洋書に挑戦する前に!日本人向けに書かれた英語の本「ラダーシリーズ」のすすめ

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「英語で本を読めるようになりたい」という方は多いと思います。とはいえ、たくさんある本の中から、何を選んだらいいのか、迷ってしまうのも事実です。かくいう私も、「児童書なら読みやすいかな?」と思って『ハリーポッター』を手にして挫折した一人。なかなか自分にぴったりの洋書を探すのは、難しいものです。

海外の絵本を見ているとわかるのですが、海外で子ども向けとされている「やさしい単語」の中には、日本の初級者が習わないものがたくさんあります。身近にある英語の絵本のなかの単語をちょっと見てみても、apron(エプロン)、funnel(煙突)、scoop(シャベル)、knight(騎士)、zipper(ファスナー)など、かなりの単語力がある大人でも、思わず辞書を引いてしまう言葉が並んでいます。

日本人向けにリライトされた英語の本「ラダーシリーズ」

本格的に洋書にチャレンジする前の練習用として、お薦めの英文リーダーがあります。それが「ラダーシリーズ」です。このシリーズの大きな特徴は、英文の難易度がレベルで示されており(レベル1〜5)、単語の難易度も日本人学習者向けに設定されているところです。
先にお話ししたように、ネイティブが「やさしい」と感じる単語と、日本人学習者が「やさしい」と感じる単語は、実はかなり違います。このシリーズでは、日本人学習者によりそった単語選びをしているため、単語の難易度が私たちの感じる難易度に合っているのです。

レベルは5段階にわかれ、レベル1と2は、巻末の辞書に全ての単語が載っています。ですから、わからない単語があれば、その本の後ろについている辞書を引くことで、読み通すことができます。
レベル3、4、5では、「中学校レベル以外」の単語が巻末辞書に収められています。物語を読み続けるのにネックとなることの一つに、人の名前や地名などの固有名詞があります。このシリーズでは、固有名詞は必ず巻末辞書におさめられていますから、固有名詞でつまずくこともありません。

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日本人学習者むけにリライト

例えば『Momotaro(桃太郎)』の冒頭はこんな具合です。

Long, long ago somewhere, there lived an old man and woman.

「昔々あるところに……」という日本語が、英語を読んだだけで、頭に浮かんできそうですよね。
ラダーシリーズのレベル1では、使用する単語を「中学校で習う約1000語」に制限してリライトされていますので、中学英語の知識があれば、読めてしまう作品ばかり。ちなみにレベル2は上記に「プラス300語」、レベル3は「プラス600語」、レベル4は「プラス1000語」、レベル5は「語彙無制限」となっています。

まずは内容を知っているものから読んでみよう

ラダーシリーズも、タイトルがたくさんありますから、この中だけでもどんなものを選んでいいのか迷ってしまいそうです。初級者であれば、ご自身が内容を知っている作品を選ぶと、スラスラ読めてご自身でもびっくりするはず。日本の昔話や、海外の名作など、小さい頃ふれたことのあるものからスタートしてはいかがでしょうか。

「あまり子どもっぽいものは……」という方には、伝記がおすすめです。オリジナルが洋書であっても、全ての文章がレベルに合わせてリライトされているので安心です。本文に入る前の日本語の説明に目を通しておけば、読み進める助けになるでしょう。ちなみに『The Albert Einstein Story(アインシュタイン・ストーリー)』は、レベル1。中学英語で読めてしまうのです。

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各レベルの人気作品を紹介

各レベルの人気作品と、使用されている「総単語数」をご紹介いたします。また、冒頭の1、2文を引用いたしましたので、英文レベルを確かめる参考にしてください。

●レベル1

・日本昔話1 桃太郎(総単語数:6,210)

Long, long ago somewhere, there lived an old man and woman. The old couple’s house stood between a mountain and a river.

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・アインシュタイン・ストーリー(総単語数:9,480)

Albert Einstein was born on March 14, 1978 in the city of Ulm, Germany. His parents’ names were Hermann and Pauline.

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●レベル2

・不思議の国のアリス(総単語数:21,530)

Alice was beginning to get very tired of sitting next to her sister by the river and having nothing to do.

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・オー・ヘンリー傑作短編集“The Gift of the Magi”(総単語数:13,210)

One dollar and eighty -seven cents. That was all.

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●レベル3

・シャーロック・ホームズ傑作短編集[改訂版](総単語数:20,580)

It was necessary for my friend, Mr. Sherlock Holmes, to recover his health. He had been very busy and very tired in the spring of 1887.

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・赤毛のアン(総単語数:18,000)

Matthew Cuthbert was getting old. At sixty he was not so spry as he once was.

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●レベル4

・スティーブ・ジョブズ・ストーリー(総単語数:10,670)

Steve Jobs, one of the two founders of the computer company Apple, died from cancer on October 2011. He was only fifty-six years old.

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・オリエント急行殺人事件(総単語数:14,400)

Hercule Poirot stood on the train platform in Aleppo, Syria, in the freezing cold. He had been in Syria to conduct a private investigation.

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●レベル5

・スティーヴン・ホーキング・ストーリー(総単語数:10,150)

Have you ever wondered where the universe comes from and where is started? There are many scientists whose full-time job is to think about these things.

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・武士道(総単語数:16,800)

I was often asked by my wife and other people why certain ideas and customs existed in Japan. In particular, one European man was surprised that religion is not taught in the school in Japan.

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ラダーシリーズ全シリーズに関する情報は、こちらでご覧いただけます。

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