日本人の英語力は韓国に劣っている!?【英語力が支える子どもの可能性#2】

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世界約150カ国で実施されている英語によるコミュニケーション能力を評価するTOEIC(R)(Test of English for International Communication)。毎年夏に、前年のスコアとテスト実施時に行うアンケートの分析結果が公表されます。この結果から、日本と韓国の英語教育の差を見ることができます。

TOEIC(R)のスコアが伸びる韓国、伸びない日本

昨年発表された2014年(1月から12月)の集計結果によると、日本は、年間受験者が500人を超え、44カ国中35位、トータルスコアは512点(リスニング284/リーディング228)となりました。
(以下トータル:T、リスニング:L、リーディングR)

お隣の韓国は、23位、T646点(L351/R295)と、すべてにおいて日本を上回りました。特に注目すべきは、韓国は2012年(T628/L342/R285)、2013年(T632/L344/R287)、そして2014年と毎年確実にスコアを伸ばしているのに対し、日本はトータル、リスニング、リーディング、そのどれもまったくスコアに伸びが見られない点です。

日本と韓国のTOEIC(R)スコア比較

   TOTAL    Listening    Reading
 日本  韓国  日本  韓国  日本  韓国
 2012年  512  628  284  342  229  285
 2013年  512  632  283  344  229  287
 2014年  512  646  284  351  228  295

韓国が英語力を伸ばしているわけは?

同じアジア圏で母国語を英語としない環境にありながら、韓国が確実に英語力を伸ばしているのはなぜなのでしょうか。

その理由のひとつに、英語学習開始時期があげられます。
韓国においては、1981年に初等学校第4学年以上の児童を対象に「特別活動」のなかで英語教育が実施されるようになりました。その後審議を重ね、1997年には、初等学校第3学年から英語教育が必修化されています。

一方、日本における英語教育は、現在、小学校5、6年生において「外国語活動」として必修化されていますが、文部科学省は「グローバル化に対応した英語教育改革」において、東京オリンピックが開催される2020年を目処に、小学5、6年生の「外国語活動」を正式教科とし、開始時期も現行の5年生から3年生に前倒しすると発表しました。韓国の初等学校第3学年からの必修化から遅れること約20年です。

ちなみにレアジョブ英会話の講師がいるフィリピンでも学習開始時期は小学1年生で、TOEIC(R)のトータルスコアは710点(2014年)であることを鑑みても、やはり英語の学習開始時期は、その後の英語力に大きく影響するといっても間違いないでしょう。

保護者の英語教育に対する関心の高さが子どもの英語力に影響する

もうひとつ、韓国における保護者の英語教育に対する関心も子どもの英語力に大きく影響しているようです。

1997年に韓国で初等学校第3学年からの英語学習を必修化する際、韓国教育開発院が保護者を対象に行った「初等学校における英語科を正規の教科とすること」に関する調査では、対象者の80%が賛成。その多くが「英語が、大手企業などへの就職のためには必要不可欠であり、国際化する社会に生きるためには必要だから」と理由をあげていました。また、韓国においては、子どもの習い事の1位は英語であり、月の教育費の多くを占めているともいわれています。

そして今、韓国に遅れること20年、日本も、文部科学省が牽引する「グローバル化に対応した英語教育」の実現に向かって動き出しました。レアジョブ英会話では、保護者のかたに、これからの時代の子どもたちに必要な英語力について詳しく知っていただきたいと、シリーズで中学・高校生のお子さまの英語教育についてお伝えしてまいります 。

監修:レアジョブ英会話「中学・高校生コース」開発責任者 下又健


連載「英語力が支える子どもの可能性」
中学・高校生の英語教育事情


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