短大の授業にオンライン英会話を導入!卒業後は自律した英語学習の継続を!/実践女子大学短期大学部 英語コミュニケーション学科 三田薫 教授

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実践女子大学短期大学部 英語コミュニケーション学科 三田薫 教授

授業の中にオンライン英会話をいち早く取り入れた、実践女子大学短期大学部英語コミュニケーション学科。オンライン英会話の導入を推進したのが、今回お話をうかがった三田薫教授。実際に授業への導入のためレアジョブ英会話のレッスンを体験し、その質の高さを知ったことも導入に踏み切った理由の1つだったという三田教授に、レアジョブ英会話を活用した授業内容や、学生の変化などについてお話をうかがいました。

オンライン英会話を授業に導入するきっかけ

英語コミュニケーション学科では、オーストラリアメルボルンでの短期研修に毎年20~30人が参加しています。学生たちは現地で自分はいかに英語がしゃべれないか、自分の発音がいかに通じないかを実感します。そんな学生たちから「日本でもっと英会話の勉強をしておきたかった」という声が多かったため、学科では外国人の先生が担当する短期研修の準備クラスを設けました。しかし週1回のこの授業でも、教師一人に対し学生が数十人いるなかでは、各学生の十分な会話練習の時間は確保できません。それが、1対1で会話ができるオンライン英会話に行き着いた理由です。技術の進歩によって可能になったオンライン英会話は、今の時代ならではの画期的な教育方法だと思います。

授業内でのオンライン英会話は昨年度スタートしましたが、今年2月にオーストラリア短期研修に参加した学生のうち、オンライン英会話を体験した学生のほうが、体験していない学生に比べて、英語でコミュニケーションすることに対する抵抗がなく、壁を感じていないことがわかりました。

レアジョブ英会話を授業で使えば、学生間の英語力の差が問題にならずに済む!

Q:オンライン英会話を取り入れた英語の授業はいつから始まったのですか?


実際の授業風景

2013年の4月からです。英語コミュニケーション学科の1、2年生を対象にした「ワークショップ」という授業名の選択科目で、前期、後期とも週2コマ、水曜と金曜の5限です。受講者人数は、前期は水曜日28名、金曜日18名でした。

今年度はオンライン英会話授業の2年目を迎え、再度オンライン英会話サービス業者をいくつか検討した上で、費用と質の両面で充実しているレアジョブ英会話に切り替えることにしました。

Q:数カ月やってみての学生さんたちの反応はどうですか?

授業をとる学生たちの英語力はさまざまです。学生による英語力の差は、年々大きく開いてきています。ただ、どのレベルの英語力であっても、学生たちは英会話をすごくやってみたいと思っています。英語でコミュニケーションをとることに興味津々です。レアジョブ英会話が素晴しいのは、そのどちらの学生にも対応できるというところです。

日本人は英語をいくら勉強していても話す機会がまったくないという場合がほとんどであるため、自分がコミュニケーションの手段として実際に英語を使えるという意識がないんです。だから英語でやりとりをしているほかの日本人を見ると、単純な内容でも、「私とはまったく違う人種」などと思ってしまいます。それほど英語を使う経験が足りないということです。そんな学生でもレアジョブ英会話のレッスンで先生と1対1での会話を経験することで、「私でもコミュニケーションできるんだ」「単語を並べるだけでも意外と何とかなるんだ」と自信がつきます。この自信が、特に日本の学生には、英語でコミュニケーションを行う上で重要な第一歩となります。

レアジョブ英会話では、毎週の講師の予約を学生本人が行います。当初は、学生が自分で講師を選べるだろうか、25分間のレッスンを続けられるだろうかという若干の不安がありましたが、実際にスタートしてみると、それらができずにレッスンをギブアップした学生は一人もいませんでした。

授業では自分の学びたい教材を選んでレッスンを受けています。各自の興味に応じて、レアジョブ英会話で提供している英会話教材、文法教材などを選んでいます。中にはオンライン上の教材を使用せずに、他の英語の授業で習った単語を用いて英作文したものを講師に添削してもらったり、好きな映画のウィキペディア解説を講師と一緒に読んだり、教材の内容から発展してフリーカンバセーションを中心に行う学生も見られます。レアジョブ英会話のレッスンがなかったら、ここまで個別の対応はできていなかったと思います。

学生たちは、「英語の細かいニュアンスまで伝わるような、ためになる表現をたくさん教えてもらえる」と話しており、講師に対する信頼度は非常に高いですね。

どのレベルや興味の学生も同じ空間にいながらにして、それぞれの課題が達成できるというのは、オンライン英会話ならではのことです。

自習でなく授業でのオンライン英会話にこだわる理由

Q:オンライン英会話を授業に取り入れるということに対して、短大内でどのようなご意見がありましたか?

学内ではさまざまな意見があり、議論を重ねました。従来の英語圏の英語だけが正しい英語であるという見方は日本においても徐々に変わりつつあり、ましてや世界経済の牽引役がアジアにシフトしている中、アジアで使われる英語に対する評価は高まりつつあります。またレアジョブ英会話の講師の会話力や語彙力は、実際にレッスンを体験すると、いわゆる英語のネイティブ講師と遜色ないことがわかります。そうした認識を踏まえて、オンライン英会話導入に踏み切りました。

授業内でオンライン英会話を実施している教育機関はまだ少数だと思います。おそらくオンライン英会話を導入しているほかの大学の多くは、自宅でレッスンを受けさせているのではないでしょうか。実は、昨年導入した当時は、授業の時間だけでなく、自宅でも毎日レッスンを受けられるという贅沢なプログラムでしたが、大半の学生は自宅では一度もレッスンを受けませんでした。その状況は今年度も変わりません。学生になぜ自宅でレッスンを受けないかを聞いてみると、「家に帰ると疲れてできない」、「授業であれば教室でサポートを受けられるが、自宅ではそれがない」が圧倒的に多い理由でした。特に一日の授業が詰まっている短大生の場合、自宅でレッスンを受けさせるのには限界があります。逆に、授業中にオンライン英会話を行う意義について聞いたところ、一番多かった理由は「自分一人ではオンライン英会話をする勇気がないので、授業で体験できてよかった」というものでした。短大生にとってオンライン英会話がいかにハードルの高いものなのかが、よくわかりました。

多くの短大生にとって短期大学は、社会人になる前の最後の教育機関となります。その2年間の英語教育で何ができるかを考えたときに、彼女たちの卒業後まで見据える必要があります。卒業後は基本的に自分で英語の勉強をしていかなければならないので、在学中に自律型の学習者を育てなければならないという課題があります。

レアジョブ英会話のようなオンライン英会話を体験することで、「卒業後も英語を続けていけるかな」という気持ちにさせることも大切です。自分で勉強を継続していく方法を見つけるための一助としても、オンライン英会話は有効であると考えます。

毎回、学習記録の記入を徹底、貴重な学習ノート代わりに!

Q:レアジョブ英会話の1レッスンは25分ですが、授業自体は90分です。レッスンの後の時間は何をするのでしょうか?


授業の最後にレッスンの振り返り

毎回、所定の用紙に学習の記録をつけてもらうようにしています。レッスン前に「覚えたい表現と使用例」を書かせておいて、レッスン後には「新たに覚えた表現とその意味」を記入させます。さらに、レッスンで「できたこと・できなかったこと」と「レッスンの感想」もメモさせています。記入が終わったら、そこに書かれた表現を暗記して用紙を教師に提出し、教師はその表現の暗記テストを各学生に対して口頭で行います。学生は教室を出る前に翌週のレッスンの予約をして、翌週の教材も決めてプリントアウトしておきます。

Q:成績はどうやってつけるのですか?

習熟度の違う学生が受講していますから難しいところですが、学生たちがレッスンを受けている間、教室を見て回って学生がどれくらい熱心に受講しているか、課題に取り組む姿勢はあるか、さらには習った新しい表現を覚えているかなどを見て評価していきます。学期末には、それまで学習した表現のリストを作らせ、その中から暗記テストを行っています。

Q:予習をする学生もいるのですか?


自分の単語帳を作り、レッスンに臨む生徒の将来の夢は、「英語を使って仕事をすること」

どの学生にもレッスン前に予習させるようにしており、また予習しているほど、レッスンの中身が濃くなることを学生たちは体験的に知っています。また、学生のコメントを見てみると、それぞれ自分の英語力の課題を見つけて努力していることがわかります。「フリーカンバセーションで前置詞の使い方、文の構成がうまくできなかった」「文法的なことで、頭では理解していても実際に口に出すと間違えてしまうことが多かったので、日ごろから口に出して勉強すると良いと思いました」といった具体的な課題を意識する学生が多く見られます。また毎週レッスンを続けることにより、自分の英語力の変化に気がつき、「はじめはどのように話せばいいのかわからなかったけれど、授業を受けていくごとに、自分の英語力が少しずつアップしていることがわかって楽しかったです」「外国人慣れしたというか、街中で外国人と話す機会があったときも、あせらず話すことができました」「話すことで、もっと英語力を上げなければいけないという意識が高まった」など、確かな変化を感じていることがわかりました。

最近の学生の英語力は下がってきている!?

Q:昔と比べて最近の学生の英語力はどう変化していますか?

残念ながら、文法の力が年々落ちているという印象を受けています。中学も高校もコミュニケーション重視の流れの中で、文法教育がなおざりになっているのではないかと気になります。結果として自動詞と他動詞の区別や、be動詞と一般動詞の区別がおぼつかない学生が少なからず見られます。

文法知識をしっかり持たず単語と感覚だけで英語を続けているだけでは、フィーリング英語の域を超えることができません。これは非常に残念なことです。日本語に比べれば英語の文法はさほど複雑ではありませんから、シンプルな文法を一度がっちり固めれば、それを基礎に上達していくことができるはずです。

Q:でも、コミュニケーション重視の流れは今後も拡大していきそうですね?

この傾向はますます強まるでしょう。だからこそ、一方では最先端のコミュニケーションの機会をレアジョブ英会話のようなオンライン英会話で提供し、そこで話すための単語力も文法力も足りないことに気づかせた上で、基礎から補っていくという教育法が有効であると考えます。

Q:今後のオンライン英会話の活用について、どのようにお考えですか。

短大では今後、オンライン英会話を、ビジネス英語の授業や外国人教員によるディスカッション授業と連動させることを考えており、来年度以降の実施に向けて具体的な調整作業を進めています。教室で習ったことをその直後にフィリピン人講師とのやりとりで体験してみる、あるいはフィリピン人講師の助けを借りながら準備した内容を、外国人授業でプレゼンテーションやディスカッションに生かすという「通常授業+オンライン英会話」の新しい授業形態により、相乗効果を図りたいと思っています。

英語コミュニケーション学科では、数年前に英語は英語圏のネイティブスピーカーから習うべきだという発想を切り替え、英語を公用語あるいは第二言語として学んでおりかつ優れた教員の資質を備えたマルチリンガルな外国人教員による英語教育を推進するようになりました。学生が教室でそうした教員から指導され、またオンライン英会話でフィリピン人講師と直接会話することにより、グローバル化の時代にふさわしい素養が育まれることを、学科として目指しています。

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