リスニングが全くできない人の5つの特徴!要注意&効果的な勉強法とは?

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リスニングが全くできなくて悩んでいる日本人の英語学習者は多いものです。留学経験のある人や英会話学校での経験がある人などと比べて、英語を聞き取れないことがコンプレックスに感じてしまうこともあります。

本記事では、リスニングに自信が持てない人の特徴を紹介したうえで、リスニング力アップのための方法や対策について解説します。英語を楽しみながらリスニング力を向上していきましょう。

リスニングが全くできない人の5つの特徴

「英語が全く聞き取れない」と悩みを抱えている人は多いでしょう。リスニングに悩みを抱えている人には、特徴があります。ただし、特徴に当てはまるからといって悲観的になる必要はありません。原因がわかれば、適切な対策が施せるため、効率的にリスニング力を向上できるでしょう。

ここでは、リスニングが全くできない人に共通する5つの特徴をご紹介します。

単語・文法の知識がない

リスニングが全くできない人に多い特徴の1つが、そもそも単語や文法の知識がないというケースです。音声自体を聞き取ることができても、知識不足から、英文の意味を理解することができず、リスニングが全くできない状態となっていることが考えられます。

もちろん、リスニングの音声に出てくる全ての単語や文法事項を把握している必要はありません。しかし、意味を覚えている単語や理解できる文法が多ければ、知らない単語については文脈から推測することができます。80%程度の内容を理解できる知識がないと、限られた文脈のなかで意味やリスニングの主旨、英文のニュアンスを推測するのは難しいでしょう。

単語の音を知らない/間違って覚えている

単語の発音を知らなかったり間違って覚えていたりする場合は、音声を聞いても音と単語を頭の中でリンクさせることができず、当然文章の意味も理解できません。とくに、日本人は単語帳を見てスペルと意味だけを丸暗記したり、ローマ字読みして覚えたりする人も多く、正しい音を覚えられていないケースが多々みられます。

そのため、語彙力があり、リーディングやライティングはできる人でも、リスニングだけ全くできないことがあるのです。この場合は、単語のスペルや意味は覚えていても、単語の音を正しく覚えていないことで、英語の音声が理解できない状態にあるといえるでしょう。

発音ができない

言語学習において、「自分が発音できない言葉は、聞き取ることもできない」といわれています。リスニングで聞き取れない言葉は、自分でも発音ができない場合が大半です。日本語のように、正しい発音が身に付いており自分でもスラスラと発音できる言葉は、音声を聞いてすぐに理解できます。つまり、自分で発音できないと、脳が正しく音を認識しておらず、知らない音として聞こえるため、何を言っているのか全く理解できない状態なのです。

初めて目にする外国語をうまく発音できないのは当たり前でしょう。英語の単語を覚えるときは、意味やスペルだけでなく、自分で発音できるよう発音の仕方も学んでおくことが非常に重要といえます。

英語特有のルールを知らない

英語は、日本語と大きく異なる言語です。リスニングでは、英語特有の音声変化や抑揚などに付いていくことができず、聞き取れないという学習者も多いでしょう。

英単語のなかには、単独で発音する場合と文中で使われる場合に発音の仕方が変化するものがあります。文中で話すと音が連結したり、脱落・同化したりする場合があり、音が繋がることを「リエゾン」、音が消えることを「リダクション」といいます。そのため、スペルに書いてあるはずの音が無くなるように感じたり、次の音と繋がって違う音のように聞こえたりすることがあります。

こういった英語特有の音声変化や抑揚などの傾向やルールを知らないことが、リスニングで全く聞き取れない原因になっていることがあります。単語や文法を一生懸命勉強しても、文章を聞いたときに全く理解できない状態になっている可能性が考えられます。

英語を英語のまま理解できていない

日本語環境で生活している英語学習者は、英文や英語の音声を脳内で日本語に変換している人もいるでしょう。リーディングであればある程度考える時間を作れますが、リスニングでは英文の音声を翻訳している間に、次の単語や文章を聞き逃してしまいます。結果的に、何について話しているのか全く理解できない状態に陥るのです。

そのため、英語を通常の会話スピードのなかで理解するためには、英語を日本語に訳さず、英語のまま理解する必要があります。いわゆる「英語脳」といわれるもので、英語脳で英語を理解していなければ、たとえ文法や単語のスペル・意味・発音を正しく覚えていても、リスニングでは英文が理解できません。

リスニングの注意すべき勉強法はある?

リスニングに苦手意識があり勉強を重ねているのに、リスニングが全くできないと感じている人もいるでしょう。そのような場合は、リスニングに効果が薄い学習方法を選んでしまっているかもしれません。

どのような環境でも英語を聞いて耳を慣らすことは英語力アップに効果的ですが、例えば、聞き流しはある程度の英語力がないとほとんど内容が入ってこないため効果を感じにくい方法です。音声に集中しなくても80%程度の内容を理解できる場合は英語脳を鍛えるのに効果的ですが、そのレベルに達していない場合は脳内で音声を雑音として処理してしまうことが多いでしょう。

また、洋楽で英語を覚える方法も人気です。しかし、洋楽の歌詞にはスラングなどが多く、聞くだけでは正しい文法や語法の理解を含めたリスニング学習としては物足りないでしょう。

さらに、音声スクリプトの黙読など、視覚のみに頼った学習方法もあまり効果が出にくいとされています。リスニング力を向上するには、耳と口をフル活用して学習する必要があるでしょう。

リスニングが全くできない人が実践したい効果的な勉強法

限られた時間のなかで、できるだけ英語力をアップさせたいものです。効果の薄い勉強方法を選択するのではなく、上達を感じやすいトレーニング方法を取った方が学習継続のモチベーションも上がります。

ここでは、リスニングが全くできないと感じている人が取り入れたい効果的な勉強法をご紹介します。

まずは知識を付ける

単語力や文法力の不足が、英語を聞き取れない大きな原因となっていることが多くあります。まずは、単語力や文法力などの基礎的な知識の底上げをするのがおすすめです。単語や、時制による語形変化は知識がないと文の正確な意味を理解できません。

リスニングが全くできないと、リスニングの集中強化をしたい気持ちになりますが、着実に語彙力・文法力を鍛えていくことがリスニング力アップに繋がります。外国語である英語の知識に不足があるのは当たり前なので、少しずつでも知識を蓄えていきましょう。

また、英語のアクセントや発音のルールを体系的に学んでおくのも効果的です。イギリス英語・アメリカ英語の典型的なアクセントや英語特有の語形変化を体系的に学ぶと、ネイティブスピーカーの発音がより理解しやすくなります。

自分に合ったレベルの教材を選ぶ

リスニングが全くできないという人でも、教材のレベルを落としてみると英語の音声を理解できる場合があります。現時点でのリスニング力を把握して、自分のレベルに合った教材を選択することが重要です。TOEICの試験を受けてみたりオンラインでリスニングのレベルチェックをしてみたりすると、現在の自分のレベルが把握できます。

難しすぎる内容の音声を聞いても、「どこがわからないのかわからない」という状態に陥ってしまい、学習の効率が低下してしまいます。参考書には学習対象者をレベル分けしているものが多いので、簡単なものから始めて徐々に力を付けていくのが効率的です。理解できることが少しずつ増えて、自信にもつながるでしょう。

英語を話す・聞く機会を増やす

参考書や問題集で英語学習を進めることも大切ですが、英語を実際に話したり聞いたりする機会を増やすと実力アップに有効です。自習だけで英語学習を行っていると、マイペースが定着してしまい英語での会話の臨場感についていけなくなってしまうことがあります。

他人の前で英語を話す・聞く機会を設けて生の英語に触れると、会話のスピード感や抑揚に慣れて聞き取れる内容が増えていきます。また、英会話講師などプロと会話する場合は、自分では気づかなかった点についてアドバイスをもらえることがあります。わからない箇所はリピートしてもらうなど、各自の実力に合わせて会話レベルを調整してもらえるのも利点です。

オーバーラッピングをする

オーバーラッピングは、聞こえてくる英語の音声に被せるようにして同時に自分でも音読する勉強方法です。音声スクリプトを見ながらネイティブの発音を聞いてオーバーラッピングすると、英語の文章をリズム感・スピード感を持って読めるようになります。英語特有のリズムや抑揚に慣れることができ、英語の理解が深まるでしょう。

発音できる言葉は、耳で聞いても理解できるようになります。オーバーラッピングによって文章を発音できるようになれば、リスニング力の向上が期待できるでしょう。知らなかった単語や新しく覚えたフレーズは、音声データを活用してオーバーラッピングすることで知識が定着します。

ディクテーションをする

ディクテーションは、聞いた音声を一字一句逃さずに正確に紙に書き取る練習方法です。実際に手を動かして書き出してみると、音声のなかで聞き取れていない部分がどこなのか把握できます。「何が聞き取れていないのかわからない」「大枠は理解できるが詳細まで把握できない」という人におすすめの学習方法です。

音声データ・スクリプト付きの参考書や問題集であれば、ディクテーションの教材として使うことができます。最初は、一度に全て書き取ることは難しいため、何度か繰り返し聞いて英文を書き終えます。答え合わせをする際には、なぜ理解できなかったのかをしっかりと把握しましょう。とくに、音声変化をする部分は、スクリプトでどの音がどう変化しているのか確認してください。

シャドーイングをする

シャドーイングは、聞こえてくる音声を真似しながら少し遅れて発音する練習方法です。英文を聞き終わってから発音するリピーティングや音声と同時に発音するオーバーラッピングとは異なり、音声と発声の間に少しズレが生じます。

シャドーイングでは、音声をよく聞きながらそっくり真似するように発音してみるのがポイントです。実際に声に出してみると、息遣いやリズム感のコツなど、細かい点に気が付くでしょう。音声をなるべく忠実に再現するように練習を重ねていくと、自分でもより自然に英語を発音する力が身に付きます。日本語にはない音声変化や抑揚などの理解が深まれば、リスニングの理解力アップにもつながります。

モノマネで発音を練習する

英語の発音のコツがわからず、英語を聞いても音声が聞き取れないという人は、モノマネをするつもりで発音を練習するのが効果的です。この場合は、音声だけでなく英語の動画など実際に話している人の顔が見えるものを使うのがおすすめ。口の使い方や開け方、発音のリズムや息遣いのタイミングなど、表情を見ながらモノマネをしてみましょう。身振り手振りを加えることで、よりネイティブらしい英語を身に付けることができます。

モノマネする際は、オーバーだと感じるくらいに大げさに真似をすると表情筋を使って体感しながら発音のコツを覚えられます。発音の仕方がわかってくると、他の人が話している内容も理解できるようになってくるでしょう。

楽しみながらリスニングを練習する方法

学習のなかにも楽しみがないと、英語学習を続けるモチベーションを保つのが難しくなります。多くの日本人英語学習者が、「リスニングができない」と悩んでしまいがちですが、楽しむことを忘れてしまうと英語学習のモチベーションが半減し効果も薄れてしまうでしょう。

ここでは、楽しみながら英語のリスニングを練習する方法をご紹介します。

英語字幕がある洋画・海外ドラマを観る

興味のある洋画や海外ドラマを英語で観たいと思っている人は多いのではないでしょうか。中級者以上のレベルになったら、字幕を英語にして鑑賞するのがおすすめです。音声と字幕から同時に情報を得られるため、耳で聞きとれない部分は目で追って確認できます。内容がわかるようになったら、字幕をオフにして音声だけで鑑賞してみましょう。初めは難しいと思われた英文も、繰り返し観るうちに理解できるようになります。

洋画や海外ドラマは、ネイティブの通常の会話スピードで話されることが多いため、難しいと感じることも多いはずです。しかし、英語字幕を付けてみると聞き取れない部分もクリアになりやすく、楽しく英語を学習できます。実際に使う表現ばかりが登場するため、スピーキング能力の向上にも役立つでしょう。

YouTubeを活用する

YouTubeは、気軽に楽しみながら英語力を鍛えることのできるツールです。参考書や問題集のなかには興味のあるテーマがなかなか見つからないという人でも、世界中からあらゆるテーマに関する動画が投稿されるYouTubeなら好きなトピックの動画を見つけられるでしょう。趣味や教養、今気になっていること、知りたいことなどを検索してみると、英語で解説されている動画がたくさん見つかります。

また、YouTubeは見たいときに見たい動画を自由に選べるのもメリットです。時間があるときには長い動画、スキマ時間には短い動画など、自分の生活リズムに合わせて選択できます。

YouTubeでは、設定メニューから字幕を付けられる動画が多くあります。英語字幕を付けると、聞き取れない部分を目で確認できます。ネイティブが話す際の表情やジェスチャー、スピードなども学べるため、リスニングだけでなくスピーキングの実力アップにつなげられるでしょう。

英会話カフェや国際交流イベントを利用する

英語を学習している人が集まる英会話カフェや、外国人などが参加する国際交流イベントを利用して英語で会話する機会を増やすのも効果的。単語や表現、英文法などは、実際の会話のなかで覚えたほうが身に付きやすいものです。その場の空気や文脈などと一緒に覚えられるので、記憶に定着しやすいでしょう。

実践的な英会話をしたいと考えている英語学習者は多く、各地で英会話カフェが開催されています。ネイティブスピーカーやスタッフが進行役として参加するケースもあり、英語を学習する仲間と楽しくおしゃべりできるのが魅力です。

また、日本語を学習中の外国人や観光客などさまざまな国籍の人を対象にした国際交流イベントも各地で行われています。会話の中で生きた英語を学ぶことができ、積極的に参加して経験を積むと英語の上達が早くなるでしょう。

オンライン英会話で生きた英語を

自宅からレッスンを受けられるオンライン英会話サービスを利用すると、プロの英会話講師と楽しく英会話の練習ができます。話すスピードを調整してくれたり、わからない部分をリピートしてくれたりと、自分のレベルに合わせたレッスンを受けられるので、効率よく英語の理解力が深められます。マンツーマンレッスンの形態で行われることも多く、自分に合ったレベルでしっかりと英語力を伸ばせるでしょう。

正確に聞き取れなかった部分は、音の繋がりや変化を解説してもらうことで漏れなく理解することができます。レッスンは講師によって楽しく進行されることが多く、趣味や仕事など好きなトピックについて話すこともできるため、モチベーションを保って継続しやすいのも嬉しい点です。

まとめ

今回は、リスニングが全くできないという英語学習者の特徴や、効果の薄い勉強法、リスニング力アップのために効果的な勉強法などを紹介しました。リスニングができないと、聞く練習ばかりに集中してしまいがちですが、発音ができれば聞き取れる英語が増えます。英語を話す機会と聞く機会の両方を増やしていくと効果的です。

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