「いつも」「たまに」など頻度を表す英語を使いこなせるようになろう!

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「頻度を表す英語の副詞は?」という質問に対する答えとして、「sometimes(たまに)」「always(いつも)」をパッと思いつく人は多いでしょうし、英会話でもよく使っているのでは?

頻度の副詞にはweekly(毎週) monthly(毎月) twice a year(年2回)などのはっきりと頻度を特定するものもありますが、英語学習者にとって難しいのは時間や回数を特定しない副詞の方です。例えば「たまに」を意味するoccasionallyやsometimesのように英語では違う単語とニュアンスであっても日本語では同じ訳になっています。

今回はそれらの時間を特定しない副詞の頻度について解説します。おさらいも兼ねて、しっかりと知識を定着させて英語表現の幅を広げましょう。

頻度を表す英語とは

頻度を表す次の副詞をぜひ覚えましょう。上にいくほど頻度が高く、下にいくにつれて頻度が低くなります。記載してあるおおよその頻度の割合を参考に、なんとなく頭に入れておくといいですね。

細かい違いをしっかり理解することは難しく、ネイティヴでも意見が異なるものもあります。初級者は「sometimeの方がoccasionallyより上の頻度」「hardly everはneverに近いけれど、neverではない」くらいは覚えておきましょう。

100%always(いつも、常に)
90%usually, normally(いつもは、普段は)
80%frequently, regularly(頻繁に、定期的に)
60-70%often(よく、多くの場合)
40-60%sometimes(時々)
30-40%occasionally(たまに)
15-20%rarely, infrequently(まれに、滅多にない)
5-10%hardly ever, seldom(滅多にない)
0%never(決してない、一度もない)

注意すべき単語

この中で特に注意すべきは「hardly ever」です。「ほとんどない」という意味の単語で「hardly」を学んだと思いますが、「頻度」という観点からすると、hardlyはこの中には入りません。

I hardly ever eat vegetables.(私は野菜を滅多に食べない)

I hardly eat vegetables.(私は野菜がほとんど食べれない)

この2つの文章の意味の違いは、hardly everを使ったものは野菜を食べる回数=頻度をさしていることに対し、hardlyは野菜を食べる頻度ではなく量をさしていることです。この2つは英語学習者が混乱しやすいのですが、使い方が明確に違うのでしっかりと頭に入れておいてくださいね。

また、すでにネガティブな意味を持っているので、notと一緒には使われず、肯定文の中で使うことも覚えておきましょう。なお、seldomは日常会話では使われることはほとんどなく、主に文章やフォーマルな場で使われます。

頻度を表す副詞を使った例文

He always forgets where he put his glasses.(彼はメガネをどこに置いたかいつも忘れる)

I usually leave home at 7am.(いつもは朝7時に家を出る)

Eat healthy and do some exercise regularly.(健康な食生活を行い、定期的に運動をしよう)

I occasionally play sports.(私はたまにスポーツをする)

We rarely see each other.(私たちは滅多に会うことがない、ごくまれにしか会わない)

I’ve never been to Italy.(私は一度もイタリアへ行ったことがない)

頻度を表す英語の位置パターンは2つ

頻度を表す副詞を置く場所は基本的に次の2通りになりますので、覚えておきましょう。

動詞の前

中には文頭や文末にくるものもありますが、特に会話では動詞の直前にくることがほとんどです。否定形の場合も同様です。

I always check my emails when I’m on the train.(私は電車に乗るといつもメールをチェックする)

I often see him at the park.(私はよく公園で彼に会う)

He doesn’t often drink coffee.(彼は普段あまりコーヒーを飲まない)

She doesn’t normally show up until noon.(彼女はいつも昼まで現れない)

なお、occasionally、 sometimes、 often、 frequently、 usuallyは文頭、文末にも置くことができます。

Sometimes he joins us.(時々彼も参加する)

She argues with her boyfriend frequently.(彼女はしょっちゅう恋人と喧嘩する)

be動詞のあと

is、was、are、wereなどのbe動詞と一緒に使われる場合は、すぐ後に置きます。

She is usually busy at this hour.(彼女はこの時間帯は大抵忙しい)

He’s never late for work.(彼は決して仕事に遅れることはない)

頻度を表す英語の覚え方

頻度を表す副詞はたくさんあり、日本語では同じ表現を使うものもあるので覚えにくいかもしれません。ただ、使いこなせるようになるには地道に覚える作業が必要です。なかなか覚えられないという人は、次のような方法を使って暗記するといいでしょう。

頻度が「高い」「低い」をひとまとめに

sometimesがちょうど頻度では中間に位置し、適用範囲も広くなります。ここを中心に、さらに頻度が高いもの、低いものをひとまとめにして覚えます。細かいニュアンスの差は、繰り返し使ったりその副詞が使われている文章を目にしたりすることで徐々に理解できるようになりますので、例えばfrequentlyとoftenの差や、rarelyとhardly everの差などは特に最初は意識しなくても大丈夫です。

カードを使う

単語カードを作ってスキマ時間に学習するのもおすすめです。携帯アプリでフラッシュカードを作成したり、硬めの紙を用意し単語を書いた上で切ったり、市販のカードや単語帳を利用するのもいいですね。自分がやりやすい方法を使いましょう。

簡単な文章を覚える

単語だけではなかなか覚えづらく、実際の英会話での使い方がイメージしにくいかもしれません。その場合は、頻度を表す副詞を使った簡単な例文を携帯のメモ帳や自作のノートに書いて丸ごと覚えるようにしてみてください。その際に頭の中で場面をイメージすることが大切です。

英単語を覚える際全般に言えることですが、日本語と結びつけて覚えるよりも、そのまま自分なりにイメージすると圧倒的に頭に入りやすくなります。また、イメージして覚えた単語やイディオムはリスニングや英会話の際にも圧倒的に使えるようになります。日本語で会話したり文章を読むときに、言葉を聞いて漢字や場面をイメージするのと同じです。

「日本語で英単語の意味を訳せないと困る」などではない限り、特に英会話やリスニング上達を目指すのであれば、英語の表現を瞬時に頭でイメージできるということがカギになってきます。頻度の副詞に限らず、英語学習をする上で普段からトレーニングを積んで置くと知らないイディオムが出てきても応用がきくようになりますので、ぜひ意識して取り組んでください。

まとめ

頻度を表す英語を使いこなせるようになるには、やはり実際に使ってみることが一番です。自分で使う場合はやはり使う単語が偏ってきますので、できるだけドラマや映画、ネイティヴとの会話で色々な頻度の副詞がどう使われているかを意識して、会話の流れの中での意味や使われ方を理解するようにしましょう。

ドラマや映画をなんとなく鑑賞するのではなく、「頻度の副詞を探す」「◯◯の使い方を見る」というように学習テーマを決めて鑑賞すると理解も深まり、実践で使えるようになります。覚えた単語はぜひレアジョブ英会話の無料体験レッスンで意識して使って練習してくださいね。

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