ケチャップは英語でなんて言う?通じそうで意外に通じない英単語

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日本語には、英語に由来して作られ日本だけで使われている和製英語、ドイツやフランス、オランダなどの諸外国の言語を借用したカタカナ語が存在します。英語かと思って使うと和製英語だったり、はたまたフランス語由来のカタカナ語だったり…英語を話す上ではときに厄介な存在です。

今回は「その単語、英語じゃなかったの?」という和製英語やカタカナ語の中から、英語圏でも使われているが一般的ではない、イギリスやアメリカでは意味が異なるなど、特にややこしいものを厳選してご紹介します。

ケチャップは通じないことも?食に関わる紛らわしい英語

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ケチャップ ⇒ 米:ketchup, 英:tomato Sauce

日本の「ケチャップ」って英語でなんと言うかご存知でしょうか。アメリカでは日本と同じく「ketchup」(ケチャップ)と呼ばれていますが、イギリスでは「tomato sauce」(トマトソース)と呼ばれています。

ケチャップの語源は、アジアで見られる魚介類の塩漬けを発酵させた魚醤の一種「鮭汁 (kechiap)」から来ていると言われています。これがイギリスに伝わり、魚介類やキノコ、野菜などを材料とする調味料全般を指す言葉として使われていました。イギリスでは長らくケチャップと言えば、キノコから作った保存調味料のことでした。

現代のトマトケチャップの原型が出来上がったのは19世紀のアメリカです。その後アメリカではトマトをベースにしたソースが大量に生産されるようになりました。今もケチャップメーカーとして有名なハインツ社が他社と差別化を図るために、1876年にに「トマトケチャップ(Tomato Ketchup)」という商品名を付けて発売しました。このトマトケチャップが大当たり。やがて、ハインツのトマトケチャップがケチャップと認識されるようになりました。

ケチャップ=トマトケチャップという認識は間違いではないのですが、イギリスでケチャップと言ってもアメリカ英語を知っている人でなければ通じません。イギリスでは「tomato sauce」と言った方が無難です。

シュークリーム ⇒ 米・英:cream puff

おなじみのスイーツ、「シュークリーム」も英語ではありません。語源はフランス語の「chou à la crème」(シュー・ア・ラ・クリーム)。フランス語でシューとはキャベツのことを指し、キャベツに形が似ていることからそう呼ばれるようになりました。

英語圏ではシュークリームと言ったら「shoes cream(シューズ・クリーム)」、靴のクリームと誤解されます。英語では「cream puff(クリームパフ)」」と言うので、アメリカでシュークリームが食べたくなったらきちんと「cream puff」と注文しましょう。

フライドポテト ⇒ 米:French fries, 英:chips

「揚げた芋=フライドポテト」これほど英語っぽい言葉はありませんよね。でも、これも米英両国で通じない和製英語。ニュアンスでわかってくれるかもしれませんが、自信満々に注文してポカーンとされるなんて可能性もあります。

アメリカでは「French fries」(フレンチ・フライ)、イギリスでは「chips」(チップス)が一般的です。イギリス名物フィッシュアンドチップスなんて料理もありますよね。アメリカでチップスと言うと、ポテトチップスを連想する人が多いので使い分けが必要です。

アメリカン・ドッグ ⇒ corn dog

ソーセージを串に刺し、衣を付けてカリッと揚げた「アメリカン・ドッグ」。「アメリカン」と言うくらいだから、英語だろうと安心していると、これもアメリカでは通じません。

ソーセージをとうもろこし粉(コーン)で包んで油で揚げて作っているため、英語ではアメリカン・ドッグのことを「corn dog」(コーン・ドッグ)と言います。日本のアメリカン・ドッグは小麦粉を衣にしているので、厳密に言えばこの二つはよく似た別物とも言えるかもしれません。

パンツは下着?それともズボン?ファッション・道具編

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キーホルダー ⇒ key chain, key ring

プレゼントやお土産として人気のある「キーホルダー」。これも英語では通じません。英語のkey holderはkey=鍵をholder=収納する鍵かけ、もしくは鍵を収納する入れ物と言う意味になります。日本語で言うキーホルダーは、「key chain」(キーチェーン)、「key ring」(キーリング) になります。

パンツpants ⇒ 米:ズボンのこと, 英:下着のこと

日本でも見解が分かれるのが「パンツ」の扱いです。かつてはパンツと言えば下着でしたが、最近ではズボンを指すようになっています。フランス語のjuponを語源に持つこの「ズボン」もまた、ちょっと古めかしい表現扱いされるようになってきているようで、パンツかボトムスとか言われるようになっていますよね。

さて英語では、「パンツ」はどちらの意味なのでしょう?

アメリカでは「パンツ」と言えばズボンのことを指しますが、イギリスでは下着を意味します。アメリカ人の友達に「Nice pants!」と褒めるのと、イギリス人の友達に「Nice pants!」と褒めるのでは、ニュアンスが違ってくるというわけです。

このように「パンツ」は米英で使い分けが必要な単語ですが、 はっきりと「下着」と言いたい場合は、underpants(アンダーパンツ)、boxers(ボクサーズ)、 panties(パンティーズ) など、具体的な単語を使うといいでしょう。また、イギリスでズボンについて話をするときはtrousers(トラウザーズ)を使えばOKです。

ジャンパー ⇒ jacket, boulson

こちらも死語になりつつある「ジャンパー」ですが、日本では防寒具として羽織る丈が短めの長袖の上着のことを指します。今風に言えばアウターというところでしょうか。

英語のjumperは、アメリカ英語ではジャンパースカート、袖の無いワンピースや女児用のスカートの総称です。イギリス英語ではセーターやパーカーのような上着のことを意味します。英語でジャンパーを表現したい場合は、jacket(ジャケット)かフランス語由来で英語になったblouson(ブルゾン)を使うといいでしょう。

アルバイトはドイツ語、マンツーマンもマイペースも通じない?習慣・行動編

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アルバイト ⇒ part time job

英語ではアルバイトのことを「part time job」といいます。アルバイトの語源がドイツ語の「arbeit」(アーバイト)なことは割と有名かもしれません。ドイツ語の意味は「研究」「業績」なのでこちらも現代のアルバイトとは少し違います。日本では、ある時から家庭教師などの内職や副業という意味でつかわれるようになりました。

モーニングサービス ⇒ breakfast special

ホテルやレストランでの割安の朝食メニューのことを指すモーニングサービスはれっきとした和製英語。英語では「breakfast special」(ブレックファースト・スペシャル)と言います。英語でモーニングサービスは、朝に行う礼拝のことを意味するので要注意です。

マンツーマン ⇒ one-on-one, face to face

スポーツの世界で頻繁に使われるマンツーマン。日本では1対1のこと、対面することを意味します。英語では「one-on-one」(ワン・オン・ワン)か「face to face」(フェイス・トゥー・フェイス)が相応しい言葉です。

英語でマンツーマンは、腹を割って話すことを意味します。「They talked man to man.=彼らは腹を割って話し合いました」まったく意味が違いますよね。

マイペース ⇒ my own pace

自分のペースで行動する人のことを「マイペースな性格」と言ったりします。これも日本でしか通じません。英語では「My own pace」。ちょっと惜しいですが、マイペースでは意味が伝わりません。
「I work at my own pace.=マイペースに仕事をしています」「He is his own person.=彼はマイペースな人だ」というような使い方をします。

エネルギッシュ ⇒ energetic

あなたの周りにも力がみなぎっているエネルギッシュな人がいるかもしれません。こちらも似てはいますが、英語ではありません。由来となったのは、ドイツ語のenergisch。英語ではenergetic(エナジェティック)となります。

まとめ

和製英語の存在は知っている、カタカナ英語には気を付けているという人は多いと思いますが、一見すると英語でも通じそうな紛らわしいものがたくさんあります。

見分けるのはなかなか難しいのですが、それぞれの言葉の由来や歴史を調べてみるとなかなか興味深い事実が見えてきます。ときにはこうした蘊蓄、言葉に秘められた物語を豆知識感覚で探ってみるのも面白いかもしれません。

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