「英語をちゃんと勉強し直したい」そんな思いを持つ大人の方が増えています。しかし、いざ始めようとしても「何から手をつければいいの?」「続けられる自信がない」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
本記事では、初心者の大人でも失敗しないやり直し英語勉強法をわかりやすくご紹介します。
なぜ「大人のやり直し英語」は難しいのか?
英語の勉強をやり直したいと思っても、思うように進まなかったり、途中で挫折してしまったりした経験がある人も多いのではないでしょうか。
実は「大人のやり直し英語」には、大人ならではの壁やハードルがあります。ここでは、よくある3つの難しさを見ていきましょう。
時間が取れない・続かない
社会人になると、仕事や家事、育児などで毎日が忙しく、勉強の時間を確保するのが難しくなります。「今日は疲れたから」「週末にまとめてやろう」と思っているうちに、気づけば数週間、何もできていない…というのは、よくあるパターンです。
特に、まとまった学習時間を取ろうとしすぎると、それ自体がプレッシャーになり継続が難しくなります。
完璧主義になってしまう
大人は「わからないことが恥ずかしい」「間違えたくない」と考えてしまいがちです。そのため、少しでもつまずくと「自分には向いていない」と感じてしまったり、完璧に理解してから次に進もうとしたりして時間がかかってしまうこともあります。
子どものように素直に間違いを受け入れて学ぶ、という柔軟さを持つのが実はとても大切です。
「今さら英語?」という気持ちとの葛藤
「今さら英語を勉強して何になるんだろう?」「若いころにやっておけばよかった」と、自分にブレーキをかけてしまう人も多くいます。
周りに話すのが恥ずかしかったり、結果がすぐに出ないことでモチベーションが下がってしまったりするケースも。ですが、英語学習には“年齢の壁”はありません。むしろ、大人だからこそ「目的意識」や「継続力」が身につきやすいというメリットもあります。
こうした「大人の壁」を理解しておくことで、「うまくいかないのは自分だけじゃない」と前向きにとらえることができます。
次のセクションでは、そんな大人の英語学習において、まず何から始めればいいのかを具体的に解説していきます。
やり直し英語勉強、まず何から始めればいい?
「英語の勉強に再挑戦したい」と思っても、何から始めたらいいのかわからず、手が止まってしまうことはありませんか?
中学英語の復習?英単語?英会話アプリ?──選択肢が多すぎて迷ってしまうのも、大人の英語学習のあるあるです。ここでは、初心者でも迷わずスタートを切れるように、「やり直し英語」の第一歩としておすすめのステップをご紹介します。
1. まずは「目的」を明確にしよう
英語の勉強をする目的がはっきりしているかどうかで、選ぶ教材や学習方法が大きく変わってきます。
たとえば:
・「海外旅行をもっと楽しみたい」なら、日常会話重視のアプリや動画教材がおすすめ
・「仕事で英語を使う」なら、ビジネス英語やメール・電話の表現を中心に
・「TOEICや英検を取りたい」なら、文法やリーディング力の強化が必要
目的を先に決めることで、無駄な回り道を避けられます。
2. 現在のレベルを簡単にチェック
次に、自分の「今の英語力」をざっくり把握しましょう。完璧な診断は必要ありません。以下のような無料のレベルチェックツールや自己チェックで十分です。
・スマホアプリや語学サイトの簡易テスト(例:スタディサプリENGLISHの診断)
・中学英語の文法問題を10問ほど解いてみる
・簡単な英会話を聞いて、どれくらい理解できるか確認してみる
レベルを知ることで、「この教材は難しすぎる」「これは簡単すぎる」といったミスマッチを防げます。
3. 続けやすい教材やアプリを選ぼう
「続けられるかどうか」が、やり直し英語の最大のカギ。完璧な教材を探すより、「これなら毎日10分使えそう」と思えるツールを選ぶのが成功のコツです。
以下のようにタイプ別に自分に合ったものを選びましょう:
・リスニング中心なら:NHKラジオ英会話、BBC Learning English、Podcast
・文法の復習なら:中学英語ドリル(書籍 or アプリ)
・スキマ時間活用なら:Duolingo、スタディサプリ、mikan などのスマホアプリ
迷ったら、「子ども向け」や「超初心者向け」と書かれた教材から始めると安心です。大人だからといって、難しい教材を選ぶ必要はありません。英語のやり直しは、目的・レベル・教材の3点を整理することで、スムーズにスタートできます。
次のセクションでは、せっかく始めた学習を「挫折せずに続けるコツ」をご紹介していきます。
初心者でも挫折しないための5つのコツ
英語の勉強を始めたばかりのときは、やる気も高く、「今度こそ続けよう!」と意気込むもの。しかし、数日~数週間でペースが落ち、気づけばやめてしまっていた…というのは、決して珍しいことではありません。
ここでは、初心者でも挫折せずに英語学習を続けられるようにするための、5つのコツをご紹介します。
1日10分でOK!“完璧より継続”
最初から「毎日1時間やる」「文法を全部理解する」と高い目標を立ててしまうと、疲れた日や忙しい日には挫折の原因になりがちです。
おすすめは、「1日10分だけでもやる」と決めること。短時間でも“英語に触れる習慣”をつけることで、徐々に負担なく学習時間を伸ばすことができます。
聞くだけでも十分効果あり
「話せないから意味がない」と感じる方もいますが、インプット(聞く・読む)だけでも確実に力はつきます。
通勤中や家事の合間に、英語のポッドキャストやラジオを“なんとなく流す”だけでもOK。「わからないけど耳が慣れてきたかも」という感覚が自信につながります。
間違いを恐れず“とにかく進める”
大人の学習者に多いのが「理解できるまで次に進めない」タイプです。
もちろん丁寧な学習も大切ですが、最初はわからなくても“とりあえず通しで進めてみる”ことも大事です。何度も繰り返すうちに、自然と理解できるようになります。
学習記録をつける
どれだけ勉強したかを目に見える形で残すと、やる気の維持につながります。
日付と学習内容だけを簡単に書く英語日記、学習アプリの記録機能、SNSでの公開学習記録など、方法は自由。「何もやらなかった日が1週間続いてしまった…」と気づけるのも記録のメリットです。
完璧じゃなくていい。やめないことが成功の秘訣
途中で休んでも、スローペースでも、「英語の勉強を完全にやめない」ことが一番大切です。少しでも学びを続けていれば、確実に前に進んでいます。
「昨日できなかったけど、今日からまた少しだけやってみよう」と自分を許す気持ちも、継続には欠かせません。小さな努力の積み重ねが、いつの間にか大きな成果につながります。
次は、勉強をもっと楽しく効果的にするためのおすすめ教材・アプリや無料学習サイトをご紹介します!
おすすめの英語勉強法&無料学習サイト・アプリ
「どんな方法で勉強すればいいのかわからない」「アプリやサイトが多すぎて選べない」そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
ここでは、初心者の大人が英語をやり直すのにぴったりな無料または低コストで使える教材・アプリ・学習サイトを厳選してご紹介!スキマ時間を活かせるものから、しっかり学べるものまで幅広く網羅します。
スキマ時間に使えるおすすめアプリ5選
まず、スキマ時間に活用できるおすすめのアプリから見ていきましょう。
Duolingo(デュオリンゴ)
完全無料で始められる英語学習アプリ。ゲーム感覚で勉強でき、継続率が高いのが魅力です。また、英語が本当に久しぶりな人にもおすすめ。
スタディサプリENGLISH(日常英会話コース)
月額課金制ですが、発音チェック・リスニング・例文暗記が一つに。1レッスン3分からで、手軽なうえ効率的です。スマホで動画を見る感覚で学べます。
mikan(ミカン)
英単語学習に特化したアプリ。語彙レベル別にクイズ形式で学べます。TOEIC対策にも人気で、1日3分でサクッと単語を増やしたい方におすすめ。
Cake(ケーク)
YouTubeや海外ドラマの短いセリフで英会話を学べます。発音練習機能もあるので、英語の“リアルな言い回し”を知りたい方におすすめ。
BBC Learning English
英国BBCが提供する学習サイト&アプリ。ニュースや文法解説、聞き取り教材も充実しています。英語を「使える知識」として学びたい大人に最適です。
初心者向けの無料学習サイト
次いで、初心者向けの無料サイトも見ていきましょう。
NHKゴガク(NHK語学)
NHKラジオ講座の音声がストリーミング配信されており、リスニングに最適。毎週更新なので、学習習慣が作りやすいでしょう。
英語リスニング無料学習館(ディクトレ)
Web上で「ディクテーション(書き取り)」形式により、英語のリスニング力を鍛える無料サイト。アカウント不要ですぐに使えます。リスニング力を高めつつ、自然な「英語耳」を育てたい大人初心者にぴったりです!
えいごネット(文部科学省監修)
小学生から大人まで対応。教育機関向けながら、自習教材も豊富です。基礎からコツコツ学びたい方におすすめ。
YouTube・SNSも“英語の教科書”になる
アプリや教材だけでなく、日々使っているYouTube・Instagram・X(旧Twitter)も英語の勉強に活用できます。
おすすめYouTubeチャンネル
English Addict with Mr Duncan(文法&フレーズ)
おすすめXアカウント(@英語フレーズBOT など):
→ 1日1表現でOK!タイムラインで自然に英語が目に入ります。
教材やアプリは、「一番いいもの」よりも「自分が続けられるもの」を選ぶことが大切です。気になるものがあれば複数試してみて、自分に合ったものを見つけてくださいね。
次は、実際にこれらのツールを使って英語学習を習慣化するための3ヶ月プランをご紹介します!
やり直し英語を続けるコツ【3ヶ月の習慣化プラン】
英語の勉強を始めるとき、「どうすれば続けられるのか?」というのは、ほとんどの人がぶつかる大きな壁です。モチベーションに頼らず、“習慣”として英語を生活に取り入れることが成功のカギになります。
ここでは、初心者でも無理なく取り組める3ヶ月の習慣化プランをステップごとにご紹介します。忙しい大人でも続けやすい内容になっているので、ぜひ参考にしてください。
1ヶ月目:英語に“毎日触れる”生活を作る
目標:英語を日常に組み込む
この段階では、「完璧に理解しよう」とする必要はありません。とにかく毎日“少しでもいいから英語に触れる”ことが最優先です。
・通勤・家事中に英語の音声を流す(YouTube / NHKゴガク)
・Duolingoやスタディサプリなど、1日5〜10分で終わるアプリを活用
・見た・聞いた・学んだことを1行日記としてメモ(英語でも日本語でもOK)
ポイント:勉強する“時間”よりも“頻度”を重視する
2ヶ月目:アウトプットを少しだけ取り入れる
目標:自分で発信する習慣を始める
「聞いてわかる」から「少し話す・書く」へと、アウトプットを取り入れていきましょう。まだ不安でも、短くてOKです。
・単語やフレーズを音読して口に出す(発音練習にも)
・簡単な英語日記を1行だけでも書く(例:Today was sunny.)
・アプリで録音練習や発音チェックをしてみる(Cake, Engnovate など)
ポイント:間違えてもいい。とにかく“声に出す”ことが大事
3ヶ月目:目標に向けて少しずつレベルアップ
目標:自分の「ゴール」に近づく学習を始める
この頃になると、「勉強するのが当たり前」になりつつあります。ここで自分の目的に合わせた方向へシフトしていきましょう。
たとえば:
・海外旅行が目的:空港やレストラン英語のフレーズを覚える
・仕事で使いたい:ビジネス英語・メール文例に挑戦
・資格を目指す:TOEICや英検の問題に触れてみる
また、YouTubeや英語ラジオを字幕なしで視聴してみるなど、インプットの質を少しずつ上げていくのもおすすめです。
ポイント:3ヶ月で「勉強をやめない人」になれていれば大成功!
習慣化のコツまとめ
英語の勉強は、「毎日少しずつやる人」が最終的に勝ちます。無理なく、でも確実に続けられるやり方を見つけて、あなただけの英語習慣を築いていきましょう。
<習慣化のコツ>
・続ける時間より「頻度」を大事にする:1日5分でも毎日が◎
・小さく始めてハードルを下げる:英語日記1行、アプリ1回からOK
・記録をつけて“見える化”する:カレンダーに○をつけるだけでも効果あり
・モチベーションより“仕組み”を作る:勉強しやすい時間・場所を固定する
まずは中学英語を学び直そう!という人は、
「中学英語からやり直す勉強法まとめ|学習ポイント紹介!」」
を参考にしてくださいね。
やり直し英語は今日の「一歩」から始めよう
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