2024年は英語力の飛躍を!目標設定の方法と達成するポイントについて解説

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成功をするためには、目標を設定することが大変重要です。調査によると、90%の人がきちんとした目標を立てていなかったり、頭で思い浮かべるだけで書いていないそう。年初に「新年の抱負」を立てても、それを実行・達成する人は多くありません。ほとんどの人は数ヶ月で挫折したり、そもそも抱負を立てていたことさえ忘れてしまいます。

短期間で英語力が見違えるほど向上したり、英語を使って第一線で活躍している人の多くは、目標を設定して計画的に学習を続けてきています。「今日はこれをしよう」と場当たり的な学習を続けても、成長スピードは遅く、効率的ではありません。これまでなんとなく英語学習を続けてきた人も、次の一年は目標設定をきちんと立てて学習してみると、効果の違いが感じ取れるはずです。

この記事では英語学習に限らず、自分の「夢」を叶えるための目標設定の方法について解説します。2024年という新たな年の目標設定をする参考にしてください。

目標設定のポイント

目標設定に取り組む前に、次の4つの点について考えてみましょう。必要であれば、紙やPC上のドキュメントに思いつくことを書き出していってください。

現在地を知る(目標達成に何が不足しているか知る)

目標設定をする前に、自分が目標を立てようとしていることについて、自分が今どこにいるのかを確認します。例えば、目標対象が英語であれば、「読む」「書く」「聞く」「話す」「語彙・文法」の5つについての自分のレベルを振り返り、不足している点について書き出しましょう。

この時、直近で受験した英語試験の結果を参考にしたり、普段自分が「ここが足りない、弱い」と感じていることを振り返ってみてください。「初歩的な英会話しかできない」「聞き取りができない」「文法力が足りない」などの大雑把なものではなく、できるだけ具体的に細かく書くことがポイントです。

今できないことの例

・出来事は説明できるが、自分の感情について説明できない
・ゆっくり話してくれれば聞き取れるが、通常のスピードでは20%ほどしか聞き取れない
・自分の専門分野の記事はゆっくりでも辞書なしで理解して読み進められるが、専門外の内容や雑誌の記事が辞書なしでは読めない
・会話で現在形と過去形しか使えない。現在完了や過去完了を使いこなせない

長期的・短期的目標の区別

「目標」と一口に言っても、年単位の長期的なものと、数日・数週間・数ヶ月で達成可能な短期的なものを分けて考える必要があります。

長期的な目標は大きく、かつ今の時点で達成は難しいが不可能ではないもの、短期的な目標は大きな目標を叶えるために必要かつ数週間から数ヶ月で達成可能なものにします。

英語学習の上での目標というと「ペラペラになる」とか「会議で議論できるようになる」という長期的目標を設定しがちですが、現在の英語レベルによってはそこまで到達する前に何年もかかります。そうなると途中でやる気が失われてしまいがちなので、大きな目標を最終地としつつ、その途中にある短期の目標を叶えていくことが大切です。

優先順位を明確にする

効率的な時間管理のためには、優先順位をつけることが欠かせません。目標設定をしたら、その中でやるべきことについて最も重要なタスクを特定し、そのタスクに専用の時間を割り当てましょう。

「文法も、読書も、ドラマ見るのも」と一度にたくさんやろうとすると、圧倒されてしまい、毎日続けるのが難しくなります。英語学習は「コツコツと毎日」が重要です。まずは自分が一番苦手とすること、全体的な英語力を上げるために今もっともすべきことに集中しましょう。

一貫性のあるものにする

毎日やるべきことについて、一貫性を持たせることも大切です。「今日はこれ、明日はこれ」と毎日ランダムなことに取り組んでも、成長のスピードが遅くなるだけです。しっかり目標を作るだけではなく、学習タスクもやるべきことを把握し、一貫性をもたせるようにしましょう。

例えば、英会話力がなかなか上がらないと悩んでいる場合、それは「根本的な文法力が足りないのか」それとも「単に色々な文型を使いこなすのが不得手なのか」「語彙力が足りないのか」などによって、取り組む課題が変わってきます。中級以上の英会話力を身につけたいのなら文法は必須ですし、初級までなら現在形・過去形さえ使い分けられればなんとかなります。

上を目指すにしたがって要求されるものも変わってきますので、自分でどこをどう強化すべきかわからないときは、カウンセラーや講師に相談してみるのもいいですね。

目標設定の作り方

さて、ここからが実践です。手書きでもタイプでもいいので、まずは思いつくことをざっと書き出して、後で整理していくというように進めていきましょう。

長期的目標(年単位)

大きな目標は小さな目標をいくつも越えた先にあります。小さくて短期間で達成できる目標設定の前に、枠組みとなる長期の目標を書いてみましょう。まずは、頭に思いつくままいくつか書き出し、その中で特に自分が成し遂げたいもの、達成は難しいかもしれないけれど不可能でないものを選びます。

例えば今の時点で、基本的な文法を理解しておらず語彙力も極めて低い場合、「1年でネイティブと同じくらいの語学力をつける」は無謀といえます。でもこれが「5年」という単位に変われば、努力次第で可能ですし、あるいは「2年で日常会話が問題なくできるようになる」も不可能ではありません。

英語学習の長期的目標の例

・ネイティブと日常会話が問題なくできるようになる
・映画やドラマを字幕なしで聞き取り内容が80%以上理解できるようになる
・通訳なしで参加した会議で発言・交渉がスムーズにできるようになる
・1時間で1000ワードの英文が書けるようになる(=執筆慣れしているネイティブと同スピード)
・英語の小説を辞書なしで読めるようになる

短期的目標(数週間から数ヶ月単位)

数年単位の目標を一つ決めたら、次に1年で達成可能な目標に分け、優先順位をつけます。さらにそこから逆算して、次は数週間あるいは数ヶ月で達成できる目標を設定します。

まずは、1年後の目標達成のために必要なこと、やるべきことを自分の現状をもとに書き出しましょう。そして優先順位をつけます。ある目標はその前にいくつかの目標を達成しないと難しいものがあると思いますので、まずは最初に達成できるもの、そしてその次は最初の目標を達成したら取り組めるもの、というようにいくつかの段階に分けて目標を考えます。

おすすめの目標設定単位は3ヶ月です。語学はすぐに結果が出るものではないので、3ヶ月単位くらいがちょうどいいと思います。6ヶ月だと、途中で挫折する可能性もありますが、3ヶ月ならあっという間ですね。その目標を達成できたら、次の3ヶ月の目標に向かっての努力も比較的楽になるでしょう。

SMARTを使った目標設定

SMARTとは、Specific(具体的)、Measurable(測定可能)、Attainable(達成可能)、Relevant(関連性)、Time Bound(期限)の頭文字をとったものです。目標設定は誰の目で見ても明らかで、やるべきステップが明確なものであることが重要です。これにより、途中で迷うことや時間の無駄をすることなく、ゴールに向かって突き進むことが可能となります。

S(Specific):目標はふわっとした表現を避け、数字などを用いたできるだけ具体的で明確なものか

M(Measurable):どう達成度を測るか(資格試験のスコア、レベルが上がるなど)

A(Attainable):現状から考えて、現実的に達成可能なものか

R(Relevant):ランダムなゴールではなく、自分の人生やほかの目標に適合しているものか

T(Time Bound):具体的な期限が設定されているか

目標設定は、この5つの問いに答える形で一つ一つ決めていくと、途中で迷ったり挫折するリスクが低くなります。

英語学習のSMARTの例

S:TOEICで800点以上取る

M:実際の試験結果。学習進捗状況は模擬テストを毎月受験

A:現在の点数は700点。試験対策問題を繰り返し解く、実際の試験時間の80%の時間で問題を解く訓練をする、毎日2000ワードほどの英文を辞書なしで読む、TEDを聞いて英語でサマリーすることを繰り返すことなどで十分達成可能

R:海外転勤の希望を出しているが、候補者はほかにもいる。英語力をアピールしたい

T:次のTOEIC試験までの3ヶ月

目標達成のポイント

しっかりとした目標を設定できたでしょうか。これから目標達成に向かって努力する日々が始まりますが、その前に、モチベーションを保って途中で挫折しないよう、ぜひ頭に置いておきたいポイントがあります。

目標達成のイメージ化

目標を達成した状況をできるだけ具体的にイメージしましょう。アスリートもイメージトレーニングを取り入れていますよね。例えば「TOEICで800点以上」が目標ならば、そのスコアを目にしたところをイメージしてみましょう。どんな気持ちですか?試験の時間配分や各問題タイプのでき具合はどうでしたか?

そのポジティブな気持ちを忘れないようにしてください。アクションが大事なので、「イメージだけで満足」という状態にはならないよう気をつけてくださいね。

イメージ化するなら、ビジョンボードを作成するのもおすすめです。目標をイメージする言葉や写真などをコルクボードなどに貼って、常に目のつく場所に置いておきます。あるいはデジタルで作ってPCのスクリーンセーバーや携帯の待ち受け画面にするのもいいでしょう。いつも目にすることで潜在意識に働きかけ、目標を知らず知らずに常に意識できるようになります。

定期的な振り返りと修正

ゴール期限まで途中何度か振り返りの時間を作り、必要であればやり方に修正を加えていきます。最初に決めたことはうまくいかないことも多いです。必ず「どこがうまくいかなかったのか」「その原因は何か」「どうすればいいのか」について、しっかり考え対策していきます。「計画自体はよかったけれど、タイムマネジメントがよくなかった」「自分のこういうところが不足していて達成できなかった」「計画自体に無理があった」など色々な要因が考えられますね。

年単位のゴールポストを動かすのではなく、短期的な目標達成へのプロセスや目標自体を見直します。それによって、目標を2つ3つにさらに細かく分ける必要がある場合もあるかもしれません。年間ゴールを変えたり動かしたりする必要がある場合もありますが、「あきらめ癖」がつかないように、できるだけ年間目標は変えずに、数週間・数ヶ月単位の目標の調整にとどめておきます。

逆にうまくいきすぎて、最初に考えたよりも早く目標が達成できそうな場合もありますよね。そういうときは、最初の決めた期限にこだわらず前倒しにしましょう。最初に設定する目標は無理のないように作成し、必要であれば途中で調整していきます。

目標達成した自分へのプレゼント

ご褒美があると思うと頑張れますよね。買いたいものや行きたい場所を少しだけ先延ばしにしたり、豪華なディナーに出かけるのもいいかもしれません。「こんなプレゼントあったら嬉しいな」と思うものをご褒美として、あらかじめ用意しておきましょう。

タイムマネジメント(タイムブロッキング、ポモドーロ)

目標達成にはタイムマネジメントが非常に重要です。1日は24時間しかありません。その中で仕事や家事、育児、食事、就寝、身支度などの時間を省くと使える時間はどれくらいでしょうか。知らずに無駄な時間を費やしている場合もあります。たとえば、SNSやテレビを見る時間。「時間がない」という人は、1週間ほどこういった細々した時間を測ってみてください。

細切れの時間が10分ずつしかなくても、集中して取り組めば有効な時間となります。ポモドーロ式でその10分でタイマーを設定したり、「毎日この時間は学習時間にあてる」と決めてスケジュールをあらかじめ決めておくタイムブロッキング法などを取り入れましょう。

成長マインドセット

計画通りにいかなくても、へこたれないことが大事です。計画通りにいく人生なんてありません。たとえ決めた目標が達成できなくても、「やっぱり自分はだめだ」と自分を責めるのではなく、そこまで努力した自分を褒めましょう。うまくいかなかったということは、まだまだ成長の余地があるのです。目標に向けたプロセスでの失敗や成功は誰しもが経験すること。

すでにいくつか達成した目標がある場合、それらはなぜうまくいったのか、今回うまくいかなかったのはどこが違ったのか、たとえばタイムマネジメントや特定分野の集中強化など改善すべき点はどこかなどについて考え、改善すべきところは修正します。

周りのサポート

家族がいる場合は、学習時間を確保するために協力してもらう必要があるかもしれません。目標を決めたら、周りに宣言することでモチベーションもアップします。お子さんがいれば、同じ時間に自分も学習する、あるいはパートナーや友達と一緒に目標を立てて互いをサポートしあいましょう。挫折する心配がある人は英語学習コミュニティでお互い励まし合う環境を作るのもいいですね。

目標設定の方法とどう達成していくかがわかったら

目標設定は何も一年の始まりに立てなければいけないものではありません。思い立った日が吉日です。記事を読んだ後が一番やる気に満ちていると思いますので、ぜひすぐにでも目標設定に取り組んでみてくださいね。

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