大人になっても学びを―新しい自分が見つかる英語のリスキリング法

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reskilling(リスキリング)という言葉をご存じでしょうか。reskillは「新しいスキルを身につける」ということで、新しい仕事、これまでとは異なる業務に対応できるスキルを習得することを指します。英語力についても、単に資格試験のスコアが高いということだけでなく、時代に即した新しいスキルが求められているかもしれません。ここでは英語でリスキリングする方法と、スキルアップに関連した英語フレーズをご紹介します。

reskilling(リスキリング)とは何のこと?

急に「リスキリング」と言われても、今までのスキルアップとはどう違うの?と思ってしまうかもしれませんね。そこでまず、「リスキリング」の意味を理解し、英語のリスキリングには何が必要とされるかを考えてみましょう。

リスキリングは新しい技能を身につけること

AIが進化し、これまでデータを集めてせっせと整理していたのが、パソコンであっという間にできてしまうというのは、誰もが経験していることだと思います。人間の働き手には、デジタルに強いというだけでなく、新しいアイデアを生む、意見をまとめて発表するなど、これまでにない新しい能力が求められるようになってきました。

「自分は理系だから、人と話したり英語を使ったりするのは苦手」「事務職だから意見を言う機会なんてない」というのは通用せず、自分の仕事にプラスアルファのスキルを身につけ、新しい仕事、今までとは違う業務もこなせるようになる必要があります。これを実現させるのが、「リスキリング」です。

なぜ「リスキリング」が話題になっているの?

2020年の世界経済フォーラム(ダボス会議)で、「2030年までに、世界で10億人のリスキリングを達成する」という「リスキリング革命」が発表されました。これを受けて日本の経済産業省もデジタル時代のリスキリングを提唱し、企業が人材のリスキリングに乗り出すようになりました。富士通や日立製作所などが大規模なリスキリングに取り組み、中小企業や転職・キャリアアップを目指す個人も、「リスキリング」を意識するようになったのです。

英語のリスキリングには何が必要?

現在のリスキリングは主に、デジタルスキルを身につけて新しい職務や働き方に対応することに注目していますが、海外とのビジネスが日常的になっている今、英語のリスキリングも必要になってきています。それも、単に英語が話せる、英語でメールが書けるというだけでなく、自分の意見を持っていて、それを整理して英語で発表するという、AIにはできないことを実現させる能力が求められているのです。

英語でリスキリングするには?

TOEIC700点や英検準1級を持っていることは、依然として転職やキャリアアップに役立ちます。しかしそれだけでは、AI時代に対応した新しいスキルを持っていることにはなりません。例えば、以下のような能力を身につけて、英語のリスキリングを達成しましょう。

英語でプレゼンする力をつける

英語圏では、インパクトのある話し方で聞き手を引き込む力が、非常に重要とされます。これは、ロボットにはないスキルだと言えます。

1) You Tubeなどで英語プレゼンテーションの動画を見て、英語表現だけでなく、身振り手振りや話し方のスタイルなどをまねて、自分でも同じことを言えるように練習しましょう。TED動画がお手本として最適、You Tubeにはトランスクリプションもついています。

TED動画

2) 自分でプレゼン原稿を書いてみます。導入や本論、まとめなどの構成を練ると同時に、「ここは大きな声で強調」など、効果的な話し方を考えてメモを入れましょう。

3) スマートフォンやタブレットで録画しながらプレゼンします。聞き手にとって自分がどのように見えているかがよくわかります。また、再生しながら、「言いよどみが多すぎだ」など、自分で改善点をチェックしていきましょう。

英語のライティング力を向上させる

企画書を書いたり会議のレポートをまとめたり、英語で書類を書く機会が増えてくるかもしれません。人間の働き手ならではの、深い洞察を入れることができるようになりましょう。

1) IT関連のニュース記事、金融分野の年次報告書など、現在の仕事やこれから目指したい仕事に関連した英文に普段から目を通し、どのような英文が書ければいいかを理解しましょう。

2) いきなり英語で書き始めるのではなく、身の回りにある文書を日本語に訳して書いてみましょう。自分が苦手とする表現などがよくわかります。

3) 自分が一番書きやすいと思うテーマで、英語の文書を書いてみます。仕事の手順を説明する社内メールなど、身近な素材から始めるといいでしょう。

コミュニケーション力をアップ

会議で参加者の話を聞くだけでなく、自分から意見を出して、周囲の人に印象づけられるようになりましょう。これもまず、まねをすることから始めます。

1) You Tubeでキーワード「business meeting」で検索し、会議をしている場面の動画を流します。「CC」をクリックして字幕を出し、言っていることを確認しましょう。

2) 動画で1人がしゃべったところで止め、次の人が言うべきことを考えて、自分でしゃべってみます。動画の登場人物の通りでなくても、自分なりの言い方でかまいません。

3) ある程度しゃべれるようになったら、自分の声を録音して聞いてみましょう。スムーズなわかりやすい話し方になっているかどうか確認してください。

スキルアップに関連した英語を覚えよう

ここまで読んできて、「そもそも『スキル』や『スキルアップ』って、そのまま英語で通じるの?」と思った方もいるのではないでしょうか。そこで、スキルアップ、能力開発に関連した英語表現を整理しておきます。

reskilling(リスキリング)はそのまま使える

日本語で「学び直し」と言うこともあります。reskill(新しいスキルを身につける、身につけさせる)という動詞もよく使われます。

I’m thinking of reskilling.(リスキリングしようかと思っています)

We have to reskill for an upcoming project.(今後のプロジェクトのためにリスキリングしなければなりません)

「スキルアップ」は和製英語

skillは「スキル、技能」という名詞です。skill upと言うことはできず、「スキルをアップさせる」はimprove skillsと表現します。

What skills are required for the job?(その仕事にはどんなスキルが求められているのですか?)

How can I improve my skills?(どうすればスキルアップできますか?)

capability、competence、expertiseを押さえておこう

スキルについて語る際、次のような言葉もよく使われます。

・capability(能力、特性)

She has the capability to handle it.(彼女にはそれを処理する能力があります)

・competence(有能さ、適格性)

No one doubts his competence as an engineer.(エンジニアとしての彼の有能さを疑う人はいません)

・expertise(専門知識/スキル)

I was impressed with her expertise.(彼女の専門知識/スキルには感心させられました)

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