英語の資格、TOEICよりもスピーキングテストが断然いい!主要スピーキングテストの比較と対策方法

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英語の資格は持っていて損はしませんが、実際に使えなければ無用の長物ですよね。そんな中、近頃英語の資格で最も注目を集めているのが、「英会話力」「スピーキング」に特化したテストです。資格の勉強を通して、使える英会話力を身につけられるので一石二鳥。今回は、そんなスピーキングテストの資格取得のメリットや、主要テストの比較、スコアアップのための対策方法をお伝えします!

英語の資格といえばTOEICや英検を思い浮かべる方が多いと思います。特にTOEICは大学入試や採用の目安としても利用されてきましたよね。実際に今なお、多くの企業がTOEICのスコアを採用の基準としています。「点数を聞けばどの位のレベルなのかを想像できる」テストとして、TOEICの人気は根強いものがあるのです。

しかし一方で近年、「TOEIC SW」や「VERSANT」といったスピーキングテストの資格を、採用や評価、登用の基準に使う企業が増えてきました。2012年に英語を社内公用語化し、大きな話題となった「楽天」や、国内製薬最大手の「武田薬品工業」、大手ホテルチェーンの「ヒルトン」でもスピーキングテストの「VERSANT」を導入しています。

また、レアジョブ内で簡単に格安で受けられる「レアジョブ・スピーキングテスト」においても、受講者数が年々増加しており、「スピーキングテスト」の需要の伸びを見てとることができます。

TOEIC800点を取得しても英語が話せないという人も多い中、英語を使える人材かどうかが確実にわかるスピーキングテストのスコアは、企業からも重宝されます。今から資格取得を考えている方はTOEICだけでなく、ぜひスピーキングテストの取得も考えてみてくださいね。

スピーキングテストってどんなもの?

スピーキングテストを受けたことがない方は、それがどんなものなのかイメージがつきにくいかもしれません。そこでまずはそんな英語のスピーキングテストの概要をご紹介したいと思います。

スピーキングテストは何のためにある?

TOEIC800点のスコアを持っている人が、いざ海外出張や赴任を任されると全く話せなかったというのはよく聞く話です。実際にTOEICにはスピーキング力を図る問題はなく、話せなくてもTOEIC800点ほどを取得することは可能です。そこで企業の人事部も、より確実に英語を話せて使える人材を見分けるツールとして、スピーキングテストを利用するようになりました。例えば「VERSANT」というスピーキングテストであれば、「海外赴任に最低必要なスコアは47点」など具体的な目安もあり、安心して採用基準に利用することができるのです。

スピーキングテストでは具体的にどんなところを採点される?

英語のスピーキングテストは、各テストによって若干の違いはありますが、主に下記のような要素を採点項目にいれています。

・流暢さ
・発音
・文章構成
・文法
・語彙力
・理解力
・即時力
・伝える力

こうした能力を細分化して評価してもらえるので、自身のスピーキング力に何が欠けているかがわかり、何に取り組めば改善されるのかがわかって便利です。

スピーキングテストのメリット

スピーキングテストには色々なメリットがあります。

メリット1:自分の発話力が把握できる

テストを受けると、「発音」や「流暢さ」など細分化された採点評価がかえってくるので、自分に何が足りないのかが客観的、かつ具体的にわかり、対策が立てやすいという利点があります。「自分は流暢に話せている」と思っていても、実は相手にほとんど伝わっていなかったり、逆に「話すのはゆっくりだけれど相手にはしっかり伝わっている」などといった発見もあって、面白いものですよ。

メリット2:資格試験が実利につながる

スピーキングテストはテスト対策をすることが、そのまま英会話の上達につながる優秀な資格試験です。スコアアップと同時に英語が話せるようになっていくという達成感が気持ちいいものですよ。

メリット3:自宅で受けられるものもある

TOEICなどの資格試験は、開催日時が決まっていたり、会場まで足を運ばなければいけないことが多いのですが、スピーキングテストの中には自宅で受けられるのもあるので便利です。パソコンとインターネット環境さえあれば、自宅でいつでも受けられるので、自分のペースでテスト対策が行えます。

メリット4:就職や転職に有利

今は就職や転職の予定がなくとも、スピーキングテストのスコアを持っていれば、いずれそういった機会があったときに非常に有利です。TOEICのスコアを持つ人が多い中、実際に話せることをアピールすることができますし、英会話に対する意識の高さも示すこともできるでしょう。

様々なスピーキングテストを比較!

では実際にどんな種類のスピーキングテストがあるのでしょうか。いくつかのテストの特徴を簡単にご紹介し、それぞれの違いを比較してみたいと思います。

TOEIC Speaking Test

TOEIC Speaking & Writingというテストのスピーキング部分だけが受けられるテスト。あのTOEICテストの運営会社が提供するテストなので信頼度や認知度は抜群です。テストは会場に出向き、パソコンを用いて受験するスタイル。2019年現在、月に1度のペースで実施され、会場は全国5箇所となっています。

VERSANT(ヴァーサント)

楽天や日本たばこ産業(JT)なども採用しているスピーキングテスト。スマホアプリやパソコンがあれば日時や場所を問わずに受験ができ、採点もコンピューターによって即時に行われます。米国防省やオランダ政府移民局などの政府機関でもそのシステムが導入されている信頼性の高いテストです。

IELTS(アイエルツ)

海外留学や海外移住申請などに使われる英語力証明テスト。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの高等教育機関で認められており、アメリカでも採用され始めているグローバル・スタンダードなテストです。ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの4技能を含むテストで、全国16箇所のテスト会場で実施されています。スピーキングは面接官との対面式を採用しています。

レアジョブスピーキングテスト

レアジョブ英会話を利用している人でネット環境がれば、24時間いつでもどこでも試験が受けられます。音読やロールプレイ、要約や画像描写を通して、6つの角度からスピーキング能力を図ることができます。発話内容は、複数の試験官によって採点されるので採点のばらつきがなく安心。他の試験と比べて格段に低価格なので、何度も挑戦できるというのもメリットです。

Linguaskill Business(リンガスキル・ビジネス)

グローバル・スタンダードであるCEFRに基づく評価採点で、ビジネス環境におけるコミュニケーションを評価する柔軟なオンラインテストとして、世界各国に認められたテストです。Speaking Testのみの受験も可能で、試験実施後3営業日以内に結果が発送されます。

GCAS(ジーキャス)

単なる英会話力(ELS)だけではなく、ビジネスに直結する実践的英語力(BPS)を判定するテスト。プレゼンテーションやロールプレイを通じた面接官との対話、応答を通した対面型テストです。

スピーキングテストのスコアアップのコツ

実際にスピーキングテストを受験してみると、これまでの筆記テストの違いに戸惑うこともしばしばです。では実際にどのようにすればスコアは上がるのでしょうか。試験対策も一緒にご紹介したいと思います。

何を鍛えればスコアは上がる?

スピーキングテストは下記のような要素を気にするだけで、スコアが変わってきます。

レスポンスの瞬発力を上げる

質問をされたら、なるべくすぐに何かしらの反応を示すようにしましょう。沈黙は相手を不安にさせますので、現実世界でもマイナスの印象を与えます。

フィラーをなくす

返答に困っても、「ええっと」や「あー」などの「フィラー」と呼ばれる言葉は発してはいけません。とはいえ沈黙してしまうと相手の居心地を悪くしてしまいます。考えているよというのを表現するために、「let me see(そうですねぇ)」などの英語のフィラーに変えると印象が変わってくるでしょう。多用はNGですが、うまく使ってみてください。

大きな声で話す

非常に単純ではありますが、小さな声での発話は相手に届きにくく、自信のなさを感じさせますのでよくありません。なるべくはっきりと大きな声で話すようにしましょう。

長く話す

短い回答ではなく、理由や原因などを述べたり、具体的に述べるなど、なるべく沢山のことを話しましょう。「言っていることは同じかも」などと思っても、何も話さないよりは制限時間をいっぱいに使って多くのことを述べる方が一般にスコアはよくなります。

抑揚に気をつける

英語特有の抑揚を意識して話しましょう。日本語は抑揚があまりない言語ですので難しく感じるかもしれませんが、こうしたイントネーションも採用の対象です。恥ずかしがらず、自分では大げさだと思うくらいがちょうどいいものです。

お勧めのテスト対策

スピーキングテストでよいスコアをとるには、事前の対策が必要です。下記のようなことに注意して練習をしてから挑戦してくださいね。

普段から自分の意見を考えておく

スピーキングテストでは、自分の考えを述べる場面に遭遇することがあります。普段から様々な時事問題などに対し、自分はどう思うのかを考えておくことが大切です。まずは日本語でもいいので自分の意見を心の中やノートに書くなどしてまとめておきましょう。

練習はオンライン英会話を利用する

スピーキングテストでは、幅広いトピックで瞬発的に英語で意見を述べられるようにしておくことが重要です。とはいえ相手がいないとなかなか練習は難しいもの。オンライン英会話ではこうした瞬発力が常に求められるので、スピーキングテストの練習には最適。特にニュース記事などをベースとした教材を使うといいでしょう。レアジョブの場合だと「スモールトーク」や「ディスカッション教材」がお勧めです。
参照:https://www.rarejob.com/lesson/material/

まとめ

これからますます需要が高まってくるスピーキングテストのスコア。テストに挑戦することは、英会話力の強化にも直接つながるので一石二鳥です。自分にあったテストを探して挑戦してみてくださいね。

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