TOEIC勉強法完全ガイド|忙しい社会人でも効率的にスコアアップを目指す秘訣

公開日:更新日:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

社会人になると、仕事や家庭の予定に追われて、「TOEICを勉強したいけれど時間がない」「何から始めたらいいか分からない」と悩む方は少なくありませんが、効率的な学習方法を選び、日々のスキマ時間を活用すれば、忙しい中でもスコアアップは可能です。

本記事では、主に以下の内容を紹介しています。

・初心者でも無理なく取り組めるTOEICの勉強法
・おすすめの参考書

さらに、オンライン英会話を活用して「話す力」を自然に伸ばす方法まで解説します。この記事を最後まで読んでいただくと、TOEICのスコアだけでなく、英語でのコミュニケーション力も高めることができます。

効率的なスタートを切るための準備

TOEICの学習を始める前に、試験までの学習の全体像を整理しておきましょう。方向性を定めて取り組むことで、最短でスコアアップが可能になります。

自分のレベルを知る

最初に、TOEIC公式問題集を使い、本番と同じ時間設定で、問題を解いてみましょう。これにより、現時点での実力を把握できます。自分のレベルを把握し、パートごとの点数を確認しましょう。その結果、どのパートが弱点かを明確にできます。そして目標スコアを設定して、自分に合った参考書を選んで、スムーズな学習計画を立てましょう。

(弱点分析法の例)

目標スコアを設定する

TOEICは合否を判定する試験ではなく、スコアによって英語力を測るテストです。目標スコアを設定することで、重点的に学習する分野を決めることができます。現在の自分のレベルより少し高いスコアを目指すのが理想的です。2025年9月のTOEIC公開テストの平均点は616.4点でした(※出典:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)。TOEICの平均点は大きく変動しないため、平均点を目標に設定するのも一つの方法です。

TOEICの受験日を決める

TOEICは年間10回開催されています。仕事や家庭の都合に合わせて受験日を決めることで、逆算して学習スケジュールを立てやすくなります。また、受験日が決まると毎日の学習計画も現実的に設定しやすくなります。

TOEICスコアアップに必須!4つの基礎勉強法

TOEICは、やみくもに勉強するよりも、効率的に取り組む方がスコアアップにつながります。初心者は以下の4つを意識して学習しましょう。

単語を増強する勉強

TOEIC600点を目指す場合、中学・高校で習う約3,000語に加え、約5,000語の単語が必要とされています。ただし、すべてを覚える必要はありません。まずは頻出単語に絞って効率的に学びましょう。使用する単語帳は1冊で十分です。重要なのは、繰り返し確認して記憶を定着させることです。

文法力を強化する勉強

文法は、基礎を押さえることでスコアに直結しやすい分野です。特にリーディングのPart5、Part6は文法問題が中心なので、基礎力を固めることが大切です。高校までに学んだ英文法の復習し、TOEIC対策用問題集を解いて、できなかった問題は解説を確認して必ず復習しましょう。文法力が上がると、長文読解にも役立ちます。

リスニング力を上げる勉強

TOEICリスニングは、Part1〜Part4で100問あります。英語の発音はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの4か国が混在して出題されるため、それぞれの特徴に慣れることが重要です。質問文の文頭にあるWhy, Where, Whenなどの疑問詞を意識して聞くことで、答えのポイントを押さえやすくなります。

本番に慣れる勉強

TOEICは制限時間内で解くことが求められるテストです。本番形式での練習は必須です。リーディングの長文Part7に時間を残すため、Part5・6は10分以内で解けるように練習しましょう。時間配分を意識するだけで、試験中の余裕が大きく変わります。

厳選!TOEIC対策におすすめの必携参考書3選

TOEICの参考書は数多くあり、どれを選べばいいのか悩みますよね。参考書選びに時間をかけすぎたり、選んだ教材が適切でなく途中で勉強を諦めてしまったりする場合もあるでしょう。途中で断念せず、かつ最短でスコアアップを狙うには、自分に適した参考書を使用することがとても重要です。ここでは、TOEIC対策用の初心者に最適な参考書をご紹介します。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集7

TOEICテストを開発している機関が作成した公式の問題集です。リーディングだけでなくリスニングも本番に近い難易度で構成されている模擬試験なので、事前に試験に慣れるにはぴったりな1冊と言えます。

TOEICの公式問題集には改訂版がよく出されますが、体裁や難易度がより本番に近くなるように工夫が凝らされているため、最新刊を選ぶようにしましょう。模試を解く際には、正解するかどうかよりも、間違えた問題を見直して自分の弱点を克服することが重要です。問題集を解くだけでなく、必ず復習をしましょう。

はじめて受けるTOEIC 全パート完全攻略

「TOEICの勉強、何から始めよう…」という初心者にまず手に取ってもらいたい、おすすめの一冊です。この一冊で、リスニングとリーディングの全パートの解法のコツと演習問題が完結します。600点、730点以上を目指す人それぞれに、段階的に適した学習内容が提示されているのも特徴です。

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ

『 TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、TOEICの単語帳の中でも定番の1冊です。600点から900点までレベルに合わせて段階的な学習が可能で、初心者から中級・上級者まで使用できる万能な単語帳と言えるでしょう。収録された単語やフレーズの音声を無料ダウンロードでき、視覚だけでなく耳からも慣らしていく勉強ができるよう工夫されています。別売りでアプリ版もリリースされているので、スマートフォンでの学習がしやすい方は、活用してみてましょう。

TOEICスコアを劇的に上げる応用勉強法

前章で紹介した問題集や参考書を一通り解いたら、これからおすすめする勉強法もぜひ試してみてください。英語の基礎力が上がるので、さらなるスコアアップも期待できます。

シャドーイング

シャドーイングとは、音声に沿って、聞こえた内容を口に出して後追いしていくことです。やってみると意外と難しく、自分の聞き取りづらかった部分をはっきりと確認できるはずです。聞き取れなかった部分はテキストを見ながらシャドーイングを繰り返すことで、リスニング力が鍛えられます。テキストをきちんと理解してシャドーイングをすることで、英文の文法や単語の理解も深めることができます。慣れてきたらテキストを見ずに意味を理解できるまでシャドーイングをしましょう。

詳しいシャドーイングの記事:
シャドーイングのやり方を詳しく紹介|効果的にスキルを上げよう!

ディクテーション

ディクテーションとは、音声を文字に書き起こす、またはタイピングすることです。英語には日本語にはない特有の「リズム」「発音」「単語同士のつながり」があり、聞き取りづらいと感じる部分が多くあります。英語を聞いて文字として書き起こすことで、自身の聞き取りの精度を確認し、聞き取れていない部分を把握できます。

初心者は、TOEICのPart1やPart2の比較的短めの英文でディクテーションを試してみましょう。一通り聞き終えた時点で、テキストを見ながら聞き取れなかった部分を確認し、再度聞いてみましょう。そして、シャドーイングを繰り返します。繰り返し訓練することで、今まで聞き取れなかった英語が聞き取れるようになり、大幅にリスニング力を伸ばすことができます。

効果的なディクテーションの記事:
「ディクテーション」って効果的な英語学習?メリットと正しい方法を解説

精読

長文を正確に理解するまで読み込む学習方法です。特に時間を測る必要はありません。わからない単語やフレーズを調べ、文法や文の構造を確認しながら、すべての文をじっくりと読みます。その文章を何度も繰り返し読むことで、英語を頭の中で処理する能力が向上し、結果的に英文をスムーズに読めるようになり、長文問題のスコアアップにつながるでしょう。まずはTOEICの長文問題である、Part6やPart7の問題文を題材に、精読することをおすすめします。

精読に関する記事:
英語精読で英語力がグンと伸びる効果的なやり方とは?学習法とおすすめの参考書を紹介!

暗唱

文章を暗記し、音読する学習方法です。完全に暗記するまで音声を聞きながら反復学習することで、リスニング力とリーディング力が同時に鍛えられます。Part4の長めのナレーションで練習するのがおすすめです。時間はかかりやすいですが、途中で諦めないように、自分に適した長さで文章を区切りながら無理なく継続できるように工夫しましょう

参考記事:
英会話上達には良質な例文暗記が効果的!正しいやり方とおすすめ例文集も紹介

初心者でも挫折しない勉強の進め方

「英語学習を始めても続かない…」という人はいませんか? 特にTOEICの勉強を始めて間もないと、なかなか結果が見えずに挫折してしまうことがあります。TOEICの勉強では「継続」が最も大切です。そこで、挫折しない勉強の進め方のコツを3つご紹介します。

自分のレベルに合った勉強をする

前述の「自分のレベルを知る」の章で、自分のレベルを知るために、最初に模擬試験を受けてみることをおすすめしました。選択する参考書のレベルが高すぎたり、かなり大変な勉強計画を立てたりとハードルの高すぎる学習は挫折の原因になりやすく、逆に低すぎても成果にあまりつながらないかもしれません。自分のレベルに最適な方法で学習を進めるようにしましょう。

結果を焦らない

スコアがなかなか伸びない中、地道に単語の暗記や文法の理解などを進めるのはもどかしいかもしれません。勉強した分、必ず実力はついてきますので、結果を焦らないことが大切です。焦ることで一時的に勉強の意欲が湧くことはありますが、長続きせず良い影響はあまりありません。

無理をしない

無理に勉強時間を増やすと体調や、やる気に悪影響が出ます。自分に合ったペースで学習を進めましょう。

時間がない人必見!TOEIC勉強時間を確保するコツ

社会人は、仕事の都合や家族の予定があり、1日の中で自分のために使える時間が限られています。そこで忙しい中でどのように勉強時間を確保していくのかについて解説します。取り入れられそうなものはぜひ試してみてください。

朝の時間を活用する

人によって「夜型」「朝型」とあると思いますが、学習時間をとるなら断然朝がおすすめです。朝の出勤前の時間は限られている分、短時間で集中する環境が自然に作られます。学習効果が高まるため、朝活をする人も多いですよね。最初は習慣づけるためにも、無理のない数十分程度から早起きを始め、慣れてきて意欲がわいてきたら、1時間~2時間早く起きてみるのもいいでしょう。

スキマ時間を活用する

忙しい毎日でも、意識すると通勤電車の時間、お風呂の時間、会社のランチタイムなどの短いスキマ時間があるかと思います。勉強は、まとまった時間机に向かわなくても、意外と十分取り組めるものです。例えば、通勤時間に、YouTubeを活用してTOEICリスニング問題や、問題集の音声を聞きながら小声でシャドーイングする、など実践してみましょう。リスニング問題に自信がつくのはもちろんですが、毎日少しでも勉強時間を取り入れることで1日の達成感を感じられます。ぜひスキマ時間を有効に活用してみてください。

休日用メニューを考える

スキマ時間ではやりきれない、まとまった時間が必要な勉強は休日にしましょう。例えば、模擬試験を解く時間に当てるのもひとつです。TOEICの模擬試験を一通り解くには、2時間は必要です。特に、試験日が近づいてきたら休日に問題集を解き、平日に少しずつ復習を進めるような流れがおすすめです。どんな学習が必要で、どのくらいの時間がかかるのかを意識して、事前に学習予定を整理しておくことも大切です。忙しい日々での勉強時間には限りがあるので有効に使えるように工夫をしましょう。

おすすめ参考記事:
英語学習の挫折の大きな理由「時間がない」を解消するタイムマネジメント法

TOEIC対策と同時に英会話力も伸ばす方法

TOEICは読む・聞く力を測る試験であるため、話す力はなかなか伸びません。社会人にとって、「話せる英語力」は仕事やキャリアに直結する重要なスキルです。
そこでおすすめなのがオンライン英会話です。例えばレアジョブ英会話では、プロの講師とマンツーマンで会話練習ができます。TOEICで学んだ単語や表現を実際に口に出して使うことで、理解が定着し、スピーキング力も自然にアップします。
忙しい社会人でも、スキマ時間にスマホでレッスンを受けられるので、継続しやすいのも魅力です。TOEICで得た学習成果を実際のコミュニケーションで活かせるため、英語学習のモチベーションも高まります。

TOEICスコアアップを目指すためのオンライン英会話

初心者でも、TOEICのスコアは効率的な学習で伸ばせます。自分のレベルを把握し、目標スコアを設定、参考書や学習法を選ぶことで、忙しい中でも着実に成果を出せます。

さらに、TOEICのスコアアップを目指す最短ルートは、オンライン英会話を活用です。インプットからアウトプットすることで、脳への定着率があがり、また学習したことを話すことで相乗効果が上がります。そこでお勧めしたいのは、レアジョブ英会話のレッスンです。

すき間時間を使って、学んだことをアウトプットすることで、脳への定着利を上げます。

ぜひレアジョブ英会話を活用してみよう!

Please SHARE this article.

英語を話せるようになりたいなら
学習のプロにみてもらおう

英語を学んできたのに、いざ話そうとなると全く言葉が出てこない、その原因は圧倒的にアウトプット量が不足していることにあります。
英会話の経験量を増やしたいなら断然オンライン英会話がおすすめ。1日25分だけ英語を話す習慣が鍵を握っています。高いお金を払って海外留学する必要はないのです。

7日間無料でレッスンを体験できます

無料トライアルを始める

最適な学習サイクルが
レアジョブ英会話ひとつで完結

レアジョブ英会話の学習サイクルを示す図。各ステップは現状把握、学習相談、予習、実践の4つで、矢印でつながっています レアジョブ英会話の学習サイクルを示す図。各ステップは現状把握、学習相談、予習、実践の4つで、矢印でつながっています

※「ソロトレ」は有料会員様のみご利用いただけます

レアジョブ英会話なら、英会話レッスンはもちろんのこと、「聞いて話す」発話トレーニング「ソロトレ」や一歩一歩英語力を積み上げられるオリジナル教材など、オンライン英会話市場で長年培ってできたコンテンツを豊富に取り揃えています。(追加料金なし/教材無料)苦手を克服したいなら使うべき選りすぐりのコンテンツです。

利用者インタビュー

7日間無料でレッスンを体験できます

無料トライアルを始める

編集部おすすめ記事

英語に関する最新記事を
メルマガでチェックしよう!

メールマガジンを購読する