就活で英語力を評価につなげるためのポイントを伝授!英語力が求められる職種も紹介

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グローバル化が進む現代では、企業規模や職種を問わず英語力を求められる場面が増えています。この記事では、就活で英語力があることのメリットや就活で英語力が評価されるポイントについて解説していきます。自身の英語力を活かして就活を有利に進めて行くにはどうしたらよいかと悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

就活において英語力があることのメリット

まず就活において英語力があることは具体的にどのようなメリットがあるでしょうか?以下で詳しく解説しています。

職種の幅が広がる

就活に英語力が必要かどうかは応募企業や職種によって異なります。しかし、一定レベルの英語力があることを応募や入社の条件としている企業は多いため、英語力があることで職種の選択肢が増えるでしょう。
グローバル化が進んでいるため、大企業だけでなく中小企業でも海外企業とやり取りをしたり、海外に進出したりといった機会が増えています。特に、英語を使用する企業や部署では、英語力のレベルが選考の基準対象となる可能性が高いでしょう。また、海外留学や海外在住の経験があると、就活で大きなアピールポイントになると言えます。

英語力をつけるまでの努力が評価される

語学力は短期間で身につくものではなく、日々の積み重ねによって習得できるものです。ある程度の英語力があるということは、目標に向かって長期間にわたって地道に努力できる人材であると捉えられるため、高評価につながる可能性が高いと言えます。

英語力が求められる職種

ここからは、英語力が求められる職種にはどんなものがあるのかご紹介していきます。就職や転職活動で応募する企業や職種を決める時の参考にしてみてください。

英語を使ったコミュニケーションが重要になる仕事

外国人とコミュニケーションをとる機会が多い仕事は、英語で話しをするという実践的な力が求められます。例えば海外から来られるお客様を接客する仕事や、海外旅行関連の仕事で現地の人とやりとりする必要のある仕事、翻訳や通訳の仕事などです。

ホテルスタッフ

ホテルスタッフは、海外から来られたお客様をお迎えすることもあるため、接客ではスムーズに対応できるだけの英語力が必要です。特に世界的に展開している外資系や大手のホテル、外国人の利用者が多いホテルについては、募集要件にTOEICの点数を記載しているところもあります。求められる英語のレベルはホテルによって変わりますが、600点以上は取得しておきたいところです。

ツアーコンダクター(旅行添乗員)

旅行会社のツアーに同行して旅行日程の管理や現地での案内役をするのが主な仕事です。旅程にて訪問する場所の地理や交通手段、道路状況まで把握するのはもちろんのこと、トラブルやハプニングが発生した時も臨機応変に対応することを求められます。観光施設や宿泊先、現地の旅行会社のスタッフとやりとりすることも多いため、ある程度の英語力が求められるでしょう。

翻訳・通訳

通訳と一口に言っても逐次か同時通訳、訳す英語の内容によって求められるスキルが変わってきます。逐次通訳の場合は、発言者が一文ずつもしくはある程度の長さで会話を区切ってくれるため、通訳初心者は逐次通訳からスタートするのが一般的です。同時通訳は専用のブースに入り、発言者の内容を聞き取り、同時に訳すため高度な英語力と集中力が求められます。書籍や映画など、英語で書かれている内容を日本語に訳す、もしくはその逆の作業を行うのが翻訳の仕事です。英語から日本語に訳す場合、それを自然な日本語で表現するテクニックが求められるため、高い英語力を必要とします。

英語力が必要な事務系の仕事

メールや来客の対応、事務手続きなど事務系の仕事では、主に書かれている内容を正確に理解したり、自分で書類を書いたりといった読み書きの英語力が求められることが多いです。どのような職種があるのか以下で例を見ていきましょう。

貿易事務

輸出入に関する書類作成や取引をしている海外の会社、海外に在住しているスタッフとの電話やメールでのやりとりなどが主な仕事です。企業によっては取引先の担当者が日本人であることもあり、電話やメールのやりとりでは英語力をそれほど必要とされない場合もあります。とはいえ、書類作成に必要な定型文や単語を覚え、読み書きができる一定の英語力は必要となります。同時に、英語力だけでなく営業や経理、通関といった業務に関する幅広い知識も求められます。

システムエンジニア

システムの設計や開発を行うシステムエンジニアは、技術書や最先端の関連情報が英語で書かれていることが多いため、英語を読み解くスキルが必要となる場面が多々あります。また、会社によっては外国人のエンジニアと技術面における意思疎通をする必要もあります。なので、英語力があると転職や就職に有利に働く可能性が高いでしょう。

英語教育関連の仕事

英語教師や英語教材の企画関係など、英語自体を取り扱う教育に関連する職種では、正確な文法力や読み書きの力、コミュニケーション力など総合的な英語力が求められます。

英語講師

英語講師は英語を教える仕事ですが、教壇となるのは小学校から大学、英会話スクール、学習塾まで幅広いレベルがあり、対象者の年齢もさまざまです。教える場所や生徒のレベルによって求められる英語力は異なりますが、英検準1級やTOEIC800点程度の英語力があるとよいでしょう。講師自身が英語を理解していることはもちろんですが、相手のレベルや理解度に合わせて教えるという技術も求められます。

英語教材の企画・営業グローバル展開をしている企業や職種

グローバル化に伴って海外とのやり取りを積極的に進めたり、海外に支店を開設したりする企業があります。読み書きができるだけでなく、コミュニケーションツールとして英語を使いこなし、時には交渉をするといった高い英語力が求められるでしょう。以下でどのような仕事や企業があるのが解説します。

外資系金融企業

外国人スタッフや海外支店が多い傾向にある外資系金融企業では、日常的なコミュニケーションで英語を使用しているところが少なくありません。企業によっては在籍している日本人のほとんどが帰国子女といったように、ネイティブレベルの高い英語力が求められることもあります。

海外営業

メールや電話だけでなく、実際に現地に出向いて商談や取引をする海外営業。英語での読み書きがきちんとできるということだけでなく、交渉や商談のような実践の場で英語を使いこなせる力も求められます。

商社

商社では海外と取引をする機会や、英語でプレゼンテーションを行う機会、海外支社への赴任や出張などがあります。コミュニケーションツールとして英語を使いこなせるような高度な力が求められるでしょう。

就活における英語力の評価ポイント

就活や転職において自身の英語力はどこで評価されるのでしょうか?以下で英語力が見られるタイミングや、正しくスキルをアピールするためのポイントを解説します。ぜひ押さえておきましょう。

TOEICや英検などの英語関連の資格Webテストの英語の点数

企業によっては仕事に必要な最低限のスキルや知識を確認するために、応募者に対してSPIと呼ばれる試験やWebテストを受験させている場合が多々あります。特に、英語力を重視する企業では、試験科目に英語が含まれている可能性が高いため、就職や転職先として希望している場合は、SPIもWebテストも対策本などがあるので、うまく活用しながら日頃から英語の勉強をしておきましょう。

留学や海外インターンなど英語を使った経験

留学や海外インターンなど海外で暮らした経験が長い場合、英語を実践的に使える人材として評価されやすくなります。ただし海外で暮らした期間が長くても、日本人の友達と一緒にいた時間が多く英語を使う機会が少なかったといった場合など、滞在年数に比例して英語力が身についていない人もいます。なのでどのくらいの期間海外にいたのかということより、どのようなスキルを身につけたのかを明確にアピールするようにしましょう。

英語面接での応対

英語力を求める企業の中には、英語での受け答えをする面接を実施してその時の対応を評価するところもあります。TOEICの点数が高くても、英語面接があると事前にわかっている場合は、自分の履歴書を見返して予想される質問と回答を考えておいたり、オンライン英会話で面接の予備練習をしてもらったりと対策をしましょう。

就活で評価につながる英語関連の資格

就活において応募者の英語力を確認するのに最もよく用いられているのが、保有している英語の資格です。ここでは、就活で評価につながる英語関連の資格について解説していきます。

TOEIC英検

履歴書に記載して英語力をアピールできるのは一般的には、英検2級以上からです。外資系企業や英語力が求められる国内企業では、さらに上の英検準1級や1級が求められる場合もあります。英検は、TOEICとは違って「読み」「聞く」だけでなく、「書く」「話す」も加えた4技能を測る試験なので、実践的な英語力のアピールがしやすい資格です。

英語資格を履歴書に書く時の注意点

英語資格を履歴書の資格欄に記載する時には、書き方にも注意が必要です。まず、メジャーな英語資格であるTOEICはいくつかの種類がありますが、一般的にTOEICといえば、「TOEIC Listening & Reading」を指すので、「TOEIC公開テスト」と記載するのが一般的です。

資格欄には受験した年と月を記載して「TOEIC公開テスト 〇点」と資格名とスコアを書きます。「TOEIC Speaking & Writing」を受験した場合は、資格名は「TOEIC S&W」、学校など団体受験でのIPテストの場合は「TOEIC IPテスト」と記載します。また、「TOEIC Bridge Test」は、初級・中級者向けのテストであるため、英語力をアピールするのには弱く、履歴書に記載しない方がよいでしょう。

英検についてもTOEICと同様に、受験の年月を記載し資格名と級を記載しましょう。「英検」ではなく「実用英語技能検定 〇級」ときちんと正式名称で書くように気をつけてください。

就活の面接で英語力をアピールするポイント

履歴書の英語資格で英語力をアピールするだけでなく、面接の時にも英語力をアピールできるチャンスがあります。面接での適切な伝え方のポイントを紹介していきます。

英語を勉強してきた過程

就職を希望している会社や職種によっては、英語力を必要としない場合があります。英語力をアピールできなくても、英語力を高めるために努力したこと、工夫した過程をアピールできると高評価につながるかもしれません。独学で英語を学んだ、短期間でTOEICのスコアを上げたなど、自分なりに努力したことを伝えてみましょう。

英語学習を通して得た学び

英語を習得できたという結果だけでなく、英語学習を通じて得た学びについてアピールするのも有効策の一つです。例えば、英語学習をしていたからこそ海外旅行や短期留学で他国の人とコミュニケーションがとれたといったことや、それによって得た出会いで自身の考え方や物の見方に変化があったといったことなど具体的なエピソードを交えて面接官に説明できると、好印象を与えられるでしょう。

英語力を仕事にどう活かせるか

英語力があっても仕事に活かせなければ、会社としては魅力的な人材に映りません。そこで、自身の英語力をどのように業務に活かせるかを具体的に面接でアピールしましょう。面接官に対して入社後に自身がどのように活躍しているのかをイメージさせることが大切です。そのためには、応募する企業の業務内容も事前にしっかりリサーチしてどのように英語力を役立てられるか考えておきましょう。

就活で英語力以外で準備しておくべきアピールポイント

就活で英語力をアピールできるとたしかに強みにはなりますが、英語力にだけ頼りすぎるのは危険です。他にもアピールできるポイントを磨いておくことが大切です。以下で解説していきます。

英語力以外の強みやスキルがあるか

語学力はスキルの一つに過ぎないため、それだけで採用が決まるほどの評価につながるとは限りません。業務に関連する他の資格を持っている、専門知識を学んできたなど、他の強みも持てるよう日頃から努力したり、仕事に活かせそうなこれまでの経験やスキルがないか自分自身で分析したりして、英語力以外のアピールポイントを磨きましょう。

企業が求める人物像にあてはまっているか

企業が求める人物像に自身があてはまるかどうかを事前に自己分析して確認しておきましょう。企業が求める人物像と合っていなければ、せっかく英語力があっても採用につながらない可能性が高くなります。企業研究と自己分析をしっかりと行い、入社後にどのように活躍したいのかを明確に伝えられるようにしておきましょう。

まとめ

貿易事務やツアーコンダクターなど、レベルに差はあるものの英語力を必要とする職種は多々あります。応募条件としてTOEICのスコアを提示したり、適性検査を行ったりして、英語力のある人材の確保に努める企業も少なくありません。英語力は就活の場において強いアピールポイントになるでしょう。ぜひ記事を参考にして英語力をアピールするポイントや注意点を理解し、就活に役立ててください。

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