英語の句読点の使い分け、Punctuation(パンクチュエーション)を学ぶ【カンマ編】

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みなさんは英語で「句読点」を意味する文法用語「Punctuation(パンクチュエーション)」を耳にしたことがありますか?アウトプットがあまり要求されない受験英語では、特に意識することがなかったかもしれませんが、 句読点は読み書きをする上で非常に大切な役割を果たしています。この記事では重要さの割にあまり知られていない英語のパンクチュエーションの基本、カンマの使い方についてご紹介します。

読みやすさが違う!縁の下の力持ちパンクチュエーションの効果

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試しに、以下の文章を読んでみてください。

As well as having banned people coming from seven countries to the US President Donald Trump is going to build a wall between the US and Mexico which deters unauthorised immigration and he says we will work on an impenetrable physical tall powerful beautiful southern border wall between the US and Mexico

英語に自信がある人でも、理解するには何回か読み直さないと難しいかもしれません。では、この文章でパンクチュエーションを正しく使うとどうなるでしょうか?

As well as having banned people coming from seven countries to the US, President Donald Trump is going to build a wall between the US and Mexico, which deters unauthorised immigration. He says: “We will work on an impenetrable, physical, tall, powerful, beautiful southern border wall.”
(7カ国からくる人々の入国を禁止するだけでなく、トランプ大統領は、認可のない移民の流入を防ぐために、アメリカとメキシコの国境に壁の建設をしようとしています。彼は、「強固で物理的、そして高く力強く、かつ美しい壁を南の国境を作ります」と言っています)

いかがでしょうか。パンクチュエーションが入るだけで、文章が整理されて、格段に読みやすくなったのではないでしょうか。

このように、カンマやピリオド(フルストップ)、コロンなどは文章を非常に明確でわかりやすくする役割を担っています。普段よく使われるパンクチュエーションと言えば、カンマ、コロン、セミコロンでしょうか。今日はカンマについてご紹介しますが、コロンとセミコロンについても簡単に確認しておきましょう。

コロンの役割と使用例

1. 具体的な例をあげる

There have friends from three countries: Japan, the UK, and America.
The world is facing a terrifying problem: global warming.

2. 引用文の挿入

UK Prime Minister Theresa May said: “We need a general election and we need one now.”

3. タイトルとサブタイトルを明記

Frankenstein: or, The Modern Prometheus

セミコロンの役割と使用例

1. カンマよりも明確に二つの文章の間に、間を持たせる

Tolkien published “The Hobbit” in 1937; the first volume of “The Lord of the Rings” followed in 1954.

2. andやbecauseなどの接続詞の代わりとして

They workers were late for work; the trains didn’t work this morning.

コロンとセミコロン、ちゃんと分けて使っていたでしょうか?
きちんとした知識があれば、英文リーディングやライティングにも役立ちますよね。

カンマの使い方、正しい作法、知っていますか?

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この記事では、パンクチュエーションの中でも使用頻度の高いカンマについて詳しく見ていきたいと思います。英語のカンマには、ざっくりと分けて、導入(Introducer)、付加的情報の接続(Co-ordinator)、追加情報の挿入(Inserter)、リスト化(Lister)と主に4つの役割があります。それぞれ例文とともに確認しておきましょう。

1. 導入の副詞、句、節の後に必要なカンマ(Introducer)

ここでのカンマは、型の決まった言い回しや文頭の副詞の後に入れることで、どこからがメインの文章かをわかりやすくします。

Firstly, it is important to follow the rules.
(はじめに、ルールを守ることが大切だ。)
At the end of the day, it was his decision.
(結局の所、それは彼が決めたことだった。)
Having done my homework, I went to play football.
(宿題を終えたので、サッカーをしに行った)

2. 付加的に続けるためのカンマ(Co-ordinator)

一つの完結した文の後に、andやbutのような接続詞を使って、他の情報を付け加えたいときにカンマを入れて、二つの文を繋げることができます。

The game can be postponed, or it can be called off.
(試合は延期、あるいは中止される可能性がある。)
There were only a few things to discuss, so the meeting ended earlier than anticipated.
(議論すべきことが少ししかなかったので、会議は思ったよりはなく終わった。)
There was no evidence of him doing it, yet his girlfriend was still skeptical.
(彼がやったという証拠はないのに、彼の彼女はそれでも疑っていた。)

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3. 追加の情報を挿入するためのカンマ

挿入のカンマは、カンマで挟まれた部分を省略しても、文章として意味が通るかどうかで見分けることができます。例えば、下の例ではThe building was amazing.(そのビルは素晴らしかった。)でも十分に意味は通ります。Theというのはそもそも、話者同士の暗黙の了解を示しているので、「その建物」はお互いにどの建物であるか明確であるはず。そのため、「駅に隣接する」という情報は付加的なものでしかないので、省略が可能です。

The building, which was located next to the station, was amazing.
(駅に隣接するその建物は素晴らしかった。)
The service of the hotel, however, was poor.
((前文に反して)しかし、そのホテルのサービスの質は悪かった。)
Ichiro Suzuki, possibly the most famous Japanese baseball player, is one of the most successful athletes in the world.
(おそらく最も有名な日本人野球選手であろう鈴木一朗は、世界で最も成功しているアスリートの一人だ。)

4. andやorの代わりに使われるカンマ

3つ以上のものを並べて書きたいときは、最後の直前以外にandやorをつける必要はありません。A and B and C and Dなどと言ってしまうと、まるで小さい子供が話す英語のように聞こえてしまうので、気をつけましょう。ただし、並べるものがいくつであれ、最後の直前にand/orをつけるのを忘れないでください。

This article focuses on grammar, pronunciation, and speaking abilities.
(この記事は文法と発音と話す能力に焦点を置いている。)
The students designed the questionnaires, distributed it to over 100 respondents, represented their findings on tables and charts, and wrote a report.
(生徒たちは、アンケートをデザインし、100人以上の回答者に配布し、調査結果を表と円グラフに表し、調査レポートを書いた。)

ここで1つ、注意したいことがあります。3つ以上のものを並べるときは、最後の直前にand/orを付けると言いましたが、並べるものが「形容詞」の場合は話が変わってきます。紛らわしいのですが、等位形容詞を並べる場合は、カンマのみで十分です。andやorは必要ありません。冒頭で紹介した例文の中の一文でも、

We will work on an impenetrable, physical, tall, powerful, beautiful southern border wall.
となっており、beautifulの前にandはありません。間違えて入れないように気をつけましょう。

以上のように、ざっくりと分けた4つのカンマの使い方をご紹介しました。これさえ知っていれば、基本的な文章を書く上では十分です。ただし、小説のような文章や、ジャーナリズムで用いられる引用文を使う場合には、コロンとセミコロンの使い方を覚える必要があります。それらについては、次の機会にご紹介したいと思います。

あなたの英語を変えるパンクチュエーション

パンクチュエーションは、その役割を知り、正しく使うことで英語への理解を助け、さらに深めてくれます。覚えなければいけないことが多いのは少し面倒ですが、少し意識するだけで、リーディング、ライティングがずいぶんと楽になるでしょう。

パンクチュエーションを普段から意識して使っていれば、自然とどこにカンマを入れるべきなのか、感覚としてわかるようになります。カンマをはじめとするパンクチュエーションを正しく使いこなせれば、英語がスラスラ読める、英文を書くときに意味や意図を伝えやすくなるという目に見える結果が出てくるはずです。

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