スラングを喋るぬいぐるみ!?映画『テッド』で「ニクい英語フレーズ」を学ぼう

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2015年9月より劇場公開されている『テッド2』。
前作の『テッド』に続いて、世界中で大ヒットを記録しています。
あなたはもうご覧になりましたか?

主人公は、見た目は可愛い喋るぬいぐるみテッド。しかしその見た目とは裏腹に、中身はブラックで過激な中年オヤジのよう。なのに何故だか憎めない…そんな彼のキャラクターに魅了された方も多いはず。

映画『テッド』自体の内容にもたくさんのパロディーやジョークが盛り込まれていて面白いのですが、作品内でテッドが話している英語も、これまた彼らしさが出ていてとても面白いのです。

今回はそんな「世界一ダメなテディベア」テッドが話す「ニクい英語フレーズ」を日本語訳と比較しながら、そのニュアンスの違いや、英語ならではの独特の言い回しなどを、シーン背景と共に紹介していきたいと思います。

1. “I thought you were going to be funnier.”
「意外に笑えないね」

「生きているテディベア」として一躍有名になったテッドがテレビに出演した際、司会者に放った一言です。この直前にテッドは司会者から”I thought you were going to be taller(意外に小さいね)”と言われていて、それに対して皮肉を込めて”I thought you were going to be funnier(意外に笑えないね)”と返しています。

「意外に小さいね(もっと高いと思っていた)」は”I thought you were taller”でも表すことができます。しかし、あえて”I thought you were going to be〜”をここで使っているのは、この表現には「あなたのことを〜だと思っていたのに、実際はちがった」という皮肉っぽいニュアンスがあるからです。自分の小ささを皮肉られた発言に対して、「あなただって思ったより面白くないじゃん」という皮肉で返す、まさにテッドらしいニクい発言です。

2. “Where are my manners?”
「これは失礼」

テッドが女性を家に招待して楽しんでいる時に、帰宅したローリー(テッドの親友ジョンの彼女)に対して事情を説明せずに関係ない話を続け、ローリーに「彼女達は一体誰なの?」と聞かれこう言いました。”Where are my manners?”は日本語字幕では「これは失礼」となっていますが、直訳すると「オレの礼儀はどこに行った?」となります。あえて「ごめんなさい」とは言わずに、このような言い回しをすることで、「うっかり感」が増しています。ここにもテッドの憎めない人柄が出ていますね。自分が何かうっかりミスをした時に使ってみるといいかもしれません。

3. “I lead a life of regret.”
「一生を悔やんで送ろう」

テッドが親友のジョンと水族館に行った際に、困った顔をした魚を見つけ、その魚の気持ちを代弁した一言です。この前に“I married the wrong woman(間違った女性と結婚してしまった)と言っていて、その後に“I lead a life of regret.”と発言しています。lead a lifeは「人生(生活)を送る」という意味であり、どんな人生かというとlife of regret(後悔のある人生)と、最後にひとひねり加えることでこの発言を面白くしています。もちろん私たちの送る人生はlife of pleasure(楽しい人生)にしたいものです。

4. “She’ll watch Bridge Jones-something.
She’ll have a good cry. She’ll be fine.“
「『ブリジット・ジョーンズの日記』を見て一泣きしたら忘れるさ」

親友のジョンがヘマをして彼女を怒らせてしまい落ち込んでいる時に、テッドがけけた言葉です。have a good cryで「思い切り泣く」という意味になります。cryをlaughに変えて、have a good laughで「思い切り笑う」と言うことも出来ます。日本語字幕では一文で表されていますが、英語セリフを直訳すると「彼女は『ブリジット・ジョーンズの日記』を見るだろう。そして思い切り泣いて、元気になるだろう」となります。

なんだか英語の方が、テッドの優しさや思いやりがより伝わってくる気がしませんか?落ち込んでいる相手にこういう言葉をサラっとかけられたらクールですよね。

5. “My god, America is imploding”
「アメリカも終わったな」


テッドがジョンの家から去ってしばらくしてから戻った時、以前は自分好みの“オトコくさい”ビールがたくさんあったはずの冷蔵庫を開けると、そこに入っていたのは「イタリア産オレンジグレープ味のビール」なる“ガーリー”なシロモノ。それを見てテッドが放った一言です。implodeは「崩壊する、内破する」という意味であり、外側からではなく、内側から崩れていく様子を表します。中身がまるまる変わってしまった冷蔵庫を「アメリカ」に例え、implodeを使うことによってその文化が内側からダメになっていく様子を揶揄しています。これはかなりエッジの効いたジョークですね!

6. “Can you just email me the rest of this story?”
「続きはメールして」

さらわれたテッドが、「テッドを愛する気持ち」を延々と話し続ける誘拐犯に対し、話を遮るように言い放った言葉です。emailはここでは動詞で「メールする」という意味。the rest of this storyは「残りの話」で、“Can you just email me the rest of this story?”は直訳すると「残りの話はメールで言って」となります。「話を聞きたくない」とダイレクトに言うのではなく、あえてそのような言い方をすることによって、やんわりその話に興味がないことを伝えています。聞きたくもない話を聞かされていて、「これ以上聞きたくない」という時に、効力を発揮する表現かもしれません。

まとめ 〜親しき仲にも礼儀あり〜

テッドから学ぶ「ニクい英語フレーズ」いかがでしたでしょうか?
英語セリフを英語で見ていくことで、日本語字幕では伝えきれない発言の裏にある真意や、ユーモアに気づくことができます。テッドのようなジョークの効いた英語を理解したり使えるようになれば、もっと英語が楽しくなるでしょう。

しかし今回ご紹介した表現の中には、場面を間違えるとトラブルにつながってしまう可能性があるものも含まれますので、TPOをわきまえて使うようにして下さい。

さて、ただいま劇場で公開中の『テッド2』。その最後を締めくくる「あるセリフ」に関して、皆さんに「宿題」をだしてこのコラムを締めくくりたいと思います。

“◯◯◯◯ happens.”

これは「よくあることさ」を意味する言い回し”It happens”のうち、“it”の部分をある「4文字の英単語」に置き換えた表現になっているのですが、さて、その○○○○とは一体なんでしょう?

ぜひ、『テッド2』をご覧になる際は、日本語字幕では伝わりきらない英語セリフの面白味にも注目してみてくださいね!

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