英語が聞き取れなくて困ったときのお助け英会話フレーズ

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英語で会話をしていると、相手の言うことが聞き取れず、焦ってしまうことがあると思います。そんな時冷静に対応できると安心ですよね。今回は相手の言うことが聞き取れなかった時の対処法をレベル別にご紹介します。また聞き取れるようになる為の訓練法も最後に添えてお伝えします。

初心者さんもまずはこれだけ!超短いフレーズ集

相手の言うことが聞き取れなかった時、とりあえず相手にもう一度言ってもらうための、簡単で短いフレーズを集めました。同じフレーズばかりだとしつこくなってしまうので、数個を使い回せるように無理なく覚えていきましょう。

▼Pardon me? :王道の「何ですか?」
最もよく使われる「何ですか?」の表現の一つです。「許してください」というのが直訳ですが、そこから「聞き取れなくてごめんなさい、もう一度言って下さい」という意味で「Pardon me?」と言えば相手はすぐに繰り返してくれるはずです。ちなみに「Pardon?」だけでも同じ働きをしてくれます。イギリスやニュージーランドなどでは「Pardon?」がよく使われますよ。

▼Sorry?:イギリスでよく使われる「何ですか?」
こちらも「Pardon me?」とほぼ同様の意味で、イギリスでよく使われます。発音する際に語尾をしっかりと上げて聞き返しましょう。語尾を下げてしまうと単に「ごめんなさい」と謝っていると捉えられてしまいます。

▼Excuse me?:アメリカでよく耳にする「何ですか?」
こちらも「Sorry?」や「Pardon me?」と同様の意味ですが、アメリカでよく耳にします。やはり語尾をしっかり上げて発音する必要があります。ちなみに語気が強すぎると「何だって?!もう一度言ってみろ!」という意味になってしまうので、あくまで少し申し訳ない雰囲気で使いましょう。

▼Come again?:ネイティブに近づける「もう一回?」
これまで紹介した表現に飽きてきたら、ちょっとネイティブっぽいこの表現にも手を伸ばしてみては。先生が生徒に「もう一度言ってくれる?」と促したり、友達や親しい間柄の人に「もう一度言って?」とお願いするカジュアルな表現です。あくまで親しい間柄でのみ使い、上司や目上の人にはお薦めしない表現です。

▼What?:注意が必要な「何だって?」
相手が気心の知れた友達や親しい間柄であれば、「What?」だけでも「何だって?」と聞き返すことができます。しかしかなりぶっきらぼうでカジュアルな表現なので、喧嘩を売っていると捉えられることも。相手が気心知れたよほど親しい間柄でない限りは、使わない方が得策です。

中級編!丁寧に聞き返すフレーズ

とにかく短くて覚えやすいフレーズをこれまでご紹介してきましたが、次に少し長めの文章で、丁寧に聞き返すフレーズをお伝えします。ビジネス上で使っても問題のないものばかりですので、余裕がでてきたら文章ごといくつか覚えておきましょう。

▼Could you say that again?:もう一度言って頂けますか?
Could you〜?で始めることで、より丁寧にお願いできます。この文章の前に、「I’m sorry.(すいませんが)」で始めるとより丁寧になりますよ。「that」は「あなたがさっきおっしゃったこと」という意味。

▼Could you repeat that again, please?:もう一度繰り返して頂けますか?
こちらは「repeat(繰り返す)」の単語を使って丁寧に聞き返すフレーズ。最後に「please?」をつけることで丁寧さが増しますし、こちらも文章の前に「I’m sorry.(すいませんが)」をつけてもいいですよ。

▼Would you mind saying that again?:もう一度言って頂いてもよいですか?
「Would you mind〜ing?」は直訳すると「あなたは〜するのを気にしますか?」という意味。そこから「〜していただけますか?」という訳で使われます。相手は「気にしますか?」と聞かれたので、「気にしませんよ」という意味で「No, not at all(いいえ、まったく気にしませんよ)」や「Of course not(もちろん気にしませんよ)」という返事をしてくれるでしょう。

応用編!言い方を変えてもらうフレーズ集

これまでは、「とにかく相手にもう一度同じことを言ってもらう」為のフレーズをご紹介しました。しかし実際はもう一度言ってもらっても、また聞き取れない可能性もあります。それは、「相手の声が小さすぎて聞き取れない」や、「相手が話すのが速すぎて聞き取れない」など、聞き取れなかった原因が様々だからです。そうした原因に応じて、相手にもう一度わかるように「言い方を変えてもらいながら」発言してもらうフレーズを次にご紹介します。

レベルダウンテクニックを使う

聞き取れない原因が自分の英語力不足である時。つい申し訳ない気持ちになって焦ったり黙ったりしてしまいがちですが、ここで大切なのが堂々と「レベルダウンテクニック」を使うことです。自分が相手のレベルに合わせられないのであれば、相手を自分のレベルに合わせてもらう「レベルダウンテクニック」。このテクニックがあればどんな時でも相手との意思疎通が可能になり、例えビジネスの場でも対等に交渉することができます。そんなフレーズをまずはいくつか紹介しましょう。

▼Could you please speak a little more slowly?:もう少しゆっくり話して頂けますか?
相手の話すスピードが速くて聞き取れない場合はこの表現。申し訳ないという気持ちを持ってはいけません。決して恐れず、堂々とこの表現を使って相手に話す速度を抑えてもらいましょう。

▼Could you please rephrase that?:別の表現で言って頂けますか?
相手が使っている表現が難しくて理解できない場合は、別の表現を使ってもう一度説明してもらうことを依頼します。「rephrase」は「別の表現に言い換える」という意味。

▼Could you explain it in simple words?:簡単な単語で説明して頂けますか?
相手の使う単語がわからない時は、別の簡単な英単語を使ってもう一度説明してもらうよう依頼しましょう。「simple words(簡単な単語)」以外にも「simple English(簡単な英語)」や「plain English(簡単な英語)」などの表現に置き換えてもいいでしょう。

原因が自分の英語レベル以外にある時

聞き取れない原因が自分の英語力のせいではなく、それ以外にある場合は、相手を気遣いつつもしっかりその原因を明確にして依頼しましょう。

▼Could you speak a little louder, please?:もう少し大きな声で話して頂けますか?
例えば電話中などに、雑音のせいや、相手の声が小さい為に聞き取れなかった時は、「I can’t hear you very well(あなたの声がよく聞こえません)」や「There is a lot of noise.(雑音が多いです)」などと理由を述べたあとで、もう一度大きな声で話してもらうようお願いしましょう。

▼I’m sorry, I don’t understand what you mean.:すいません、言われている意味がわかりません。
聞こえはしたけれど、話している意味がわからないということもあるでしょう。そんな時はズバリ意味がわからないと伝える事も大切です。しかしかなりストレートな表現なので、文章の前に必ず「I’m sorry(すいませんが)」とつけるようにしましょう。

聞き取れるようになるための訓練法

聞き取れなかったという経験は、英語を学習していると誰にでもある経験で、その悔しさをバネにまた頑張れるものです。しかしやはりいつかは相手に繰り返してもらうことなく、全てスムーズに聞き取れるようになりたいものですよね。そんなあなたに相手の発言が聞き取れるようになるための訓練法をレベル別でご紹介しましょう。

TOEIC600までの方は「量より質」

聞き取り(リスニング)ができないのは沢山の英語量を聞いていないからだろうと、闇雲にリスニング教材を購入し、沢山聞こうとする学習法は、人によっては遠回りになってしまいます。もし英語の基礎が十分にあり、英単語や文法力には自信があるのであればこの方法でもよいのですが、そうでない場合は、基礎力をつけることが結局は一番の近道。

1日10センテンスなど少しずつでいいので、その文章の「英単語」や「文法事項」をすべて理解した上で、何も見ずに耳で聞き取れるようになる訓練を続けましょう。1センテンスずつ書き取るのも非常に効果的です。

TOEIC750までの方は「リンキング」

聞き取りを強化する上で乗り越えるべきハードルが「英語のリンキング」です。例えば「Could you」という2単語をネイティブは分けて発音せず「クッジュー」と1つにつなげて発音しますよね。そうしたつなげて発音する「リンキングの法則」に、ある程度耳馴染むことが大切です。

その時に効果的なのは「シャドーイング」という学習法。ネイティブが発話するセンテンスを耳で聞き、そのまま聞こえた通りに発話する練習法です。自分も発話することでネイティブのリンキングが身につきやすくなりますよ。

TOEIC900までの方は「聞き取る題材の幅を広げる」

ある程度の英語力がついてきても完璧に聞き取れるようになるにはまだ障害が残っています。その原因の多くが実は「単語不足」。例えば「生物学」の分野について相手が話し始めると、途端に聞き取れなくなるという状況に陥ってしまったりするものです。それは「生物学」に関する英単語を全く知らない為に起こります。このレベルの方は、英語の新聞や雑誌でいろいろな分野を意識的に幅広く読み、知らない単語はその場で覚えていくというやり方が効果的です。

まとめ

相手の言うことが聞き取れなかった時、焦ったり申し訳なく思う必要はありません。「聞き返してもいいんだ」という気持ちで、堂々ともう一度言ってもらうようにしましょう。まずは簡単な表現から始めて自信がついたら次のステップに進んでみてくださいね。

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