海外で転職する方法を伝授|未経験者や英語が苦手でも転職は可能!?

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「いつか海外で働いてみたい」と、海外転職にあこがれている人は少なくありません。日本とは違った新しい環境で、外国人に囲まれながらバリバリ働くことができたら、かっこいいですよね。でも、「海外転職をしたいものの、その方法が分からない」「英語がそこまで上手じゃないから不安だな」などと感じている人もいるでしょう。

そこで、この記事では海外でグローバルに働きたい人に向けて、海外転職を実現させる方法をくわしく紹介します。

海外転職を検討する前に知っておこう!海外の転職事情

終身雇用や年功序列が広く行き渡っていた日本では、「転職はしないほうが有利」という考え方が根強く残っています。しかし、海外では、「転職」に対するとらえ方やイメージが日本とは大きく異なります。

そこで、まず初めに海外における転職事情はどのようなものかを見てみましょう。この段階では、日本からの海外転職で人気のある3つの国をピックアップし、それぞれの国の転職事情を紹介します。

アメリカ

アメリカは「転職大国」と呼ばれる通り、キャリアアップの手段として転職は一般的になっています。実力主義の国ということもあり、自分のスキルをより活かせる仕事が見つかれば、収入アップやスキルアップに直結します。勤続年数がどれだけ長くても自動的に給料が上がるわけではないので、多くの人がキャリアアップできる環境を常に探しているのが現状です。日本のような終身雇用という概念もなく、多くの企業が通年採用を行っています。

アメリカでは、転職をサポートするサービスも充実しています。職務経歴書の作成指導や面接対策、カウンセリング、コーチングなどのサポートが確立されていて、転職競争を生き残るために多くの人が利用しています。

イギリス

イギリスでも、「転職しながらキャリアアップする」という考え方が根付いています。まずは小さな会社に就職し、そこでスキルや経験を身につけてから、キャリアアップのためにより大きな会社に転職する、というキャリアプランが一般的です。採用ではすでに持っている経験やスキルが重視されるため、新卒での採用や、異業種への転職が難しい傾向にあるのも特徴です。

シンガポール

アジア圏の転職先としては、英語圏で治安のよいシンガポールが人気です。シンガポールでも転職をすることでキャリアアップするという考え方があり、転職を通してスキルや役職、収入を高めることが一般的です。毎年決まった時期の新卒一括採用はなく、多くの人が学生のときからインターンとして働いてキャリアをスタートさせます。そのキャリアをもとに就職し、より環境のよい職場や収入アップを目指して転職する、ということが広く見られます。

海外転職のメリットとデメリット

日本とは異なる労働環境で働くことには、プラスの面もあればマイナスの面もあります。では、海外転職のメリットとデメリットを把握して、海外転職が本当に自分に向いているかどうか真剣に考えてみましょう。

メリット

海外転職には、下記のようなメリットがあります。

多様な価値観に触れることで見方が広がる

異国の環境で外国人と共に働くと、さまざまな価値観や多様性に触れることができます。これまで日本で培った固定概念が覆され、柔軟な見方ができるようになるでしょう。

語学力が伸びる

海外で働けば、語学力は必然的にアップします。「さらに英語を磨きたい」と思っている人にはベストな環境となるに違いありません。

スキルアップやキャリアップが期待できる

海外の就労経験を通して身につけたスキルやキャリアは、貴重な財産となります。日本に戻ったときにも、海外で身につけたことを武器にすれば、さらにキャリアを積むことができるでしょう。

デメリット

海外転職には、下記のようなデメリットがあります。

就労ビザの問題がある

現地で働くには、就労ビザの取得が必須です。就労ビザが下りて働き出しても、現地の政情不安や会社の動向によっては、就労ビザの更新ができずに帰国を余儀なくされることもあります。

厚生年金や保険の手続きが必要

日本の会社を退職すると厚生年金がなくなるため、国民年金への切り替えが必要です。また、海外に居住している間は年金の支払い義務がないため、年金をやめることも可能です。ただし、老後に支給される年金額が減ってしまうため、よく考えて決定しましょう。

NISAが解約になる

NISAは日本の税制優遇のため、日本を離れると基本的には適用されなくなります。ただし、「つみたてNISA」は5年以内の海外転出なら継続して利用可能など、例外もあります。しかし、その場合でも海外にいる間の積み立てはできません。

海外で転職をする方法3つ

では、ここからは、海外で転職をする具体的な方法を見てみましょう。海外転職を実現させるには、大きく分けて以下のような3つの方法があります。

日系企業の現地採用に応募する

1つ目は、海外に進出している日系企業の現地採用に応募するという方法です。この方法は、働く国や仕事内容、期間などを自分で選んで応募できるのが大きなメリットです。残業が少なく、休暇も取りやすいという特徴があります。

勤続年数が長くなれば、現地支店の中心的なスタッフになることができます。そこから本社採用に切り替わり、駐在員となることも不可能ではありません。日本に帰国したときも、同じ会社で働ける可能性もあるでしょう。

海外企業の現地採用に応募する

2つ目は、海外企業の現地採用に直接応募するという方法です。この方法も、働く場所や仕事内容を自分で選べます。勤務先は現地企業のこともあれば、現地に進出している他国企業の場合もあります。

海外企業の現地採用では、多くの場合高い語学力が求められます。給与は現地の基準で支給され、福利厚生にはあまり期待できません。日本人の同僚が少ないことも多く、より国際的な環境で働くことになります。

日本で転職をして駐在員になる

3つめは、日本で日系企業に転職して海外支店の駐在員になるという方法です。この場合、給与は日本の基準で支給され、海外勤務手当などもつきます。現地採用スタッフよりも高い給料がもらえるうえ、福利厚生も充実しています。

ただし、海外勤務は会社の都合のため、必ずしも自分が希望する国に行けるとは限りません。滞在期間や仕事内容も会社の指示に従う必要があり、自分で決定することはできません。

海外で転職する時の流れ

海外転職する方法が分かったら、次は実際に海外で転職する時の流れについて見てみましょう。

1. まずは行きたい国と希望条件を決める

まず、海外転職についてリサーチをして、行きたい国と希望する条件を決めます。働く国を決めるときは、単にイメージだけで決めてしまうのではなく、政治や経済に関する動向を見極めることがとても大切です。現地採用を目指すなら、就労ビザの取りやすさも考慮するとよいでしょう。

このほか、考慮したい要素は希望する仕事内容や自分の語学力、現地の治安、暮らしやすさなどです。アメリカやヨーロッパで働きたいなら、円滑なコミュニケーションを取れるほどの高い語学力が求められます。一方、アジア圏なら求められる言語スキルはそれほど高くありません。ある程度のコミュニケーションが取れれば採用してくれる企業も見つかるでしょう。

2. 転職サイトなどで求人情報を探して面接を受ける

行きたい国と希望条件が決まったら、求人情報を探します。海外向けの求人サイトや転職エージェントの紹介などを活用するとよいでしょう。

応募したい求人が見つかれば、その国や企業に合わせた方法で応募し、面接を受けます。面接は現地で行われることが多く、その際に自分の目で現地の様子や労働環境などを確かめることができます。ただし、最近はビデオ会議システムなどを活用してオンラインで行われることも増えています。

3. 内定をもらったら内容を確認してサインする

無事に内定の連絡が来たら、内定通知書の内容をよく確認しましょう。入社後の仕事内容や労働条件、待遇など、面接時に聞いていた内容と相違がないかをチェックします。後からトラブルにならないように、よく確認しておくことが大切です。内容に同意できればサインをして送り返し、入社のための準備を始めます。

海外転職に関するQ&A

海外転職は、誰もが経験する道というわけではありません。そのため、ふと何か疑問がわいても、すぐに答えが見つからないこともあるでしょう。そこで、ここからは海外転職に関してよくあるQ&Aを紹介します。

未経験者でも海外転職はできる?

未経験でも海外転職は可能です。募集されている職種や業界の経験がなくても、採用してもらえる可能性はあります。企業が未経験者でも採用したいと考える背景には、「未経験者を一から育成したい」「本当は経験者が欲しいが、なかなか集まらない」などの理由があります。異なる業界を経験した人をあえて採用して、柔軟で新しいアイデアが生まれることを期待しているケースもあります。

英語が話せなくても大丈夫?

英語が話せなくても、海外転職はできます。業界や職種、企業によって求められる語学力は異なります。たとえば、現地で日系企業や日本人顧客とのやり取りがある場合、日本語が話せるということが大きな強みになります。

英語が話せなくても採用される可能性があるのは、日系企業の営業担当や日本人向けのツアーガイド、日系企業のコールセンターなどです。このように、日本人を相手にした仕事なら、英語が話せなくても問題ありません。エンジニアやプログラマーなどの開発職も、日常会話程度のスキルがあれば採用される可能性が高くなっています。

海外転職を成功させるためのコツはある?

海外転職を成功させるためのコツはいくつかあります。たとえば、語学以外にもコミュニケーション能力や仕事の専門性などを高めておくことです。「他の応募者にこれだけは負けない」とアピールできるものがあれば、内定をもらえる可能性は高くなります。

海外転職では、面接対策も重要です。海外転職を希望する理由やこの国を選んだ理由などを、自分の言葉でしっかりと説明できるようにしておきましょう。面接が英語で行われる場合は、英語で落ち着いて話せるように準備しておくことが必要です。

まとめ

あこがれの海外転職を実現させるには、事前によくリサーチして準備しておくことが大切です。また、語学力を身につければ選択肢が広がるため、まずは今のうちに英語を自分のものにしておくのがおすすめです。

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