海外インターンシップへの参加資格はTOEIC730点!希望者のスコアUPにオンライン英会話を活用/高野祐輔さん

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高野祐輔さん
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主に学生の海外インターンシッププログラムを運営するなどして、次世代の国際社会を担う学生の成長を応援する世界最大級の国際学生団体のAIESECアイセック。その日本支部のアイセック・ジャパンは、過去5年間に1,700人もの日本人学生を海外インターンシップへ送り出しています。

しかし、インターンシップ応募条件はTOEIC730点と高い基準を設けているため、希望者の 6割弱がこの条件を満たしていないとのこと。そんな状況を打破するため、レアジョブ英会話ではアイセックのインターン応募者向けに支援を開始しました。

学業、さらにバイトやサークル活動など、忙しい日々を送る学生たちが短期間でTOEICスコアを伸ばすことは簡単ではないはず。アイセックでインターンシップを目指す学生たちは、どんな学習法を取り入れているのでしょうか? アイセック・ジャパンの2014年度専務理事兼事務局長で、東大4年生の現役大学生でもある高野祐輔さんに話を聞きました。

世界で約10万人の学生がアイセックメンバーとして活動

Q:アイセックについて簡単に説明してもらえますか?

1948年にオランダで発足しました。第二次世界大戦後、荒廃したヨーロッパの中で「惨事が二度と起きないようにするにはどうすべきか」と考えた6ヶ国の若者たちが、 互いの国にインターンシップに赴くことで相互理解を図る活動を始めたんです。現在は124の国と地域に支部を持ち、約10万人の学生がメンバーとして活動しています。 海外インターンシップの参加だけでなく、団体の運営も学生自ら行っています。

日本支部ができたのは1962年のことです。日本では今、運営委員が全国で1800人います。インターンシップへの参加は夏休みと春休みがメインで、平均6週間から8週間ほど行く人が最も多くなります。受け入れ先は世界に142の国と地域にあり、 NGOから一般企業まで職種もさまざまなものがあります。
日本からはアジアのNGOだとインドネシアやフィリピン、カンボジア、ベトナム、アフリカだとケニア、ガーナ、ウガンダ、一般企業だと香港、台湾などに行く人が多くなっています。
また、過去には日本では小泉純一郎元首相、乙武洋匡さん、世界ではノーベル平和賞を受賞したマルッティ・アハティサーリ元フィンランド大統領、イタリアのマリオ・モンティ首相などがアイセックのメンバーでした。

各国のアイセックの代表が集う国際会議での一枚

Q:高野さんがアイセックの一員になったきっかけは?

大学に入ってすぐ先輩から聞いて、団体の存在を知りました。より広い世界を見たい、自分の力を試したいという気持ちが強かったので、世界最大のネットワークを持っているアイセックは魅力的でした。

Q:海外インターンシップに行くための流れは?

まずアイセックのメンバーになりインターンシップに応募して面接にパスする必要があります。また、インターンシップに参加するためにはTOEICスコアが730点かそれに相当するスコアが必須となります。次にインターンシップ先を探し、履歴書の送信など直接やり取りをして採用契約を取り交わしてから渡航します。

TOEIC730点の壁とオンライン英会話利用の理由

Q:TOEIC730点がないと海外インターンシップに行けないのですね。かなりハードルが高いのでは?

海外の学生との交流

そうですね。TOEICのスコア設定では、730点が問題なく日常会話をできるレベルとされています。海外で仕事をきちんとこなすだけでなく、自己管理もしっかりするためには、それ相応の英語スキルが要求されます。またアイセックの公用語は英語ですし、運営委員として外国人学生を日本に受け入れる側に立つ場合にも、英語が欠かせないんです。
実は、海外インターンシップに行くための必須条件をTOEIC 730点に引き上げたのは昨年のことで、それ以前は600点以上でOKだったんです。従来は少し会話ができれば、あとは現地に行けば何とかなるというスタンスでしたが、自己管理、インターンシップ先での貢献、さらに現地で多くを学ぶには点数の引き上げが必要だと判断したんです。

例えば、インターンシップ先で不満があったときには、直接コミュニケーションをとって改善を自分から図らないといけない。それにはやはりある程度英語が話さなければなりません。
今はインターン志望者の約67%が730点以上をクリアしています。必ずクリアしなければインターンに行けないので、足りない人は、必死で730点を取ろうとしています。昨年600点から730点に引き上げたばかりですし、何もせずに到達できる数字ではありませんので。

Q: インターン志望者のTOEICスコアのアップにレアジョブ英会話の支援を得たのはどうしてですか?

日本人は受験勉強の影響でリーディングとライティングは比較的できます。だから海外からよく来る問い合わせメールに対応することはそれなりにできる人が多い。でも、海外から訪問者が来る、または自分が海外に出向く場合は、苦手なスピーキングとリスニングが必要になり、急に萎縮してしまうんです。スキルがないだけでなく、経験もありませんし。

そんな弱点であり、海外インターンシップでは重要になってくるスピーキング、リスニングの力を伸ばすには、スカイプを利用したオンライン英会話が最適だと考えたからです。以前からレアジョブ英会話を利用しているメンバーもいて、素晴らしいという評判があったことも大きかったです。

英語の初めての挫折とレベルアップ方法

Q:高野さんご自身の英語力はどうだったんですか?

典型的な日本の学生でしたね(笑)。大学受験でがんばったので、リーディング、ライティングはそれなりにできましたが、スピーキングとリスニングは苦手でした。高校までは海外に行ったことは一度もなかったですし、外国人と話したことさえありませんでした。それがアイセックで急に話さなければならない状況になった。最初に日本への受け入れを担当したポーランド人と話したときのドキドキ感は、今でも覚えています。

また、大学1年の夏に韓国で行われたアイセックの国際会議に出席したときに受けた挫折感は半端なものではありませんでした。20カ国以上から学生が集まるその場で、まったく英語が話せなかったんです。みんなフレンドリーには接してくれましたが、英語がネックで懐に入っていくことはできず、本当の仲間にはなれなかった。とてもくやしい思い出です。

Q:では、苦手なスピーキングとリスニングの力をどうアップさせたんですか?

もちろん、参考書を使っての勉強もしましたが、とにかく海外からインターンシップで日本へ来る外国人の学生と、ひたすら英語で話しまくりました。お陰で大学3年には、台湾から来た代表の人と英語でそこそこ突っ込んだ話ができるぐらいまでにはなりました。また、今年の2月に広州で、124カ国の代表が集まって行われた国際会議に参加したときは、話にもほぼついていけましたし、自分の意見も一定のところまでは述べられました。とてつもないスピードで話す人が多かったですし、124カ国分の訛りもあったので、かなりしんどかったですが(笑)。

Q:特に英会話スクールなどには通わず、独学と実地で英語力を磨いたわけですね?

ええ、これまでのところは我流でやってきました。雑談ができ、それなりに自分の意見も言えるようにはなりましたが、指導してくれる人がいたら、もっと効率がよかったのかなとも思います。独りだと、モチベーションを保つのも難しいですし。そういう意味でもレアジョブ英会話のようなオンライン英会話は、学生にとって頼りになる存在ではないでしょうか。

学生がオンライン英会話に望むこと

Q:学生は、英会話のために支払える金額も限りがありますよね?

ええ。コスト面は学生にとってはシビアな問題です。やはりオンライン英会話は安さも大きな魅力ですね。それから、昼間は大学があるし、バイトなどやりたいこともたくさんある学生が多いので、夜中まで受講できるレアジョブ英会話はすごくありがたいです。

Q:レアジョブ英会話を実際に受講するアイセックのメンバーが増えると思いますが、先生に期待することは?

まずは「英語がしゃべれないとバカにされるんじゃないか」とか、「できない自分が嫌でしょうがない」といった英語を話す“始めの一歩”を阻む壁を取りはらってほしいですね。「間違えても大丈夫だよ」と、メンタル部分をほぐしてもらいたいです。僕もそうだったんですが、日本人は完璧主義で、間違えを恐れて中々話し出せない人が少なくないので。その壁がなくなれば、日常会話にスムーズに入っていけるようになると思います。

また、「英語はネイティブに習うべき」という声もありますが、英語ネイティブには、なぜ僕らが理解できずにつまずいているかがわかってもらえないことも多い。フィリンピン人の先生は一生懸命勉強して英語を習得しているので、そこから学べる点はたくさんあるのではないでしょうか。僕の知っているフィリピンの人は、英語もきれいで聞き取りやすいですし。また、インターンシップを目指しているので、仕事上で使える実践的なフレーズや、さらに一歩進んだところでは、英語的な感性、価値観なども教えてもらえたら最高ですね。

英語をブラッシュアップしてグローバルで活躍したい

Q:TOEICで730点以上を取得して、海外インターンシップに行ける学生が増えるといいですね?

はい。1人でも多くの人にインターンシップに挑戦してほしいです。そして、インターンシップを6週間やるだけでなく、運営の側に回るなど、継続的に高いところを目指すメンバーが増えていけばいいなと思っています。

オランダにあるアイセックの国際本部は、世界各国から選ばれた代表二十数名が運営をしていて、全世界の10万人のメンバーを束ねているのですが、日本人も代表にアプライできるんです。でも、日本人で過去に国際本部の代表になったのは過去に2人しかいません。国際社会の中で日本人はまだリーダーシップを十分発揮できていない現状がここにも反映されているといえるかもしれません。

ただ、能力や人間性の面では日本人は総じて高いものを持っていると思います。また、アイセックの国際会議では自分の意見を言いっぱなしで場がまとまらないということも多々あるのですが、日本人は相手の意見をしっかり聞いて尊重することができます。議論をまとめて折衷案が出せるんです。リーダーシップがとれないのは語学の面が強い。また、語学ができないことで異文化との衝突に慣れていない。英語力を基にして経験も積んでいければ、日本人は世界で通用すると思うんです。

Q:高野さんはご卒業の進路は?

世界をフィールドで働きたいのですが、今はいくつかの選択肢の中でどの進路をとるか考えているところです。アイセックの国際本部にアプライして代表として2、3年経験を積むか、起業するか、就職するか。いずれにしても、世界中の人のためになることをしていきたいと思っています。そのためにも、英語は一生学び続けてブラッシュアップしていきたいです。

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