英語の“ever”はどう使う?

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「ever」を見たことがありますか? 中学英語で教わるeverですが、どういう意味かしっかり教わらない場合も多いですよね。foreverのようなフレーズは知っていても、everの使い方はわからない……という方も多いかと思います。

everはいろいろな単語と組み合わせて使うことできる、とても深い単語です。今回は、そんなeverの本当の意味と使い方を紹介します。

everの意味=時間を問わない

everにはいろいろな使い方があります。大きく分けると、「これまで」と「いつでも」の2種類です。

「これまで」という意味のever

This is the greatest film I have ever seen.
(この映画は、(これまで)見た中で最高のものだ。)

Have you ever been to America?
((これまでに)アメリカに行ったことがありますか?)

「いつでも」という意味のever

If you are ever in Osaka, come and see me.
(大阪へもしおいでのときは(いつでも)ぜひお立ち寄りください。)

『ジーニアス英和辞典』

If I ever catch you doing something dirty, I’ll slap you.
((いつでも)あなたが何か良くないことをしているのをみかけたら、ひっぱたくからね。)

『ジーニアス英和辞典』

everを置く場所は、基本的には「be動詞の後、普通の動詞の前」です。完了形の場合は、beenの前に置くことが多くなります。そのほか、少し変わった使い方として、「これまでにないほど」といういい方も出てきます。

Things are better than ever.
(状況は(これまでにないほど)良くなっている。)

『ジーニアス英和辞典』

このように、「形容詞 + than ever」の形で、「これまでにないほど」という意味を出すことができるのです。この使い方も、「これまでパターン」の1つですね。また、「それ以来」という時にもeverを使うことができます。

We both liked the idea and have been working on it ever since.
(私たちはみんなそのアイデアが気に入って、(それ以来)ずっと取り組んでいる。)

Merriam-Webster dictionary

文の最後に「ever since」の形で、「それ以来ずっと」の意味を表わすことができます。こちらは[いつでもパターン]の1つです。

このように見てみると、everには色々な意味があるように見えます。混乱してしまいそうになりますが、いったん整理してみれば、むずかしくないことがわかります。everに共通しているのは、「細かい時間を限定しない」というニュアンスなのです。具体例といっしょにみていきましょう。

have you everの意味 =とにかく今までに一度でも

Have you ever been to America?(アメリカに行ったことある?)という質問は、何を聴いているのでしょうか? 何年前に行ったか、何歳のときに行ったかというような、細かいことではありません。今までの「どのタイミングでもいいから」、行った経験があるのかということですよね。everの時間を限定しないニュアンスが出ています。

foreverの意味 = いつまででも

It took her forever to find the answer.
(答えを見つけるまでに、彼女は永遠と思えるほど長い時間を使ってしまった。)

Merriam-Webster dictionary

「forever:永遠・フォーエバー」は、日本語でもよく使われるフレーズですね。これももとをただせば「for」+「ever」の組み合わせです。「細かい時間を問わず、いつでも・いつまででも」というeverのニュアンスが出ています。「everlasting:終わりのない」などもこのニュアンスですね。

neverの意味 = かつてしたことがない、これからもしない

I never met her.
(彼女には一度もあったことがない。)

Merriam-Webster dictionary

I’ll never forget it.
(このことは忘れません。)

『ジーニアス英日辞典』

neverはnot everから来た単語です。neverが過去形といっしょに使われていれば、「これまで一度も○○したことがない」という意味になります。それ以外といっしょに使われていれば、「どんなときでも○○しない」という意味になります。どちらも、時間を細かく限定しないで、「いままでも・これからもずっとしない」というニュアンスになるのです。

このように、everには時間を細かく限定しないニュアンスがあります。

単語+ever で「どんな場合でも」

everには「限定しない」というニュアンスがあります。それは時間だけでなく、いろいろなものに対して使えるのです。

whateverの意味=なんでもいい

Take whatever you want!
(欲しいものはなんでも持って行って!)

whateverには、「何でも」という意味があります。日常会話では、「何でもいいよ」とラフに言う時に、whateverとひとことで言うことができます。

wheneverの意味 = いつでもいい

You may leave whenever you wish.
(いつでも好きなときに出発してくださいね。)

Merriam-Webster’s dictionary

wheneverには、「いつでも」のニュアンスがあります。「whenever is ok」で、「いつでもいいよ」という意味のフレーズです。

whoeverの意味 = 誰でもいい

Whoever wants to come along is welcome to join us.
(参加したい方は、誰でも歓迎です。)

Merriam-Webster’s dictionary

whoeverには「誰でも」のニュアンスがあります。「どんな人でも大丈夫です」と呼びかけるようなときには、「whoever is ok / welcome」のように使えます。

whereverの意味 = どこでもいい

I want to travel around wherever I have never been to.
(これまで行ったところのないところなら、どこでも旅行してみたい。)

whereverには「どこでも」のニュアンスがあります。ちなみに、スペリングは「whereever」ではありません。まんなかでe同士がつながっていることに注意しましょう。

howeverの意味 = どうあっても→「しかし」

I will help you however I can.
(私にできることはどんなことでもします。)

Merriam-Webster’s dictionary

Howeverには、「どうあっても」「どんな手段でも」というニュアンスがあります。ただ、実際には「しかしながら」という意味で使われていることの方が多いです。

I can understand what you mean, however, I don’t agree with you.
(言っていることは理解できます。しかしながら、同意は出来ません。)

このように、単語+everで「どんな場合でも」というニュアンスを出せるのです。

everの本質は「限定しない」

ここまで見てみると、everのたくさんの使い方には、「細かく限定しない」という共通点があることがわかります。

everが単独で使われている場合には、「これまでの全ての時間」「いつでも」というニュアンスがありました。どちらも、ある一点の時間というよりは、もっと広い時間が頭の中にあります。

他の単語+everの場合では、それがもっとはっきり表れていました。単語(疑問詞)にeverをつけることで、「どんな○○でも」というニュアンスがプラスできます。会話でも文章でもとてもよく使うフレーズです。

everという単語には、「時間・場所・場合などを限定しない」というニュアンスがあるのです。それを理解すれば、一気にeverをマスターすることができます!

まとめ

everは中学英語で早くから習いますが、その使い方はしっかりとは教わりません。everには「限定しない」というニュアンスがあり、だからこそ広い時間を指すことができます。さらに、「どんな○○でも」という意味の単語をつくることもできるのです。

単語の本質をつかんで、効率よく英語をマスターしましょう!

参考サイト
https://www.merriam-webster.com/

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