寿司屋や居酒屋のカウンターで「おまかせします」と頼むと、なんだかツウな気分になれますよね。日本独特の文化だったはずのこの「おまかせ」が、今、韓国やアメリカなど海外で大人気。寿司屋だけでなく、普通のレストランやカフェにも「Omakaseメニュー」が登場しています。
今やOmakaseとローマ字でも知られるようになりましたが、どんなものかを英語で話すとしたら?本場のOmakaseを求めて日本にやってくる外国人のためにも、「おまかせ」を英語で説明できるようになっておきましょう。
日本の「おまかせ」を英語で説明
日本に古くからある、料理の内容も金額もお店次第という「おまかせ」文化は、たいていの外国人にとっては目新しいもの。そこでまず、「おまかせ」とはどのようなものか、英語で話せるようになっておきましょう。
基本は「料理人にまかせる」こと
When you order Omakase, the chef chooses what to serve.
(「おまかせ」で注文すると、料理人が出すものを選びます)
chefと言うと普通は「料理長、料理の責任者」で、個々の料理人はcookと呼びます。日本の寿司屋・居酒屋ではよく「大将」「女将」と言うことがありますが、これはmasterと言ってもいいでしょう。
「おまかせ」は値段が決まっていない
Usually, Omakase doesn’t have a fixed price.
(普通、「おまかせ」には決まった値段がありません)
「決まった値段」には「定価」を表すregular priceを使ってもいいでしょう。さすがにこれでは外国人は注文しづらいのか、海外のレストランや日本の外国人向けOmakaseメニューでは、あらかじめ値段が決まっていたりします。
「おまかせ」は旬の食材を出すもの
The chef serves seasonal specialties.
(料理人が旬の名物を出してくれます)
日本の「おまかせ」の醍醐味は、そのときならではの旬の食材を味わえるところ。寿司屋ではcatch of the day(獲れたての魚)から、お客さんが喜びそうなものを選んでくれます。
お茶は終わりの合図
When it’s over, tea will be served.
(シメにお茶が出てきます)
「おまかせ」が一通り終わるとCan we serve some more?(もう少し握りましょうか?)と聞かれ、No, that’s it.(いえ、もういいです)と言うと、お茶が出てきます。自分からNo, tea please.(いえ、お茶をお願いします)と言うことで、「もうおしまいにします」と意思表示することもあります。「お茶は終わりの合図」なのだということを、外国人に教えてあげるといいですね。
お店で「おまかせ」と言いたいときは
外国のお店でOmakaseを頼んでみたいとき、または日本に来る外国人におまかせの頼み方を教えるときには、こんなフレーズを覚えておくと便利です。
ネタを聞いてみる
What do you have today? I’ll leave it up to you.
(今日は何がある?おまかせします)
寿司屋での定番フレーズ。We have the first horse mackerel of the year.(アジの初物があります)のように紹介しながら握ってくれます。
見つくろってもらう
Please choose something for me.
(何か見つくろってください)
「適当に見つくろってください」といったような言い方。なお、こう言う客は「おいしいものを常識的な値段で出してくれるはず」と店を信頼し、店のほうも「ちゃんとしたものを無理のない金額で出せば支払ってもらえる」と客を信頼していることになります。こういう客と店のmutual trust(相互信頼)も、日本的な文化だと言えます。
chef’s specialを頼む
I’ll have the chef’s special.
(シェフの特別料理でお願いします)
海外のレストランのメニューには、よくchef’s specialという特別料理があります。日本の「おまかせ」に近いと言えますが、メニューも値段もあらかじめ決まっています。What’s the chef’s special today?(今日のシェフの特別料理は何ですか?)と、内容を聞いてもいいでしょう。
普段の会話の中での「おまかせ」「あなた次第」
普段の会話の中でも、「おまかせします」「あなた次第です」と言うことがありますよね。寿司屋や居酒屋の「おまかせ」フレーズを発展させて、日常会話の中で使いこなせるようになりましょう。
「あなた次第」のup to you
Pick one of them. It’s up to you.
(1つ選んでください。あなた次第です)
up to ~は「~次第」という意味で、up to you ~で「あなた次第、あなたにおまかせ」ということになります。
「なんでも」のwhatever
Take whatever you like.
(なんでも好きなものを取ってください)
buffet(ビュッフェ)などでこう言うことができます。whateverは「なんでも」を表し、-everはgo wherever you want(どこでも行きたいところに行く)、come whenever you want(来たいときに来る)のように使える、便利な言い方です。
「決めてください」のIt’s your call.
Forward or backward? It’s your call.
(前進か後退か、あなたが決めてください)
このcallは「決定、選択」といった意味で、It’s your call.は「あなたの選択です=あなたが決めることです」となります。forwardは「前に」、backwardは「後ろに」。
「信頼している」のI trust you.
Anything is fine. I trust you.
(なんでもいいです。まかせます)
trustは「信頼する」ですが、I trust you.は「あなたの選択や判断を信頼している」、すなわち「あなたにまかせます」ということになります。なお、Trust me.は「私を信じてまかせて」という意味で使えます。
「おまかせ」表現を会話で活用しよう
こうして見ると、「おまかせ」を表すフレーズは日常会話の中でいろいろ活用できそうですね。例えば以下のようなやりとりを参考にしてみてください。
職場で
A: For the new brochure, which color is better?
(新しいパンフレットには、どちらの色がいいでしょうか)
B: Whichever you think is good. It’s your call.
(どちらでもあなたがいいと思うほうで。あなたが決めてください)
A: OK. Maybe blue?
(そうですね。青でしょうか?)
B: Good. I trust you.
(いいですね。まかせます)
友人と
A: What are we having for lunch? Italian or Thai?
(ランチは何にする?イタリア料理かタイ料理か)
B: Either is OK. It’s up to you.
(どっちでもいい。あなた次第で)
A: How about Thai? They serve seasonal specialties.
(タイ料理は?旬の名物を出すんだ)
B: Sounds good. Whatever’s hot is fine with me.
(いいね。辛いものならなんでもOK)
※Whatever’sはWhatever isの略。whatever is hotで「辛いものなんでも」という主語。
「おまかせ」を英語で説明できるようになったら
日本の「おまかせ」を外国人に英語で説明してみたい、または会話の中で「おまかせ」と言う練習がしたいと思ったら、ぜひ、レアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してください。
初回レッスンのレベルチェックをもとに日本人カウンセラーがあなたのためにアドバイスします。
Please SHARE this article.
英語を話せるようになりたいなら
学習のプロにみてもらおう
英語を学んできたのに、いざ話そうとなると全く言葉が出てこない、その原因は圧倒的にアウトプット量が不足していることにあります。
英会話の経験量を増やしたいなら断然オンライン英会話がおすすめ。1日25分だけ英語を話す習慣が鍵を握っています。高いお金を払って海外留学する必要はないのです。
無料登録しておくとお得な情報が届きます
今すぐ無料体験する最適な学習サイクルが
レアジョブ英会話ひとつで完結
※「ソロトレ」は有料会員様のみご利用いただけます
レアジョブ英会話なら、英会話レッスンはもちろんのこと、「聞いて話す」発話トレーニング「ソロトレ」や一歩一歩英語力を積み上げられるオリジナル教材など、オンライン英会話市場で長年培ってできたコンテンツを豊富に取り揃えています。(追加料金なし/教材無料)苦手を克服したいなら使うべき選りすぐりのコンテンツです。
利用者インタビュー
無料登録~7日以内なら初月半額
今すぐ無料体験する