ネゴシエーションで間違った単語やフレーズの使い方は命取り!—正しいのはどっち?

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ネゴシエーションでは、同じことを言うのでも「どんな単語やフレーズを使うか」によって勝敗が大きく変わるといっても過言ではありません。ネゴシエーションは人と人同士の”心理戦”でもあるからです。

正しいのはどっち?

1.「これは税込価格です」

A. It’s the price before tax.
B. It’s the price after tax.

「税込価格」は、ある商品に対して、消費税が付加された後の価格なので、”tax is included” と同じ意味のBの”after tax”が正解です。
一方「税抜価格」は消費税が付加される前の価格なので、Aの”before tax”(=“tax is not included”)です。

ただし、個人所得を考えた場合、”after-tax income”は、所得税や住民税などが差し引かれた後の「税引き後所得」をいいますし、”before-tax income”は「税引き前所得」をいいますので、混乱しないように注意しましょう。

顧客とのネゴシエーションで商品の説明をする際は、”after tax”が「税込価格」、”before tax”が「税抜価格」です!

正解は B!

2.「申し訳ないのですが、これが御社に提供できる精一杯の価格です」

A. I’m afraid this is the final price we can offer your company.
B. I’m afraid this is the best price we can offer your company.

ネゴシエーションの際、自社と顧客の希望価格がせめぎ合う中、「いかに自社が損をしない価格で売ることができるか?」が腕の見せどころです。

そんなときにA の“the final price”というと、「最終価格(なので、もうこれ以上変えられない)」という、キツイ言い方になってしまいます。
一方、B の“the best price”であれば、同じ価格でも「御社のための特別な価格」と魅力的に思わせることができ勝率が高まります。

冒頭の”I’m afraid”は、ビジネスシーンで「申し上げにくいのですが…」というニュアンスを伝えるのに便利です。

正解はB!

3.「わかりました、(満足はしていませんが)妥当な価格でしょう」

A. Okay that seems to be a fair price.
B. Okay that sounds like a fair price.

“seem to”も“sound like”も「〜のようだ」という意味ですが、Aの”seem to”の場合は、「まぁ、妥当かもしれませんが…」とちょっと曖昧で不満を残したニュアンス、Bの”sound like”は喜んで受け入れているニュアンスになります。

よって、商品価格がだいたい決まりそうなものの「もうちょっとベストな価格を話し合いたい」と思っているときは、「妥当な価格」と肯定しつつもAの”seem to”で微妙な気持ちを暗に示し、少しでも自社の理想とする価格に近づけられるような流れにもっていきましょう。

正解はA!

4.「申し訳ないのですが、御社との契約を(自分の意思ではなく外的要因によって)終了せざるを得ません」

A. I’m afraid we must terminate a contract with you.
B. I’m afraid we’ll have to terminate a contract with you.

Aの“must”は、「自分の意思、決定で何かをせざるを得ない」というときに使います。
一方、「環境変化などの外的要因によって何かをせざるを得ない」というときはBの”have to” を使います。

よって、“have to”を使うことで、「自分の意思で決められるものではないので申し訳ない」と、相手に交渉の余地を与えない言い方をすることができます。

正解はB!

5.「残りの商品は10月10日までに発送されなければいけません」

A. The rest should be shipped by Oct 10th.
B. Remains should be shipped by Oct 10th.

「残りの商品」といったとき、ネゴシエーションの場面で硬すぎずちょうど良く使いやすいのが Aの”the rest”という言い方です。
一方、Bの“remains” だと、「残骸、遺体」といったとんでもない意味になってしまうので要注意です!

正解はA!

いかがでしたか?
スキのない表現でネゴシエーションを成功させてくださいね!

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