「コーヒー豆挽いて」は英語で? サードウェーブコーヒー最新情報と英語レシピ

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皆さんはコーヒーがお好きですか? 1995年にスターバックスが来日して以来、コーヒーは日本でも毎日の欠かせない文化になりました。そんな今、アメリカのコーヒー文化は次の段階へ駒を進めています。アメリカ西海岸でブームとなった「サードウェーブコーヒー」という新しいコーヒームーブメントは、日本にも続々と上陸中です。今回はそんなコーヒーの流行りや、おいしいコーヒーの淹れ方などを、英語とともにご紹介いたします。

アメリカの最新コーヒー事情

最近よく耳にするサードウェーブコーヒーとは

日本に次々と新しい店舗がオープンするアメリカ発のコーヒースタンド。そんなアメリカで今主流となっているのがサードウェーブコーヒーと呼ばれるムーブメントです。サードウェーブコーヒーとはどんなものなのでしょう。最近よく耳にするサードウェーブコーヒーについて、詳しくご説明していきます。

▼サードウェーブとは

サードウェーブ(Third Wave)とは、日本語に直訳すると「第三の波」のこと。アメリカのコーヒー文化には、過去に第一の波、第二の波があり、現在、「コーヒー第三の波」の段階にいると言われています。

▼ファーストウェーブ、セカンドウェーブとは

アメリカのコーヒー第一の波(First Wave:ファーストウェーブ)とは、インスタントコーヒーなどの普及で、コーヒーという飲み物が一般家庭に急速に広まった1960年頃のことを言います。日本でもこの時代、インスタントコーヒーや缶コーヒーなどが広く飲まれるようになりました。その後、1960年代から2000年頃にかけて、コーヒーの香りや風味に重きを置く、スターバックスなどのシアトル系コーヒーが広く浸透しました。日本でもコーヒーに高い品質を求める人が増え、この新しい文化は広く支持される時代となりました。これがコーヒーのSecond Wave(セカンドウェーブ)です。

▼サードウェーブの代表的なコーヒースタンド

サードウェーブでは、これまでの大量消費のコーヒー文化と異なり、適切に品質管理され、厳選されたコーヒー豆を、一杯ずつ丁寧に淹れた高品質のドリップコーヒーに価値を置くようになりました。そんなサードウェーブコーヒーの代表的なコーヒースタンドとして、コーヒー界のアップルと呼ばれる「ブルーボトルコーヒー」が挙げられます。日本でも2015年に上陸して以来、大きく取り上げられ、一杯の手淹れドリップコーヒーに毎日長蛇の列ができています。

▼スペシャルティコーヒーとは

サードウェーブコーヒーの特徴の一つに、「スペシャリティーコーヒー」という考え方があります。このスペシャリティーコーヒーとは、豆の生産地(農園)や収穫、処理方法などの品質管理が明確で、ブレンドされていない「シングルオリジン」の豆のみが使用されています。このように、コーヒー豆からコーヒーカップまで(From Seed to Cup)が一貫して厳格に管理されていて、地域や農園ごとの純粋な香りの違いや風味を味わうことができる所に、サードウェーブコーヒーの特徴があります。

おいしいコーヒーの淹れ方

日本でも、自分でコーヒーを丁寧に淹れるというサードウェーブコーヒーの考え方が広まりつつあります。休みの朝、一杯のコーヒーを丁寧に淹れて、じっくりと味わうのはとても贅沢な事ですよね。さらにそれが英語でできるとしたら、どんなに素敵でしょう。ここでは、そんなコーヒー豆の購入から淹れ方までを、英語のフレーズとともにご説明したいと思います。

●コーヒー豆を選び購入する(Choose the coffee beans)

まずは海外旅行などに出かけた滞在先で、コーヒー豆を購入してみませんか。日本では手に入らない豆を購入して帰宅後自宅で淹れてみても、旅の余韻を感じることができて素敵でしょう。また、コーヒー好きの友人へ気の利いたお土産にももってこいです。

I would like to buy some coffee beans, please.
「コーヒ豆を買いたいのですが」

Would you like whole beans or ground? – Whole beans, please.
「豆のままでいいですか?それともお挽きしますか?」- 「豆のままで結構です。」

Could you grind the coffee beans?
「豆を挽いていただけますか?」

「豆を挽く」はgrindという動詞を使いますが、「挽いた豆」のことはground beansといいます。自分で豆を挽く場合はWhole beans「豆のまま」を選びましょう。

●必要なコーヒー器具を選ぶ

サードウェーブコーヒーには、厳選して選ばれたコーヒー機器を使ってドリップコーヒーを淹れるという特徴があります。ハリオV60のドリッパーや、湯量の調節がしやすいカリタのコーヒーケトルなどはとても人気です。

・Mill:ミル、手動粉砕機
・Grinder:グラインダー、電動粉砕機
・Paper filter:ペーパーフィルター
・Drip Kettle:コーヒーケトル、ドリップケトル
・Dripper:ドリッパー

ミルもグラインダーもどちらもコーヒー豆を粉砕する機器ですが、どちらかというと手で回して粉砕するものをミルといい、電気で自動粉砕するものをグラインダーといいます。

●コーヒーを焙煎する(How to roast beans)

コーヒーは焙煎をして時間が経つほどに豆が酸化し、風味が劣化してしまいます。つまり焙煎したてのフレッシュな豆を使うことが、美味しいコーヒーを味わえる秘訣です。そんな「コーヒーの焙煎」は、実は自宅でも可能。豆が焼ける音とともに辺りを満たす香ばしい香りを楽しみましょう。

  • Place a thick pan on medium heat.
    (フライパンを中火にかける)
  • Add green beans to the pan.
    (生豆をフライパンに入れる)
  • Keep Stirring the beans.
    (豆を炒め続ける)
  • After 4-5 minutes, you will listen to the first crack. Your beans are now a light roast.
    (4−5分後、最初に豆がパチパチとはじける音がする。この時点で浅煎りコーヒーの状態。)
  • After 6-7 minutes, you will listen to the second crack. Wait for 30 seconds after second crack for a medium roast.
    (6−7分後、2回目の音がする。それから30秒待つと中煎りコーヒーになる。)
  • Pour beans into metal colander and stir them until those cool.
    (豆を金属のザルに移し、豆が覚めるまでかき混ぜる。)
  • Leave beans for 12 hours.
    (豆を12時間寝かせる。)

●コーヒーを淹れる(How to brew coffee)

自分でコーヒーを淹れる醍醐味は、その芳醇な香りはもちろんのこと、そこに流れるゆっくりとした時間ではないでしょうか。コーヒーを蒸らしながら、小さな気泡が膨らんでいく微かな音にじっくり耳をすませて、丁寧に一杯のコーヒーを淹れてみましょう。

  • Grind coffee beans.
    (コーヒー豆を挽く)
  • Add ground coffee into the filter and level them by tapping.
    (コーヒーをフィルターに入れ、トントンと叩いてコーヒーを均等にならす)
  • Wet coffee with hot water and wait for 20 seconds.
    (コーヒーを蒸らして20秒待つ)
  • Pour rest of the water evenly in soft spiral motion.
    (残りのお湯をゆっくり万遍なく螺旋状に注ぐ)
  • Pour yourself a cup.
    (カップに注ぐ)

●味や香りを楽しむ (How to taste and enjoy the aroma of coffee.)

丁寧に入れた一杯のコーヒー。ぜひゆっくりと味わってみてください。

  • Breathe the aroma in deep and think what kind of smell it is before taking a sip of coffee.
    (深く香りを吸い込み、一口コーヒーを啜る前にどんな種類の香りかを考えてみる)
  • Take a drink, savor the coffee, and swallow.
    (一口飲んで、コーヒーを味わい、飲み込む。)

コーヒーの風味には「Fruity(果実のような)」や「Chocolatey(チョコレートのような)」、「Toasty(トーストのような)」「Spicy(スパイシーな)」など、いろいろな形容があります。ぜひご自分の舌でどんな味に似ているのか、感じてみてください。

アメリカの最新ホットプレイス

自分でコーヒーを淹れることに慣れたら、今度はアメリカで、本場のサードウェーブコーヒーを飲んでみたいものですよね。現地では今どんなお店が人気なのでしょうか。コーヒー文化の流行の最先端をご紹介します。

Case Study Coffee

ポートランドに現在3店舗を構えるこのお店。サードウェーブ独特の浅煎りのコーヒーで、酸味が強いコーヒーが多いそう。レジ横のスイーツも人気で、毎日PCとマイタンブラーを持ったお客さんで賑わっている。目の前は図書館という立地も素敵。

BARISTA

ポートランドに現在5店舗を構えるこちらのコーヒーショップは、オーナーがバリスタ大会で数度の優勝経験があり、大会審判も努めているため、店舗でもバリスタの存在を全面に押し出した雰囲気があるそうです。「バリスタの今日の一押しコーヒー」など、コーヒーのプロが推薦するコーヒーをぜひ試してみたいもの。

Alfred Melrose Place

ロサンジェルスにあるこのコーヒーショップは、コーヒーの味だけでなく、その突出したおしゃれさでセレブから大人気のお店です。ツタに囲まれた外観や、「But First, Coffee」というコンセプトが描かれた壁などは、とてもアーティスティックでつい写真を撮りたくなるそう。オリジナルグッズや、セレブ御用達のチョコレートショップ「Compartes」 とコラボしたチョコバーなども、とにかくおしゃれでインスタ映えすること必至です。

Alfred Coffee. 여기 좋네👍👍 알프레드콘>프레쉬코코넛>아메레리카노

서대식さん(@bigstep_coffee)がシェアした投稿 –

まとめ

コーヒーはもともと嗜好品でした。そんなコーヒーをせっかく口にするのですから、こだわりのある美味しいものを丁寧に淹れて、心身ともにリラックスしながら味わいたいものです。コーヒー好きの方は、今回の英語のフレーズを参考にしつつ、ぜひ、サードウェーブコーヒーを本場アメリカで味わってみてくださいね。

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