話せないうちは「超簡単な自作英文」を繰り返せ!? 現役河合塾講師が教える英語トレーニング

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英文をたくさん覚えたけど、うまくしゃべれない人へ。

英語を話したい!という人の中で、「とにかく英語はたくさん聞いて、たくさん覚えるものだ!」という勉強法をしてきた方へ。途中で嫌になりませんでしたか?

実はこの勉強法、かなりの上級者向けなんです。最初からスパルタ式でとにかく量をやらされると、普通の人なら誰でも嫌になります。たくさん覚えても、その中にもし自分の言いたいことが含まれていなかったら…どうです?せっかく努力したのに報われないなと感じませんか?

そうなるとやる気も失せてきますよね?…ではどうすればいいのでしょう?

自分の気持ちを、自分で作った英文で話せると、嬉しさが倍増します。

英文を覚える、ということ自体は悪いことではありません。ただ、他人が作った英文を丸暗記するから問題なのです。丸暗記ではなく、なぜ、そういう言い方をするのか?そっちのほうが、実は大切なんです。

なぜAre you ~?じゃなくて、Do you~?なのか?こういうことが分かると、自分で英文を頭の中で作って、自分で話せるようになります。100の英文を丸暗記するより、ルールを5つ覚える方が実は応用が利き、どんな英文でも理解し、自分の気持ちを自分の言葉で話せるようになります。丸暗記より、ルールを覚える。やってみると分かりますが、こちらのほうが実はずっと楽ですよ。

必要なのは、最低限の単語と最低限の英文法ルール。

また、英文法か?そういう声が聞こえてきそうですが、必要なのは中学2年生レベルの英文法ルールです。思っている以上に簡単ですよ。

「いやいや、私は中学のときに習ったけど全然分からなかった…だから嫌になったんだ」そういう方もいらっしゃるでしょう。でもそんなことないですよ。

中学の時は…そう…みなさん!そもそも授業中そんなに本気で聞いてなかったでしょ?(笑)。それか先生のきちんとした説明がなかった、…もしくは先生の説明がかなり下手だった(笑)。

しかし、今はもう違うのでは?人から言われて勉強するのではなく、自分から勉強しようと思っている。今の年齢になって、改めて英語を学び直そう、そういうモチベーションは何よりもあなたをすぐに成長させてくれます。

中学時代に英語のいい思い出がない人でも、もう一度やってみませんか?中学英文法。それに、中学英文法の中でも、かなり的を絞って文法を勉強しても全く構わないと私は思います。そもそも英語を話すのに、教科書に出てきた単語や文法をすべて知っておかないといけないなんてことはありません。使いたいものだけ覚えればいいのです。

単純な英文を、繰り返し自分で作る練習が効く。

中学文法を知っていれば、もう英語は話せるのか?…いいえ、それは違います。文法ルールは分かっていても、それを瞬時に使えるかどうか、というのは全くの別物だからです。野球のルールは知っているが、その人が野球が上手いか下手かは全く別物じゃないですか?

…そうなんです!英語を話すのは、スポーツに似ています。理論ばかりやっていても、分かった「つもり」で終わってしまうし、使ってみなければ意味がありません。そこで、大切なのはとりあえず基礎的なルールを覚えて、それを自分で使ってみる。その練習を繰り返しすることで、自分の体に馴染んできます。試しに次の日本語をすぐに英語にできるかやってみてください。

「私の父は車を2台持っています」

「あなたのお父さんは大阪に住んでいるの?」

「彼女はサッカー、好き?」

「彼女は僕のこと、好きじゃないかもしれない」

答えの英文を見れば、「ああ…なんだ」と思うかもしれません。でも、これを瞬時に話すとなると、意外と難しくないですか?でも心配しないでください。ルールが分かれば、自分ですぐに作れるようになります。中学レベルの英文法で、英会話の大半はできてしまいます。

留学経験なしでもなんとかなる!

私は留学経験がありません。ホームステイなら19歳の時に、5週間だけアメリカに行ったことがあります。でもそれ以外はずっと日本国内での英語の勉強にこだわってきました。留学できる環境がある人は羨ましいです。できるならしたほうがいい。でも、そんなにみんなできないじゃないですか。お金も時間もそうとうかかることです。

だからこそ、誰でもやり方次第でなんとかなる、そういう思いで私は今まで英語に取り組んできました。いっぱい挫折もしました。英検1級には5回落ちましたし、TOEICの受験回数は65回を超えました。ネイティブに話しかけたものの、受け答えがうまくできず恥ずかしい思いをしながら退散したことも数知れず(笑)。

テストの点数も上がったり下がったり。それでも続けているうちに、どうすれば英語ができるようになるのか、そして話せるようになるのか、次第にわかってきました。留学経験がないからこそ、英語が話せるようになるためには、いったい何をしたらいいのか?そういう思いで今回の本を書きました。

「これで話せる!英文法トレーニング CD2枚付」(ベレ出版)の発売

「これで話せる!英文法トレーニング CD2枚付」(ベレ出版)

私は高校で約10年、河合塾で10年英語を教えてきました。その過程で気づいたことは、英語を話すときと読むときでは、必要な文法知識量はかなり違うということです。話すときは、基礎レベルのゆるーい文法でぜんぜん大丈夫です。そのため、今回の私の本では、話すことを目標にしない英文法は、この際バッサリ切り落としました。

ほぼ中学レベルの文法ルールだけを復習し、繰り返しトレーニングCDで練習すれば、自由に英文を操れるようになります。解説も、とにかくシンプルで簡単にしてあります。まずはドリル形式になっているので、答えがすぐに空欄に入るか試してみてください。

一文を最初からまるまる一人で作るのでなく、部分的に空欄にしてあるので、難しさをあまり感じないと思います。分からなければ私の解説を読んで理解を深め、ルールを暗記してください。

最後はトレーニングCDを使い、流れてくる日本語を瞬時に自分の頭の中で作り、声に出してみる。CDは日本語が流れた後、約2秒後に答えの英文が流れてきます。最初は私が作った英文で練習しますが、やっていくうちにルールが体に染み込んでくるので、今度は自分の言葉で気持ちや意見がスラスラ言えるようになります。

今まで会話のキャッチボールができなかった人が、できるようになります。なぜなら、相手の言ったことに対して、その場で気持ちを英語にし、その返事ができるようになるからです。基礎的な文法ルールだけを抜粋して作った、200ページ程度の薄い本なので、ぜひ気軽に始めてみてください。

ということで、私の英語についての思いをいろいろ書いてきましたが、ここまでお付き合いくださいましてありがとうございました。今回の本は、中学生からシニアの方々まで、幅広い年齢層の方々にぜひ使っていただきたい本です。近い将来、皆さんが自分の気持ちを、自分の作った英文で表現できるようになる手助けが少しでもできれば幸いに思います。

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