外資系企業を目指す人必見!英語面接の流れと対策、よく聞かれる質問など解説

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外資系企業への入社を目指す中で、英語面接に苦手意識を感じている人はいないでしょうか。本記事では英語面接の流れと対策について解説します。日本語でも英語でも面接の流れは大きく変わりませんが、外資系企業では一般的な日本の企業の面接とは異なる注意点もあります。自信を持って面接に臨めるよう、参考にしてみてください。

外資系企業の面接で見られるのは英語力とマナー

外資系企業の面接で重視されるのは、主に英語力とマナーです。以下で詳しく解説していきます。

応募職種相応のビジネス英語力

外資系企業の英語面接では応募職種にふさわしい英語力があるかどうかが見られます。応募企業の市場や取引相手にもよりますが、最低でもTOEICスコア600点以上は必要です。日常的に海外企業とやりとりをするような場合は、900点以上を求められる場合もあるでしょう。

ただし、TOEICのスコアはあくまで目安に過ぎません。英語面接では、英語をコミュニケーションツールとしてビジネスシーンで適切に使いこなす能力があるかどうかが評価のポイントとなるので注意しましょう。

英語圏のビジネスマナー

英語圏のビジネスマナーとしては例えば面接を始める際に握手をする、臆さずにアイコンタクトを取るなど日本でのマナーと異なる点がいくつかあるので押さえておきましょう。人事は面接時のビジネスマナーを通して、求職者が日本人以外のやりとりでも円滑にコミュニケーションを取れるかどうかを判断します。

外資系企業の英語面接で好印象を与えるポイント

十分な能力を持っていても身だしなみや振る舞いが野暮ったいと面接官への印象は悪くなるでしょう。以下では、外資系企業の英語面接で好印象を与えるためのポイントについて5点紹介します。

身だしなみ

整った身だしなみは基本的なことですが重視されるポイントです。具体的にはシワのないスーツ、清潔なシャツ、きちんとフィットした革靴などが挙げられるでしょう。企業によっては面接時にスーツを指定しないこともありますが、その場合もきちんとしたオフィスカジュアルの着用をおすすめします。

アイコンタクト

直接目を合わせることが苦手な日本人は多いですが、外資系企業の面接ではなるべくアイコンタクトを取るよう心がけましょう。アイコンタクトを取ると、面接官は「自分の話をきちんと聞いてくれている」「誠実に対応してくれる」と認識します。普段から「英語を話しながら目を合わせる」練習をしてはいかがでしょうか。

堂々とした振る舞い

外資系企業の面接では堂々と自信を持って振舞うことも肝心です。背筋を伸ばし、質問に対してはっきりと返答するといい印象を与えられるでしょう。過剰な謙遜は面接官から「自信がないのでは?」と思われる可能性があるので不要です。実績は事実として客観的に述べましょう。

また、必要以上の相づちはおすすめしません。相手の意見や発言に同意する「ここぞ!」というタイミングだけで打ちましょう。なお、堂々とした態度と傲慢な態度は異なります。自分の意見を明確に述べつつも、面接官や相手企業への敬意は忘れないようにしましょう。

わからない時は聞き返す姿勢

面接はあくまでもコミュニケーションの場なので、質問の意図がわからなかったり、聞き取れなかったりした場合は遠慮なく聞き返しましょう。

ただし、同じ質問に対してあまりにも頻繁にpardon?やCould you say that again? (どちらも「もう一度言ってもらえますか?」)と聞き返すと、あなたの英語力が低いのでは?と面接官に疑われる可能性があります。もし一部だけ聞き取れない時はMy understanding is that~, is this correct?(私は~と理解していますが、これで正しいですか?)と尋ねてみましょう。

十分な英語力

面業務の種類やポジションなどによって具体的に求められる英語レベルは異なりますが、十分な英語力があると判断される要素としては、「“I think〜など同じ表現を多用しない」、「wouldやcouldなどのビジネスシーンにふさわしい丁寧な言葉遣いをする」などが挙げられます。また、英語だとついつい早口になりがちな人は、1文を短くゆっくり話すよう心がけると面接官も聞き取りやすく、好印象を持ってくれるでしょう。

外資系企業での英語面接の流れ

外資系企業であってもおおまかな面接の流れは変わりません。具体的な流れを解説していきます。

入室のあいさつ

自分でノックする場合と面接官から名前を呼ばれて入室する場合の2通りがあります。こちらから入室するときはノックのあとMay I come in?(入ってもよろしいですか?)と尋ね、返事をもらってから入りましょう。

スモールトーク

アイスブレイクとも呼ばれる軽い雑談です。面接に直接関係しませんが、面接官はスモールトークでのやりとりで、コミュニケーションの自然さなども見ています。

自己紹介

今までの職歴やスキルをプレゼンテーションします。志望ポジションに沿った能力のアピールの場であり面接官の興味を引くチャンスになるなど、面接の中核を担う大事な部分です。

質問タイム

自己紹介や履歴書を踏まえ、面接官から質問を受けます。質問タイムが自己紹介とセットになって、明確な区切りがない場合もあります。

逆質問タイム

今度は面接を受ける側から面接官に質問をします。入社に際して不明な点やはっきりさせたい点があればこの時点で質問しましょう。逆質問することで、自身の意欲を感じ取ってもらう機会にもなります。

終わりの挨拶

互いに十分なやりとりができれば面接は終了します。最後に面接の機会を設けてくれた面接官にお礼の気持ちを伝えましょう。

英語面接でのあいさつの例と対策

外資系企業の英語面接では最初に握手を求められるので、にこやかに握手を交わしましょう。ついお辞儀をしたくなりますが、不要です。胸を張ってしっかりと手を握ることをおすすめします。

求職者:Nice to meet you. My name is Taro Suzuki. Thank you for giving me the opportunity to meet with you today. (初めまして。私は鈴木太郎と申します。本日は面接の機会を設けていただき、ありがとうございます。)

面接官:Thank you for coming. My name is Kevin Lewis and I am your interviewer for this interview. (お越しいただきありがとうございます。私は今回の面接官を務めるケヴィン・ルイスです。)

あいさつの際にはThank you for〜(〜について感謝します)の形で面接の機会を設けてくれたことに軽くお礼を言いましょう。まだ面接が始まらないタイミングですので、長々と述べる必要はありません。

英語面接でのスモールトークの例と対策

スモールトークとは雑談や軽い世間話のことを指します。緊張をほぐして和やかな雰囲気で面接に入るために重要なパートです。投げられた質問はYes/Noではなくなるべく具体的に答えましょう。

【例1】

面接官:It’s hot today. Isn’t it cold in this room? (今日は暑いですね。この部屋は寒くないですか?)

求職者:Thank you for your concern. The room temperature is just right. (お気遣いいただきありがとうございます。ちょうどいい室温です。)

対面での面接であれば「ここに来るまでに迷いませんでしたか?/会社の場所は分かりにくくなかったですか?」という質問をよくされます。

【例2】

面接官:Did you have any doubts before coming here? (ここに来るまでに迷いませんでしたか?)

求職者:I checked your website and it was fine. The train was empty today, which was a big help for me. (ホームページを確認したので問題ありませんでした。今日は電車が空いていたので、助かりました。)

英語面接での自己紹介の例と対策

履歴書を渡して互いに着席し、いよいよ面接本番です。履歴書は事前に送付して、すでに面接官の手元にある場合もあります。「自己紹介をお願いします」といった面接官の言葉を受けて、自分の職歴やスキルを紹介しましょう。

面接官:
・How would you describe yourself?
・Please introduce yourself.
・Tell me about yourself.
(自己紹介をお願いします)

求職者:I graduated from XX University in 2010 and have been working for XX Corporation for 10 years as an international sales representative. (私は○○大学を2010年に卒業し、入社後は海外担当の営業として株式会社○○にて10年間勤務しました。)

英語面接でよく聞かれる質問の例と対策

以下では英語面接でよく聞かれる質問例と対策について以下で解説していきます。

志望動機について

面接官:What attracted you to the position? (募集職種のどこに魅力を感じましたか?)

求職者:I’m interested in that you are offering a wide range of products. In my previous job, I held the position of XX… (扱う商品の裁量の大きさです。私は前職でXXというポジションにつき~)

志望動機は面接の核となる部分のため必ず聞かれますが、What is your motivation for applying? (あなたの志望動機を教えてください。)と直接的に尋ねられない場合も多いので注意しましょう。

あなたの強みや弱みについて

面接官:What are your strengths / weaknesses? (あなたの長所/短所はどこですか?)

求職者:My strength is my ability to identify the strengths of others and use them to solve problems. (私の長所は他者の強みを見つけ、それを問題解決に活かす能力です。)

過度な謙遜や誇張はせず、過不足のない回答を意識しましょう。事前準備で、自身の短所・長所を見つけることが難しい人は、友人や同僚など他の人に自身の特徴を聞いてはいかがでしょうか。特にネイティブに聞くと、面接官により近い価値観からのアドバイスを受けられるかもしれません。

会社へどう貢献できるのかについて

面接官:In what ways do you think you can contribute to our company? (あなたはどのような点から当社に貢献できると思いますか?)

求職者:I believe that my communication skills can be applied to the reforms in the HR department that your company is currently trying to improve. (貴社が現在改善したい人事部門の改革に、私のコミュニケーションスキルが活きると考えています。)

「会社にどう貢献できるのか、他の候補者と比べたあなたのメリットは何か」という問いでは、あなたにしかない魅力を企業の課題と結びつけて話すとよいでしょう。合わせて、過去の実績や他社からの自身への評価など客観的な情報を加えると信憑性が増します。

これまでの仕事から学んだことについて

面接官:What are the lessons that you have learnt from your work place? (これまでの仕事から学んだ教訓はありますか?)

求職者:The importance of schedule management. Because… (スケジュール管理の重要性です。なぜなら~)

「これまでの仕事から学んだこと」では、具体的な例を出して答えるとよいでしょう。例えば、過去の失敗からどのように学んだかを話せると、失敗に対する前向きさや粘り強さのアピールにつながりますよ。

あなたの仕事観や働き方について

面接官:What is your ideal style of work? (あなたにとって理想の働き方とは何ですか?)

求職者:My ideal is striving for quality of my work while maintaining healthy work-life balance. (よいワークライフバランスを保ちながらも自身の仕事の質を追求する働き方です。)

仕事観や働き方は求職者によって違いが大きい点ですが、企業の価値観を事前にリサーチしておくとよいでしょう。丁寧な回答を心がけることで印象がよくなります。

私生活や趣味などについて

面接官:What are your hobbies? (趣味はありますか?)

求職者:These days I’m passionate about exercising in the gym. (最近はジムでの運動に熱中しています。)

プライベートの行動が面接の合否に直結することはありませんが、ストレスのセルフコントロールやワークライフバランスの実践状況を確かめるため聞かれる場合があります。回答を1〜2個用意しておくと安心でしょう。

今後の目標などについて

面接官:What goals do you hope to achieve in your future career? (今後のキャリアでどのようなゴールを目指していますか?)

求職者:I hope to be promoted to a managerial position within three years and to take on the challenge of management. (3年以内に管理職に昇進し、マネジメントに挑戦したいと考えています。)

この質問では、あなたの仕事上のゴールと会社が目指す方向が一致しているかを確認されます。仕事へのモチベーションが高いという姿勢を印象づけましょう。

英語面接での逆質問の例と対策

求職者:Why was this position vacant?(なぜこのポジションに空きが出たのですか?)

面接官:This is because we aim to expand our business in this field in the future. (弊社では今後この分野の事業拡大を目指しているためです。)

逆質問は企業に対する熱意や関心をアピールできる機会のため、あらかじめ用意しておきましょう。上記の他にもWhat are the most important skills for this position? (このポジションで一番重視されるスキルは何ですか?)やWhat is your company’s evaluation system? (貴社の評価制度について教えてください)などもおすすめです。

英語面接の終わりのあいさつの例と対策

面接官:The interview is finished. Thank you very much for your time. (本日の面接はこれにて終了です。おつかれさまでした。)

求職者:Thank you for taking the time for me today. It was a pleasure to meet you. (本日はお時間をお取りいただきありがとうございます。お会いできて光栄でした。)

最後は面接の場を設けてくれたことに対し感謝を述べます。

外資系企業の面接対策について理解できたら

身だしなみやマナーももちろん大切ですが、やはり意思疎通がスムーズにできるかどうかを企業は気にしています。英語での面接対策は一朝一夕でできるものではありませんので、日頃からコミュニケーション力を高める学習を積んでおきましょう。

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