英語を学ぶとき、「単語を覚えなきゃ」「文法を理解しなきゃ」と思うと少し身構えてしまいますよね。そんなときにおすすめなのが、子どもから大人まで誰でも知っている「算数」を英語学習に活かす方法です。なぜなら、数字や計算はどの国でも共通の「世界の言葉」だからです。
「2+3=5」や「100-35=65」といったシンプルな計算を英語にしてみると、意外に新鮮に感じられるはず。しかも、数字は日常生活のあらゆる場面で使います。買い物、時間、料理のレシピ、割り勘など…英語で数字を自在に扱えると、会話の幅がぐんと広がります。
この記事では、足し算・引き算・かけ算・割り算の基本フレーズを中心に、日常生活でも使える応用例とともに「計算で英語脳を鍛える」学び方をご紹介します。
足し算(Addition):「and」「plus」「make」で表現
足し算は英語で Addition(アディション / əˈdɪʃən)。
普段の会話では「add」や「plus」を使うことが多いですが、実は「make」を使ったシンプルな言い方もよく耳にします。日常でちょっとした数字をやりとりする場面でも役立つので覚えておくと便利です。
豆知識:英語圏の小学校では、足し算を “sum” と呼ぶことが多いです。授業では「What’s the sum of 2 and 3?(2と3を足すと何になる?)」のように質問されます。
数字+plus+数字
足し算の一番基本的な言い方は「○ plus ○」。小学校でも最初に習う表現です。「is」や「equals」はどちらを使ってもOK。会話なら「is」、算数の授業なら「equals」、カジュアルには「makes」が適しているでしょう。
2 plus 3 is 5. (2足す3は5です)
10 plus 15 equals 25. (10足す15は25です)
8 plus 7 makes 15. (8足す7は15です)
学校では「What is ~ plus ~?」と問答形式でよく練習します。会話でも「2 plus 2 equals 4」のように「equals(=)」を加えると、より算数らしい言い方になります。
Parent(親): What’s 2 plus 3? (2足す3は何かな?)
Child(子ども): It’s 5! (5だよ!)
Parent(親): Great, now add 4 more. (いいね、じゃあ4を足してみよう)
Child(子ども): That’s 9! (9だよ!)
応用例 ⇒ 数字以外にも応用できます。
Add the sugar plus the milk. (砂糖と牛乳を足す)
addを使った言い方
「add」は動詞として使われます。「足す」という動作を説明したいときに便利です。addを使うと、算数だけでなく「砂糖を足す」「名前をリストに加える」など生活シーンにも応用できます。
If you add 10 and 20, you get 30. (10と20を足すと30になります)
Add 5 to 7, and the result is 12. (7に5を足すと12です)
Add 50 yen to 120 yen equals 170 yen. (50円に120円を足すと170円になります)
「to」は 「加える対象」を示す前置詞なので、「Add A to B」で、「BにAを足す/加える」という意味になります。
応用例 ⇒ 日常生活や仕事でも使えます。
Add his name to the guest list. (ゲストリストに彼の名前を加える)
Add more files to the folder. (フォルダにファイルを追加する)
Add two more chairs to the table. (テーブルに椅子を2つ追加する)
makeを使った言い方
英語では足し算の結果を「make」で表すこともあります。とてもシンプルで、特に子ども向けの算数では頻出。「A and B make C.」という形で、組み合わせの結果を示すイメージです。
Two and three make five. (2と3で5になります)
Ten and twenty make thirty. (10と20で30になります)
応用例 ⇒ 組み合わせや結果を表現できます。
Hard work and patience make success. (努力と忍耐が成功を生む)
Bread and cheese make a simple meal. (パンとチーズで簡単な食事になる)
引き算(Subtraction):「minus」や「take away」で引く
引き算は英語で Subtraction(サブトラクション / sʌbˈtrækʃən)。
日常では「minus」や「take away」が使われますが、結果を示す「leave」もよく使われます。
豆知識:英語では「take away」という表現は算数以外でも広く使われ、「ゴミを出す」「ポイントを減らす」など、「引く・取り除く」といった意味を表します。
数字+minus+数字
最も基本的な表現。「minus」を使って簡単に引き算ができます。
100 minus 35 is 65. (100引く35は65です)
50 minus 10 equals 40. (50引く10は40です)
80 minus 22 is 58. (80引く22は58です)
応用例 ⇒ 会話でも使いやすい表現です。
Subtract the discount from the total. (合計から割引分を引く)
The price is $50, minus tax. (税抜きで50ドルです)
take away を使った言い方
よりカジュアルな言い方。数字を「取り除く」というイメージで、子ども向け算数でもよく登場します。「○から△を取り除く」というニュアンス。
Take away 2 from 10, and you get 8. (10から2を引くと8です)
If you take away 5 apples, how many are left? (5個のリンゴを取ったら、いくつ残りますか?)
Teacher(先生): What’s 10 minus 4? (10引く4は何ですか?)
Student(生徒): 6. (6です)
Teacher(先生): Correct! Now take away 2 more. (正解!では、さらに2を引いてみましょう)
Student(生徒): 4. (4です)
応用例 ⇒ 日常会話でも自然に使えます。
Take away the trash. (ゴミを出す)
Take away his points. (彼のポイントを減らす)
leaveを使った言い方
「leave」は「残る」という意味で、引き算の結果を表すときにも使えます。
If you take 3 from 7, you leave 4. (7から3を取ると4残ります)
He ate 2 cookies, leaving 8 on the plate. (彼がクッキーを2個食べて、皿には8個残った)
応用例 ⇒ 残りや結果を示す場面で便利です。
Leaving five minutes early helps avoid traffic. (5分早く出ると渋滞を避けられる)
Leave some cake for me. (ケーキを少し私のために残しておいて)
かけ算(Multiplication):「times」が最もポピュラー
かけ算は英語で Multiplication(マルティプリケーション / ˌmʌltɪplɪˈkeɪʃən)。
学校では「times」が一般的ですが、カジュアル表現も併せて覚えておきましょう。
豆知識:「times tables」や「multiplication table」は九九のことで、英語圏では小学校で必ず覚えます。倍数を表す「double」「triple」は料理や日常生活でもよく使われます。
数字+times+数字
かけ算の基本フレーズは「○ times ○」。暗算の練習や九九を言うときに使われます。
2 times 5 is 10. (2かける5は10です)
7 times 8 equals 56. (7かける8は56です)
4 times 6 makes 24. (4かける6は24です)
応用例 ⇒ 倍数や量を示す表現にもつながります。
We need three times more chairs. (あと3倍の椅子が必要です)
This has happened many times before. (これは以前にも何度も起こったことです)
multiplyを使った言い方
よりフォーマルで説明的な場面では「multiply」が使われます。学校やビジネスの説明資料など、丁寧に言いたいときに便利です。
Multiply 4 by 3, and you get 12. (4に3をかけると12になります)
6 multiplied by 9 equals 54. (6かける9は54です)
応用例 ⇒ 抽象的な場面でも使えます。
Multiply your efforts, and you’ll see results. (努力を倍にすれば成果が見える)
Errors can multiply if you’re not careful. (注意しないとミスはどんどん増えます)
double / triple を使った言い方
「倍」を表すときに便利。日常会話やビジネスでよく使われます。
Double the amount, and you get 20. (量を2倍にすると20です)
Triple the ingredients to make a bigger cake. (材料を3倍にして大きなケーキを作る)
Parent(親): What’s 3 times 4? (3かける4は何かな?)
Child(子ども): 12! (12だよ!)
Parent(親): Very good, now double it. (よくできたね、じゃあそれを2倍にしてみよう)
Child(子ども): 24! (24だよ!)
応用例 ⇒ 日常や料理などで便利です。
Double the servings for guests. (ゲスト用に量を2倍にする)
Triple the recipe for the party. (パーティ用にレシピを3倍にする)
割り算(Division):「divided by」で表す
割り算は英語で Division(ディヴィジョン / dɪˈvɪʒən)。
数字を「分ける」「シェアする」というイメージで覚えるとわかりやすいです。
豆知識:「share」「split」は家庭だけでなく、ビジネスやグループ活動でもよく使われます。割合や分数の表現にもつながる便利な言葉です。
数字+divided by+数字
割り算の最も基本的な表現。「÷」を読むときに使います。
60 divided by 12 is 5. (60割る12は5です)
100 divided by 4 equals 25. (100割る4は25です)
応用例 ⇒ 分割や配分を示す場面で使えます。
Divide the cake by 6 people. (ケーキを6人で分ける)
Divide the tasks among team members. (チームメンバーでタスクを分ける)
over を使った言い方
分数を表すときに使う「over」は、簡単な割り算にも応用できます。
10 over 2 is 5. (10割る2は5です)
3 over 4 is three-quarters. (3/4は4分の3です)
応用例 ⇒ 分数や割合にも応用できます。
Two over five of the students passed. (5人中2人の生徒が合格した)
share / split を使った言い方
「分ける・シェアする」というカジュアルな言い方もよく使います。
Share 12 candies among 4 children. (12個のキャンディを4人の子どもで分ける)
Split the bill three ways. (勘定を3人で割る)
Teacher(先生): Divide 12 by 4. (12を4で割ると?)
Student(生徒): 3. (3です)
Teacher(先生): Good! Now split 12 candies among 4 friends. (では、12個のキャンディを4人で分けてみましょう)
Student(生徒): 3 each! (1人3個ずつです!)
応用例 ⇒ 日常生活や仕事の分け方に使えます。
Share your knowledge with others. (知識を他の人と分ける)
Split the workload evenly. (作業を均等に分ける)
計算フレーズで英語脳を鍛えよう
足し算、引き算、かけ算、割り算のフレーズを覚えることで、数字に関する英語感覚を自然に身につけられるでしょう。さらに生活やビジネスの場面での応用例も意識して練習すると、実践的な英語力が鍛えられます。計算フレーズを使って、英語脳を日常的にトレーニングしましょう!
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