苦手な英文読解がすいすい読めるようになる3つのコツとは?文型解説とおすすめ参考書の紹介も!

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英語学習に取り組んでいる人にとって、英語の長文をすいすい読みこなしたいと思う人は多いのではないでしょうか。英語長文読解がうまくできるようになるには何かコツがあるのでしょうか。 この記事では苦手な英文読解がすいすい読めるようになる3つのコツとおすすめ参考書について詳しく説明していきます。

英文読解の3つのコツ

英文読解上達には3つのコツがあります。1つ目は意味上のかたまりを見抜くこと、2つ目は文の要素を理解すること、3つめは、文の構造を見抜くことです。詳しく1つずつ確認していきます。

意味上のかたまりを見抜く

「語」と「句」と「節」という文を構成する単位を理解しましょう。「語」とは文字通り単語1語のことで、文を構成する最小要素となっています。「句」というのは、2語以上集まって1つの品詞のような働きをするまとまりです。「節」は、「句」と同じく2語以上のまとまりですが、主語と述語を含みます。

読解では、英文中で句や節のまとまりを見抜けるかどうかが大切になります。まとまりがわかると、どんなに複雑に見える文章もシンプルに捉えられ、すばやく理解できるからです。例えば以下の例文を見てみましょう。

I saw a dog crossing the street.(私は犬が道を横切っているのを見た。)

この例文では「a dog crossing the street」が句となってひとまとまりの意味をなしています。句があると文自体が長くなり、難しく感じるかも知れません。しかし「I saw a dog.」(私は犬を見た。)だと迷わず意味を理解できるのではないでしょうか?最初の例文では「dog」が句となっているに過ぎないので、一見複雑に見える文でもシンプルに捉えることができますよね。

文の要素を理解する

また文の要素を理解することも重要です。要素には、主語(S=subject)、述語(V=verb)、目的語(O=object)、補語(C=complement)、修飾語(M=modifier)の5つがあります。英語は語順が定まっているという大きな特徴があり、それぞれの要素は文の中で配置が決まっているので、それによって正しく文の意味を捉えることができるのです。

以下の例文を見てみましょう。どちらもsayが使われていますが文の要素がそれぞれ違います。

I say goodbye.(私はさよならと言う。)

sayは文全体の述語として使われています。

What I want to say is goodbye.(私が言いたいのはさよならだ。)

What I want to sayは節であり文全体の主語となっていて、isは動詞、goodbyeが補語です。文の要素に着目することで、sayは動詞ですが文全体の述語ではなく、主語である句の中で使われているということがわかり、正しく意味を解釈できるのです。

文型を見抜く

次に重要なことは文型を見抜くことです。文型とは、主語や述語などの文の要素の配置のパターンを表すもので、どんなに複雑に見える英文でも5種類のタイプに分類されます。

文型がわかれば、文中の語・句・節の配置を見て、それぞれどの要素なのかがわかります。そうすることで正しく英文の意味を捉えられるのです。

意味上のかたまりを見抜くための練習

最初のうちはなかなか意味上のかたまりを見抜くことができないという人も多いでしょう。そこで練習として、スラッシュリーディングと音読をご紹介します。以下でその方法を詳しく見ていきましょう。

スラッシュリーディング

スラッシュリーディングとは、英文を読む時に句や節を意識して意味ごとにスラッシュ(/)で区切って読む方法です。

例えば以下の文で練習をしてみましょう。

I still remember the time when I went to New York by myself.(私がニューヨークに1人で出かけた時のことは今でも覚えています。)

では、この文を意味のまとまりごとにスラッシュで区切ってみましょう。

I /still / remember / the time / when I went to New York by myself.

最初はどこにスラッシュを入れるべきか迷うかもしれませんが、自分でわかりやすい意味のまとまりで区切っていきましょう。スラッシュを入れて意識して読むと、英文が単語の羅列ではなく意味のあるまとまりで構成されているのが見えてきます。スラッシュを入れたら、さらに以下のようにまとまりごとに意味をとってみてください。

・私は / いまだに / 覚えている / その時を /それは ニューヨークに1人で行った時。

スラッシュでの区切りごとに意味をとって読むと語順通りに理解できるので、読解のスピードも上がっていきますよ。

意味のかたまりを意識した音読

スラッシュリーディングで英文を区切ったら、黙読して終わらずに何回か音読をしましょう。最初に読む時は、スラッシュごとに少し間をとる気持ちで、区切りを意識するのがポイントです。もし間をうまく取れずに先走って読んでしまうようであれば、できるまでくり返し音読をしましょう。スラッシュで区切るのに慣れてきたら、今度は間を取らず自然に文を読みます。ただし、頭の中ではスラッシュで意味の区切りを意識することが大切です。

慣れないうちはスラッシュリーデイングをすることに、まどろっこしさや難しさを感じるかもしれませんが、だんだん慣れてくるとスラッシュを入れなくてもかたまりを捉えられるようになリます。初めて見る英文を音読して、まとまりごとに意味をとりながら、スムーズに読めるようになったら、英文読解のスピードもだいぶ上がっているはずですよ。

英文を構成する要素SVOC+Mを理解する

英文を読むには、文の要素の理解が必須です。以下で英文を構成する S・V・O・C・Mの5つについて詳しく解説していきます。

S(主語)とは

主語はSubjectの頭文字をとってSと表現しますが、「〜は、が」など動作・行為の主体を表します。

 I play tennis.(私はテニスをする。)

「I」が主語で、「play」という動作をする人を表します。

All you have to do is to study.(あなたは勉強だけしておけばいい。)

この文では「All you have to do」が主語で、節や句が主語になる場合もあります。主語は基本的には省略されることはなく、文の一番前にくることがほとんどです。

V(述語)とは

述語はVerbの頭文字をとってVと表現しますが、動作や状態を表す「動詞」のみがVになります。英語では絶対に省略することのできない文の中心的な働きをします。基本的な語順としては主語の後ろになります。

動詞には、「いる、ある、である」などの存在・状態を表すbe動詞と、「話す、聞く、書く」など何かの動作・行為を表す一般動詞があります。一般動詞には、目的語を伴う「他動詞」と目的語を伴わない「自動詞」があります。以下でそれぞれの動詞の種類について、詳しく説明していきます。

be動詞

be動詞は、どのような状態なのか、どこにいるのかといった状態や存在を表す動詞です。数は限られていて、原形のbe、現在形のam、are、is、過去形のwas、 were、過去分詞形のbeenしかありません。

I am happy. (私は幸せです。)

You are happy.(あなたは幸せです。)

He is happy.(彼は幸せです。)

主語によってbe動詞は形が変わります。

自動詞

be動詞以外を一般動詞と呼び、主に動作を表します。この一般動詞のうちで、「〜を」にあたる目的語を伴わないものを自動詞といいます。目的語になるのは名詞(名詞句や名詞節も)のみであることを覚えておきましょう。

The door opened.(ドアが開いた。)

openedの後には目的語がないので、自動詞ということがわかりやすいですね。

He runs at the sports ground.(彼は運動場で走る。)

at the sports groundはrunの後に来るので目的語と勘違いする人もいるかもしれませんが、ひとまとまりの句であり副詞句として動詞を修飾しています。文自体は、He runs.(彼は走る。)だけで完結するので、runは自動詞です。

She looked at him.(彼は彼女を見た。)

lookedの直後に来ていますがat himも句であり副詞として働いていて、目的語ではありません。前置詞から始まる句は副詞なので、動詞の直後に前置詞をとっている場合は、その動詞は自動詞となります。

他動詞

他動詞とは、目的語を伴う一般動詞のことです。

I open the door.(私はドアを開ける。)

他動詞openの後ろにthe doorという目的語が来ています。

I study English.(私は英語を勉強する。)

他動詞studyの後ろにEnglishという目的語が来ています。

上記のように、自動詞でもあり他動詞でもある少しややこしい動詞もあるので、意識して自どちらなのかを確認するクセをつけるとよいですよ。

O(目的語)とは

目的語はObjectの頭文字をとってOと表現します。Objectは日本語で「対象」という意味であるように、動作・行為の対象や、作用する先を表す要素です。名詞のみが目的語となるので注意しましょう。文型によっては1文に2つ現れることもあります。例文を見てみましょう。

I play the piano.(私はピアノを演奏する。)

この文の目的語は「the piano」で、演奏する対象を指しています。

I give him a pen.(私は彼にペンをあげた。)

この文の目的語は「him」と「a pen」の2つで、あげた相手とあげたものの両方が目的語になります。

C(補語)とは

補語はComplementの頭文字をとってCと表現します。補語は、文字通り主語がどういう状態かを補って説明したり、目的語がどういう状態かを補って説明する働きがあります。SVCの文型の時にはS=C、SVOCの文型の時にはO=Cの関係が成り立ちます。

My mother is happy.(私の母は幸せだ。)

My mother=happyという関係が成り立っていて、happyがCであることがわかります。

She made me happy.(彼女は私を幸せにしてくれた。)

madeの目的語であるmeとhappyがイコール関係なのでSVOCの文型となっています。

M(修飾語)とは

文型で出てくるのは「S・V・O・C」ですが、修飾語のModifierの頭文字をとったMも重要です。Mは文字通り主語や述語、文全体など修飾する働きがあります。SVOC以外であり、この要素を文から抜いても文がきちんと成立して意味が通るというの点が特徴です。修飾語になれるのは、名詞を修飾する形容詞や名詞以外を修飾する副詞のみが修飾語となります。

He works hard.(彼は一生懸命働く。)

副詞のhardは修飾語で、workの様子を説明しています。hardを抜いても文の意味は通りますね。

I studied in the library.(私は図書館で勉強した。)

in the libraryは、副詞の働きをするひとまとまりの句で修飾語です。

SVOCからなる基本5文型を理解する

英語の文型とは、SVOCの文の要素の順番のパターンです。どんなに長い英文であっても、第1文型から第5文型のどれかに分類することができます。以下で5つの文型を順番に解説します。

1. SV

SVは、主語と述語のみで文が成立するもっともシンプルな文型です。この文型の例文を以下で確認しましょう。

I sing.(私は歌う。)

主語と述語の2単語のみなので、一目でSVとわかりますね。

I sing at the concert hall every Sunday. (私は毎週日曜日にコンサートホールで歌う。)

最初の例文と比べてかなり長い1文ですが、この文型もSVです。at the concert hall とevery Sundayが最初の例文にくっついていますね。これらは修飾語のMで、なくても文が成立します。SVは文の骨子になるので必ず必要ですが、Mは飾りなので 文中でいくらでも足したり引いたりすることができます。修飾語に惑わされずに、文型を見分けられるようになりましょう。

2. SVC

SVCは、主語・述語・補語で成立する文型です。SVCでは、S=Cの関係が成り立ちます。以下で具体的な例文を見てみましょう。

She is happy.(彼女は幸せだ。)

She=happyでS=Cの関係が成り立っています。

He looks sad.(彼は悲しそうに見える。)

こちらもHe=sadでS=Cの関係が成り立っています。

This cake made by mam is yammy.(お母さんが作るケーキはおいしい。)

主語はThis cake made by mamと句になっているのがポイントです。これもThis cake made by mam=yammyとS=Cの関係が成り立つのでSVCとなります。主語や目的語などの要素が単語ではなく、句や節になると文型が見抜きにくくなるかも知れません。最初のうちは先で解説したスラッシュリーディングをしながら、文の要素を見極めていきましょう。

3. SVO

SVOは、主語・述語・目的語で成立する文型です。Oが入るので、必然的にVは目的語をとる他動詞になるのがポイント。以下の例文を見てみましょう。

I bought this book.(私はこの本を買った。)

buy(bought)は、必ず何を買うのかという対象とセットで使う他動詞です。目的語を伴うので、SVOだとわかります。

4. SVOO

SVOOは、主語・述語・目的語・目的語で成立する文型です。他動詞の中には、目的語を2つ伴うものがあります。以下の例文で確認をしてみましょう。

He gave me a present.(彼は私にプレゼントをくれた。)

give(gave)は、「誰に」あげるのかと「何を」あげるのかの2つ、目的語を取ることができる動詞です。ちなみに以下のようにSVOに変換することもできます。

He gives a present to me.

to meは、前置詞が先頭に来る句なので、副詞の働きをする修飾語Mとなります。文の骨子は、He gives a presentでSVOの文型となるのです。

5. SVOC

SVOCは、主語・述語・目的語・補語で成立する文型です。O=Cの関係が成り立つのがポイントとなります。以下の例文を見てみましょう。

I call him Mike.(私は彼をマイクと呼んでいる。)

him=MikeというO=Cの関係になっています。この文型になる動詞はそれほど多くありません。例えばmake やget「OをCにする」、let 「OをCの状態にしておく」、keep 「OをCの状態に保つ」、find「OがCだと気づく」、leave 「OをCのままにしておく」、see「OがCするのを見る」などがあります。これらは頻出なので、これを機会にぜひ覚えましょう。

おすすめの英文読解の参考書3選

英文読解力を上げたいと思っている人におすすめの参考書を3つ選びました。これまでに解説してきた読解のコツを意識しながら、これらの参考書で英文を読む練習をするとよいでしょう。

大学入試 世界一わかりやすい英文読解の特別講座

大学入試 世界一わかりやすい英文読解の特別講座』では取り上げられている英文は難しすぎず簡単すぎず、興味を持ちやすいトピックがピックアップされています。複雑な構造の英文も噛み砕いて説明されているので苦手意識のある人も、是手に取ってみてください。英文読解の講座を受けているかのような1冊です。

おすすめレベル 中級
著者 関 正生
出版社 KADOKAWA/中経出版
価格(税込み) 1,650円

サバイバル英文読解 最短で読める!21のルール

サバイバル英文読解 最短で読める!21のルール』では、英語が書かれる「定石」を徹底的に解説しているので、あらゆる英文を読みこなすための核心に触れることができます。文中の、重要な部分を瞬時に見抜く法則から、文章が「まとめ」や「具体例」に入るサイン、など読解のためのポイントが凝縮されています。

おすすめレベル 中級
著者 関 正生
出版社 NHK出版
価格(税込み) 858円

英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式 改訂版

英文読解入門基本はここだ!-代々木ゼミ方式 改訂版』は英語の基礎固めに最適な1冊です。特につまずきやすいポイントを中心に、丁寧な解説がされているので、読解力で伸び悩ンでいる人には壁を突破するきっかけになるでしょう。文法からの説明が詳しく書かれていて、句や節に自信が持てない人には特におすすめです。

おすすめレベル 初級~中級
著者 西 きょうじ
出版社 代々木ライブラリー
価格(税込み) 935円

まとめ

英文の読解力アップのコツについて解説をしてきました。まずはスラッシュリーディングや音読を通して、文中の句や節をきちんと見抜けるようになりましょう。意味のかたまりで英文を捉えることができれば、主語、述語などの文の要素や文型もわかるようになります。文の構造がわかってくると、スムーズに読み解けるようになるはずです。

音読をおすすめしましたが、意味のまとまりを感じながら実際に声に出して読むことで、より英文独特のルールを体感しやすくなります。またリスニングでも同じように、まとまりを意識して聞くと、聞きながら意味を取れるようになるでしょう。聞いて口に出してという一連を練習するなら、英会話で鍛えるのも手ですよ。レアジョブではオンライン英会話の無料体験レッスンを実施していますので、一度試してみてはいかがでしょう。

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