英語で「説明する」ってなんて言う?16個の使い方を例文で徹底解説!

公開日:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「説明する」という表現は、日本人同士の会話でも頻繁に出てくると思いますが、英語ではどう表現するかご存知でしょうか?実は、「説明する」を表す英語表現はたくさんあり、それぞれ使う場面やニュアンスが少しずつ異なります。学生だけでなく、大人になって英語学習やり直しを図っている人もここでつまづいているかもしれませんね。

英語力をアップしたいなら、これらの単語をよく知って、それぞれの違いを理解する必要があります。そうするとネイティブとの会話やテキストでのやりとりでも理解が深まるでしょう。そこで今回は「説明する」を意味する英語表現を徹底解説します。

「説明する」はexplainやdiscribe意外にもたくさんある

英語で「説明する」を表現したい時、多くの人がすぐに思い浮かぶのは「explain」や「discribe」といった単語ではないでしょうか。しかし、これだけでは細かいニュアンスや状況を説明する時には不十分な場合があります。

日本語では「説明する」だけで伝わりますが、英語では説明する対象によって単語が使い分けられているのです。いろいろな表現を知ることによって、総合的な英語力アップが期待できるので、ぜひここは押さえておきましょう。

「〜を説明する」の英語表現12個

英単語には自動詞と他動詞のものに分かれています。他動詞とは、“他”のものつまり、目的語を必要とする動詞なので、必ず動詞の後に目的語をつけることが必要です。

ここからは「〜を説明する」の英語表現のうち、他動詞で使うものを紹介します。実際に使う時は注意しましょう。

最も一般的な表現!理由を説明する時はexplain

explainは、「説明する」を表現するうえで最もよく使われる単語です。理由などの説明についてはこの単語を使います。

The professor explained the outline.(教授はあらすじを説明した。)

I can’t explain that in English.(彼女はそれを英語で説明できない。)

Can you explain this?(これを説明できますか?)

She didn’t explain why it’s so.(彼女はなぜそうなのか説明しなかった。)

This book is hard for me to explain.(この本は説明しにくい。)

状況をあえて言葉で説明する時はdescribe

describeは、「描写する」という意味の英単語です。言葉で表現しづらい印象や状況などをあえて言葉にして説明する時に使います。言葉だけでなく、絵や音楽などで表現するという時にも使えます。「見たままを描写的に説明する」というニュアンスで伝えたい時に使いましょう。

​​She described the accident to the police officer.(彼女は警察官にその事故について説明した。)

Please describe the malfunction in as much details as you can.(不具合の状況をできるだけ詳しく説明してください。)

I couldn’t describe the scene with words.(私は言葉でその光景を言い表わすことができなかった。)

You should describe that injury in detail.(怪我について詳細に説明するべきだ。)

Can you describe your feelings?(自分の気持ちを表現できますか?)

難解なものを理解しやすく説明する時はelucidate

elucidateは、機構や役割、難解なものを理解しやすく説明する時に使います。ニュアンスは、「明らかにする、はっきりさせる」を意味するclarifyに近いニュアンスです。

I will elucidate effective software for you.(私はあなたに効果的なソフトウェアを説明するつもりだ。)

You should elucidate a disputed point.(論点を明らかに説明するべきだ。)

The professor elucidates unexplained parts.(教授は未解明な部分を説明した。)

We will elucidate the mechanism of its action.(我々はそれ動作のメカニズムを説明するつもりだ。)

I can elucidate characteristics of the genes.(私は遺伝子の特徴を説明することができる。)

目で見て明らかに伝えるように説明する時はshow

「物を見せる、飾る、表す」の意味でよく使われるshowも「説明する」という意味を持ちます。合理的な推論を用いて説明する時や、目で見て明らかにわかるようにするというニュアンスで伝えたい時に使いましょう。

The professor showed the solution of the problem. (教授はその問題の解決策について説明した。)

I will show you how to make a cake.(ケーキの作り方を説明しよう。)

The teacher showed them what they should do in an emergency.(先生は非常時に何をすべきか説明した。)

Let me show you how to use the new machine.(新しい機械の使い方を説明しよう。)

The man showed his innocence. (その男は彼の潔白を証明した 。)

イラストを用いて説明する時はillustrate

illustrateは抽象的で理解しにくいものを、実例や比較などを用いて具体的に説明する時に使います。illustrateには「挿し絵を入れる、図解する」という意味もあるので、イラストを用いて説明する時に使うとよいでしょう。

The professor will illustrate how to do it.(教授はそのやり方を説明するだろう。)

This graph illustrates how to use the program. (この図はプログラムの使い方を説明している。)

He illustrated this theory with several examples. (彼はこの理論を例とともに説明した。)

Can you illustrate the main feature? (主な特徴を図解できますか?)

Let me illustrate my opinion with some examples. (私の例をいくつか例を挙げて説明しましょう。)

関係を説明する時はrelate

relateには、「関係やつながりがある、関連する」という意味を持ちます。何かとの関係を説明する時はこちらをお使いください。

I related the man’s name and address to the cops. (私はその男の名前と住所を警官に説明した。)

The data relates poverty and crime.(このデータは貧困と犯罪の関係を示している。)

I want to relate my feelings to someone.(私は自分の気持を誰かに伝えたい。)

Can you relate these two causes?(これら2つの原因を説明できますか。)

I will relate this information.(私はこの情報を説明するつもりだ。)

事実や情報などを説明する時はreport

reportは、「出来事を正式に報告する、伝える」という意味を持ちます。名詞で、「レポート・報告」という意味で使われることも多いですね。調査結果などを詳細に説明する時に使いましょう。

I will report to you as soon as possible.(できるだけすぐにあなたに説明するつもりだ。)

You must report on your progress in a month.(あなたは1週間の進捗を説明しなければならない。)

I reported to everyone that everything was correct.(すべて正しいと皆に説明した。)

Police reported the case as an accident.(警察はその事件は事故だと説明した。)

The professor reported the experimental results.(教授は実験結果を説明した。)

言葉を説明する時はinterpret

interpretは「通訳する」と言う意味でよく知られている単語ではないでしょうか。interpretにはいろいろな意味があり、文脈によって通訳する、解釈する、説明する…などと訳されて使われる単語です。

It is difficult for me to interpret this book accurately.(この本を正確に説明することは困難だ。)

I interpret the meaning of this passage.(私はこの文章の意味を明らかにする。)

How do you interpret this message? (このメッセージをどう説明しますか?)

Can you interpret the theory? (その理論の説明ができますか?)

How do you interpret the word?(その単語をどう説明しますか?)

やさしい言葉で説明する時はtranslate

translateは、ある言語から他の言語に「翻訳する、訳す」という意味を持ちます。難しい事柄などをやさしい言葉でかみ砕いて説明する時に使える表現です。。

I can’t translate this.(私はこれを説明できない。)

The teacher translates this theory into simple terms.(先生は理論を簡単な言葉で説明した。)

I will ask someone to translate it.(誰かに説明を依頼するつもりだ。)

How do you translate this sentence?(あなたはこの文章をどう説明しますか?)

Please translate that for me.(私に説明してください。)

解釈する、詳しく説明する時はexpound

expoundは、理論や立場についての解釈を詳しく説明するという意味を持ちます。学説や理念などを人に説くといった場面で使用してください。

I expounded the laws of morality.(私は道徳を説いた。)

He expounded on the many ways to use these words. (彼はそれらの言葉を使う方法を詳しく説明した。)

She can expound in more detail.(彼女ならもっと詳しく説明できます。)

The teacher expounded his views on politics and economics.(先生は政治と経済の見方について説明した。)

I expounded the reasons why I want to join them.(彼らの仲間になりたい理由を説明した。)

論文などで説明する時はexplicate

explicateも「説明する」という意味を持ちますが、論文や文学作品の中でよく見かけるような形式ばった単語です。日常会話ではあまり使われません。理論的に明らかにするというニュアンスで使います。

I tried to explicate the hidden meaning of the passage.(私はその文の隠された意味を説明しようとした。)

The book explicates the life and accomplishments of the artist. (この本は画家の生涯と業績について説明されている。)

Can you explicate the cause of the trouble?(トラブルの原因を説明できますか?)

You should explicate the benefits of this system to the people.(あなたはこのシステムの利益を説明するべきだ。)

He didn’t explicate knowledge of French literature.(彼はフランス文学の知識について説明しなかった。)

意見や気持ちを説明する時はrepresent

representには、「代表する、表わす、匹敵する」という意味もあります。資料やグラフなどを提示しながら、それがどういう内容を表しているのかを説明する場面や、意見や気持ちなどを伝える場面で使われることがあります。

She represented her thinking by words.(彼女は考えを言葉で説明した。)

You must represent the danger to them.(彼らに危険を指摘するべきだ。)

The man represented the importance of the bill to the attendees.(その男は出席者にその法案の重大性を説明した。)

The professor will present the findings of the research tomorrow.(教授は明日研究結果を発表する予定だ。)

I reprensented my idea for my mother.(私は母に自分のアイディアを説明した。)

自動詞で使う「説明する」の英語表現4個

続いて、自動詞で使う「説明する」の英単語を紹介します。自動詞は、動詞そのものに「〜を」や「〜に」といった意味が含まれます。そのため、他動詞とは異なり、直後に目的語を置く必要はありません。使い分けには注意してください。

もっとも汎用的に説明する時はprovide (give/ offer) an explanation

explanationは、最初に紹介をした動詞「explain」に由来する名詞です。「説明」という意味で最も汎用性が高く一般的に使用されており、人・事・物に対して幅広く使うことができます。provide 、give、 offerといった「提示する、与える」という意味の動詞とくっつくことで「説明する」という意味を持ちます。

I provide an additional explanation.(私は補足を説明する。)

She provides an explanation of the accident.(彼女は事件について詳しく説明した。)

It is hard for me to give a clear and accurate explanation.(明確に説明することは難しい。)

The man gave an explanation for his resignation.(その男は辞任の理由を説明した。)

The president offered an explanation in detail in the newspaper.(社長は新聞で詳細に説明した。)

報告するというニュアンスで説明する時はgive account

accountは「口座・勘定書・会計簿・記述・報告・説明」という意味を持つ単語です。give an account、もしくはprovide an accountで主に「報告する」という表現になり、意訳すると「説明する」という意味としても捉えることができます。

The police gave a full account of the incident.(警察は事件についてすべてを説明した。)

The teacher should give an account of the words.(先生は単語の説明をすべきだ。)

The man gives an account of this very interesting affair.(この男はおもしろい出来事について説明した。)

Please give an account of the progress of the affair.(事の経過を話してください。)

Can you give an account of the book?(本の説明をできますか?)

新しい情報や手がかりを説明する時はclue in

clueは手がかり、ヒントなどという意味を持つ名詞です。clue inは直訳すると、「手がかりを与える」となり、それが転じて「説明する」という意味を表します。少し切羽詰まった時や、問い詰めるような場面で使うといいでしょう。

I clued in everyone on my plans.(私は自分の計画をみんなに説明した。)

He clued me in on all that’s been happening.(彼は私に起こった出来事をすべて説明した。)

Can you clue me in on what to do?(どうすればよいか教えてくれますか?)

The Newspapers should be clued in to what’s happening.(新聞は起こった出来事を説明すべきだ。)

She totally clued in on the latest research data.(彼女は最新の研究データを説明した。)

アイディアや考え、提案を説明する時はset forth

setは「整える、配置する、設定する」を意味する動詞、forthは「前へ、先へ」を意味する前置詞です。set forthで「明らかにする、発表する」という表現になり、その延長で「説明する」という意味を示すことができます。

Please set forth the reason for cancellation.(キャンセルの理由を説明してください。)

The president will set forth his policies in a speech. (大統領はスピーチで政策を説明する予定だ。)

He sets forth politely necessary actions.(彼は必要な行動を丁寧に説明する。)

This report sets forth the facts.(この報告書では事実が説明されている。)

She set forth her views in her articles.(彼女は自身の記事について見解を説明する。)

説明をする時に使えるフレーズ

ここまで紹介してきた英単語だけでなく、説明する時に使えるフレーズはまだまだあります。口頭でよく使われるフレーズなので、これを覚えておけば、英会話でも応用できますよ。一文まるごと覚えておくと便利です。ここからは説明をする時のフレーズを紹介します。

I would like to talk to you about 〜(〜について説明したいと思います。)

Today, I would like to talk to you about our experimental results.(今日は我々の実験結果について説明したいと思います。)

Make something clear(〜を明確に説明する。)

You should make it clear what you want her to do.(彼女に何をしてほしいのかをはっきり説明するべきだ。)

The man made it clear that it was not his fault.(その男は自分のせいではないことをはっきり説明した。)

Break something down(噛み砕いて説明する。)

It is easy for him to understand if I break it down.(噛み砕いて説明すれば彼も理解しやすいだろう。)

Please break it down for me.(詳しく聞かせてください。)

Be more specific(より詳しく説明する。)

Please be more specific with some more examples.(さらに具体的な例を挙げて説明してください。)

まとめ

今回は「説明する」を意味するいろいろな英語表現をご紹介しました。それぞれ少しずつニュアンスが違うので、英語を上達させたい人は押さえておくといいでしょう。口語表現としても頻繁に使えるフレーズが多かったので、英会話を勉強している人はぜひ使ってみてください。

オンライン英会話のレアジョブは、英語初心者から上級者まで幅広い人に向けたレッスンが用意されています。低価格ながらも世界トップレベルの講師によるマンツーマンレッスンを受けられるところが魅力的です。気になる人は試しに無料体験レッスンを受けてみてください。

Please SHARE this article.

英語を話せるようになりたいなら
学習のプロにみてもらおう

英語を学んできたのに、いざ話そうとなると全く言葉が出てこない、その原因は圧倒的にアウトプット量が不足していることにあります。
英会話の経験量を増やしたいなら断然オンライン英会話がおすすめ。1日25分だけ英語を話す習慣が鍵を握っています。高いお金を払って海外留学する必要はないのです。

無料登録しておくとお得な情報が届きます

今すぐ無料体験する

最適な学習サイクルが
レアジョブ英会話ひとつで完結

レアジョブ英会話の新しい学習体験 レアジョブ英会話の新しい学習体験

※「ソロトレ」は有料会員様のみご利用いただけます

レアジョブ英会話なら、英会話レッスンはもちろんのこと、「聞いて話す」発話トレーニング「ソロトレ」や一歩一歩英語力を積み上げられるオリジナル教材など、オンライン英会話市場で長年培ってできたコンテンツを豊富に取り揃えています。(追加料金なし/教材無料)苦手を克服したいなら使うべき選りすぐりのコンテンツです。

利用者インタビュー

無料登録~7日以内なら初月半額

今すぐ無料体験する

編集部おすすめ記事

英語に関する最新記事を
メルマガでチェックしよう!

メールマガジンを購読する