【対照表】英検の級やCSEスコアをCEFRに換算すると何点になる?

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英検は、2016年から級に加えて、英語スキルを国際的に評価しやすくするCSEスコアが併記されるようになりました。

CSEスコアは、CEFRという国際基準に対応しています。CSEスコアをCEFRレベルに換算すると、国境を越えて通用する英語スキルの証明が可能です。

当記事では、CSEスコアのCEFRへの換算を始め、CEFR・CSEスコアの解説や、換算したスコアの利用法についてまとめました。英検のスコアをより活用するための参考にしてください。

英検CSEスコア・等級をCEFRに換算すると…

英検の成績表に表示されるCSEスコアは、読む・聞く・書く・話すの4技能総合スコアで表示されます。

CSEスコアをCEFRレベルに直すと、下記のようになります。

CSEスコア CEFRレベル
3300~3400 C2
2600~3299 C1
2300~2599 B2
1950~2299 B1
1700~1949 A2 
1400~1699 A1

英検の合格点は固定されており、英検の級を獲得するためには、基準以上のCESスコアを獲得する必要があります。一方で、英検の級を獲得できなくても、CESスコアがあれば自分の実力が世界的にみてどの程度なのかを確認することができます。

CSEスコアやCEFRについて詳しく知りたい人は、このあと解説するのでぜひご確認ください。

「CEFR」とは?

CEFRとは、外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages)を指します。外国語のレベルを測る基準としてヨーロッパで開発されました。現在は、4技能を測る信頼できる国際的な基準として世界中で使われています。

英語試験は目的や用途によって複数存在しますが、CEFRに換算すれば各試験の結果を数字で比較することができます。転職や人事評価の際に、異なる英語試験の資格・スコアを持つ人材を客観的に評価することも可能です。

英検もCSEスコアからCFERレベルへの換算することで、合格不合格のないスコア制の試験と同様に、国際的な英語スキル証明に活用されることが期待されています。

CEFRレベル別の英語力

CEFRレベルは、大まかには次のようにレベル分けされています。

CEFRレベル 4技能のレベル
C2 ネイティブスピーカーレベル
C1 上級者レベル・大学上級レベル
B2 上~中級者・大学中級
B1 中級者・大学初級・難関校大学入試レベル
A2 初級・大学入試レベル
A1 初級・高校中級レベル

詳しい定義については、公式の定義を確認しましょう。

CEFRレベル 能力レベル別に「何ができるか」を示した熟達度一覧
C2 熟達した言語使用者

聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構築できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる。

C1 熟達した言語使用者

いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の詳細な文章を作ることができる。

B2 自立した言語使用者

自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。

B1 自立した言語使用者

仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。

A2 基礎段階の言語使用者

ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。

A1 基礎段階の言語使用者

具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。

出典:CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)│ ブリティッシュカウンシル

「英検CSEスコア」とは?

英検CESスコアは、英検の各級で異なった満点が設定されており、最終的には合計されて、4技能でどれだけ得点できたかを示します。たとえば、英検1級の満点は各技能について850点、4技能合計では3400点満点です。

<4技能ごとの満点スコア>
1級:850点
準1級:750点
2級:650点
準2級:600点
3級:550点

ここでポイントになるのが、1問あたりのスコアです。問題数が多い技能であれば1問あたりのスコア配分は小さくなり、問題数が少ない技能では1問たりのスコアが大きくなります。そのため、4技能バランスよく得点しないと、級の合格はもちろん、CSEスコアの獲得も難しくなるのです。

英検の等級とCSEスコアの違いは?

英検の等級は合否で判定されますが、CSEスコアは合否に関係なく客観的な結果が出ます。英検には合格できなくても、自分の英語レベルが判断しやすい点がCSEスコアの魅力です。

英検3級以上の級とCSEスコアを比べると以下のようになります。

受験級 CSEスコア(合格点~満点)
1級 2630~3400
準1級 2304~3000
2級 1980~2600
準2級 1728~2400
3級 156~2200

英検の合格級から見た英語力は、下記の定義を参考にしてください。

合格級(推奨目安) 習得目標
1級(大学上級程度) リーダー(品格)の英語
・ライティング、スピーキングを含む4技能の総合力を測定
準1級(大学中級程度)
2級(高校卒業程度) 使える英語で世界へ
・大学入試レベル
・2級から海外留学
・履歴書で評価される
準2級(高校中級程度)
3級(中学卒業程度) 使える英語の登竜門
・基礎力定着
・高校入試レベル

出典:各級の目安 │ 日本英語検定協会

英検CSEスコアなら自分の実力が明確にわかる!

CSEスコアでは、合格級や上位級までの「距離」を数字でみることができます。

たとえば、英検1級受験者のCSEスコアが2610点であれば、1級の合格は達成できませんが、英語力としては1級合格と同等のCEFRでC1のレベルがあることがわかります。同じ準1級合格でも、CSEスコアが2400点の人ならCEFRレベルはB2、2600点を超えている人なら1級合格・CEFRレベルC1と同等の英語力があるなど、差を付けることができます。

各技能のCSEスコアも成績表の内訳で確認できるので、どの能力を伸ばすとさらに上の実力を形成できるのか一目瞭然です。正確な実力が目に見えて分かることで、英語力の証明はもちろん、モチベーションアップにもつながるでしょう。

2015年以前の英検合格ならどうなるの?

CSEスコアの導入以前に英検を受けた人も、一部CSEスコアが利用できます。公式サイトでは、2005年度から2015年度までの受験について、CSEスコアに換算した成績を確認できるようになっています。

英検 CSE2.0スコア確認システム

CSEスコアが表示された証明書は、2014年受験以降の合格者にのみ発行されます。2014年以前の合格者については、証明書は出ませんが、公式サイトからCSEスコアを確認できれば、CEFR換算することは可能です。

大学受験で英検・CEFRを使用するなら…

大学入試改革以降、多くの大学が英検やその他のCEFRレベルに換算できるテストを入試に利用しています。

「入試の出願資格にする」「加点、みなし満点など一定の優遇措置を設ける」「特色入試で高いレベルの英語力がある生徒を優先して合格させる」など利用の仕方はそれぞれ。要求されるレベルとしては、CEFR A2~B1を出願要件にする、または加点要件とする例が多いようです。さらにB2レベル以上になると優遇措置のある学校が多くなる傾向があります。

大学受験の際には、志望大学がどのような条件を設けているのかしっかり確認しておきましょう。

ビジネスシーンで英検・CEFRを使用するなら…

日本では、英検の信頼性・学校教育との連動性が非常に高くなっています。そのため、日本企業の選考においては、2級以上の英検の合格歴は就職・転職・昇進昇級のアピール材料となります。

しかし、海外就職や外資系の就職の場合は、英検よりもTOEIC・IELTS・TOEFLなどのスコアが重視される傾向にあります。特にグローバル企業といわれる大きな企業では、他の国籍の職員と公平な競争を考えて、多くの国で用いられている国際的な英語試験の成績が重視されます。

もちろんCEFRレベルに換算できる英検のCEFRスコアを利用することもできますが、しっかりと実力を証明するためには、その他の英語試験も受けておきたところです。

まとめ

英検では級の合格とは別に、CEFR換算できるSCEスコアが表示されます。SCEスコアは自分の実力をより正確に把握することができるため、英検受験の後は各技能別に確認しましょう。

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