英検CSEスコアとは?どこよりも分かりやすく解説!

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実用英語技能検定(以下、英検)は2016年度より英検CSEスコアで合否を判定するようになりました。

2015年までに実施された英検では単に合否だけを判定していました。しかし、英検CSEスコアが導入されたことにより、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能のうち、どの技能が苦手か、得意かがはっきりとわかるようになりました。その一方で、英検CSEスコアが導入されたことで、合否の基準などが分かりにくくなったと感じている人もいます。

そこで、この記事では英検CSEスコアが導入された背景や、英検CSEの特徴などを分かりやすく解説します。

英検CSEスコアの特徴

はじめに、英検CSEの特徴や各級の合格基準点、導入されたことによるメリットを解説していきます。2015年までの英検の合格基準とどのような違いがあるのか確認していきましょう。

英検CSEスコアが導入された背景

英検は1963年より開始された歴史ある英語の技能検定試験です。日本国内では知名度や信頼性が非常に高く、英語の技能を客観的に示す指標として使われてきました。しかし、グローバル化が進むにつれて従来の採点基準では国際的に通用しないシーンが増えてきたため、欧米でも通用するスコア尺度である英検CSEスコアが導入されました。

英検CSEスコアが導入されてからは、自分の英語力が国際基準で見てどの程度なのかを把握しやすくなっています。

英検の成績表に表示される項目

英検の成績表には以下の項目が表示されます。

項目 内容
受けた級 何級を受けたか表示されます
級の合否 合格か不合格か表示されます
各技能の英検CSEスコア リーディング・リスニングなど各技能でどれだけスコアを取れたかが表示されます
総合スコア 各技能の合計スコアが表示されます
英検バンド 自分の得点が合格基準点からどの位置なのか分かりやすく表示されます

なお、成績表は一次試験と二次試験の両方が作られます。二次試験の成績表では、一次試験と合わせた総合スコアが表示されます。

また、「英検バンド」は、「合否ラインまでの距離」を表す指標です。+と-で各技能ごとに示され+の数値が大きいほど余裕を持って合格できたことを示します。反対に、-の数値が大きければ合格ラインにほど遠い点数です。-の数値が近ければあと一歩で合格だったということになります。

4技能の英語力がバランスよく測られる

英検CSEスコアの導入二より、4技能の英語力をバランスよく測られるようになりました。

2015年までの英検では、リーディングが51点、リスニングが34点、ライティングが14点と配点が技能によって異なりました。そのため、ライティングが苦手でも、リーディングやリスニングで点を稼げば、合格できる可能性があったのです。

一方で、2016年以降、英検CSEスコアが導入されてからは、4技能のスコアは均等に配点されています。問題数が多い技能ほど1問あたりの配点が低く、問題数が少ない技能ほど1問あたりの配点が高くなる仕様です。そのため、「特定の技能だけ得意」「1つでも極端に不得意な技能がある」と合格が難しくなっています。

正答数が同じでも回次が違えば英検CSEスコアは変化する

一般的な試験は、1問あたり○点と、あらかじめ配点が決められています。一方で、英検CSEスコアは、すべての受験者の答案から試験の難易度などを加味し、調整したうえで算出されます。そのため、正解の数が同じでも回次ごとに英検CSEスコアは異なります。

回次による差を調節するために、スコアは答案を採点したあとに調整されます。そのため、自己採点で英検CSEスコアを算出することができなくなっています。

各級の英検CSEスコアの合格基準点

各級の英検CSEスコアの合格基準点は以下のとおりです。

<一次試験合格基準スコア>

合格基準スコア
1級 2028
準1級 1792
2級 1520
準2級 1322
3級 1130
4級 622
5級 419

なお、1級~準2級までリーディング・リスニング・ライティングの3技能で測定され、4級・5級はリーディングとリスニングの2技能で測定されます。

二次試験のスピーキングテストの合格基準スコアは以下のとおりです。

<二次試験合格基準スコア>

合格基準スコア
1級 602
準1級 512
2級 460
準2級 406
3級 353

4級と5級は二次試験の代わりに別途スピーキングテストが設けられており、合格基準スコアは以下のとおりです。ただし、4級・5級のスピーキングテストは、一次試験の合否に関係なく受験でき、受けても受けなくても4級・5級の合否には影響しません。

スピーキングテスト 合格基準スコア

合格基準スコア
4級 324
5級 266

参考:英検CSEスコアでの合否判定方法について

各級の満点英検CSEスコア

各級の満点の英検CSEスコアは、英語検定協会が発表している技能ごとの満点スコアを合計することで算出することが可能です。

満点英検CSEスコア
1級 3400(4技能の配点:各850点)
準1級 3000(4技能の配点:各750点)
2級 2600(4技能の配点:各650点)
準2級 2400(4技能の配点:各600点)
3級 2200(4技能の配点:各550点)
4級 1000(2技能の配点:各500点)
5級 900(2技能の配点:各425点)

参考:英検CSEスコアでの合否判定方法について

英検CSEスコアの英語力は?CEFRレベルに換算してみよう!

英検CSEスコアで算出された英語力は、言語能力を評価する国際指標として用いられるヨーロッパ言語共通参照枠 (CEFR)に対応しています。CEFRレベルに換算することで、自分の英語力が世界基準でどの程度であるか把握することが可能です。

ここでは、「CEFRとは?」という解説から、CEFRに換算するメリットについて解説します。

「CEFR」とは?

CEFRとは、「Common European Framework of Reference for Languages」の略で、「ヨーロッパ言語共通参照枠」と訳されます。1949年フランスのストラスブールで設立された欧州評議会(CoE)が2001年に公開しました。20年以上にわたる調査・研究に基づいて算出されており、海外では英語に限らずドイツ語やフランス語など、広い言語教育と評価方法のガイドラインとして広く用いられています。

CEFRは言語知識ではなく、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能の達成度を重視して算出されます。熟練度をA~Cの3段階、各段階をさらに1・2と2段階に分けており、全部で6つのレベルが存在します。Aは「基礎段階の英語使用者」、Bが「自立した言語使用者」、Cが「熟練した言語使用者」という区分で、もっとも高いレベルがC2です。

日本では2012年度からNHKが言語番組のレベル表記に用いるようになり、認知度が高まりました。また、2020年度に大学入試が改訂をされることを機に多くの大学が入試の際の指標として取り入れています。

参考:英語力の評価及び入試における外部試験活用に関する小委員会 審議のまとめ(概要)

英検CSEスコアをCEFRレベルに換算すると…

英検CSEスコアをCEFRレベルに換算すると以下のようになります。

英検CSEスコア CEFRレベル
3300~4000 C2
2600~3299 B1
2300~2599 B2
1950~2299 B1
1700~1949 A2
0~1699 A1

参考:各資格・検定試験とCEFR対照表

英検CSEスコアの合格基準点と満点スコアと比べてみると、英検の各級がそのままCEFRレベルに当てはまるわけではないことがわかります。

たとえば、同じ英検2級合格者でも、英検CSEスコアが2000の人ならCEFR B1レベルの英語力ですが、2500の人ならCEFR B2レベルの英語力があります。つまり、準1級に合格できるレベルの英語力を持っているということがわかるのです。

英検CSEスコアを確認することで、自分の実力を正確に把握することができるでしょう。

まとめ

今回は、英検CSEスコアについて詳しく解説しました。英検は2016年から大きく採点方法が変わり、4技能をバランス良く身につけないと合格が難しくなっています。そのため、これから英検を受験したい人は単に参考書や問題集を黙々と解くだけでなく、スピーキングやリスニングの技能も身につけることが重要です。

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