「この文法、将来いつ使うのだろう……」
学生時代、英語の授業でそう感じたことはありませんか?
関係代名詞、現在完了形、仮定法など、テストのために覚えたものの、日常生活では使わないと思っていた方も多いかもしれません。ですが実は、学校で学んだ英文法ほど、英会話の中で自然に使われているものがたくさんあります。
英語を話せる人ほど、難しい単語よりも「基本文法」をうまく使っています。つまり、学生時代に学んだ知識は、決してムダではありません。
今回は、学校英語の中でも日常会話で特によく使われる英文法TOP5を、例文つきでわかりやすく紹介します。英会話に自信がない方も、「これなら知っている」と感じるものがきっとあるはずです。
なぜ学校文法は英会話で役立つのか
英会話というと、「ネイティブらしい表現」や「発音の良さ」が大切だと思われがちです。しかし、実際の会話でより重要なのは、基本文法を使って相手に伝わる文章を作れることです。
たとえば、
● 昨日行ったお店の話をする
● 今までの経験を伝える
● もし自分ならどうするか話す
● どちらが良いか比較する
こうした日常的な会話には、学校で習った文法がそのまま使われています。
では、具体的に見ていきましょう。
第5位 比較級・最上級
レストラン選び、買い物、友達との雑談。日常のあらゆる場面で「比較」は欠かせません。「〜より良い」「一番好き」など、自分の気持ちや意見を明確に伝えるために、この比較級・最上級は真っ先にマスターしたい表現です。
よく使う場面
- 商品を比べる
- レストランやカフェを評価する
- 好みを伝える
- おすすめを聞く
例文:
This one is better.(こっちの方がいいです)
Tokyo is bigger than my hometown.(東京は私の地元より大きいです)
It’s the best ramen shop near the station. (駅の近くで一番良いラーメン店です)
Which is cheaper? (どっちの方が安いですか?)
ポイント:
比較級・最上級は、旅行・買い物・雑談など幅広い場面で使えます。短い文でも会話が成立しやすいので、初心者にもおすすめです。
第4位 受動態
受動態(be + 過去分詞)と聞くと、つい難解な文法だと敬遠しがちです。しかし、実は「誰がやったか」よりも「結果や事実」を伝えたい日常会話で頻繁に登場します。この文法が使えるようになると、表現の幅が一気に広がります。
よく使う場面
● 商品やサービスの説明
● ルールや一般常識
● 誰がしたかより結果が大事な時
例文:
English is spoken in many countries.(英語は多くの国で話されています)
This building was built in 1990. (この建物は1990年に建てられました)
The meeting was canceled. (会議は中止になりました)
Sushi is loved around the world. (寿司は世界中で愛されています)
ポイント
会話では「誰がやったか」より「何が起きたか」を伝えたい場面が多くあります。そんな時に受動態はとても便利です。
第3位 関係代名詞 that
学生時代に苦手だった人も多い関係代名詞。
実は、thatを使えるようになると、「昨日見た映画」「友達にすすめられた店」などを自然に説明できるため、会話中の沈黙が減りやすくなります。レアジョブの学習サポートでも、初心者が一歩伸びるポイントとしてよく挙げられます。
よく使う場面
● 人や物を説明する
● 話題を具体的にする
● 情報を追加する
例文
The movie that I watched yesterday was great. (昨日見た映画、とても良かったです)
I lost the key that you gave me. (あなたがくれた鍵をなくしました)
Do you know the restaurant that opened last month? (先月オープンしたレストラン知っていますか?)
I need a bag that is easy to carry. (持ち運びしやすいバッグが必要です)
ポイント
日本語でも「昨日見た映画」「先月できた店」と言いますよね。英語ではその説明部分に関係代名詞がよく使われます。
難しく考えず、「名詞を詳しく説明する形」と覚えると使いやすくなります。
第2位 if(条件文・仮定)
「もし〜なら」と仮定の状況を話すif(条件文)は、ただの文法ルールではありません。提案、アドバイス、自分の意向など、会話を円滑に進めるために最もよく使われる表現の一つです。ifを使いこなせると、一気に会話らしい英語になります。
よく使う場面
● 提案する
● 予定を話す
● 仮定して考える
● アドバイスする
例文
If it rains, I’ll stay home. (雨が降ったら家にいます)
If you have time, let’s have lunch. (時間があればランチしましょう)
If I were you, I’d ask her. (私なら彼女に聞きます)
Let me know if you need help. (助けが必要なら教えてください)
ポイント
if は「もし〜なら」という意味だけでなく、会話をやわらかくしたり、提案したりする時にも便利です。覚えておくと一気に会話らしい英語になります。
第1位 現在完了形
「have + 過去分詞」で習う現在完了形は、まさに日常会話の必須文法です。「経験」「完了」「継続」など、過去から現在に至る一連の流れを表現でき、ネイティブとの雑談や自己紹介で最も活躍する表現です。
よく使う場面
● 経験を話す
● ずっと続いていることを伝える
● 今ちょうど終わったことを言う
例文
I’ve finished my homework. (宿題終わったよ)
I’ve lived here for five years. (ここに5年住んでいます)
Have you ever been to Kyoto? (京都に行ったことありますか?)
I’ve just arrived. (今着いたところです)
ポイント
日本語では意識しにくい文法ですが、英語ではとても自然に使われます。特に「経験」と「完了」は日常会話で頻出です。
記載した英文法以外にも、to 不定詞、助動詞も頻繁に日常英会話で使われます。
あわせて読みたい:
● 英語「To不定詞」を最大活用!英会話で自分の意思が伝わる『5つの英語パターン』を学ぼう
学校英語はムダではなかった
「学校英語は話せるようにならない」と言われることがあります。確かに、授業だけで会話力まで伸ばすのは難しい面があります。
しかし、学校で学んだ文法そのものは、英会話でしっかり役立ちます。
問題だったのは、
● 文法を知っていても使う練習が少なかった
● 会話の中で使う機会がなかった
● テスト中心で実践につながりにくかった
という点です。
つまり、知識がムダだったのではなく、使う機会が足りなかったと言えます。
文法を「使える英語」に変えるコツ
せっかく知っている文法も、思い出せなければもったいないですよね。ここでは、知識を会話力につなげるコツを紹介します。
1. 例文ごと覚える
文法ルールだけでなく、文章ごと覚えると実践で使いやすくなります。
たとえば現在完了なら、
Have you ever been to…?
I’ve just finished…
など、そのまま口に出せる形で覚えるのがおすすめです。
2. 自分の話に置き換える
比較級なら、
This café is better than the old one.
関係代名詞なら、
The book that I bought yesterday is interesting.
このように、自分の生活に合わせて文を作ると定着しやすくなります。
3. 声に出して使う
頭で理解していても、口から出ないことはよくあります。音読や独り言でもいいので、声に出す練習をしましょう。
4. 実際の会話で試す
オンライン英会話などで、覚えた表現を使ってみると定着が早くなります。
● 「今日は if を使ってみよう」
● 「現在完了形を1回言ってみよう」
このようにテーマを決めるのもおすすめです。
初心者ほど“知っている文法”を活かせる
英会話が苦手な方ほど、「難しい単語を覚えないと」と思いがちです。ですが、実際にはすでに知っている文法だけでも、かなり多くのことが話せます。
たとえば、
I’ve been busy recently. (最近忙しかったです)
This one is better. (こっちの方がいいです)
If I have time, I’ll go. (時間があれば行きます)
The movie that we watched was funny. (私たちが見た映画は面白かったです)
どれも学校で習う範囲です。
つまり、ゼロから始めるのではなく、すでに持っている知識を使える形に変えるだけとも言えます。
学生時代の文法は、今こそ使える武器になる!
今回紹介したTOP5を振り返ると、
- 1.現在完了形
- 2.if(条件文・仮定)
- 3.関係代名詞 that
- 4.受動態
- 5.比較級・最上級
どれも会話で役立つものばかりです。
学生時代の勉強は、決してムダではありません。今必要なのは、新しい知識を増やすことより、知っている文法を使ってみることです。「あの頃習ったこと、意外と覚えていたかも」そう感じた方は、ぜひ今日から1つだけでも口に出して使ってみてください。そこから英会話はぐっと身近になります。そのための実践の場として、レアジョブ英会話のレッスンを始めてみませんか。
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