「小さい」という意味の英単語は?と言われて、あなたならどんな英単語が浮かびますか?「small」や「little」といった英単語だけでなく、ネイティブが使う「小さい」という英単語は様々です。今回はそのような「小さい」の英語表現と、その使い分け方をご紹介したいと思います。
よく耳にする「小さい」の基本英単語
「小さい」という英単語は?と言われたら、中学英語で学んだ「small」や「little」「tiny」などの英単語を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。まずはこれらの基本英単語の違いや使い分け方からご紹介したいと思います。
small:最も一般的な「小さい」
This shirt is too small for me.
(このシャツは私には小さすぎる。)
まずはもっとも一般的な「小さい」の英単語です。このsmallは客観的な事実として「小さい」ことを伝えたいときに使われる表現です。例文のように「シャツが小さい」など、小さいことを伝えたいときに使われます。
little:話し手の感情も含まれた「小さい」
Look at the little shirt!
(この小さなシャツを見て!)
「little」も「小さい」という意味ですが、「small」に比べて「小さくて可愛い」というような話し手の感情も含まれている場合が多い単語です。例文の「Look at the little shirt!」の場合も、例えば赤ちゃんが切るような小さなシャツを発見して、「見て見て!こんなに小さいシャツ!(かわいいでしょ!)」というような気持ちを表現していることが考えられます。
なお、常に「かわいい」という感情が含まれているわけではなく、「小さくて可哀そうな」や「器が小さくてくだらない」というような哀れみや軽蔑の気持ちが含まれることもあります。
また「little」は、名詞を必ず後ろにともなって「小さい◯◯」という形で修飾する「限定用法」でのみ、使われます。
つまり、
〇 This shirt is too small.
× This shirt is too little.
「This shirt is too little.」とは言えませんので注意しましょう。
tiny:「とても小さい」
She has a tiny bag.
(彼女はとっても小さなバッグを持ってるよ。)
「tiny」は「small」よりさらに小さく、「とても小さい」と言いたい時に使われる英単語です。そのサイズの小ささにフォーカスして話を伝えたい場合に使われる表現です。
short:身長が低い
My brother is short.
(弟は小さい=背が低い。)
「short」と「small」を混同して間違って使ってしまうケースがありますが、「short」は「なにかのサイズが小さい」ではなく、「なにかの長さや高さが短い、低い」と言いたい時に使われる単語です。例文のように身長が低いと伝えたい場合には「short」が用いられます。
ネイティブがよく使う「小さい」の英語表現
ここからは学校の英語の授業であまり目にしなかったような、ネイティブがよく使う「小さい」の英語表現をご紹介したいと思います。スラングや幼児語も含まれますのでしっかり使い分けたいところです。
itty-bitty:幼児語で「すごくちっちゃい」
I found an itty bitty bug on the leaf.
(葉っぱの上にすっごく小さな虫を見つけたよ。)
「itty」は「little」が幼児語として変化した形、「bitsy」は「bit(断片)」の赤ちゃん言葉と考えられています。「itsy-bitsy」とも書かれ、「すんごくちっちゃい」「ちっぽけな」というような意味になります。子供っぽい言い方ですので、赤ちゃんや子供を相手に使うといいでしょう。
なお「itsy-bitsy spider(ちっちゃな蜘蛛)」という有名な幼児歌がありますよ。
petite:小柄な
She is a petite woman.
(彼女は小柄な女性です。)
フランス語の「小さい」から来た表現です。女性の身長が小さく「小柄な」と言いたい時によく使われますが、可愛らしさや優雅さも兼ね備えた表現で「魅力的」な雰囲気があります。日本語でも「プチケーキ」など「プチ」という形になって使われていますね。
dinky:ちっぽけな
They live in a dinky on-room apartment.
(彼らはちっぽけなワンルームの部屋に住んでいる。)
イギリス英語では、「かわいい」「小型の」という意味で使われますが、アメリカ英語では「ちっぽけな」「取るに足りない」というような意味になります。
teeny:tinyが変化した「ちっちゃな」
That teeny puppy is so adorable.
(あのちっちゃい子犬、とてもかわいいね。)
カジュアルな表現で「とても小さい」という意味の英語表現です。可愛らしさや愛らしさを伴うニュアンスがあります。子供向けの表現ですので、公式な場では使わないようにしましょう。
wee:イギリス英語で「ちっちゃな」
Look at that wee puppy!
(あのちっちゃな子犬を見て!)
スコットランドやイギリスで使われる「ちっちゃい」という意味の英語です。更に強調をして「wee little」と表現することもありますよ。またこの「wee」が変化した「weeny(とてもちっちゃな)」という言葉もイギリス英語ではカジュアルな表現として使われます。
compact:小さくて便利な
I love this compact phone.
(このコンパクトな電話が私は好き。)
compactは小さくて便利で、機能的に詰め込まれたという意味の英単語です。「小型のカメラ」や「小型車」のような場面で使われます。
pocket-sized:ポケットに入るくらい小さい
I bought a pocket-sized notebook.
(ポケットサイズの小さいノートを買いました。)
「pocket-sized」は「ポケットに入るくらいの小型で小さい」という意味です。「ポケットサイズの」と訳す場合もあれば「小型の」と訳すこともあります。
mini:小型の
I bought a mini car.
(私はミニカーを買いました。)
「ミニチュアの」や「小型の」といった意味があります。日本語でも「ミニカー」のように使われていますね。
modest:大きすぎず小さめで控えめな
The hotel room was modest but comfortable.
(ホテルの部屋は小さめだったけれど快適でした。)
もともと「控えめな」「謙虚な」という意味の「modest」は、もののサイズに関して言う時には「小さめで控えめな」という意味になり、「大きすぎずちょうどよい上品な」といったポジティブな意味合いで使われます。部屋の大きさが小さいときなどに、それをポジティブに表現したい時には便利な表現です。
dainty:きゃしゃな
She took a dainty bite of her sandwich.
(彼女はサンドイッチを上品に小さく一口かじった。)
「dainty」は小さくて、華奢で可愛らしいという意味合いで使われる言葉です。繊細で上品、優雅なイメージも持ち合わせています。
microscopic:超小型の
The chances of that happening are microscopic.
(それが起こる可能性は極めて小さい。)
もともと「顕微鏡の」という意味のある「microscopic」は、微生物のような「極小の」「超小型の」という意味の英単語です。
違いが分かったら話してみよう!
「小さい」と一言でいっても、そのイメージや伝えたい話者の思いは様々です。色々な英単語を知ることで的確にあなたの「小さい」のイメージを伝えられるようになりますよ。そしてさっそく「小さい」を表す英単語を使って英語で話したいと思ったら、レアジョブ英会話を活用してみましょう。
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