TOEICはメリットだらけ?特徴やデメリットについて徹底解説!

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世界共通の基準で英語のレベルを測定できるTOEIC。今現在自分がどれくらい英語が理解できているのかの基準となるテストですが、TOEICを受けるとどんなメリットがあるのか気になりますよね。また逆にデメリットはあるのでしょうか。

本記事ではTOEICの特徴やメリット・デメリットを解説します。「受けてみようかなぁ」と迷っている人は必見です!

TOEICとは?

TOEICとはTest of English for International Communicationの略で、日本語では国際コミュニケーション英語能力テストと言われます。日本では一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が運営しており、英語のコミュニケーション能力を判定する世界160カ国で実施されている世界共通の基準テストです。

テストに使用される問題はビジネスシーンや日常生活を想定した内容が多く、TOEIC向けの勉強をすることで、実生活でも使える英語が身に付きます。

TOEICの種類

TOEICはTOEIC ® Programが正式名称で、そのなかにTOEIC TestsとTOEIC Bridge Testsの2つのブランドがあります。テストの種類も5つあるので、どんな内容のものがあるのか知っておきましょう。

TOEIC Tests

日常生活やビジネスシーンで使える英語能力のレベルを測る世界共通テストです。3つの種類があり、英語でのコミュニケーションに必要と言われる4技能のレベルを測れます。

TOEIC Listening & Reading Test

多くの人がTOEICと呼ぶのはこのテストです。45分間のリスニングテストと、75分間のリーディングテストがあります。就活や転職ではこのテストの点数が指標となっていることが多いです。

TOEIC Speaking & Writing Tests

「話す・書く」能力を測るテストです。20分間のスピーキングテストと60分間のライティングテストがあります。

TOEIC Speaking Test

「話す」能力の判定に特化したテストです。20分間のスピーキングテストが行われます。

TOEIC Bridge Tests

英語学習を始めたばかりの人から中級者向けのテストで、日常生活で使える英語能力のレベルを測れる世界共通テストです。2つの種類があり、こちらもTOEIC Tests同様、英語のコミュニケーションに必要な4つの技能のレベルが測れます。

TOEIC Bridge Listening & Reading Tests

「聞く・読む」能力を測定するテストで、25分間のリスニングテストと35分間のリーディングテストがあります。
TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests:「話す・書く」能力を測定するテストで、15分のスピーキングテストと37分間のライティングテストがあります。

TOEICの特徴

TOEIC最大の特徴は多くの英語検定試験と異なり、TOEICは合否ではなくスコアで評価されます。受かるか受からないかではなく、今の英語レベルがどれくらいなのかの指標になりますし、「○点を目指す」という目標にもできるのが特徴です。一番ポピュラーなTOEIC Listening & Reading Testの場合、10〜990点で評価されます。

また日常生活やビジネスシーンで使える英語に特化してコミュニケーションスキルを測定するのもTOEICの特徴です。実践的な英語のレベルを測れることから、就職や転職ではTOEICテストのスコアが一つの指標になっています。特定の文化的背景を知らなくても公平にテスト内容が理解できるよう配慮されており、まさに英語テストのグローバルスタンダードと言えるでしょう。

TOEICのメリット

ではTOEICを受けると具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。5つのメリットを紹介します。

実用的な英語が身に付く

TOEICのテストは全てが日常生活やビジネスシーンを想定した内容になっています。そのためTOEICの受験勉強をするだけで、実践的に使える英語が自然と身に付くのです。

英語表現の全てを網羅したテストではありませんが、TOEICに向けた勉強をすることで実用的な英語のボキャブラリーや表現を学べます。テストの種類によって身につく能力は異なりますが、Listening & Reading Testでは実用的な英語を聞き取る力と文章や会話を理解する力が身に付きます。

自分の英語力が把握できる

TOEICは合否ではなくスコアで評価されるため、自分の英語力がどれくらいなのか一目でわかります。スコアは5点刻みで最高スコアが990点ですが、「これくらいのスコアならこんなことができる」かの指標が作られているので、自分の英語力を客観的に把握できるのです。また同時に何が不足しているかもわかりやすいので、次のTOEIC受験や普段の英語学習での目標もスコアを元に決められます。

TOEICを受験する人はスコアを目標にする人は多いですが、「英語でできるようになりたいこと」を決めて、スコア目標を設定するといいでしょう。TOEICの公式ホームページでも、「できるようになりたいこと別スコア目標」が公開されています。

転職活動時にアピールできる

新卒採用の条件にTOEICスコアを設定している企業は多いですが、最近は中途採用試験でも一定以上のTOEICスコアを条件にしている企業が増えています。TOEICテストはグローバルスタンダードで、英語力を判断する材料として非常に有効とされているからです。

TOEICのスコアが一定レベル以上あれば、転職活動時に大きなアピールになります。特に業務で英語を使う、外国人のクライアントがいる、海外出張や駐在の可能性があるような仕事ではTOEICが大きく役立つでしょう。どんな業界・職種に挑戦するかにもよりますが、履歴書にスコアを書くなら最低でも600点以上は取れていることが望ましいです。

キャリアアップに役立つ

TOEICテストは会社に入ってからもキャリアアップに非常に有効的です。企業によっては異動・昇格・昇進の判定基準としてTOEICスコアを材料としているところが多くあります。海外出張をしたい・海外駐在に行きたい人は一定以上のスコア獲得が求められていることが多いです。

また会社で決められたスコアを獲得していれば、給与にプラスして手当が出る可能性もあります。自分が働いている会社でTOEICが有利に働くのかも、一度調べてみるといいでしょう。

TOEICのデメリット

TOEICテストにはメリットもあればデメリットもあります。受けることで評価がマイナスになるといったデメリットはありませんが、どんなデメリットがあるのかも知っておきましょう。

海外での就職にはそこまで重視されない

世界基準の英語テストとして認知されているTOEICですが、欧米の企業ではTOEICスコアを重視している企業は多くありません。特に英語圏ではTOEIC自体が認知されていないことも珍しくなく、せっかくいいスコアを取っても、それだけでは英語力を判断してもらえない可能性があります。海外企業への就職を目指している人は、その他の英語テストも視野に入れるといいでしょう。

日常的に使うフレーズはあまり出てこない

TOEICテストは日常生活やビジネスシーンを想定した問題が出題されますが、何方かと言えばビジネスで使うフォーマルな英語が中心です。そのため、日常的に会話で使えるようなフレーズはあまり出てきません。

基本的なボキャブラリーや表現は身に付きますが、「英語を勉強して外国人と日常会話を楽しみたい人」には向いていないでしょう。

まとめ

TOEICは世界基準のテストで今回紹介したように様々なメリットがありますが、英語を勉強する目的によっては向いていないケースもあります。ただ基本的な英語力を伸ばすためには非常に有効なテストです。TOEICを受けるか迷っている人は、今回紹介したメリット・デメリットをしっかり把握して受験するかどうかを決めるようにしてください。

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