「上司と反りが合わなくて……」は英語で何という?不満も英語でスマートにいってみよう

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友達と仲良くなってくると、話題に上がるのは何でしょうか。そう、「愚痴」です。悪口というわけではないけど、こういうところは困るよね……、そんな話題は万国共通です。

愚痴を言い合えるのは仲がいい証拠ですよね。それは、日本人同士でも外国の人とでも同じことです。

今回は、身近なものへの不満を、あまりキツくない言い方で説明できるフレーズをご紹介します。これで、友達との距離を近づけましょう。

愚痴は英語で何という?

「愚痴」は英語で「complaint」といいます。友達の愚痴なら「complaint among friends」です。「愚痴を言う」は、「making a complaint」になります。

He always makes complaints
(彼は愚痴ばかりいっている)

友達の愚痴

友達の愚痴はよく言いますよね。もちろん良いことではないかもしれませんが、愚痴を言い合うことで距離感が近づくこともあります。英語で言えて損はないでしょう。よくある愚痴を英語で言い換えてみましょう。

He’s so hard to get along with recently, right?
(あいつ、最近付き合い悪くない?)

友達に付き合って遊びに行くことを、「get along with」と表現します。「付き合いが悪い」は「hard to get along with」で、本当によく使ういい方です。

イギリス英語では、「get on with」といういい方もできます。「○○じゃない?」と同意を求めるときには、「right?」を語尾につけるとそのニュアンスがつたわります。

He’s so over the top when we go out for drinks, right?
(あいつ、飲み会のときテンション高すぎない?)

あまりにテンションが高すぎて付き合い切れないようなときには、「be over the top」といいます。「限界(top)」を「超える(over)」してしまうようなイメージがあるからです。

She’s stingy. She even makes the underclassmen pay for their own drinks.
(あいつケチだよね。後輩と飲みに行っても、後輩に自腹切らせるんだもん。)

「ケチ」は「stingy」と表現します。自腹を切ることは「pay for my own drinks(自分の飲んだものを自分で払う)」と表現できます。

ここに、「○○させる」の「make」がくっつくことで、「make the underclassmen pay for own drinks」=「後輩に自腹を切らせる」というフレーズになるのです。

ちなみに、「後輩」という考え方は日本独特で、直訳しづらいものです。「underclassmen」は学校の下級生という意味のアメリカ英語です。

その他、イギリスでは「junior」=「年下の、目下の」という意味のいい方もあります。社会人の間では、先輩後輩で上下関係をつけるような考え方はありません。

She’s so out of it. She never joins in when we’re all chatting together.
(あいつテンション低すぎるよね。みんなでしゃべってても、全然話に混ざってこないよな。)

「テンションが低い」は「be out of it」です。みんなの輪に入らないで1人でいるような人のことを指します。会話に混ざることは「join in」といいます。

恋人の愚痴

恋人の愚痴も、日常会話ではよく出てきます。恋人の場合は、愚痴は言いたいけど、あんまりキツい表現はしたくないものです。そんな痒いところに手が届くフレーズをご紹介します。

His Line replies are so slow. Maybe he’s not interested in me.
(今の彼、LINEの返信遅すぎ。私に興味ないのかな。)

「LINEの返信」は「Line replies」です。他にも、Facebookのメッセンジャーなら「Messenger replies」など、色々な場面で使えます。

My boyfriend goes on weekends with other girls like it’s normal. He’s just so insensitive!
(彼氏がさ、平気で他の女の子と旅行に行くんだよね。ちょっと無神経すぎない?)

「平気で○○する」は、「like it’s normal」です。まるでそれが普通みたいに、というニュアンスです。「無神経」は「insensitive」という単語を使って表わします。

反対に、よく気づく人なら「sensitive」です。

My girlfriend is so clingy at the moment. She gets mad even when I become friends with other girls on Facebook.
(今の彼女、束縛がきついんだよね。他の女の子とフェイスブックで絡んだだけで怒るんだ。)

束縛がきつい人のことは、「clingy」という単語で説明できます。依存心が強くて、人にくっつきたがるというニュアンスです。怒ることには「get mad」や「get angry」という表現が適切になります。

My girlfriend is a bit high-strung at the moment. If I don’t contact her for a little bit she goes crazy.
(今の彼女、ちょっとヒステリックなんだよね。なんか、俺が少し連絡しなかっただけですごく怒るんだよ。)

「ヒステリック」には「hysteric」といういい方もありますが、ちょっとニュアンスがキツすぎます。「high-strung」は「カリカリしていて怒りっぽい」というニュアンスで、こちらの方が日本語のヒステリックにはピッタリです。

激しく怒ることを、はなしことばで「go crazy」と表現します。「crazy」という言葉にはあまりキツいニュアンスはなく、ふつうに使われています。本当に怒り方がキツい場合には「go mental」という表現もあります。

仕事の愚痴

仕事の愚痴は本当によくある話題ですよね。日常的によく使う表現が満載です。例文をいくつかみてみましょう。

I don’t get on with my boss. Every time I see him/her my stomach hurts.
(なんか、上司と反りが合わないんだよね。顔を合わせると胃が痛くなるんだ。)

「反りが合わない」は「don’t get on with 人」と表わします。

My boss at the moment gets angry about the smallest thing. Why does he/she fly off the handle so easily?
(今の上司、どうでもいいことですぐに怒るんだよ。なんであんな沸点低いんだろ。)

「どうでもいいこと」は「the smallest thing」です。「すごく小さいこと」というニュアンスですね。「沸点が低い」は「fly off the handle easily」です。すぐにハンドルを手放して暴走してしまうというニュアンスです。

That customer is so irresponsible! They gave the okay for these specs last time, so why are they saying they’re no good today?
(あの取引先、いくらなんでも無責任すぎない?前回はあの仕様で良いって言ったのに。今日はダメだって言うんだもん。)

「無責任」は「irresponsible」です。反対に、「責任感がある」なら「responsible」です。「あの仕様でいいという」は「give the okay for these specs」です。

「ゴーサインを出す」「OKを出す」などは全て「give the okay for ○○」で大丈夫です。

You’re doing too much overtime recently. Some can’t be helped, but at the moment, you’re hardly getting any rest. You even work on weekends!
(最近残業多すぎでしょ。ある程度は仕方ないけど、これじゃあほとんど休めないよ。休日出勤だってあるんだから。)

「仕方ない」は「can’t be helped」です。「誰も助けることはできない」というニュアンスですね。「ある程度は仕方ない」なら「some can’t be helped」になります。

「ほとんど休めない」は「be hardly getting any rest」になります。「ほとんど○○できない」は「hardly ○○」です。

Everyone else in the section have caught colds, and the work is piling up. I can’t do all this on my own.
(同じ科のひとがみんな風邪ひいちゃって、全然仕事が回らないよ。僕一人でこんなに仕事できないし。)

「仕事が回らない」は「the work is poling up」です。「pile up」で積みあがるという意味なので、終わっていない仕事が山積みになっていくイメージができますね。

また、会社の中の「科」は「section」です。「部」なら「department」になります。

Don’t you think we’re going drinking too often recently? I can’t drink alcohol, so it’s a real bore to be honest.
(最近飲み会多すぎだと思わない?私お酒飲めないから、正直かなり苦痛なんだよね。)

「○○だと思わない?」は「Don’t you think ○○?」で、日本語と同じです。愚痴をいう時だけでなく、いろいろな場面でつかうことができます。「かなり苦痛」は「it’s a real bore」で、はなし言葉らしい表現です。

「正直にいうと」は「to be honest」です。「honest」は「正直」という意味ですから、「to be honest」は「正直なってみると」というようなニュアンスになります。

まとめ

愚痴にはマイナスのニュアンスがありますが、人間関係をスムーズにしてくれるものでもあります。

愚痴をまったくいわない人は、逆に親しみにくいもの。英語でもスマートに愚痴をいえると、親しみやすい人になれるかもしれません。

愚痴をいうフレーズの中には、「hard to get along with(付き合いが悪い)」、「be out of it(テンションが低い)」、「like it’s normal(平気で)」のように、使い勝手のいいフレーズがたくさんあります。

また、「be over the top(テンションが高すぎる)」、「fly off the handle easily(沸点が低い)」のように、英語らしくて面白いフレーズもありました。

こういったフレーズがパッと口から出る方は、本当に英語が得意な人だと思います。ぜひ覚えて使ってみて下さい。

愚痴も英語でスマートに話せれば、外国人からの信頼も高まること間違いありません。愚痴フレーズをマスターして、親しみやすさをアップしましょう。

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