「今まで」と「これから」を伝える「ずっと」の英語表現はコレ!

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英会話の勉強を続けていく中で、上達スピードに大きく影響するのが「時制」の理解度です。

「時制」とは、話す内容が「いつ」のことかを表す役割を指します。英語では動詞を変化させ、「いつ」という時の指定をしますが、これが日本語にはない仕組みでわかりづらいという人も多いようです。

過去形・現在形・未来形など、文法用語ではなく、時の感覚をイメージで理解することがポイント。この「イメージ」が大切になる表現に、「ずっと」という時間の流れを伝えるものがあります。

そこで今回は、「ずっと」という表現を使ったフレーズで、時間の幅を伝える方法をご紹介していきます。

「ずっと」のもついろいろな意味を例文とセットで確認して、英語での表現力アップを目指しましょう。

「ずっと」を英語で伝える基本

「ずっと」を使う場面は、大きく分けて2つあります。
過去と現在をつなぐ「今までずっと」と、現在と未来をつなぐ「これからずっと」です。

ここでは、「ずっと」の基本としてこの2つの伝え方を確認していきましょう。

「今までずっと」の場合

「今までずっと」のように、過去から現在までの時間の幅を伝えるときに活躍するのが、「現在完了形」という時制です。話している「今」の時点まで続いてきたことを伝えるときにピッタリの表現法で、過去に起きた出来事を表現する過去形とは異なり、今とのつながりがポイントです。

基本の形は、
have/has + 動詞の過去分詞形
「eat」であれば、現在完了形では「have/has eaten」となりますね。

例文を使って、意味と使い方をしっかりイメージしましょう。

He has lived with his parents since he was born.
(彼は生まれてから今までずっと両親と一緒に住んでいる。)

言葉として「今までずっと」と言わずとも、「has lived」の部分で過去から現在まで「ずっと」という意味を出すことができます。

過去の「いつから」という始点を伝えるときには、「since(〜以来)」を使います。この「since」の中の文は、過去の出来事を指すので過去形になることに注意しましょう。

「これからずっと」の場合

もう一つのパターンが、現在と未来をつなぐ「これからずっと」です。

ここで使うのが、未来形です。未来形は、まだ起きていない先のことについて話すときに使う形、とイメージしましょう。

基本の形は、
will + 動詞の原形
「eat」であれば、未来形では「will eat」となります。

「これからずっと」のイメージをシンプルに表せるのがこの例文です。

I will love you forever.
(あなたのことをこれからずっと愛します)

「これからずっと」の場合は、「この先も終わることがない」という意味合いを「永遠に」を意味する「forever」を使います。

他にも、「from now on」で「これから続けて」という意味を出すことができます。

例えば、

I will quit smoking from now on.
(これから禁煙するよ)

このように、「これからずっと」は、未来形の「will」と「forever」や「from now on」といったフレーズをセットにして表現します。

副詞的な「ずっと」フレーズを使いこなそう!

「ずっと」という意味を伝えるには、まず動詞の時制を使いますが、より明確に時間の幅を表現するために、副詞と呼ばれるフレーズを使うことがあります。

副詞は、動詞を修飾する役割があり、「ずっと」がどのくらいの長さなのかを表現することができます。

ここでは、副詞的な「ずっと」フレーズを確認していきましょう。

「1日中ずっと」

「1日中ずっと」や「丸一日ずっと」は、「the whole day」や「all day」で表現することができます。

例えば、

I have been in the meeting the whole day today.
(今日は1日中ずっと会議だったよ)

より強く「丸一日」というニュアンスを出すときに、「the entire day」を使うこともできます。「whole」と「entire」はほぼ同じ意味ですが、「entire」の方が「まるまる全部」という意味合いを強く出せます。

「前からずっと」

「前からずっと」という長い期間を強調するような場面では、「always(いつも)」を使います。

例えば、

I have always wanted to visit this country.
(この国に前からずっと来たかったんです。)

現在完了形を作る「have」と「動詞の過去分詞形」の間に「always」をおきます。直訳すると「いつも来たかった」で、過去も今も変わらず「ずっと」という期間の強調になっています。

この「always」は、未来に向けた「ずっと」としても使うことができます。「I will always love you」という名曲のタイトルにもなっているので、イメージがつきやすいかもしれませんね。

「〜中ずっと」

1日中や1年中は、「all day」や「all year」のように「all」をつけることで表現できますが、よりピンポイントの期間を伝えるときは、「throughout(スルーアウト)」という単語を使います。

例えば、

I have been at home throughout the summer holiday.
(夏休み中ずっと家にいた。)

このように、「〜を通して」という意味をもつ前置詞「throughout」を使えば、「特定の期間中ずっと」という表現ができます。

「永遠にずっと」

「永遠に」の意味をもつ表現は、「forever」以外にも数多くあります。

まず「永遠に」のニュアンスをもつ単語がこちら。

・eternally
・permanently

どれも「永遠」の意味をもちますが、厳密には少し違いがあります。

forever: 文字通りの「永遠に」
eternally: 「永続的に」という時間的な継続のニュアンス
permanently: 「変わることがなく続く」というニュアンス

また、「for good」という表現も「永遠に」という意味で訳されますが、この表現は要注意。「永遠に」という意味に、「最後」のニュアンスが含まれています。つまり、何かの節目などに、「(何かを終わりにして)今後はずっと」という意味での「永遠」を指します。

例えば、

I am leaving Japan for good.
(私は日本を永遠に離れます=私はもう日本には帰ってきません)

というような使い方ができます。

いろいろな「ずっと」を表現するフレーズを、それぞれのもつニュアンスと例文をセットで覚えて、使い分けていきましょう。

すぐに使える「ずっと」を伝えるお役立ちフレーズ

より実践的に「ずっと」の表現を定着させるために欠かせないのが、場面ごとのフレーズです。

ここでは、いろいろな場面に登場する「ずっと」を、フレーズを使って習得していきましょう。

I have been busy all this week.
(今週はずっと忙しいんだよね)

「all」をつけることで、「ずっと」の期間を表現する方法ですね。「I have been busy」というだけで、「ここのところずっと忙しい」というニュアンスをしっかり伝えることができます。

日常生活でもビジネスでも使う場面が多いフレーズなので、すぐに口から出るように練習しておきましょう。

I have been into French movies since I was a student.
(学生の頃からずっとフランス映画にハマっているんだ)

「ずっと」の始点を表現するときは、「since」を使います。「ハマる」の表現には、「be into ~」がピッタリです。直訳すると「〜の中にいる」となり、何かにのめり込んでいる感じを表現しています。

日本語の感覚とリンクしやすい表現は、積極的に使って定着させることをおすすめします。

I have always dreamed of coming here.
(ここに来るのがずっと夢だったの)

「dream of ~ing」で「〜することを夢見る」と表現することができます。「イタリアに行くことを夢見る」であれば、「dream of visiting Italy」です。

今回の例文では「私は」を主語にしましたが、次のような言い方も一緒に覚えておきましょう。

It has been my dream to come here.
(ここに来るのがずっと夢だったの)

「to come here(ここに来ること)」を主語にしている形です。ニュアンスに全く違いはないので、まずはどちらか言いやすい方を覚えましょう。

I have always believed I could see you again.
(また会えるってずっと信じていたよ)

「ずっと」を強調する「always」はいろいろな場面に応用できるので、しっかり使い方をフレーズとセットで覚えてしまいましょう。

映画やドラマの感動的なワンシーンに登場する「ずっと」も、基本表現を理解していれば簡単に聞き取ることができるようになります。

I hope to get along well together.
(これからもずっとよろしくね)

日常生活でもビジネスシーンでも、日本人は「よろしく」という言葉をさまざまな意味合いで使います。英語には、日本語の「よろしく」のような万能フレーズは存在しないので、「よろしく」ということで何を伝えようとしているのかを具体的に英語で伝える必要があります。

今回は、友達やこれから親しくなりたいと思う相手へ伝える「仲良くしようね」という場合の「よろしくね」の表現です。「get along well」は「仲良くする・(関係が)うまくいく」という意味のフレーズ。

そしてもう一つのポイントが、「ずっと」の表現です。ここでは、今までご紹介した表現法とは異なり、「hope to 〜」という「〜することを願う」というフレーズを使っています。願望の表現で、「この先ずっと」という気持ちを伝える例です。

このように、「ずっと」を表現するときに重要なのは、「あなたが伝えたい想い」です。基本表現やフレーズのパターンを覚える際には、必ずそれぞれがもつ意味を細かく理解することで、表現の幅はますます広がっていきます。

【番外編】こんな「ずっと」もある!強調の「ずっと」

ここからは、「ずっと」のもう一つの意味に注目してみましょう。

日本語をそのまま直訳するのではなく、「どういうことを伝えたいのか」を常に意識する練習として、もう一つ「ずっと」の意味と使い方を確認してくださいね。

比較で登場する「ずっと」の使い方

もう一つの「ずっと」は、何かを比較する表現で登場します。
まずは基本の比較の表現は次のような形式です。

「AはBよりおいしい」
A is more delicious than B.

このAとBの差が大きいときに、「AはBよりずっとおいしい」というように、「ずっと」で強調します。これが、もう一つの「ずっと」です。

英語でこの比較を強調する「ずっと」は、「much」「far」を使って表現します。

例えば、
「AはBよりずっとおいしい」
A is much more delicious than B.
と比較部分の直前に「much」か「far」をおきます。

「much」と「far」では、「far」の方が強調の度合いが強くなり、より「ずっと」感を強く伝えることができます。このような微妙な度合いの差を使い分けると、上級者度が増します。

強調の「ずっと」を使った英語フレーズ

強調の「ずっと」の使い方を定着させるために、具体的なフレーズを確認していきましょう。

This is much easier to use.
(こっちの方がずっと使いやすいよ)

I feel her work is far more beautiful than the others.
(彼女の作品の方がずっと美しいと感じるよ)

まずチェックするのが、「ずっと」を意味する「much」「far」の位置です。比較級の直前にくっつけるだけなので、覚えやすいですね。

そして、強調の度合いによって、「much」と「far」を使い分けます。これで、強調の「ずっと」は完全にマスターできます。

まとめ

「ずっと」って英語で何て言うの?と質問されたら、どのように答えますか?

ここで、「どの”ずっと”?」と聞き返すのが正解です。
今回ご紹介したいろいろな「ずっと」の意味と表現方法を理解することで、過去と現在、そして現在と未来をつなぐ表現ができるようになります。

一見難しく感じてしまう文法も、身近な場面とリンクさせた具体例とセットにすれば、「ずっと」簡単に身に付けることができます。

新しく覚えたフレーズは積極的に使って、声に出して、あなたの言葉の一部にしていきましょう。

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