「How are you?」「I’m fine」は不自然?ネイティブのリアルな“Fine”の使い方

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「How are you?」「I’m fine thank you, and you?」

中学英語の教科書で学んだこの受け答えは私たちにしっかりと染み付いており、ある調査でも約7割の大学生が「How are you?」に対して「I’m fine」と回答したという結果が出ています。

挨拶の中で「I’m fine」を使うのは間違いではないのですが、ネイティブはほとんどそのような使い方はせず、もっと違った意味や場面で“Fine”を多用しています。複数のニュアンスや使い方がありやっかいですが、そのぶん上手く使いこなせれば非常に役立つ表現であることも確かです。今回は、さまざまなFineの使い方を例文と共に学んでいきましょう。

過去記事:約7割の大学生が「How are you?」に「I’m fine」と回答!自然な返事10選とビジネスシーンで気をつけたいこと

1. 心配に対して「大丈夫ですよ」の“Fine”

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“Fine”には、心配してくれたり気を揉んでくれる相手に対して「大丈夫だよ」と伝えるために使う用法があります。

OK!やGood!に近いニュアンスですね。例えば、友達と一緒に歩いていてつまずいて転んでしまったとき、「大丈夫?」と聞かれて「大丈夫。ありがとう」と答えるようなイメージです。そのように異常ない、問題ないことを伝えるために「I’m fine」がよく用いられます。

【例文1】
A: You look pale. Are you ok?
「顔色悪いけど大丈夫?」

B: I’m fine. I just stayed up late last night.
「大丈夫よ。ちょっと夜更かししただけだから」

【例文2】
A: Your daughter is living by herself, right? Aren’t you worried about that?
「娘さんは一人暮らししているんだよね?心配じゃない?」

B: She is fine. It seems like she is already used to it.
「彼女は大丈夫。もう慣れたみたいよ」

2. 何か勧められたときの「結構です」の“Fine”

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二つ目は、何か勧められたり、申し出をされたときに「いいえ、結構です」「十分です」という意味での使われ方。よって「No, I’m fine」のようにNoを前につけてよく使われます。日本語でも、飲食店などで「デザートはいかがですか?」と聞かれたときに「大丈夫です、結構です」などと言って断りますよね。それと同じニュアンスです。

「I’m fine」だけでも通じますが、少しぶっきらぼうな印象を与えてしまうかもしれないので、「No, I’m fine. Thanks(いいえ結構です。ありがとう)」のように一言添えるのがおすすめです。そうすることで、丁寧で柔らかい英語へと変わります。

【例文1】〜ファストフード店にて〜
A: Could I get a cheeseburger?
「チーズバーガーを一つください」

B: OK. Would you like something to drink?
「ご一緒に飲み物はいかがですか?」

A: No, I’m fine. Thanks.
「いいえ、結構です。ありがとう」

【例文2】
A: Hi! Is there anything I can do for you?
「やあ!何か手伝えることはある?」

B: No thanks. I’m fine. My work is almost over.
「ほとんど終わっているから大丈夫だよ。ありがとう」

3. 提案に対して「それでいいですよ」の“Fine”

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「〜してもいいですか」のような提案や発言に対して、「大丈夫ですよ」「それでいいですよ」という意味で「That’s fine」という返答がよく使われます。

「That’s ok」と同じニュアンスですね。例えば、遊ぶ予定をしていた友達から「寝坊をしてしまったから来週にリスケしてくれないか」と頼まれたとき、「That’s fine(それでいいよ)」のように使うことができます。また「That’s fine with me(私はそれで大丈夫です)」の形でも使われ、特に意味の違いはありません。

一点注意して欲しいのが、先ほど2でも紹介したように、fineは申し出や提案を受け入れる意味にも断る意味にもなるので、話の流れなどその場の状況判断をする必要があります。誤解を避けるためには、「No, I’m fine」や「Yes, that’s fine」のように、初めにYes or Noをはっきり伝えておくのがよいでしょう。

【例文1】
A: We have to set up the next meeting. And I will be available next Wednesday. Is that ok for you?
「次回のミーティングをセッティングしないといけないですね。私は来週の水曜なら都合がつきますが、あなたは大丈夫ですか?」

B: Perfect! That’s fine.
「はい!それで大丈夫ですよ」

【例文2】
A: Are you free tonight? What about going for a drink?
「今夜空いてる?一杯飲みに行かない?」

B: Yup! That’s fine!
「うん!いいね!」

4. 「わかったよ」「もういいよ」の“Fine”

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海外ドラマや映画の中で、友達同士や恋人同士が言い争いをしていて、最後に捨てセリフのように「Fine」と言っているのを耳にしたことはないでしょうか?
そのようにfineは、相手に対して怒ったりうんざりしたとき、呆れたときに「もういいよ」「わかったよ」という意味でも使うこともできるのです。語気を強めて言うことで、イラダチの度合いを示すことができます。

【例文1】
A: Please! I can’t do bungee jumping. I’m scared of heights, you know…
「頼むよ。バンジージャンプなんてできない。オレが高所恐怖症なの知ってるだろ…」

B: Fine! You are a terrible coward!
「もういいわ!本当にあんたってどうしようもない臆病者ね!」

【例文2】
A: You don’t look good. What’s happened to you?
「元気なさそうね。何かあったの?」

B: Leave me alone. It’s none of your business.
「ほっといてくれよ!君には関係ないだろ」

A: Fine! Suit yourself!
「わかったわ!勝手にしてな!」

5. ついでに押さえておきたい!その他の“Fine”の意味

その他にもfineは動詞や名詞、形容詞として、さまざまな意味を持ちます。まずは「上質な」「素晴らしい」「立派な」を意味する形容詞として。fine weather「快晴」やfine gold「上質な(純度の高い)金=純金」のように使われます。

また、形容詞として「細かい」「微細な」という意味も持ち、例えば、fine dust「細塵」やfine adjustment「微調整」のように使います。

さらには「罰金」という意味の名詞として。speeding fine「スピード違反の罰金」、get a fine「罰金を食らう」のように使われ、TOEICにもしばしば登場する重要単語です。知らないとさっぱり意味が分からないので、こちらの意味もしっかりと覚えておいて下さい。また「罰金を科す」という動詞の意味もあり、「He was fined up to $500(彼は500ドル以下の罰金に処せられた)」のように使います。

簡単な英語も使ってみないと使えない

今回紹介したいろいろな場面での“Fine”の使い方、いかがでしたでしょうか?
中学英語の1ページ目に出てきそうな超基礎単語ですが、意外にもその意味や使い方は複雑で、完璧に使えている人は多くありません。

どうしても難しい単語や表現を一つでも多く覚えることに集中してしまいがちですが、これまで学んだ英語をスピーキングやライティングなどのアウトプットを通して、しっかりと自分の中に落とし込んでいくことも重要なステップです。週末だけ英会話をしてみる、毎日3行ずつ英語日記をつけてみるなど、少しずつアウトプットする機会も取れ入れてみてはいかがですか?

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