「気まずい」を英語で言える?awkward・uncomfortable・embarrassing・tenseの違い

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awkward・uncomfortable・embarrassing・tenseの違い
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「気まずい沈黙だった」

「久しぶりに元恋人に会って気まずかった」

「みんなの前で名前を間違えて気まずかった」

「会議中、上司同士が言い争って気まずい雰囲気になった」

日本語では、どれも「気まずい」の一言で表せます。では、英語ではどうでしょうか。「気まずい」と聞いて、まず awkward を思い浮かべる人は多いでしょう。もちろん間違いではありません。ただし、英語ではすべての「気まずい」を awkward で表すわけではありません。

英語にするときに考えたいのは、「『気まずい』は英語で何と言う?」ではなく、「なぜ今、気まずいと感じているのだろう?」ということです。

この記事では、日本語の「気まずい」に当たる英語表現を、実際の場面とともに見ていきましょう。

「気まずい」=awkwardだけではない

まずは、今回取り上げる4つの表現を整理してみましょう。

英語「気まずい」のニュアンス代表的な場面
awkwardぎこちない、どう振る舞えばいいかわからない沈黙、元恋人、初対面
uncomfortable居心地が悪い、不快に感じる答えにくい質問、触れられたくない話題
embarrassing恥ずかしい、ばつが悪い失敗、言い間違い、人前でのミス
tense緊張感がある、ピリピリしているケンカ、会議、意見の対立

同じ「気まずい」でも、ぎこちないのか、不快なのか、恥ずかしいのか、緊張しているのかによって、英語では言い方が変わります。

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

awkward|人との間が「ぎこちなくて気まずい」

「気まずい」に最も近い英語として、まず覚えておきたいのが awkward です。

awkwardの基本的なニュアンス

awkward は、人間関係や状況がスムーズではなく、「どう振る舞えばいいかわからない」「何を言えばいいかわからない」というぎこちなさを表します。

It was awkward.(気まずかったです。)

たったこれだけでも使える、とても便利な表現です。

たとえば、久しぶりに会った人との会話がなかなか続かなかったり、誰かの発言のあとに場が静まり返ったりしたときに使えます。

「気まずい沈黙」は、awkward silence

「気まずい沈黙」と言いたいときの定番表現が awkward silence です。

There was an awkward silence.(気まずい沈黙が流れました。)

誰かが話し終えたあと、誰も何を言えばいいかわからず、妙な間ができてしまう。そんな場面を想像するとわかりやすいでしょう。

His joke was followed by an awkward silence.(彼の冗談のあと、気まずい沈黙が流れました。)

冗談を言ったのに誰も笑わなかった……そんな場面にもぴったりです。

元恋人と会って「気まずい」

次のような場面でも awkward がよく使われます。

I ran into my ex. It was really awkward.(元恋人にばったり会って、本当に気まずかったです。)

run into ~ は「~に偶然会う」という意味です。

久しぶりに元恋人と出会ったものの、何を話したらいいかわからない。嫌いというわけではないけれど、どう接していいかわからない。そんな「ぎこちなさ」が awkward です。

初対面や会話がぎこちない

The conversation was a little awkward at first.(最初は会話が少しぎこちない感じでした。)

初対面の相手との会話や、オンライン英会話を始めたばかりのころにも使いやすい表現です。英語が出てこないから awkward というよりも、まだお互いに慣れておらず、会話の流れがスムーズではないというニュアンスです。

Things were a little awkward at first, but we soon relaxed.(最初は少しぎこちなかったのですが、すぐに打ち解けました。)

Things were awkward. のように、具体的な対象を言わず「状況が気まずかった」と表すこともできます。

awkwardには「動きがぎこちない」という意味もある

awkward は人間関係だけに使う言葉ではありません。物理的な動きや振る舞いがスムーズではないときにも使われます。

He looked awkward on the dance floor.(彼はダンスフロアで動きがぎこちなく見えました。)

この場合は、「気まずい」というより「不器用な」「ぎこちない」という意味です。「スムーズにいかない」という感覚は、人間関係や状況にもそのまま当てはまります。

I felt awkward in the new environment.(新しい環境で、どう振る舞えばいいかわからず落ち着きませんでした。)

The situation was awkward.(その状況は気まずいものでした。)

awkward の核にあるのは、物理的にも状況的にも「スムーズではない」「うまくなじめない」という感覚です。

uncomfortable|居心地が悪くて「気まずい」

awkward が「ぎこちなさ」に焦点を当てるのに対し、uncomfortable は「居心地の悪さ」や「心理的な不快感」を表します。

uncomfortableは「居心地が悪い・不快に感じる」

たとえば、次のように使います。

I felt uncomfortable.(居心地が悪く感じました。)

The conversation became uncomfortable.(会話が気まずい雰囲気になりました。)

awkward は「どう振る舞えばいいかわからない」というぎこちなさを表すのに対し、uncomfortable には、「この話はしたくない」「この場にいると落ち着かない」といった心理的な負担や不快感があります。

awkwardとuncomfortableは「人」と「状況」のどちらも主語にできる?

ここは、embarrassing / embarrassed との違いを理解するうえでも重要なポイントです。awkward と uncomfortable は、人がその感情を経験している場合も、その感情を生じさせる状況を説明する場合も、基本的に形は変わりません。

たとえば awkward なら、

I felt awkward.(私は気まずく感じました。)

The situation was awkward.(その状況は気まずいものでした。)

のように表せます。

前者は「人がどう感じたか」、後者は「状況がどのようなものだったか」に焦点があります。

ただし、I was awkward. とすると、文脈によっては「私は振る舞いがぎこちなかった」「私は不器用だった」という意味にもなります。

一時的に「気まずく感じた」と言いたい場合は、I felt awkward. とするほうが意味が明確です。なお、uncomfortable にはこのような意味のズレはほとんどありませんが、迷ったときは同じく I felt uncomfortable. を使うと安全です。

I felt uncomfortable.(私は居心地が悪く感じました。)

The situation was uncomfortable.(その状況は居心地の悪いものでした。)

The conversation became uncomfortable.(会話が居心地の悪い雰囲気になりました。)

このように、awkward と uncomfortable は、embarrassing / embarrassed のように「原因」と「感情を経験する人」によって語形が変わるわけではありません

どちらを使うかは主語の種類だけで決めるのではなく、

ぎこちなさに焦点がある → awkward

居心地の悪さや不快感に焦点がある → uncomfortable

と考えるとわかりやすいでしょう。

聞かれたくないことを聞かれて気まずい

たとえば、あまり答えたくないことを聞かれた場合です。

That question made me uncomfortable.(その質問をされて居心地が悪くなりました。)

年収、恋愛、年齢、家族の事情など、人によっては話したくないテーマがあります。

そんなときは、単に会話がぎこちない awkward よりも、「その質問によって自分が居心地の悪さを感じた」という uncomfortable のほうが合う場合があります。

I felt uncomfortable talking about my private life.(私生活について話すのは居心地が悪く感じました。)

「気まずい話題」は英語でどう言う?

「気まずい話題」と言いたいときも、どんな意味の「気まずい」なのかによって表現が変わります。

英語意味・ニュアンス
an uncomfortable topic話していると居心地が悪くなる、不快になる話題
an awkward subject / topicどう切り出せばいいかわからない、触れにくい話題
a sensitive topicデリケートなので慎重に扱う必要がある話題

たとえば、

Money can be a sensitive topic.(お金の話はデリケートな話題になり得ます。)

のように使います。

「話しにくいから気まずい」のか、「相手を傷つける可能性があるので慎重に扱うべきなのか」を考えると、言葉を選びやすくなります。

embarrassing|恥ずかしくて「気まずい」

次は embarrassing です。日本語では「恥ずかしい」と訳すことが多い単語ですが、「ばつが悪い」「気まずい」と感じる場面でもよく登場します。

It was so embarrassing.(本当に恥ずかしかったです。)

たとえば、会議で上司の名前を間違えてしまった場合、

I called my boss by the wrong name. It was so embarrassing.(上司を違う名前で呼んでしまって、本当に恥ずかしかったです。)

このシーンでは、「その場がぎこちない」というより、自分がしてしまった失敗を恥ずかしく感じているため、embarrassing が合います。

embarrassingとembarrassedの違いに注意

ここは英語学習者が間違えやすいポイントです。

英単語意味
embarrassing人を恥ずかしい気持ちにさせる出来事・状況
embarrassed人自身が恥ずかしいと感じている状態

たとえば、

It was embarrassing.(それは恥ずかしい出来事でした。)

一方、

I was embarrassed.(私は恥ずかしかったです。)

となります。

embarrassing と embarrassed は、「恥ずかしい気持ちを起こさせる側」なのか、「その気持ちを経験する側」なのかによって形が変わるのがポイントです。

これは、awkward や uncomfortable が基本的に同じ形のまま使われる点との大きな違いです。

awkwardとembarrassingはどう違う?

わかりやすい例を考えてみましょう。

レストランで、知人だと思って知らない人に話しかけてしまったとします。

その瞬間、自分の間違いが恥ずかしければ、

It was embarrassing.(恥ずかしかったです。)

ところが、そのあと相手と目が合い、何を言えばいいのかわからない妙な空気になったら、

It got awkward.(気まずくなりました。)となります。

同じ出来事の中でも、

自分の失敗が恥ずかしい → embarrassing

その場がぎこちない → awkward

と表現が変わるのです。

日本語ならどちらも「気まずかった」で済ませられるところが、英語では細かく分かれます。

tense|空気がピリピリして「気まずい」

4つ目は tense です。

tense と聞くと、英文法の「時制」を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、形容詞では「緊張した」「張りつめた」という意味があります。

The atmosphere was tense.(空気が張りつめていました。)

これは、単に誰も話していないという状況とは違います。

たとえば、

・誰かが怒っている

・意見が対立している

・ケンカをした直後

・上司同士が言い争っている

といった、緊張感のある場面です。

日本語なら「なんだか気まずい空気だった」と言うところでも、怒りや対立による緊張があるなら tense を使います。

Things became tense during the meeting.(会議中、空気が緊迫してきました。)

awkward silenceとtense silenceの違い

どちらも日本語では「気まずい沈黙」と言えてしまいますが、中身はかなり違います。

awkward silence → 誰も何を言えばいいかわからない沈黙

tense silence → 怒りや対立などの緊張を含んだ沈黙

たとえば、

An awkward silence followed his joke.(彼の冗談のあと、気まずい沈黙が流れました。)

これは、冗談が滑ってしまい、誰も反応できないような状況です。

一方、

A tense silence filled the room after the argument.(口論のあと、部屋には張りつめた沈黙が漂いました。)

こちらは、誰も口を開かないものの、怒りや緊張がまだ残っています。

「沈黙」という現象は同じでも、沈黙の中に何があるのかによって英語が変わります。

「気まずくなる」は英語でどう言う?

日本語では「気まずい」だけでなく、「気まずくなった」という言い方もよくします。

英語でも、その原因に合わせて表現を変えられます。

Things got awkward.

Things got awkward after I mentioned his ex.(元恋人の話を出したら、気まずくなりました。)

get + 形容詞 には、「~の状態になる」という意味があります。

Things got awkward. は、会話の途中で場の空気が変わったときに使いやすい、覚えておきたいフレーズです。

The conversation became uncomfortable.

The conversation became uncomfortable.(会話が気まずい雰囲気になりました。)

話題がプライベートすぎたり、誰かが居心地の悪さを感じる内容に変わったりした場合に使えます。

The atmosphere became tense.

The atmosphere suddenly became tense.(急に空気が張りつめました。)

意見の対立や怒りなどによって緊張が高まった場合はこちらです。

日本語ではすべて「気まずくなった」と言えますが、英語では、その変化が起きた理由まで表現できます。

「気まずくさせる」は英語で?

自分の発言などによって場を気まずくしてしまった場合には、次のように言えます。

I didn’t mean to make things awkward.(気まずくするつもりはありませんでした。)

make things awkward は、「場や人間関係をぎこちなくする」という意味です。

一方、

Sorry if I made you uncomfortable.(もし不快な思いをさせたなら、ごめんなさい。)

make someone uncomfortable は、「人を居心地の悪い気持ちにさせる」「不快にさせる」という意味です。

フレーズ意味
make things awkward場や関係を気まずくする
make someone uncomfortable相手本人に不快感を与える

相手に踏み込みすぎた質問をしてしまったときなどは、後者が特に役立ちます。

「気まずい」ときに使える英会話フレーズ

英語表現を知っていても、実際に気まずい場面になったら「何を言えばいいの?」と思うかもしれません。

そんなときに使える短いフレーズも覚えておきましょう。

Well, this is awkward.(いやあ、これは気まずいね。)

少しユーモアを込めて、その場のぎこちなさを認める表現です。

Let’s change the subject.(話題を変えましょう。)

気まずいテーマから離れたいときに使えます。

Anyway…(まあ、それはさておき……。)

会話を別の方向へ切り替える便利な一言です。

I didn’t mean to make things awkward.(気まずくするつもりじゃなかったんです。)

自分の発言で場の空気を変えてしまったと感じたときに使えるフレーズです。

Sorry, I shouldn’t have asked.(ごめんなさい、聞くべきではありませんでした。)

相手が答えにくそうにしていることに気づいたときに使えるフレーズです。

気まずさを完全になくすことはできなくても、一言添えるだけで、会話を立て直すことができます。

場面別チェックリスト|awkward・uncomfortable・embarrassing・tenseの使い分け

最後に、4つの表現を場面別に整理してみましょう。

状況自然な表現
会話がぎこちない

awkward
沈黙して何を言えばいいかわからない
元恋人と会ってどう接していいかわからない
聞かれたくない質問をされた
uncomfortable
その場にいるのが居心地悪い
人前で失敗したembarrassing
自分の間違いが恥ずかしいembarrassed
ケンカ後で空気がピリピリしている
tense
会議で意見が対立している

さらにシンプルに整理すると、

日本語英語
ぎこちないawkward
居心地が悪いuncomfortable
恥ずかしい出来事embarrassing
緊張・対立で張りつめているtense

日本語では同じ「気まずい」でも、英語では原因を見る

ここまで読んで、「英語は面倒だな」と思った人もいるかもしれません。

日本語なら「気まずい」の一言で済むのに、英語では、「気まずい」という一つの日本語に当てはめるのではなく、その場で何が起きているのか、なぜそう感じているのかを考えると、自然な表現を選びやすくなります。

「元恋人とエレベーターで二人きりになった」

awkward → どう話せばいいかわからないからです。

「元恋人から別れた理由を聞かれた」

uncomfortable → 答えにくく、居心地が悪いからです。

「今の恋人を元恋人の名前で呼んでしまった」

embarrassing → 自分の失敗が恥ずかしいからです。

「元恋人と今の恋人が口論を始めた」

tense → その場に緊張や対立があるからです。

日本語なら、どれも「気まずい」。しかし英語では、その気まずさの中身まで表現できます。英単語を増やすことも大切ですが、このように「その場面を英語ではどう捉えるのか」を考えるようになると、丸暗記をしなくても自然な表現を選びやすくなります。

まとめ|「気まずい」の理由を考えると英語が選べる

日本語では一言で表せても、英語では状況によって言い方が変わる言葉はほかにもたくさんあります。

その違いに気づくことは、単に英単語を一つ増やすことではありません。日本語をそのまま英訳するのではなく、自分が見たものや感じたものを英語で捉える練習にもなります。

今回覚えた表現も、実際の会話で一度使ってみると定着しやすくなります。

オンライン英会話なら、「こんな場面では awkward と uncomfortable のどちらが自然?」と講師に聞きながら、自分の経験に置き換えて練習することもできます。

今日覚えた「気まずい」の使い分けを、次は実際の会話で試してみませんか?

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