「みる」を意味する英語はwatch・look・seeのどれ? シチュエーション別英語フレーズ

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「日本語で『見る』と訳す英単語は?」と聞かれて皆さんが真っ先に思い浮かべる単語は何でしょうか?おそらく「watch」「look」「see」あたりを真っ先に思いつかれる方が多いと思います。この3つはどれも中学校で学ぶ基本的な英単語ですが、実は明確な違いがあり、各々そのシーンに応じてしっかり使い分ける必要があります。今回はそんな「watch」「look」「see」が持つ意味の違いを一つずつご説明していきたいと思います。

「watch」が持つ本来の意味

皆さんが「watch」という単語を中学校で初めて学ばれた時、その例文は下記のようなものではなかったでしょうか。

I like watching TV.
(私はテレビを見るのが好きです。)

My hobby is watching a baseball game.
(私の趣味は野球の試合を見ることです。)

Let’s watch a movie!
(映画を観よう!)

これらの例文を見ると、「watch」は、テレビや映画や野球の試合といった「動いているもの」を意識的に一定期間じっと見る時に使うということがわかります。また、「じっと見る」という意味の中には、「その動きに変化がないか注視する」というニュアンスも含んでいます。例えば下記のような例文がその特徴です。

Watch out for the cars!
(車に注意して!)

Could you watch the patient carefully?
(その患者さんをしっかり看病してくれますか?)

Let’s keep a close watch on the prisoner.
(その囚人を引き続き厳重に監視しよう。)

1番目の例文では「車が動くのを意識的にじっと見て、危ないことがないかを注視する」というところから「車に注意する」と訳されます。また2番目の例文では、「patient(患者さん)をじっと見守り、その変化や異変を注視する」というところから「看病する」と訳すことができます。

そして最後の例文では、「prisoner(囚人)に変化や異変がないか注視する」というところから「監視する」と一般に訳します。このように「watch」には「注意する」「看護する」「監視する」などの意味もあるのです。

▼まとめ:「watch」の意味

1、動いているものに変化がないかを意識的にじっと見る
2、動くものに関して、変化や異変がないか注視する

「look」が持つ本来の意味

つぎに「look」という単語を見ていきましょう。「look」を含むフレーズには下記のようなものがあります。どれも中学校でよく耳にしたフレーズですね。

Please look at the whiteboard.
(ホワイトボードを見て下さい。)

Look! Is that Kate, isn’t she?
(見て!あれケイトだよね?)

Let’s look at the picture.
(その写真を見てみましょう。)

「look」には上記の例文中の「ホワイトボード」や「ケイト」、「写真」のような「対象物」に「目線を向ける」という意味があります。「watch」との違いとしては、「watch」が「動くものをじっと見る」というニュアンスなのに対し、「look」は「意識的にどこかへ目線を向ける」という動作に主体が置かれているというところにあります。

「look」の場合は基本的には「動いていないもの(静止物)」を見る際に使われる事が多いのですが、例外もありますし、そういった対象物の動きには関係なく、「目線を向ける」という動作自体が問題となっているわけです。

▼まとめ:「look」の意味

意識的に対象物(主に静止物)へ目線を向ける

「see」が持つ本来の意味

「look」「watch」に対し、「see」にはどういった意味合いがあるのでしょうか。まずは例文を確認してみましょう。

I see lots of people over there.
(あちらに沢山の人が見える。)

I can’t see anything.
(何も見えません。)

I saw Kate yesterday.
(昨日ケイトを見たよ。)

「watch」「look」が「意識的」な動作なのに対し、「see」は「何かが自然と視界に映る」という意味合いがあります。目を開けていれば「意思をもって見ようとせずとも自然に目に映る」という状態です。「目にした」と訳すとわかりやすいかもしれません。

こういった意識せずとも自然に見えたり聞こえたりする動詞のことを「状態動詞」といいます。「watch」や「look」が意識的に「見る」という動作を伴う「動作動詞」であるのと比べて、「see」が「自然と見える」という「状態動詞」であるという点でも、「see」は他と根本的に性質の異なる英単語なのです。

▼まとめ:「see」の意味

自然と視覚に何かが映る

クイズ!こういう時はどの「見る」を使う?

さて、ここまでは「watch」「look」「see」の違いをご紹介してきました。では実際に下記のクイズを使って理解度を確認してみましょう!(  )に3つの単語のどれが入るかを考えてみてくださいね。

▼クイズ

Q1:(  )up the sky!
(お空を見上げてごらん!)
Q2:I often happen to(  )her.
(よく彼女を見かけます。)
Q3:(  )out for fire.
(火の用心)
Q4:(  ), try to imagine it.
(いいかい、想像してみなさい。)
Q5:(  )your mouth.
(発言に気をつけなさい。)

▼答えと解説

A1:(Look)up the sky! (お空を見上げてごらん!)

解説:ここでは空という対象物へ意識的に目線を向けてごらん、という意味に置き換えることができるので、目線を向ける動作を表す「look」が正解。このように「look」の後ろには「up」などの方向を表す前置詞が置かれる事がよくあります。他にも例えば「look up(見上げる)」「look down(見下げる)」「look in(中をのぞく)」「look over(ざっと見る)」などがありますよ。

A2:I often happen to(see)her. (よく彼女を見かけます。)

解説:「happen to〜」は「偶然〜する」の意味。意識せずとも、偶然彼女が視界に入って「見えた」わけですから、状態動詞の「see」が正解です。

A3:(Watch)out for fire. (火の用心)

解説:ここでは、火事にならないようにしっかり火を注視してその動向を監視する必要があるわけですから、「意識的に、動くものに変化や異変がないか注視する」の「watch」が正解です。このように「watch」には「警戒」「観察」などの意味もあります。

A4:(Look), try to imagine it. (いいかい、想像してみなさい。)

解説:少し難しい問題でしたね。「look」は「意識的に目線を向ける動作」を表す単語でしたが、目線を向けるというのは意識を向けることにもなりますので、このように相手の意識をこちらへ向けたい時にも使うことができます。「いいかい」以外にも「ほら」や「ねえ」などと訳すことがありますよ。

A5:(Watch)your mouth. (発言に気をつけろよ。)

解説:このフレーズは映画などでよく耳にしますよね。直訳すると「自分の口を見ろ」となりますが、「自分の口が変なことを言わないかどうか、しっかりその動きを注視して監視しておけよ」という意味として捉えると、「watch」が一番適していることがわかると思います。

まとめ

中学校で習う基本的な英単語の「watch」「look」「see」。同じ「見る」と訳す単語と言えども、その意味合いは根本的に異なるものでした。これまでに「ここではwatchとlookのどちらを使うんだろう?」などと迷ったことがある方は、今回ご紹介したフレーズを是非もう一度ご確認頂き、そのニュアンスの違いを掴んでみてください。各々の単語を適切に使ってネイティブとのスムーズな会話を楽しんでくださいね。

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