通訳ガイド中によくあるシチュエーションで役立つフレーズ4選

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近年の訪日外国人数は増加の一途をたどっています。国家資格の通訳案内士資格を持つ方はもちろんのこと、ボランティアガイドや社内通訳の方を含め、実際に外国人の方に通訳案内するケースが多くなってきました。

今回は実際に通訳案内士として活動している立場から、外国人に通訳案内していて、意外な盲点となるシチュエーションとそこで役立つフレーズを紹介します。

「トイレは大丈夫ですか?」

通訳ガイド中には「今トイレに行ってきてほしい」というシチュエーションに必ず出会います。例えば、今から長時間バスで移動する、今からトイレのないエリアを散策するなどといった場合です。しかし、露骨に「トイレに行ってください」などとは言えません。

私はこう伝えています。

Do you know where the bathroom is?

まず、トイレを表す場合にtoiletと言われている方も多いようですが、toiletは日本語のニュアンスでは「(トイレにある)便器」のような感じです。bathroomは「お風呂」なのに理解してもらえるの?と不安に思われる方もいるかもいるかもしれませんが、bathroom「トイレ」は確実に伝わります。

また、この際、Please go to ~や Please use ~などとストレートに言うよりも Do you know where the bathroom is? と婉曲に言う方がスマートです。

「畳に座りますが・・・」

外国人観光客と食事に行く場合、やはり、日本食レストランを案内したくなるのは当然でしょう。日本に長く滞在する外国人になら理解してもらえるでしょうが、日本に来たばかりの方は「畳」の知識が薄いです。

自分が案内したい日本食レストランを訪れる前にテーブル席の有無を確認しておき、畳の部屋しかない場合はあらかじめそのことを説明しておきましょう。

We are visiting a Japanese restaurant with tatami mats.
We have to take off our shoes and sit on tatami floor.

大切なことは、畳に座るということだけでなく、「靴を脱ぐ」ということも説明しておくことです。国にもよりますが、特に欧米から来た外国人観光客の方は室内で靴を脱ぐ習慣がありません。そして、その後に畳の上に直接座ることを説明します。

近年日本においても畳を利用している宿泊施設やレストランの数が減ってきています。畳そのものの需要が激減しているようです。見慣れなくなってきた畳だからこそ、外国人観光客にはその説明はより必要になってきます

「現金持っていますか?」

欧米諸国では少額の買い物もクレジットカードが一般的です。マクドナルドでの支払いもクレジットカードで取引されることが多いと言えます。

日本になじみの薄い観光客の方に「現金のみ」の店があることはしっかりと説明しておくべきです。また、外国人観光客が訪れたがる老舗の和食店や古くからある観光スポットほどクレジットカードが使えない傾向があることも事前に伝えておく必要があります。

Credit card is not accepted. Only cash is available.

クレジットカードの支払いが当然だと考えている外国人の方には「クレジットカードは使えません」という説明にプラスして「現金のみの支払いです」という説明も必須です。

「この〇〇も預け入れ荷物として持ち帰れます」

観光地で土産物を探している時、手裏剣などの忍者グッズや日本刀などは外国人に大人気です。そのような時、手裏剣、日本刀、ヌンチャクなどの危険物を持ち帰ることができるのかということが話題になります。また、日本のエアガンは海外のものよりも作りがよいらしく、一部のマニアな外国人観光客に大変人気があるようです。

結論から言えば、これら危険物と思われている大半のものは、預け入れ荷物とすれば持ち帰ることができます。

You can put this sword in checked baggage.

あくまでも原則持ち帰れるということですので、くれぐれも詳細は各航空会社でお確かめください。

まとめ

外国人観光客への通訳ガイドは、豊富な英語表現力はもちろんのこと、文化の違いに配慮しておもてなしをすることが重要となってきます。

スマートな表現でも配慮に欠ける通訳ガイドとならないよう、日本のどんなところに興味を抱くか、どんなところにつまづくかを考え、一歩先回りしたガイドをすることを心がけてみてください!

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