英会話の最中、外国人が表情豊かにみえるのはどうして?

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外国人ってとても表情豊かに見えませんか? うれしいときは嬉しい顔、怒ったときは怒った顔、なんでも顔に出ているイメージがあります。

実はこれ、言語の違いでもあるんです。特に英語では、「顔もことばの一部」なんですね。特に、口元に対する意識が違うようです。
今回は、外国、特に英語圏の表情文化について紹介します。

なぜ外国人は表情豊かに見えるのか?

外国人、特に英語を話している人たちは、どうして表情豊かに見えるのでしょう。

もちろん「外国人」は決してひとくくりにはできません。英語圏ひとつ取っても、アメリカとイギリスでもずいぶん違いますし、フィリピンやインドまで含めればもっと広くなります。

それでも、日本人の中になんとなく「外国人=表情が豊か」というイメージがあるのも事実ではないでしょうか。日本語は表情の使い方が違うのかもしれません。特に、英語とはずいぶん違うようです。

一部の外国人にとっては表情=ことば

表情が言語の一部になっている、という考え方があります。

Live Scienceというサイトでは、北海道大学の結城雅樹教授の研究が紹介されています。相手の表情を見るとき、日本人は目を、アメリカ人は口を見るのだそうです。

サイトでも紹介されている通り、英語圏の顔文字は : (: ) など、口をはっきり書きます。日本の顔文字は><^^など、目だけで感情を表せるものが多いですよね。どうやら、注目しているポイントが違うようなのです。

口は目に比べて、自分で動かし方を変えやすいですよね。口角を上げたり、唇を尖らせたりは意識してできます。みんながそこに注目するからこそ、表情を「作る」文化が生まれたのかもしれません。

外国人と表情:英語は口の使い方が激しい?

英語は日本語に比べるとかなり口の開け方が大きい言語です。同じ「ア」でも、日本語は口をぼんやり開けて話します。英語の「a」はこぶしが口に入るんじゃないかというほど口を開けますし、そうしないと別の音になってしまいます。

ただ英語を話しているだけで、まるで表情豊かな人のように見えてしまうこともあるかもしれません。

外国人と表情:マスクを嫌う人たちが多い一つの理由

特に欧米系の方は、あまりマスクをつけたがりません。マスクをしていると重病人だと思われてしまうという文化も関係していますが、別の問題だという人もいます。

アメリカ人は口元を見るという話をしましたが、実際欧米系の人は口を見て相手の気分を判断しているようです。もし、マスクで口を隠してしまったらどうなるでしょうか。相手の感情がわからなくなってしまいますよね。

コミュニケーションができなくなるからマスクをしたくない、という心理もあるようです。

外国人から日本人の表情はどう見えている?

外国人の表情は豊かだ! と私たちが感じるなら、逆に海外の人たちからは、日本人はいつも不愛想で不機嫌そうだと思われているのでしょうか? いろいろな地域の方に聴いてみたところ、そうでもないようです。

多くの方から、日本人の表情のほうが豊かだよ! という回答をもらいました。どういうことでしょうか?

外国人から見た日本人の表情

私の調べた範囲では、言語教育のために表情を研究した例はあまりないようです。

そこで、この記事を書くにあたって、いろいろな地域の方に質問してみましたが、日本人の表情が乏しいと感じている方は多くありませんでした。これは私にとっても意外でした。日本人の表情こそ大げさに感じる、という方がかなりいるようです。

外国人は日本人の表情のどこを見ている?

日本人の笑顔の使い方が特徴的だという意見が多くありました。

特にサービス業など、日本では店員さんがみんな笑顔だったりします。海外に行くとわかりますが、基本的に不愛想な方が多いですね。良い・悪いの問題ではないですが、確かに違う点です。

反対に、日本人の怒りはわかりにくいようです。確かに、顔は笑っているけど裏では怒っている、ということはよくあります。別に日本人に限ったことではないと思うのですが、「怒っているなら怒っているようにふるまわないとわからない」と言われることもしばしばです。

日本人に対して「いつも無理して笑っている」と思っている方が私の周りでは多くいました。皆様の周りではいかかでしょうか。

外国語=その地域の表情文化が大事

英語が通じなかったとき、気まずくてはにかんでしまったことがありませんか? ばつが悪くて笑ってしまうことをJapanese grin(日本的ほほえみ)と言います。昔から、英語圏では評判の悪い表情でした。英語圏では困ったときは真剣な顔をするのがマナーだからです。

外国語を勉強するときは、その言語らしい表情を勉強する必要があります。ことばよりも表情で印象が決まることがあるからです。

外国語の表情:英語を学ぶなら表情筋を鍛えよう

英語圏では口元を見るとすると、笑顔や困り顔をすっと作れたほうがいい印象になりそうです。

そもそも、英語では日本語の倍くらいは顔の筋肉を使います。初心者は筋肉痛になるくらいです。英語を話すとき、口・顔に意識をすることで、顔まで自然な英語になれます。

外国語学習と表情:英語らしい表情の作り方

日本人が英語らしい表情を勉強するとき、気を付けるポイントは2つです。

① 気まずくても笑わない。
② 怒り顔・困り顔を作れるようにする。

気まずい雰囲気で笑う癖がついてしまうと、もっと気まずい空気になることは間違いありません。①の「気まずくても笑わない」はマストです。

英語を話している人が「オーゥ」といって肩を落とすジェスチャーを見たことがあると思います。困った雰囲気を出すこともコミュニケーションの1つです。大げさで恥ずかしいと感じるかもしれませんが、試してみると知らない自分の一面が見えて楽しいですよ!

外国語学習と表情:英語らしい表情はどう学ぶ?

文章で書かれても、英語らしい表情についてはわかりません。文法や単語は独学できても、表情だけはどうしても先生が必要です。実際に話してみて、その先生がどんな場面でどんな顔をするかを観察すること、これだけが英語の表情の勉強法です。

オンライン英会話では、講師の表情は観察し放題といってもいいでしょう。一対一の会話なら、決められた時間は表情を盗み放題です。もし英語らしい表情を体験してみたければ、ぜひお試しください。

まとめ

表情にはその言語の特徴があります。英語には英語の表情があり、それが私たちから見ると「表情豊か」に見えるのですね。外国の方から見れば、日本人も相当に笑顔にあふれています。

行き過ぎるとレッテル貼られてしまいますが、表情もことばの大事な一部であることは変わりません。英語を勉強するなら、ぜひ「英語らしい顔」も勉強してみてほしいのです。なんと、英語に引っ張られて自分の性格が変わっていってしまうこともあります。

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