英語になると沈黙してしまう…。そんな悩みを解決するのが、ネイティブが自然に使っている「つなぎ表現(フィラー)」です。考える時間をつくるフレーズや聞き返し方、会話を止めないコツを例文付きで紹介します。
英語になると、急に言葉が出てこなくなるのはなぜ?
日本語なら普通に会話できるのに、英語になると急に頭が真っ白になる。「何か話さなきゃ」と焦るほど言葉が出てこず、結局 “Yes.” や “I see.” と答えるだけで終わってしまった…。そんな経験はありませんか?実は、英会話が得意な人でも、話しながら言葉を探しています。違うのは、沈黙にならない工夫を知っていることです。
ネイティブスピーカーは、考えている間にも
・Well…
・Let me think…
・That’s a good question.
といったつなぎ表現を自然に使っています。こうした一言があるだけで、会話は止まりません。この記事では、英語が止まる人と会話が続く人の違いをもとに、今日から使える「つなぎ表現」と会話テクニックをご紹介します。
英語が止まる人と、会話が続く人の違い
英会話では、「知っている単語の数」よりも、会話を続ける力が大切です。
例えば質問されたとき、
‐ 英語が止まる人「……。」
‐ 会話が続く人
・That’s a good question.
・Let me think.
・Well…
この数秒の違いが、会話全体の印象を大きく変えます。ネイティブも、最初から答えが頭に浮かんでいるわけではありません。考える時間を言葉でつないでいるだけなのです。
会話は「答える」より「つなげる」を意識する
英会話では、「正しい答え」を言おうとする人ほど話せなくなります。一方で、会話が続く人は相手の話を受けながら、自分の言葉を少しずつ足しています。
その代表的な方法がパラフレーズ(言い換え)です。
パラフレーズとは?
パラフレーズとは、相手の話を自分の言葉で言い換えることです。
例えば、
A: I think we should do more research before launching the project.
B: So you’re saying we need more research before we start the project.
「つまり、始める前にもう少し調査が必要ということですね。」ゼロから話そうとする必要はありません。相手の言葉を借りるだけでも、立派なコミュニケーションになります。
さらに、「きちんと理解しています」というメッセージにもなるため、ビジネスの場でも信頼につながります。
「聞き返す」ことは失敗でもなく、失礼でもない
聞き取れなかったとき、多くの人は ”Excuse me?” だけで終わってしまいます。しかし、同じ言葉を繰り返してもらっても、聞き取れないことは少なくありません。
そんなときは、「別の言い方」で説明してもらうのがおすすめです。
| フレーズ | 日本語訳 |
| Could you say that in a different way? | 別の言い方で教えていただけますか? |
| Could you explain that another way? | 違う表現で説明していただけますか? |
| Could you elaborate a little more? | もう少し詳しく教えていただけますか? |
また、自分が理解した内容を確認する方法も効果的です。
| フレーズ | 日本語訳 |
| So you mean…? | つまり〜ということですか? |
| So you’re saying…? | おっしゃっているのは〜ということですね? |
| Let me make sure I understood correctly. | 私の理解が合っているか確認させてください。 |
変更箇所は2か所の
英会話は、すべてを一度で聞き取るテストではありません。確認しながら会話を進めることも、大切なコミュニケーションです。
ネイティブが自然に使う「つなぎ表現」を覚える
英語では、このような表現を【フィラー(Filler)】や【ヘジテーションデバイス(Hesitation Devices)】と呼びます。日本語の「えーっと」「あの」「つまり」のような役割を果たし、会話のリズムを保ってくれます。
考える時間をつくる
| フレーズ | 日本語訳 |
| Well.. | ええと… |
| Let me think… | 少し考えますね。 |
| Hmm.. | うーん… |
| That’s a good question. | いい質問ですね。 |
言い直したいとき
| フレーズ | 日本語訳 |
| Actually… | というか… |
| I mean… | 正確に言うと… |
| What I’m trying to say is… | 私が言いたいのは… |
| Let me rephrase that. | 別の言い方をすると… |
話をまとめるとき
| フレーズ | 日本語訳 |
| Basically… | 要するに… |
| In other words… | 言い換えると… |
| The point is… | ポイントは… |
| So… | つまり… |
これらを覚えておくだけでも、沈黙になる場面はぐっと減ります。
「えーっと」を言いすぎると逆効果?
フィラーは便利ですが、使いすぎには注意が必要です。
例えば、
Um…
Um…
Well…
Um…
と何度も繰り返すと、自信がない印象を与えてしまうことがあります。フィラーは、沈黙を埋めるためではなく、考える時間を自然につくるための表現です。短く、必要な場面だけ使うことで、より自然な英会話になります。
フィラーより効果的なのは「話し始める型」を覚えること
実は、英会話が続く人はフィラーだけに頼っているわけではありません。話し始める型をたくさん持っています。
例えば、
・Personally, I think…
・From my experience…
・One reason is…
・The thing is…
・In my opinion…
このような表現は、その後の文章がすぐに思い浮かばなくても、話し始めるきっかけになります。「英語は最初の一言が一番難しい」と感じる人ほど、こうした型を覚えておくと安心です。
会話は「完璧な英語」ではなく、「止めないこと」が大切
今回ご紹介したように、
・相手の言葉を言い換える「パラフレーズ」
・確認しながら理解を深める「聞き返し」
・考える時間をつくる「フィラー」
・会話を始めるための「型」
これらを少しずつ取り入れるだけでも、会話は驚くほど続きやすくなります。最初から完璧な英語を話そうとしなくても大丈夫です。まずは “Well…” や “That’s a good question.” の一言から始めてみましょう。
英会話は、「止まらずに続ける経験」を積み重ねることで、少しずつ自信へと変わっていきます。
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