There’s a pool.と言われて水泳プールがあるのかと思ったら、実は水たまりでできた池だった、というようなことはありませんか?英語のpoolには「水たまり」という意味もあるのです。和製英語と実際に使われている英語は違うとわかっていても、つい意味を取り違えてしまうことが。元の英語の正しい意味を理解して、カタカナ語を英語で正しく使えるようになりましょう。
街の中で見かけるものを英語で正しく言う
普段当たり前のように使っている単語が、実は別の意味で使われているとしたら?街の中にあるものについて、次のフレーズが何を指しているのか考えてみましょう。
poolはプール?
We sat by the pool with green grass in it.
「プールの中に草が生えている?」と思ってしまいそうですが、このpoolは「水たまりでできた池」と考えるのが自然。「私たちは緑の草が生えている水たまりのそばに座った」ということです。
poolには「液体がたまっているところ」という意味があり、pool of blood(血だまり)というようにも使われます。「水泳プール」であることをはっきりさせるには、swimming poolと言うといいでしょう。
stationは駅?
The police officers went back to the station.
「警察官たちが駅に戻った」と考えてしまいそうですが、stationには「活動の拠点となる場所」という意味があり、ここは「警察官たちは署に戻った」と理解するのがいいでしょう。
stationだけだとわかりづらいので、よく「鉄道駅」はtrain station、バスであればbus stationのように表現します。「警察署」はpolice station、「ガソリンスタンド」はgas stationです。
barは飲み屋?
They were stopped by the bars.
「お酒を飲むバーに止められた?」のかもしれませんが、barには「柵」という意味があり、訳は「柵に止められた=柵を越えられなかった」とするのが妥当です。
barには飲み屋の「バー」のほか「柵」「細長い棒状のもの」という意味があり、chocolate bar(チョコバー)という言い方があるのはご存じのとおりです。
signはサイン?
There’s a sign at the end of the street.
「通りの突き当りにサインがある?」だと意味が通じず、このsignは「案内板、看板」のこと。「通りの突き当りに案内板があります」と理解するといいでしょう。
署名の「サイン」はsignature、有名人の「サイン」はautographと言います。一方でsignは「署名する」という動詞にもなります。
身の回りにある物の呼び方に要注意
bag、gift、cakeはそのまま「バッグ」「ギフト」「ケーキ」だと思ってはいないでしょうか。実は違う意味だったときにあわてないよう、どんな使い方があるのか押さえておきましょう。
bagはバッグ?
Do you need a bag?
買い物に行ってレジでこう聞かれたら、「えっ、バッグはいらないけど?」と思ってしまいませんか?このbagは「袋」のことで、「袋はいりますか?」と聞いているのです。「紙袋」はpaper bag、「ビニール袋」はplastic bagと言います。
通常の「カバン」もbagと言って大丈夫ですが、英語ではcarry-on bag(<機内>持込カバン)のように、比較的大きいものもbagと呼びます。
giftはギフト?
You have a lot of gifts.
「ギフトをたくさん持っていますね」と言われているのかと思い「エッ、何ももらってないけど?」と考えてしまいそうですが、このgiftは「才能」のことで、「あなたにはたくさんの才能があります」と言っていることになります。
Christmas gift(クリスマスギフト)のように「贈り物、プレゼント」の意味で使われることもあり、「贈り物」と「才能」を取り違えないよう注意してください。
cakeはケーキ?
I’m looking for a soap cake.
「石けんでできたケーキ」のはずはなく、このcakeは「小さい平らな塊」を指し、「固形石けんを探しています」と言っているのだと思ってください。
お菓子の「ケーキ」ももちろんcakeと言いますが、このようにcakeを使って形状を表すことができ、例えば「かまぼこ」はfish cakeと表現します。
juiceはジュース?
Keep the juices in the meat.
「肉の中にジュース?」と悩んでしまいそうですが、英語のjuiceは「果汁」のほか「肉汁」を指すこともあり、これは「肉汁を逃さないように」ということ。
なお、juiceとは基本的に果物を絞った飲み物か果物の汁のことで、アルコールが入っていない飲み物全般はsoft drinksと呼びます。
普段の行為行動を表す英語を見直そう
chanceは「チャンス」、mannerは「マナー」と普段何気なく使っているかもしれませんが、英語では別の意味を表していることが。どんな使われ方をしているのか知っておきましょう。
chanceはチャンス?
Don’t take any chances.
「チャンスを生かしてはいけない」と考えてしまうと、意味がわかりません。実はchanceには「好機」以外に「見込み、可能性」という意味があり、Don’t take any chances.は「見込みでやってはいけない、危険は冒すな」ということになります。
「いい機会」「~できそう」というポジティブな意味がある日本語の「チャンス」には英語のopportunityのほうが近く、This is a great opportunity.(これはすごいチャンスだ)のように使います。
challengeはチャレンジ?
This is a huge challenge for us.
こう聞いたら「すごいチャレンジだ、ぜひやろう」と言われている気がするかもしれませんが、実はchallengeには「難題、課題」という意味もあり、「これはかなり難しい仕事になるだろう」と言っている可能性があります。
challengeは必ずしもいい意味というわけではないため、This is a challenge, but we’ll try.(大変だが、やってみる)と言ったりします。話し手がchallengeをどういう意味で使っているのか、慎重に判断するようにしましょう。
mannerはマナー?
We shouldn’t have done it in that manner.
「そういうマナーでやるべきではなかった」と思ってしまいそうですが、英語のmannerには作法の「マナー」のほかに「やり方、方法」という意味があり、このフレーズは「そういうやり方をするべきではなかった」となります。
日本語と同じ「マナー」の意味で使われるときは通常mannersと複数になり、table manners(テーブルマナー)のように使われます。
カタカナ語を脱却!正しい英語で会話しよう
ここまで紹介してきた表現を使って、次の会話の( )内の日本語を英語にしてみましょう。
(お店で)
A: Do you need a ( 袋 )?
(袋いりますか?)
B: No, I don’t. Uh, How can I find the ( 電車の駅 )?
(いえ、いりません。あの、電車の駅はどうしたらわかりますか?)
A: That way. You can find a ( 案内板 ) over there.
(あっちです。あそこに案内板があります)
B: Thank you.
(ありがとう)
答えは袋=bag、電車の駅=train station、案内板=signとなります。
このように、カタカナと同じ言い方と信じていても、実は少々意味が異なっていることがあります。外国人との会話の中で練習しながら身に付けたいと思ったら、ぜひ、レアジョブ英会話のレッスンを活用してください。
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