神様が人間に自分の意志をささやいて何かをさせるという意味合いもあり、この企業スローガンには未来に向けた会社の思いが詰まっています。

● パナソニック“ideas for life”

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ナショナルからパナソニックへ。さらに、北米でのブランドキャンペーンとして2002年に使われ、2003年には世界統一のブランドメッセージとして展開されました。

“life”には「暮らし、人生」の意味がありますが、ここには「お客様のくらしのために」という創業者の気持ちも含まれています。また“ideas”には、日本語の「アイデア」といった単なる思い付きだけではなく、ギリシャ語の語源に近い概念、フィロソフィといった深い意味が込められています。このスローガンにはパナソニックの経営理念が凝縮されているのです。

● 三菱電機“Changes for the Better”

「私たちは常により良いものを目指し、変革していきます」という三菱電機グループの目標、姿勢を明確に表しています。“Change”は、オバマ米大統領が立候補した時のスローガンとしても使われ、「より良い社会へ」との強いメッセージとして知られました。
三菱電機も“Changes”と複数形にすることで、変革は1つではないことを現します。また、“Best”ではなく“ Better”としているのは、変革には終わりがなく、さらなる“Better”があることを示しています。

● アディダス“Impossible is nothing.”

スポーツ用品メーカーのアディダスの企業スローガンです。「不可能なことは何もない」。オリンピックやW杯などで活躍するアスリート達から一般の人への応援メッセージです。

本来、”impossible”は形容詞なので主語にすることができず、”Nothing is impossible”が正確な文章なのですが、あえて主語と補語を反対にし倒置の形にしています。そうすることで、補語部分である”impossible”が強調され「不可能なんてないんだ」「すべてのことが可能だ」というより強いメッセージになっています。

英語を知ると企業スローガンの真意が見えてくる

今回紹介した英語の企業スローガンには、短い文章ながらも、多くの概念、意味が込められていることが分かりました。

そのために、コピーライターらが頭をひねり、シンプルかつメッセージ性の強い表現を考え出しているのですね。こうした英語の表現手法を企業スローガンから学ぶことは、英語をより深く知るために役立ちます。これからは企業CMの英語にも注目してみてはいかがですか?


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