社会人として「やってはいけない」英語学習法・・・「全文日本語訳」

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社会人英語学習者には「先生」がいません。テキストを与えてくれたり、テストを採点してくれたり、宿題を与えてくれたりする「先生」がいないのです。また、社会人学習者には、学習法を指導してくれる「先生」がいないために、英語学習の方向性を大きく間違ってしまってしまうことも多いようです。今回は社会人として「やってはいけない」英語学習法についてです。

なんでもかんでもすべての英語を「日本語訳」してしまう気持ち

現在社会人の方が学生時代には、ずい分と日本語訳に特化された英語の授業が行われていたはずです。特に大学進学に力を入れている高校での英語の授業は、「英語」の授業と言うよりも「日本語」の授業と言った方がいいくらい、丁寧に「日本語(訳)」が指導されていました。

「be+過去分詞は受動態なのだから、~されると訳さないとダメだ!」などのように、事細かく「日本語」指導が行われていました。マニアックな英語教員の中には、予習と称して、生徒に教科書の英文すべてを和訳させる教員までいました。

しかし、これには致し方ない部分もありました。数十年前の大学入試ではマニアックな英文和訳問題が出題されていたからです。しかも400語程度の長文一つにつき、下線部和訳が3題ほど出題され、解答用紙の大半は日本語で埋め尽くされていました。よって、当時は「全文訳」の授業も必要だったのです。

時代とともに大学入試も変化し、現在ではマニアックな英文和訳問題は影を潜めつつあります。それに伴い高校での英語教育もかつてのような50分間すべてが「日本語訳」の授業はほとんど行われていないはずです。困ってしまうのは、この現在では不必要になってしまった「日本語訳」の授業を中心に英語学習をしてきた現在社会人の方たちです。学生なら「先生」の教えに従って、英語学習の方向性を修正することができそうですが、社会人には学習スタイルの軌道修正を行ってくれる「先生」がいないのです。
ぜひ、本コラムで「日本語訳」依存の呪縛から脱してください。

「全文日本語訳」の中毒性とは

まず、この日本語依存型の英語学習の危険性はその中毒性にあります。皆さんにも思い当たる節があると思いますが、例えば学生時代に英文を読んでいて、ほんの一箇所わからなくなった時にそこの部分で止まってしまい、ずっとその一箇所のために時間を浪費したことがないでしょうか?

日本語訳にこだわりすぎると、英語全てを日本語にしてしまおうとする習慣がつくのです。日本語にできない部分が気持ち悪くなるのです。そして、わからない部分を推測しなくなるのです。これが実際のコミュニケーションにおける弊害となるのです。

わたしたち日本人は日本語でコミュニケーションをとっているときに、相手の言っていることが分からない場合もあります。テレビでNHKのニュースキャスターの行っていることが分からないこともあります。新聞を読んでいても意味の分からない部分は必ずあります。このような場合は「たぶん、こんな意味だろう」と推測して不明な部分を補います。日本語でさえ完璧には理解できない部分は多いのです。

しかし、和訳中毒者はこの推測するという習慣がなくなってしまうのです。全ての英語を論理的に日本語にすべきだと洗脳されているので、わからない箇所を推測することはいけないという考えに陥っているのです。これはコミュニケーション力の大きな障害となってしまいます。

「全文日本語訳」の呪縛から逃れるには

一度ついてしまった悪癖はなかなか抜けません。特効薬はありませんが、長期療法ならあります。「全文日本語訳」が必要ないことを脳内にしみこませるのです。

私はTOEICや英検などの速読力を要する内容一致系の問題を英語学習に取り入れることが最も手っ取り早い方法だと思います。特に最近のTOEICや英検では必要な情報を限られた時間でつかむ能力が必要とされています。このような問題を解くことで「全文日本語訳する必要なかった・・・」と感じるのです。これらの学習を繰り返すことにより、英文を全文日本語訳するという呪縛から解き放たれるはずです。

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