TOEICの理想的な時間配分とは?満点保有の著者が時間内に解く方法をパート別に解説!

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TOEICで高得点を取る上で最も重要な要素の一つが時間配分です。TOEICでは、短時間に大量の問題を解く必要があります。時間が足りなくて、時間内に解き終わらなかった、最後は塗り絵(当てずっぽうでマークすること)になってしまった、という経験をしたことがある人も多いかと思います。英語力がある程度ある人でも、時間配分ができていないと、最後まで解き終わりません。それほど時間配分は重要になってきます。

そこでこの記事では、TOEICの理想的な時間配分と最後まで解き切るコツを解説していきます。いつも時間切れになってしまうという人はぜひ参考にしてくださいね!

TOEICテストは2時間の長丁場

TOEICはリスニングセクションとリーディングセクションに分かれています。所要時間はそれぞれ、リスニング45分間、リーディング75分間、合計90分(2時間)と、かなり長丁場のテストです。また、リスニングとリーディングの間に休憩はなく、2時間通してテストを行います。それに加えて問題数も多く、リスニング100問、リーディング100問となっています。

TOEICを受けたことがない人は、2時間と聞くとたっぷり時間があるように思うかもしれません。しかし実際のところ、問題数が非常に多いので、うまく時間をコントロールしながら解かないと最後まで解けません。つまり、TOEICは時間との勝負です。適切な時間配分が高得点獲得へのカギとなるでしょう。

TOEICで時間配分はそんなに重要?

時間配分なんて気にしている暇があったら英語力を上げることに時間を割いたほうがいいんじゃないの?と思うかもしれません。確かにTOEICで高得点を取得するには、単語、文法などの英語力が必要になります。しかし、いくら英語力があったとしても時間配分を把握できていないと最後まで解き切ることができません。

私はTOEIC満点を2回取得していますが、時間配分を意識せずにゆっくり問題を解いていたら最後まで解き終えることはできません。逆に、スコアが伸び悩んでいる人が、時間配分を意識して解くことでスコアがグンと跳ね上がる可能性もあります。限られた時間の中で大量の問題を解く必要があるTOEICでは、時間配分は最重要と言っても過言ではないでしょう。

TOEICの理想的な時間配分:リスニング

TOEICのリスニングセクションはパート1~4まであり、所要時間は45分間です。音声が自動で流れるので、時間配分を気にする必要はありません。しかし時間を有効に使うテクニックがあるのでお伝えしますね。

パート1~4

リスニングテストが始まるとすぐにディレクション(問題形式の説明)が流れます。このディレクションの時間を有効に使うために、テストの前に模試を解いて問題形式を確認しておくことをおすすめします。

ディレクションが流れている間は、パート1の描写問題の絵を確認し、どういった問題が出るか予測しましょう。また、各パートの冒頭にもディレクションの時間があります。この時間はパート3,4の設問を先読みする時間にあててください。先読みするだけで、断然問題が解きやすくなるので、必ず先読みは行うようにしましょう。

TOEICの理想的な時間配分:リーディング

TOEICリーディングセクションはパート5~7まであり、所要時間は75分間です。リスニングセクションとは異なり、受験者自身がタイムマネージメントする必要があります。理想的な時間配分は以下の通りです。

Part5 (短文穴埋め問題) 10分
Part6 (長文穴埋め問題) 10分
Part7 (長文読解問題) 55分

パート別に時間配分のコツをご紹介していきますね。

パート5

パート5は、短文穴埋め問題です。問題数は全部で30問あります。パート5に割ける時間は10分なので、1問に使える時間は20秒となります。1問につき20秒というのはあくまで目安であり、速く解ける問題は5秒、時間のかかる問題は30秒のように、平均して1問20秒で解くことができれば大丈夫です。

代名詞問題、前置詞問題、品詞問題などは速く解くことができます。カッコの前後を見ただけで解ける問題もあるので、ここで時間を稼ぎましょう。全文読むのが理想ではありますが、全文読んでいると時間が無くなるので、カッコの前後を見て答えが分かったらすぐにマークして次に進みます。一方、語彙問題や接続詞問題は全文を読んで前後関係を確認する必要があるので、少し時間がかかるでしょう。また、解ける問題と解けない問題を見分けることも重要です。

パート5は文法や単語の知識を問う問題なので、解答に必要な知識がなかったら、問題を何度見返しても解くことはできません。そういった問題に時間を費やすのはもったいないので、潔く次に進むようにしましょう。

パート6

パート6は、長文穴埋め問題です。4つの長文に分かれており、1つの長文につき4つの設問があります。つまり問題数は全部で16問となります。パート6に割ける時間は10分なので、1つの長文につき使える時間は2分30秒です。パート6には、文法や語彙の知識を問う問題と読解力を問う問題があります。文法や語彙の知識を問う問題は、知っていれば解ける、知らなかったら解けない問題です。解けない問題は時間をかけずに、解ける問題を解いていきましょう。

読解力を問う問題に関しては、前後関係を見て最も適切な選択肢を選ぶ必要があるので、少し時間がかかります。各長文につき必ず1題出題される文挿入問題は、4つの文を読んで最適なものを挿入するという難易度の高い問題です。そのため、その他の設問を答えたうえで、時間が余ったら取り掛かるぐらいの気持ちで大丈夫です。ただし時間がなくてもマークだけはしておくようにしましょう。

パート7

パート7は、長文読解問題です。問題数は全部で54問あります。パート7に割ける時間は55分なので、1問1分ペースで解いていく計算になります。長文には、シングルパッセージ、ダブルパッセージ、トリプルパッセージの3種類があります。パート7は、パート5、パート6と異なり、知識があれば即答できるタイプの問題ではありません。大量の英文の中から答えとなる部分をピックアップする必要があります。しかし、如何せん英文の量が多いので、答えとなる部分を見つけ出すのは容易ではありません。

そこでやっていただきたいのが、設問の先読みです。設問を先読みし、問われているキーワードを頭に入れながら本文を読むことにより、関係のないところは素早く読み、答えに絡むところはじっくり時間をかけて読むことができます。

また、パート7は54問と問題がたくさんあるので、途中で集中力が持たなくなり、失速することもあります。そんなときは、5秒間休憩を取って深呼吸するようにすると、失速することなく最後まで解き切ることができますよ。

TOEICを時間内に解き切るためのコツ

ここからはTOEICを時間内に解き切るためのコツをお伝えしていきますね。

いくら考えても分からない問題は諦める

先ほども少し触れましたが、いくら考えても分からない問題は潔くあきらめた方がいいです。TOEICは難しい問題を解いたらスコアが高くなるわけではありません。正解できた問題数でスコアが決まります。そして、TOEICには簡単な問題と難しい問題があります。そのため、難しい問題に時間をかけたせいで時間が無くなり、簡単な問題に手が付けられないというのはもったいないです。分からなかったら諦めて、簡単な問題を確実に取りにいきましょう。

2時間通して問題を解く練習をしておく

TOEIC対策をするときは、週末などのまとまった時間を使って、2時間通して模試を解くようにしましょう。模試を解くときは、各パートにかけられる時間を意識しながら解くようにしてください。時間配分を意識しながら繰り返し模試を解くことにより、この問題は捨てないと最後まで解き終わらない、この問題は少し時間をかけてでも取りにいった方がいいなど、感覚的に時間のかけ方が分かるようになってきますよ。

マークシート用のシャープペンシルを使う

TOEICを受験するときは、マークシート用の芯が太いシャープペンシル を使うことをおすすめします。私が普段使っているのはこの「Pentel AM13-B Mechanical Pencil Marksheet Sharp 0.33″ x 5.5″」芯が太いので、普通のシャープペンシルや鉛筆に比べて、素早くマークすることができます。こういったシャープペンシルを使うことで、結構な時間を節約できますよ。

まとめ

今回はTOEICの時間配分について詳しく解説しました。時間配分について深く考えたことがなかったという人もいるのではないでしょうか。TOEICで高得点を取るには、時間配分は非常に大切です。私自身、何度も模試を解いて少しずつ時間通りに解けるようになりました。皆さんもぜひ今回の記事を参考に、時間を測りながら模試を解いてみてくださいね!

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