英語の「見る」は seeとlookとwatchのどれを使う?様々な表現と使い分けを知ろう

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英語で「見る」という表現をするとき、seeやlook, watchが思い浮かぶのではないでしょうか。中学英語で序盤で習う表現なので英単語を知っている人は多いかもしれませんが、これらは同じ「見る」という意味でも違うニュアンスを持っています。

英語を使いこなすには、細かいニュアンスを理解して使い分けることが重要です!see, look, watch以外の表現も紹介するので、さまざまな「見る」の英語表現と使い分け方を学びましょう。簡単なクイズも出題します。

look:視線を向ける

lookは物や人などの対象物に「視線を向ける」という意味を持っています。前置詞であるat と組み合わせて使うことが多く、look+at〜で「〜に視線を向けて見る」の意味で使われることが多いです。対象物となるのは動いていない物のことが多いですが、動いている車や飛行機、人などに対して使われることもあります。

また咄嗟に誰かに何かを見て欲しいときは、look!だけで使われることも多いです。日本語でも「見て!」と言いながら対象物を指で示すことがありますよね。ネイティブもよく使う表現なので覚えておきましょう。

主観で「見ている」という意味で使われることも多い英語表現です。just looking=「見ているだけ」という表現は、ショッピングなどの際に使える表現なので覚えておくと便利ですよ!

lookの後に形容詞をつけて「〜のように見える」という表現もよく使われます。併せて覚えておきましょう。

Please look at this picture.(この写真を見てください。)

My dog always looks up at me when he wants to play with me.(私の犬は遊びたくなるといつも私を見上げます。)

She looks so tired.(彼女は疲れているように見えます。)

Look! There’s a wild rabbit behind you.(見て!あなたのうしろに野生のうさぎがいますよ。)

watch:動いているものを見る

watchは対象となる物や人をじっと見るという意味です。動いているものをただ見るというニュアンスもありますが、動いているものに変化がないかを注意して見る・観察するというニュアンスで使われることもあります。

対象となる物や人は「動いているもの」か「動きそうなもの」、「変化がありそうなもの」です。ただ置いてあるだけの置物や家具のようなものが対象物になることはありません。

最初にwatchという単語を習ったとき、「テレビを見る」という意味の表現を習った人は多いのではないでしょうか。テレビ番組など画面の中で動く映像を見ているという意味になるため、「テレビを見る」という表現にはwatchが使われます。テレビ本体をただ漠然と見る場合などはlookを使うので、併せて覚えておきましょう。

I love watching movies.(私は映画を見るのが大好きです。)

Watch out for cars when you cross the street.(道を渡るときには車に気をつけなさい。)

Could you watch my pappy for a while?(しばらくの間うちの子犬を見ていてもらえますか?)

I watched a baseball game at dinner time with my family.(昨日夕食の時に家族で野球の試合を見ました。)

see:自然と視界に飛び込んできたものを見る

lookやwatchが意識的に「見る」状態であることとは異なり、seeは「無意識のうちに自然に目に入る」というニュアンスがあります。たまたま人を見かけたときや、偶然物を目にしたときなどに使える表現です。本を読むときや映画を見るときにseeを使うことはありませんが、偶然テレビで目にしたニュースについて語るときはseeを使うことがあります。

seeのように無意識で見えたり聞こえたりする状態を表現する動詞を状態動詞と言います。状態動詞は進行形にはなりません。seeは「見る」以外に、「会う」という意味を持ちますが、「見る」で使われているときは状態動詞、「会う」で使われているときは動作動詞です。少しややこしいですが、間違えないようにしましょう。

I saw Eric walking towards the station.(私はエリックが駅の方に歩いていくのを見ました。)

Did you see today’s newspaper?(今日の新聞、見ましたか?)

What can you see?(何が見えますか?)

Where did you see Charlotte?(どこでシャーロットを見ましたか?)

stare:凝視する

日本語にすると「凝視する」という意味を持つstare。びっくりしたときや恐怖心を抱いたときに、「じっと見つめている状態」「じろじろ見ている状態」「目を見開いて見ている状態」というニュアンスを持っています。

必ずしもというわけではありませんが、stareを使って見つめているときはマイナスな感情やネガティブイメージを持って見つめていることを表現するケースが多いです。ポジティブな感情を持ってじっと見るときは、次の章で紹介するgazeを使います。

The sight made me stare.(その景色に思わず凝視した。)

It’s rude to stare at people.(人をじろじろ見つめるのは失礼です。)

She stared at the scene of an accident with fear.(彼女は事故現場を不安な目で見つめていた。)

Don’t stare at me like that.(そんなふうに私をジロジロと見ないでください。)

gaze:じっと見る

gazeを日本語に訳すとstareと同様に「じっと見る」「凝視する」という意味になりますが、gazeは好奇心・興味・嬉しい驚きなどポジティブな状況で見つめているときに使うことが多い表現です。

マイナスな気持ちでじろじろ見ているようなニュアンスではなく、夢中になったり魅了されたりして見入っている状態を表すようなニュアンスで使います。
gazeとstareは間違えて使いやすいので、ニュアンスの違いをしっかり覚えておきましょう。

I gazed at the beautiful sunset and was lost in thought.(私は美しい夕日にうっとりと見入っていました。)

Our kids gazed at the gifts from Santa Clause.(子供たちはサンタクロースからの贈り物をじっと見つめていました)

I want to gaze at the countless stars forever.(数えきれない星をずっと見つめていたい。)

I can gaze at the animals for hours.(私は動物を何時間でも眺めていられます。)

glance:ぱっと見る

glanceには「ぱっと見る」「ちらりと見る」という意味があります。瞬間的に見ることを意味していますが、偶然目に入ったのではなく自分で意思を持って見るときに使う表現です。
資料や教科書などに「さっと目を通す」「簡単に目を通す」という意味でも使われます。
また動詞だけでなく、名詞として使われることも多いです。

I just glanced at a textbook before the exam.(私は試験前にテキストにさっと目を通しただけでした。)

I recognized her at first glance.(一目見て彼女だとわかりました。)

He glanced at his watch again and again during the meeting.(彼は会議中に何度もチラチラと腕時計を見ていた。)

My boss glanced over the documents.(私の上司は書類にざっと目を通しました。)

glimpse:ちらっと見る

glimpseは「ちらっと見る」という意味ですが、意識的に見るのではなく無意識に目に入ったというニュアンスがあります。見るつもりはなかったけれど目に入ったというようなときは、glanceではなくglimpseを使いましょう。

何が見えたかわからないほど一瞬だけ見えたときも、glimpseを使って問題ありません。またglimpseは動詞だけでなく、名詞としても使われます。

I caught a glimpse of the new neighbor yesterday.(昨日、新しく引っ越してきた近所の人をちらっと見かけた。)

She took a quick glimpse of the map.(彼女は地図をちらっと見た。)

I went to the window and caught a glimpse of the beautiful scenery.(窓のところに行った時、外の絶景をちらっと見た。)

I caught a glimpse of her in the crowd.(人混みの中、私は彼女をちらっと見かけた。)

glare:にらみつける

怒りや憤りの感情を持って相手を睨みつけるときに使える表現です。glare+at 〜で「〜をにらみつける」、glare back atで「~をにらみ返す」という意味になります。動詞としてだけでなく、名詞としても使用可能です。

「ギラギラ光る」という意味もあり、日差しが強いときなどにも使われますので、前後の文脈から訳を推測しましょう。

He glared at me for a while.(彼はしばらく私をにらみつけていた。)

Don’t glare at people even if you get mad.(怒っているのだとしても人をにらみつけないでください。)

I glared back at the person without thinking.(私は思わずにらみつけてきた相手をにらみ返していた。)

They gave their boss an angry glare.(彼らは彼らの上司をにらみつけました。)

gape:口をぽかんと開けて見る

gapeは驚きや感心などから、口をぽかんと開けて何かを見ている状態を表しています。呆気に取られて見つめてしまったときや、「すごいなぁ」「へぇ〜」と感嘆しているときに使いましょう。

gapeは「口を大きく開ける」というだけの意味や「あくびをする」という意味でも使われます。見ていることに重点を置いているというよりも、口を開けている様子に重点が置かれている表現です。

I looked up at the skyscrapers and gaped for a while.(私は超高層ビル群を見上げ、しばらくぽかんと口を開けて見ていました。)

We all gaped at the incredible view.(信じられない眺めに私たちは全員口をぽかんと開けて見惚れていました。)

I was shocked and gaped at what was happening in front of me.(私はショックを受けて、目の前で起きていたことを呆然と見ていました。)

My neighbor gaped when my dog jumped over a fence.(うちの犬がフェンスを飛び越えたとき、隣人はぽかんと口を開けて見ていた)

peer:観察するように見る

peerには「注意深くじっと見る」「目を凝らして見る」という意味があります。stareやgazeと同じような訳になりますが、peerの場合はネガティブな感情もポジティブな感情も持たず、ただ注意深く見ているといるというニュアンスです。

暗闇で人や物を探しているときや、何かを探すように狭い範囲を見ているときなどに使う表現です。

I heard the noise from a bedroom, so I peered at the room with bated breath.(寝室から物音が聞こえたので、私は息を殺して部屋を覗き込みました。)

I peered at her face to read her mind.(私は彼女の本心を探ろうと彼女の顔を覗き込むように見ました。)

They peered at me before I started to speak.(私が話し始める前、彼らは私をじっと見つめていました。)

My dog peers at herself in the mirror.(我が家の犬は鏡に映る自分をじっと見つめていました。)

ogle:いやらしい目つきで見る

ogleは「男性が女性をいやらしい目つきで見る」というときに使う英語表現です。性的対象として見ているときに使う表現で、いい意味で使われることはほとんどありません。また男性の場合のみに使う表現で、女性が男性をいやらしい目つきで見ているときにはmake eyes at 〜という全く違う表現になります。

なかなか日常会話で使う場面には遭遇しないかもしれませんが、小説や映画に出てくることもあるので覚えておきましょう。

When I went to school this morning by train, a guy kept ogling me.(今朝電車で学校に行ったとき、男がいやらしい目つきで私を見つめ続けていた。)

Don’t ogle women.(女性をいやらしい目つきで見るのはやめなさい。)

【クイズ】どの「見る」が正解?

それでは最後にここまで学んだ「見る」の違いを理解できたかどうかを見極めるために、簡単なクイズに挑戦してみましょう。もし間違えてしまったら、解説に戻って確認してみてくださいね!

問題1

( )at that car! / あの車、見て!

答え:Look at that car!

「あの車、見て!」という訳から、この言葉を発している人は「話しかけている相手に車を見て欲しい」ということがわかりますよね。「見て!」と伝えることで相手は意識的に視線を車に向けることになりますので、lookが正解です。

問題2

I( )my friends over there. / あそこに友達が見える。

答え:I see my friends over there.

意図して見ようとしたわけではないのに、遠くに友達を見かけたという意味になるので、この問題の答えはseeです。

問題3

I( )the sunrise today./今日、日の出を見たんだ。

答え:I watched the sunrise today.

日の出を見るときというのは、日が出る前からその変化を注意して見ている状況ですよね。そのためこの問題の答えはwatchです。

問題4

They ( )into each other’s eyes./二人はお互い見つ合いました。

答え:They gazed into each other’s eyes.

お互いの目を見つめ合う状況というのは、相手への興味やポジティブな気持ちがあるからこそ成り立ちますよね。そのためこの問題の答えはgazeです。

相手に不快感を持って見つめ合っているような状況という描写があればstare at each other、睨み合っているような状況であればglare at each otherで表現できます。

まとめ

look, watch, seeは日常会話でよく使われる「見る」の表現です。まずはこの3つのニュアンスの違いを理解し、正確に使い分けができることを目指しましょう。それ以外に紹介した表現も覚えているとさまざまな場面で、色々な「見る」の表現ができます。使い分けられると表現の幅が広がりますので、ニュアンスを意識しながらひとつひとつ覚えていきましょう。なかなか覚えられない場合は自分で例文を作ってみると覚えやすくなりますよ!

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